火曜午後六時 放課後
「美味しい!」
目の前に座った赤羽さんは満面の笑みでラーメンを咀嚼していて、そんな彼女を見ているとこちらまで笑顔になりそうだ。
「美味しいなあ、いや本当にありがとうございます神谷さん。私はこの辺りのことなんて全然知らないものですから」
「いえいえこちらこそ、ごめんなさい遠くまで来てもらっちゃって」
赤羽さんは頻りに美味しい美味しいと言いながら麺をすすっていく。
戸田駅の西口から出るとスーパーや牛丼チェーンが立ち並んでおり、その中の一軒に今日僕達が来たラーメン屋がある。僕は生まれてこの方ずっと戸田が最寄り駅だったので、このラーメン屋のこともよく知っている。
赤羽さんには直接伝えていないけれど、実はこのラーメン、昨日のお礼である。
フォロワー以上限定無料
これで大体何でも読めます。
無料
【 えっちなのが見れるやつ 】プラン以上限定 支援額:200円
プランに加入すると、この限定特典に加え、今月の限定特典も閲覧できます
有料プラン退会後、
閲覧できなくなる特典が
あります
バックナンバー購入で閲覧したい方はこちら
バックナンバーとは?
月額:200円