めかぶ亭 2019/07/12 14:56

【キャラクター紹介】熾天使マヤ

いつもご支援、ならびに応援いただき、ありがとうございます!

キャラクター紹介6回目、今回は最強キャラ故にファンも多い熾天使マヤさんの紹介です!

マヤさんと言えば皆様のご存知の通り、フェレスティアの世界観では最強格とされるキャラであり、フェレスティアの世界観そのものが割とマヤさん中心で回っているみたいなところすらあります。

めかぶ亭の看板キャラと言えばショコラさんですが、Magical Girl Bad Endシリーズで最初の主役を飾ったのはこのマヤさんでしたね。

マヤさんのキャラ描写をする際、強キャラ感を維持することが重要な焦点であり、そしてこの部分に毎回悩まされます。最強のマヤさんが敗北するに相応しいだけの状況を如何にして用意するか、これが最大の難所となるわけですね。

マヤさんはめかぶ亭の最初期から存在するキャラのひとりで、キャラデザインもめてんさんが独自に編み出した部分が多いため、同じく初期キャラであるショコラさんと同じく『変身ヒロイン感』がとても強いコスチュームに仕上がっています。
このマヤさん以降の登場キャラは全て、ブーツの配色が白か黒に統一されており、れぼりんとめてん、どちらが主体となってキャラデザしたかの分かれ目みたいにもなってます。

パッと見わかりづらいと思うのですが、実は内側に着てるインナーっぽいやつはレオタードっぽいデザインになってます。立ち絵の股間辺りを拡大してよーく見るとわかります!

さてさて、そんなマヤさんの内部的なキャラ設定に触れていきましょう。

所属は天界ですが、現在は人間界で生活をしています。
熾天使という階級は天界において最上位の階級のひとつであり、特に攻撃性能において熾天使より秀でる天使はいません。
マヤの操る煉獄の炎は悪しき存在を一瞬で焼き払い、その驚異的な攻撃性能から魔界全土、全ての魔族から畏怖の対象とされました。

最上位の天使であるマヤには親衛隊と精鋭大隊の指揮権が与えられており、天界と魔界の大戦期にはマヤの率いる精鋭部隊が魔界最高機関である『魔宮』の目前まで突破を成し遂げ、これにより魔族側は停戦協定の締結を余儀なくされました。

しかし、停戦協定に定められていた『捕虜となった全ての天使の無条件解放』が果たされることはなく、魔宮を始めとした重要施設に監禁されていた一部の天使は解放されたものの、依然として数千もの天使たちが魔界各地に囚われ、地獄のような搾取を受けていたのです。

この事実は天界上層部である『天城』も把握しており、魔界に潜伏する諜報員から天使を拘束している施設の具体的な情報も齎されましたが、救出作戦の立案は遅々として進みませんでした。

天城の上層部としては救出に伴うリスクを避けたい考えが強かった為、魔宮に書簡を送る形での働きかけを行いましたが、『情報に基づき調査をしたが協定違反の事実は確認できず』との返答が戻ってくるばかり.....

かといって、数多の犠牲の上にようやく締結された停戦協定を侵してまで救出作戦を実行しようとする天使がいないもの事実でした。多くの天使たちは大戦で多かれ少なかれ大事な人を亡くし、再び戦地に戻ろうと考える者はそう多くなかったのです。

そんな状況に痺れを切らし、自ら立ち上がったのが熾天使マヤでした。
マヤは再び精鋭部隊を引き連れて魔界に進軍し、情報にあった中で最大級の実験施設を襲撃、囚われていた数百名もの天使たちの奪還に成功します。

魔族側が『天使は協定を遵守する』と高を括って警備を行っていたことも幸いし、マヤの率いる精鋭部隊は数名の負傷者を出すのみで数百人の救出に成功するという、まさに快挙と言うべき成功です。

魔族側はこの救出作戦を不服としながらも、数百名もの天使が囚われていた事実は覆しようがなく、結局は『一部の魔族が独断で行っていたもの』という結論を出すのみで事態の収拾を図ります。

この成功により、多くの天使たちが『マヤの指揮の下で救出作戦を積極的に行うべき』と主張するようになりました。
元々、潜在的にそのような考えを持っていた天使たちも多くいたものの、それを先導する存在がいなかった為に沈静化していたのが、マヤという指導者が現れたことで一気に表面化したのです。

一方、天城の上層部たちはこの傾向を良くは思いませんでした。
『救出作戦を行った施設に捕虜がいなければ協定に反するリスクがある』という建前こそあったものの、天城の決定を待たずに独断で作戦を実行し、その結果として英雄視されているマヤの存在に不満を持つ者が多くいたのです。

魔宮への進攻にしても今回の救出にしても、天城で全く作戦が立案されていないわけではありませんでした。
作戦が決定するまでにどれだけの時間がかかるか、それまでにどれだけの犠牲が生まれるかを考えればマヤの行動は間違ってはいませんでしたが、それでも大きなリスクを伴う行為であり、そして天界上層部への信頼を謂わば『横取りした』という結果になっていることもまた事実.....

天城の議会に召喚されたマヤは様々な批判を浴びながらも、地位や名声を独占するつもりはない、ただひとりでも多くの同胞を救いたいだけ、と説明を繰り返します。

その後もマヤの指揮する部隊は救出作戦を次々と成功させ、数多の同胞を救出していきました。
結果が伴う以上は天城の上層部も批判を強めることはできませんでしたが、一方で貴重な魔力の供給源を次々に奪われる魔界側は救出作戦への対抗策を着々と進めていきます。

それまで効率化の為に一箇所に集中していた天使たちの監禁を魔界全土に分散させ、そして施設そのものの守りを固めた上で、厄介な諜報に対しても対策を行ったのです。

これにより救出作戦の成果は急激な停滞を見せ、天城の上層部は救出が空振りするリスクへの批判を更に強めました。
マヤに信頼を寄せる天使たちは救出作戦の継続をマヤに訴えかけており、マヤも継続する意思はあったものの、上層部からの批判と天使たちからの信頼の間で板挟みにされたマヤは、精神的にかなり疲弊していたようです。

そんな最中、決定的な事件が起こります。
ある救出任務の最中、対象の施設が突如として大爆発を起こし、救出部隊の天使ら数十名が負傷、殉職者まで出る惨事となりました。
しかしこれが単なる救出作戦の失敗で終わらず、魔宮側は捕虜を捉えていない施設に対する攻撃であり、明確な侵略行為であると主張し始めたのです。

マヤは作戦の実行直前に違和感を察しており、これが仕組まれた策略なのではと考えていたものの、施設は跡形も無く吹き飛んでしまっていた為に魔界側の策略であると主張するための証拠も残っていません。

魔宮は天城に対して、全ての諜報行為と救出作戦と称した侵略行為の即時停止に加えて、作戦を指揮していたマヤに対する厳罰を求め、これがなされない場合、停戦協定を破棄しいかなる犠牲を払ってでも人間界への大規模侵略を再開すると通告しました。

対する天城は『絶対的に信頼できる情報がある場合のみ救出作戦を行う』『マヤには二度と救出作戦の指揮権を与えない』という妥協案を提示しましたが、条件付きで救出作戦を許可するのであれば、熾天使マヤに関しては最低でも天界から追放処分にすること、と新たな条件を提示します。

天城の議会は紛糾しました。マヤを批判する者と擁護する者が完全に対立し、批判側はマヤを追放するべきだと主張するなかで、擁護側はこれは策略だと主張し、マヤを追放するために魔族の策略を利用するのかと批判を強めます。

そんな中で当のマヤは、自ら天界を出ることを提案するのです。

除名ではなく一時的な追放措置として人間界に身を置くこと、ただしマヤが私的な大規模作戦を指揮できないよう、魔力を大幅に制限する『枷』を施すこと、この妥協案が魔宮にも承認され、マヤは直ちに熾天使としての指揮権を凍結された上、儀式により魔力の一部を封印されたのです。

こうして、数多の同胞を救ってきた最強の天使は天界からの追放を余儀なくされるのですが、当の本人はようやく争いから解放されて気楽になれたと笑顔を見せていたそうです。

その後、人間界に送られたマヤは、後にフェレスティア・ショコラとなる柊 結衣と運命的な出会いを果たし、そして結衣の家に居候することになるのです。

【フェレスティア・ショコラの紹介はこちら】

さて、波乱万丈の後に人間界へとやってきたマヤさんですが、天界で生活する中で背負い続けていた使命感から解放された反動か、結衣の家に居候を始めてからはぐうたらが目立つようになります。
尤も、天界にいた頃もスケジュールの無い日は側近たちに全てを任せてぐうたらしていたようですが.....

食事は2人前を平らげた上で、食後のデザート感覚でカップラーメンまで完食します。
ただでさえ食材が倍以上必要になった上、一日三食のカップラーメン代も馬鹿にならず、この食費の増大が結衣にとって大きな悩みの種であることは言うまでもありません。

しかし、マヤさんも頼りきりでは良くないと自覚しているようで、結衣に対してフェレスティアとしての戦闘訓練を施す他に、最近では『洗濯物を取り込んで畳む』『湯船を洗って風呂を沸かす』といった家事もこなすようになりました。
その手伝いによって結衣の負担がどれだけ軽減されてるかは定かでありませんが、結衣曰く『マヤのおかげで毎日が賑やかになるし、居てくれるだけで十分』だそうです。

戦闘面についでは、もはや多くを語る必要もないかもしれません。

『僅か数百の部隊で正面突破による魔宮進攻を成し遂げた』
『一撃で十万の敵戦力を撃滅した』

最強の名に恥じぬ偉業の数々が、その実力を何よりも物語ります。
神剣レヴァンテインはマヤの身長にほぼ匹敵するほどのを剣身を持ちますが、その重量は羽のように軽く、鋭い切れ味でもってあらゆる障害を斬り伏せます。

マヤがレヴァンテインを握ると、魔法使いにとっての杖のように剣身全体に効率的に魔力が装填され、剣の一振りにより非常に広い範囲への魔法攻撃を行うこともできます。
また、魔力を装填されている間は剣身が高熱を帯び、敵の首や胴を刎ねても瞬時に切り口が焼かれて出血を防ぐため、一千の敵を斬り伏せた後でもマヤのコスチュームには返り血の汚れひとつ付いていなかったという報告も。

人間界への追放に伴って魔力の一部を封印されましたが、マヤの持つ力はあまりに膨大であったため、そのうちどれほどが封印されたのか正確には判明していなかったりします。
能力そのものを制限するのではなく、魔力の保有量、つまりはスタミナに対する制限でしたが、当人の感覚としては魔力の保有量がおよそ半分程度に減らされたようです。


封印を受けても尚、マヤの実力は健在であり、そして次回作として予定されている『Magical Girl Bad End A2β』ではその力を存分に発揮することでしょう。

そしてその実力に恥じぬ『結末』にも、ご期待いただければと思います!

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

月別アーカイブ

記事を検索