一か八 2023/03/31 17:12

台本を書くうえで気を付けるべきこと10個

音声作品と台本について気を付けるべきこと10個

好まれる台本の特徴には、共通点がある。


まず一つ目に、自然な台詞で描かれていること。鼻につくような台詞、具体的には、わざとらしく、状況を説明するような台詞は聞いてる人が冷静になってしまうので、最も避ける必要があるだろう。

二つ目は、キャラクターがしっかり描かれていること。キャラクターがしっかり作られていないと、いつの間にか筆者自体の言葉になってしまうので、注意が必要。キャラクターをしっかり描くコツは、何故を深堀すること、行動に一貫性があるかをチェックすること。このキャラクターはこんなことを言うかを想像し、チェックをすること。

三つ目に、共感やギャップがあるか。この三つめはキャラクターがしっかり描かれているうえで、聞き手が可愛いと感じてくれる要素が含まれているかが大事である。他にも神秘的や、色々な要素の組み合わせによって、キャラクターを好いてくれるかどうかが変わってくるが、今、世に出てくるキャラクターがどのような要素で構成されているかを分析すれば、上達する。

四つ目は、実際の人物とは違うということ。実際の会話では、あの‥、や、その…、いらない言葉が多く使われているが、キャラクターを描く際はそのような言葉は極力さけるべきである。いいたいことがぼやけてしまうからだ。

五つ目は、要素を盛り込みすぎないこと。背景描写をこりすぎると、描写するためにどこかしらの、状況を説明するパートが必要になってくる為、自然なセリフを作るのが難しくなる。大事なのは、背景を細かく繊細に描写することよりも、キャラクターの心情を的確なセリフとならではの言葉で描くことだ。

六つ目は、書いているテーマが興味深いか。聞いている人は、いつも経験しているよりも、経験したことないことを経験したいという欲求が存在するため、いつもの生活よりちょっと変わった事柄に惹かれるのである。しかしながら、あまりに離れすぎると想像が出来ないので、いつも体験しているけど、体験したことのない、つまり、ありそうでなさそうな事柄を選ぶのが良いとされる。

七つ目は、長すぎるセリフは避けるべきである。実際の言葉に長い台詞が使われることが無いし不自然になってしまう為、極力長いセリフは避けるべきである。不自然かどうかのチェックは、自分の頭の中で台詞を読み上げることで可能である。

八つ目は、空間を意識させること。自分がどこにいて何をされようとしているのかを伝えることは、その物語に没入できるかどうかの分かれ道だ。音声作品の良い所は、右耳と左耳で違う音を入れることで、空間を感じさせることが出来る点だ。

九つ目は、右耳と左耳の特性を知ること。個人差はあるが、右耳は感情に訴えかけやすいとされ、左耳は状況を把握するのに適しているとされている。つまり、空間を意識させたい台詞は左耳で、感情を揺さぶりたいときは右耳にすることで、聞き手をより没入させることが出来る。

10つ目は、自信を持つこと。自分のキャラクターに正解など存在しない。完成したら自信を持つことが重要。作品にするなり、ぼつにするなり選択肢があるが、大事なのは作成し、世に評価してもらうこと。どんなにいいキャラクターだとしても、作者が没にしてしまっては、誰にも評価されずに消えていくだけだからだ。評価されたら改善する。それを繰り返してうまくなっていくのは、どんな物事も同じだ。君の台本は素晴らしい。大丈夫素敵なキャラクターです。自信を持とう。


ただいま、ヴァンパイアの続編製作中です。
六月に発売予定です。

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