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2019年 07月の記事 (42)

めかぶ亭 2019/07/14 10:55

【キャラクター紹介】フェレスティア・カノン

いつもご支援、ならびに応援いただき、ありがとうございます!

キャラクター紹介7回目、今回は根強いファンの多い?玉城 榎音ことフェレスティア・カノンさんの紹介です!

ある日、中の人は考えました。

『アイマスとかに出てくるアイドルってコスチュームかわいいよね。あんな感じのアイドルが触手にやられて大変な事になるの見たいなぁ』と。

しかし彼女たちのようなアイドルは基本的に触手と戦いません。
なんせアイドルですからね、触手と戦う必要性がありませんね。

.....だったら戦う側をアイドルにすればいいのでは!!?

そんな閃きにより爆誕したのが、フェレスティア・カノンさんです。
供給がなければ自分で作ればいい、まさにクリエイターの鏡と言えますね!

カノンさんについて一言で言い表すなら、全てがシコい。

アイドル風のコスチュームは勿論、純白の長手袋やロングブーツなど、それはもう全てが着衣フェチの塊と言えます。
適度な黒のアクセントでコントラストを演出するスパッツもまたエロいんですよコレが.....
いつからだったか、手袋も白と黒の二重になってエロさがパワーアップしました。

でもって、カノンさん自身の雰囲気がこのコスチュームとめちゃくちゃ似合ってて、もうなんというか雰囲気がエロいんですよね本当に.....
この子に散々強がらせたあとにイクイク言わせてる時が、一番テンション上がるなって思います。

あまり優劣は付けるべきではないのですが、正直に言うとカノンさんでシコるのが一番濃いの出ます(汚い)


さてさて、そんなカノンさんの内部的なキャラ設定に触れていきましょう。


所属は人間界、本名は玉城 榎音(たましろ かのん)と読みます。
以前紹介したショコラやハルカと同じく、榎音もまた孤独を背負って生きる少女です。

多くのフェレスティアはなんらかの方法で天使と接触し、そして天使から力を授けられてフェレスティアとして覚醒しますが、榎音さんの場合は母親から力の一部を授かっている先天的なフェレスティアだったりします。

尤も、榎音の母親は天使との接触でフェレスティアの力を得ており、榎音自身も力の覚醒そのものは天使との接触がきっかけでした。

その天使というのが、以前紹介した聖天使エミリアさんです。

【エミリアさんの紹介記事はこちら】

榎音の母親はもちろん、姉もフェレスティアであったわけですが、父親もまたフェレスティアの力こそ持たないものの人間界に潜伏する魔族に対抗する存在でした。
榎音の姉を出産した後に母親はフェレスティアの使命から解放される道を選び、更に五年の後に榎音を出産しますが、その間も後輩のフェレスティアたちに水面下での支援活動を継続していました。

彼女はとても優れた力と素質を持っていたフェレスティアであり、引退後の彼女を支援を受けて多くのフェレスティアが才能を開花させていたのです。

当然、魔族はこの存在を重要ターゲットと位置付け、そして榎音がまだ幼い頃に、榎音の両親は魔族の手で暗殺されてしまいます。

その後は一軒家でエミリアの支援を受けながら姉と共に暮らしていましたが、姉が海外に転勤してからはいよいよ一人暮らしになってしまったのです。

更に数年後、エミリアの接触により榎音はフェレスティアとしての力を開花させます。
この接触についてエミリアは相当に悩んだそうですが、結局は榎音をフェレスティアにする選択をしました。
フェレスティアとして覚醒すれば与えられる任務から逃れることはできず、自ら危険に身を投じることになりますが、一方で覚醒させなくても魔族が榎音を狙う危険性があり、そうなった場合に戦いの術を持たなければ一方的に嬲り殺されてしまうわけです。
ですからエミリアは榎音をフェレスティアとして覚醒させ、付かず離れずの距離感でサポートを行っています。

榎音には幸いにも両親の遺産と姉からの仕送り、そして両親が建てた一軒家が与えられていたので、生活に困ることはありませんでした。
しかし一人で住むにはいささか大きな家の中は、榎音の孤独感をより一層強くしてしまう節もありました。

明るくて気さくな性格の榎音は学園でも人気の存在でしたが、一方の榎音は『フェレスティアである』という事実を誰に打ち明けることもできず、言い知れぬ疎外感を感じてしまいます。
尤もこれは、フェレスティアとして覚醒する少女の多くが悩まされる問題です。心の底から理解し合える相手というのが全くと言っていいほどに存在しないのです。

やがて学園の授業でパソコンの使い方を覚えた榎音は、自らパソコンを購入してネット環境を構築します。
元々、スマートフォンで動画サイトを巡回し、賑やかな動画を見ることで孤独や退屈を紛らわしていた榎音は、ネットの向こうの世界にささやかな可能性を見出したようです。

始めは自分の好きな歌を歌った動画を編集し、投稿するところから始まり、そして気付けばフェレスティアの衣装を纏って多くのファンを魅了する、正真正銘のネットアイドルになっていました。

アイドルとして開花した後の榎音は自分の存在意義を確立したようで、周囲の人々が言うに『一気に大人っぽくなった』とのこと。
学園でどのように友達付き合いするかも含めて、自分がどうあるべきかという指標を持てたことで、ただ明るいだけではなく自分に自身を持って周りを接することができるようになったようです。

ネットを介して多くの人と触れ合った結果、榎音の人間性には急激に磨きがかかりました。
例えば、常識を弁えている良心的なファンからの応援に支えられたり、逆に非常識なファンや頻繁に炎上して問題視されるネットアイドルを多く目にしてきたことで、客観的な視点から良し悪しを判断する力が身に付き、やけに大人びた考え方も持つようになったのですね。

気付けはフェレスティアとしてのキャリアも三年を過ぎ、駆逐任務を難なくこなすベテランのフェレスティアとなっていた榎音さん。

そんな榎音さんに新たな転機が訪れます。

ある日、都心に所謂『オタク街』で買い物を終えた榎音は、帰路の駅でひとりの女性と出会います。
それこそが後に同居生活をすることになる、妖狐のキサラギさんでした。

【キサラギさんのキャラ紹介はこちら】

榎音はキサラギが僅かに発する負のオーラを感知し、魔族かあるいはそれに類するものだとすぐに察しました。
しかし暫くキサラギの様子を伺っていて、どうにも思うところがあった榎音は、話しかけるという選択を取ったのです。

「電車に乗りたいの? 良かったら案内するけど」
「……ふむ。電車とは外を走っている箱型のアレか。そうか、アレは電車と言うのだな」

これが榎音とキサラギの初めての会話でした。

ゆっくりと考え事ができるような、落ち着いた場所に行きたい……
そう告げるキサラギを電車に乗せ、榎音は自宅のある町に向かいます。
駅前で食事をご馳走し、一緒にゲームセンターで遊び、すっかりキサラギと打ち解けあった榎音に対し、キサラギは自分が妖狐であると正体を明かし、そして榎音もまたフェレスティアであることを明かしました。
僅かな時間で互いを信頼し、秘密を共有できるほどに相性が良かった榎音とキサラギですが、榎音としてはさすがに魔族をいきなり自宅へ招待することはできません。

エミリアにどう説明すればいいかもまだ考えれていなかった榎音は、ひとまずは自分が戦闘訓練をする時に訪れている町外れの廃墟にキサラギを案内しました。

小高い山中にあるその廃墟は、冷え込むこの時期に人が寄り付くことは皆無であり、雨風を凌ぐには最適な場所でした。
キサラギもまたその場所を気に入って暫くはそこに身を隠すことにしたのですが、山を越えた隣町には最強の天使である熾天使マヤが暮らしており、これが後に波乱を呼ぶ展開となってしまうのです。


この辺の詳細は、後々どこかの作品で取り入れられればなー、と思っています。


さて、ハルカさんの次に実装されて長いこと活躍しているカノンさんですが、その戦いは手にする槍から繰り出す巧みな槍術が主となってます。
加えて、声に魔力を宿し音波や衝撃波で相手を攻撃する術も持つのですが、この攻撃は生命力の強い魔物が相手だと致命打になりにくく、カノン自身あくまでも敵を牽制したり怯ませたりという補助的な役割に位置付けているようです。

魔力の質や保有量こそなかなかに優れていたカノンですが、ハルカさんのように絶大な威力を持つ攻撃魔法は扱えません。
なので敵の息の根を止める手段は槍での近距離攻撃に大きく依存しており、戦いには常に危険が伴うことになります。

それ故にカノンは、ひたすらに槍の扱いに関する訓練を積みました。
天使であるエミリアの手解きをうけて天界の槍術を習得したほか、人類が過去数世紀に渡って戦場で用いてきた槍術までもを研究し、それを独自に融合させて磨きをかけていったのです。

キサラギの件で熾天使であるマヤとも僅かながら刃を交えたカノンですが、マヤは後にその独特な槍術を非常に高く評価し、参考にしたいからと模擬戦を申し込んだ程でした。

一方で、声に魔力を宿す力も決定打にこそなりにくいものの、カノンは臨機応変にそれを駆使します。
隠れた敵を衝撃波で炙り出したり、槍術の隙を上手く補ったり、そして時には切り札として温存し、敵が隙を見せたときに衝撃波を叩き込むことで大きな隙を作り出すような使い方もするようです。

そして『マジカル・オーダー』というかなり特殊な魔法も扱います。
これは声を通じて敵の精神を魔力でジャミングし、命令に従うことを強要させるという能力です。
この力を用いれば倍近い体格のあるオークすら行動を掌握することが可能ですが、相手に命令を認識させないといけない都合上、触手生物のような相手には殆ど効果がなく、人間界でフェレスティアが対峙する相手は大抵がダークマターと呼ばれる触手生物ですから、活躍の機会はそう多くないと言えるでしょう。


気さくで、明るくて、常識を弁えていて.....それでいて戦いになればちょっと小生意気なところも見せてくれるカノンさん。
次回の新作やゲーム化の話では出番がないものの、それ以外の細かい場面では今後も頻繁に出てきて活躍(意味深)を見せてくれますので、どうか応援してあげてください!

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めかぶ亭 2019/07/13 01:31

キャンペーン日記 21日目

キャンペーン21日目、木曜日の日記です。

Ci-enの更新向けにマヤさんのキャラ紹介をこしらえました。
キャラ紹介は生い立ち辺りからかなり深く掘り下げているので、記事をこさえるのにも相当な時間がかかります.....
スケジュールが厳しいところですが、キャンペーン期間中になんとかフェレスティアの登場キャラクターを網羅したいところです。
マヤさんの紹介も上げて、残すところカノンさんひとりとなりました。

コメントでも頂きましたが、カノンさんは最後まで残ってしまいました.....すいません.....
カノンさんの紹介始めるとやたら長くなりそうだなということで後に回していたのですが、次はいよいよカノンさんの紹介になります!


あまり日課には穴を開けないようにしていたのですが、この日は室内トレーニングをお休みしました。
ちょっと月の後半にかけてスケジュールが厳しいので、運動は二日に一度のペースに落としていこうと思います。

改めて数えてみると先月のキャンペーン開始から20日間で50本ほどの記事を書いており、我ながらよくスケジュールに捻じ込めてるなと感心するところもあるのですが、先月の月末更新といい間に合ってない部分もあるので、今月も相当頑張らないとヤバそうですね.....


さてさて全く関係の無い話になりますが、とても久しぶりにフィギュアを購入しました。

ツンデレキャラの代表格とも言える牧瀬紅莉栖さん。
発売されたの去年末あたりだったのですがなかなか手が出せず、あわよくば値崩れしないかなーなんて見守っていたら、あみあみさんで在庫特価7000円台で売りに出してたので思わずポチってしまいました。

下半身のこのオシャレさがたまらなく好きです。
ちなみに、シュタインズゲートは原作やってないのですがアニメと劇場版は全て観賞してたりします。
私の人生の中で劇場版まで観に行ったアニメって、たぶんシュタゲだけじゃないですかね.....
原作は相当な鬱展開もあるようなので、たぶん私にはアニメとか劇場版くらいが丁度いい塩梅なんだろうなと思います。


アニメ映画と言えば、ここ最近映画館で告知されてる『天気の子』という映画がちょっと気になってます。
ヒロインの女の子かわいいし、映像めっちゃ綺麗だし、映画館に観に行こうかなとか迷ってるのですが声優さん上手く演じてくれてるかなという点がちょっと不安ですね。
でもこれ、喪失感が残るタイプの映画なのかな?
青春とか純愛を感じるタイプの作品で喪失感残るのちょっと苦手なんですよね、あー、どうしよう。


キャンペーンも残り3日ですので、カノンさんのキャラ紹介間に合うように頑張らねば.....!

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めかぶ亭 2019/07/12 23:59

キャンペーン日記 20日目

キャンペーン日記20日目、一昨日の水曜ですね。

ゲームのプロットも一区切り付けたいし、そろそろ新作の文章も進めないといけないしで、てんやわんやな感じです。
できればひとつに集中して終わらせたいのも山々ですが、例えばプロットに集中しすぎると『あれ、新作の本文ここからどう進めるんだっけ?』みたいなことがわりと頻繁に発生するので、マルチタスクしてるときはなるべく交互に進めるようにしています。

お風呂(といっても普段からシャワーしか浴びないですが)に入ってる時も大抵はあれこれ考え事しているのですが、おかげで「あれ、顔洗ったよねさっき?」とか「ボディーソープと間違えてトリートメント出しちゃった」みたいな事がわりと頻繁にあったりします。
あと、洗剤使い切って出たら足そうと思いフタ開けたままにしつつ、出ることには忘れてるやつ.....よくやらかして「ここまでやってなんで詰め替えないの?」と怒られるのですが、まあ傍から見たら『無くなったから詰め替えといて』みたいにも見えなくないでしょうし、怒られるのも当然と言えば当然ですね.....

心ここにあらずなのか、はたまた単に忘れっぽい性格なのかは、定かでありません。


スケジュールがやばい!とかいいつつ、買い物ついでに映画館でゴジラを観てきてしまいました。
買い物行って何気に上映スケジュール見たらちょうど上映開始5分前くらいだったので、運命を感じてしまったわけですね。

やっぱり、お金のかかってるモンスター映画はいいです。上映開始した直後から惜しげもなくモンスターが出てくるので退屈しません。
そして映画館で観るに相応しい迫力があります。ゴジラが雄叫び上げるたびに「おー!すげー!!」ってなります。
強いて言えば相手が環境テロリストである点がなんとも言えないショボさを感じますが、まあ細かいことは突っ込まずに迫力を楽しむ映画なので問題ないですね。

それにしても米国の映画って、共闘みたいなノリがとても好きですよね。
かつての敵みたいなのも気付くと味方になってたり、現実世界でのライバル国と協力する演出したり.....

ゴジラシリーズを網羅しているわけではないので、なんとなくでのイメージなんですけど、日本におけるゴジラが都心に上陸して破壊の限りを尽くす印象なのに対して、米国のゴジラって明らかに人間を守ってますよね。
米国版のゴジラ見てから「シン・ゴジラ」辺り見ると、えー、ゴジラってこんなに無差別で凶悪な怪獣なの!?ってちょっとびっくりする人がいそうです。

そういえば先日見たジェイソン・ステイサム主演のサメ映画でも中国と仲良く協力し合ってる演出がありましたり、ジェイソン・ステイサムと言えばワイルドスピードシリーズでも最初は強敵として出てたのがいつの間にか頼れる仲間になってスピンオフ作品にまでなってますね。

ゴジラもそのうち、キングコングと共闘したり巨大サメと共闘したりするのでしょうか。それはそれで面白そうなのでアリだとは思いますが。


キャンペーンのほう残り3日余りとなりました!
なんとか3位キープしてます!最後までよろしくお願いします.....><

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めかぶ亭 2019/07/12 14:56

【キャラクター紹介】熾天使マヤ

いつもご支援、ならびに応援いただき、ありがとうございます!

キャラクター紹介6回目、今回は最強キャラ故にファンも多い熾天使マヤさんの紹介です!

マヤさんと言えば皆様のご存知の通り、フェレスティアの世界観では最強格とされるキャラであり、フェレスティアの世界観そのものが割とマヤさん中心で回っているみたいなところすらあります。

めかぶ亭の看板キャラと言えばショコラさんですが、Magical Girl Bad Endシリーズで最初の主役を飾ったのはこのマヤさんでしたね。

マヤさんのキャラ描写をする際、強キャラ感を維持することが重要な焦点であり、そしてこの部分に毎回悩まされます。最強のマヤさんが敗北するに相応しいだけの状況を如何にして用意するか、これが最大の難所となるわけですね。

マヤさんはめかぶ亭の最初期から存在するキャラのひとりで、キャラデザインもめてんさんが独自に編み出した部分が多いため、同じく初期キャラであるショコラさんと同じく『変身ヒロイン感』がとても強いコスチュームに仕上がっています。
このマヤさん以降の登場キャラは全て、ブーツの配色が白か黒に統一されており、れぼりんとめてん、どちらが主体となってキャラデザしたかの分かれ目みたいにもなってます。

パッと見わかりづらいと思うのですが、実は内側に着てるインナーっぽいやつはレオタードっぽいデザインになってます。立ち絵の股間辺りを拡大してよーく見るとわかります!

さてさて、そんなマヤさんの内部的なキャラ設定に触れていきましょう。

所属は天界ですが、現在は人間界で生活をしています。
熾天使という階級は天界において最上位の階級のひとつであり、特に攻撃性能において熾天使より秀でる天使はいません。
マヤの操る煉獄の炎は悪しき存在を一瞬で焼き払い、その驚異的な攻撃性能から魔界全土、全ての魔族から畏怖の対象とされました。

最上位の天使であるマヤには親衛隊と精鋭大隊の指揮権が与えられており、天界と魔界の大戦期にはマヤの率いる精鋭部隊が魔界最高機関である『魔宮』の目前まで突破を成し遂げ、これにより魔族側は停戦協定の締結を余儀なくされました。

しかし、停戦協定に定められていた『捕虜となった全ての天使の無条件解放』が果たされることはなく、魔宮を始めとした重要施設に監禁されていた一部の天使は解放されたものの、依然として数千もの天使たちが魔界各地に囚われ、地獄のような搾取を受けていたのです。

この事実は天界上層部である『天城』も把握しており、魔界に潜伏する諜報員から天使を拘束している施設の具体的な情報も齎されましたが、救出作戦の立案は遅々として進みませんでした。

天城の上層部としては救出に伴うリスクを避けたい考えが強かった為、魔宮に書簡を送る形での働きかけを行いましたが、『情報に基づき調査をしたが協定違反の事実は確認できず』との返答が戻ってくるばかり.....

かといって、数多の犠牲の上にようやく締結された停戦協定を侵してまで救出作戦を実行しようとする天使がいないもの事実でした。多くの天使たちは大戦で多かれ少なかれ大事な人を亡くし、再び戦地に戻ろうと考える者はそう多くなかったのです。

そんな状況に痺れを切らし、自ら立ち上がったのが熾天使マヤでした。
マヤは再び精鋭部隊を引き連れて魔界に進軍し、情報にあった中で最大級の実験施設を襲撃、囚われていた数百名もの天使たちの奪還に成功します。

魔族側が『天使は協定を遵守する』と高を括って警備を行っていたことも幸いし、マヤの率いる精鋭部隊は数名の負傷者を出すのみで数百人の救出に成功するという、まさに快挙と言うべき成功です。

魔族側はこの救出作戦を不服としながらも、数百名もの天使が囚われていた事実は覆しようがなく、結局は『一部の魔族が独断で行っていたもの』という結論を出すのみで事態の収拾を図ります。

この成功により、多くの天使たちが『マヤの指揮の下で救出作戦を積極的に行うべき』と主張するようになりました。
元々、潜在的にそのような考えを持っていた天使たちも多くいたものの、それを先導する存在がいなかった為に沈静化していたのが、マヤという指導者が現れたことで一気に表面化したのです。

一方、天城の上層部たちはこの傾向を良くは思いませんでした。
『救出作戦を行った施設に捕虜がいなければ協定に反するリスクがある』という建前こそあったものの、天城の決定を待たずに独断で作戦を実行し、その結果として英雄視されているマヤの存在に不満を持つ者が多くいたのです。

魔宮への進攻にしても今回の救出にしても、天城で全く作戦が立案されていないわけではありませんでした。
作戦が決定するまでにどれだけの時間がかかるか、それまでにどれだけの犠牲が生まれるかを考えればマヤの行動は間違ってはいませんでしたが、それでも大きなリスクを伴う行為であり、そして天界上層部への信頼を謂わば『横取りした』という結果になっていることもまた事実.....

天城の議会に召喚されたマヤは様々な批判を浴びながらも、地位や名声を独占するつもりはない、ただひとりでも多くの同胞を救いたいだけ、と説明を繰り返します。

その後もマヤの指揮する部隊は救出作戦を次々と成功させ、数多の同胞を救出していきました。
結果が伴う以上は天城の上層部も批判を強めることはできませんでしたが、一方で貴重な魔力の供給源を次々に奪われる魔界側は救出作戦への対抗策を着々と進めていきます。

それまで効率化の為に一箇所に集中していた天使たちの監禁を魔界全土に分散させ、そして施設そのものの守りを固めた上で、厄介な諜報に対しても対策を行ったのです。

これにより救出作戦の成果は急激な停滞を見せ、天城の上層部は救出が空振りするリスクへの批判を更に強めました。
マヤに信頼を寄せる天使たちは救出作戦の継続をマヤに訴えかけており、マヤも継続する意思はあったものの、上層部からの批判と天使たちからの信頼の間で板挟みにされたマヤは、精神的にかなり疲弊していたようです。

そんな最中、決定的な事件が起こります。
ある救出任務の最中、対象の施設が突如として大爆発を起こし、救出部隊の天使ら数十名が負傷、殉職者まで出る惨事となりました。
しかしこれが単なる救出作戦の失敗で終わらず、魔宮側は捕虜を捉えていない施設に対する攻撃であり、明確な侵略行為であると主張し始めたのです。

マヤは作戦の実行直前に違和感を察しており、これが仕組まれた策略なのではと考えていたものの、施設は跡形も無く吹き飛んでしまっていた為に魔界側の策略であると主張するための証拠も残っていません。

魔宮は天城に対して、全ての諜報行為と救出作戦と称した侵略行為の即時停止に加えて、作戦を指揮していたマヤに対する厳罰を求め、これがなされない場合、停戦協定を破棄しいかなる犠牲を払ってでも人間界への大規模侵略を再開すると通告しました。

対する天城は『絶対的に信頼できる情報がある場合のみ救出作戦を行う』『マヤには二度と救出作戦の指揮権を与えない』という妥協案を提示しましたが、条件付きで救出作戦を許可するのであれば、熾天使マヤに関しては最低でも天界から追放処分にすること、と新たな条件を提示します。

天城の議会は紛糾しました。マヤを批判する者と擁護する者が完全に対立し、批判側はマヤを追放するべきだと主張するなかで、擁護側はこれは策略だと主張し、マヤを追放するために魔族の策略を利用するのかと批判を強めます。

そんな中で当のマヤは、自ら天界を出ることを提案するのです。

除名ではなく一時的な追放措置として人間界に身を置くこと、ただしマヤが私的な大規模作戦を指揮できないよう、魔力を大幅に制限する『枷』を施すこと、この妥協案が魔宮にも承認され、マヤは直ちに熾天使としての指揮権を凍結された上、儀式により魔力の一部を封印されたのです。

こうして、数多の同胞を救ってきた最強の天使は天界からの追放を余儀なくされるのですが、当の本人はようやく争いから解放されて気楽になれたと笑顔を見せていたそうです。

その後、人間界に送られたマヤは、後にフェレスティア・ショコラとなる柊 結衣と運命的な出会いを果たし、そして結衣の家に居候することになるのです。

【フェレスティア・ショコラの紹介はこちら】

さて、波乱万丈の後に人間界へとやってきたマヤさんですが、天界で生活する中で背負い続けていた使命感から解放された反動か、結衣の家に居候を始めてからはぐうたらが目立つようになります。
尤も、天界にいた頃もスケジュールの無い日は側近たちに全てを任せてぐうたらしていたようですが.....

食事は2人前を平らげた上で、食後のデザート感覚でカップラーメンまで完食します。
ただでさえ食材が倍以上必要になった上、一日三食のカップラーメン代も馬鹿にならず、この食費の増大が結衣にとって大きな悩みの種であることは言うまでもありません。

しかし、マヤさんも頼りきりでは良くないと自覚しているようで、結衣に対してフェレスティアとしての戦闘訓練を施す他に、最近では『洗濯物を取り込んで畳む』『湯船を洗って風呂を沸かす』といった家事もこなすようになりました。
その手伝いによって結衣の負担がどれだけ軽減されてるかは定かでありませんが、結衣曰く『マヤのおかげで毎日が賑やかになるし、居てくれるだけで十分』だそうです。

戦闘面についでは、もはや多くを語る必要もないかもしれません。

『僅か数百の部隊で正面突破による魔宮進攻を成し遂げた』
『一撃で十万の敵戦力を撃滅した』

最強の名に恥じぬ偉業の数々が、その実力を何よりも物語ります。
神剣レヴァンテインはマヤの身長にほぼ匹敵するほどのを剣身を持ちますが、その重量は羽のように軽く、鋭い切れ味でもってあらゆる障害を斬り伏せます。

マヤがレヴァンテインを握ると、魔法使いにとっての杖のように剣身全体に効率的に魔力が装填され、剣の一振りにより非常に広い範囲への魔法攻撃を行うこともできます。
また、魔力を装填されている間は剣身が高熱を帯び、敵の首や胴を刎ねても瞬時に切り口が焼かれて出血を防ぐため、一千の敵を斬り伏せた後でもマヤのコスチュームには返り血の汚れひとつ付いていなかったという報告も。

人間界への追放に伴って魔力の一部を封印されましたが、マヤの持つ力はあまりに膨大であったため、そのうちどれほどが封印されたのか正確には判明していなかったりします。
能力そのものを制限するのではなく、魔力の保有量、つまりはスタミナに対する制限でしたが、当人の感覚としては魔力の保有量がおよそ半分程度に減らされたようです。


封印を受けても尚、マヤの実力は健在であり、そして次回作として予定されている『Magical Girl Bad End A2β』ではその力を存分に発揮することでしょう。

そしてその実力に恥じぬ『結末』にも、ご期待いただければと思います!

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めかぶ亭 2019/07/11 00:00

キャンペーン日記 18~19日目

ちょっとリアルのほうで所用があったため、キャンペーン日記の一昨日と昨日分は一纏めになってます。


作業のほうはゲーム化のプロットを中心に進めました。
なんとかいい感じにハッピーエンドに繋がる構想がまとまり、そこに付属するバッドエンドの筋書きも固まってきたので、今週中にもプロットをまとめてなるべく早い段階で協力を仰いでいるassault先生に展開したいところです。


昨日は所用があって朝から都内のほうに行ってました。
朝から中央線に乗って、あれ、思ってたより空いてるな、これくらいの時間だともう空いてくる頃合いなのかな?と思いながら一息ついて周りを見たら、なんと女性専用車両でした.....
電車に乗るとか数ヶ月に1回くらいしかないので、油断してるとこの手のミスをやらかしますね.....
ましてや朝の中央線に乗るとか一年ぶりくらいだったので、もはや女性専用車両というものが存在していることすら忘れていました.....


あとあれです、新宿駅ほんと広すぎる.....



別の記事でもお知らせしたのですが、キャンペーンのほうなんと3位圏内に入るという快挙を成し遂げました.....!

これも応援してくださる皆様のおかげです!が、まだまだ油断せずあと5日、頑張っていきます!

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