TS俺が女の子のレッスン!?42
いつもあたたかいご支援ありがとうございます。
今週も月曜日。
今年最後の一週間が始まりました。
最後まで気を抜かずに仕事をしていきたいと思いますので、お付き合い頂けたらと思います。
さて、今日は月曜日ということで、同人誌の既刊を更新したいと思います。
少しでも楽しんでもらえたら嬉しいです。
いつものように、晶と二人の朝食。
6枚切りのトーストには、こんがりと焼き色がついている。
「それでどうだったかしら。女の子の階段を一つ登った感想は」
「うう……それは……、死ぬかと思ったぜ……」
「お疲れ様。けど、来月も、その次もくるから」
「うええ……」
「忘れないうちにこれを渡しておく。飲めばだいぶ落ち着くはず。耐えきれなくなったときに飲むがいい」
晶が通学カバンから取りだしたのは、ガラスの小瓶。中には錠剤が入っている。
「なんだ、これ」
「痛み止め。カバンの奥にでも入れておいて」
☆
いつものように朝の登校風景。
だけどこの光景をいつもと同じだと感じることができるのは、間違いなく隣に晶がいてくれるからだ。
「手を繋いでいきましょう。あなたが逃げないために」
「晶が隣にいてくれたら逃げようがないだろ」
「それはよかった」
淡々と返事をする晶は、司の手に指先を絡みつかせてくる。
手を繋いでの仲良し登校。
同じぱんつを穿いているのだ。
今さら恥ずかしがる気力も無くなっていた。
☆
(うう……。意識すると、急にむらむらしてきてる……)
じゅわわぁ……。
六時限目の地理の授業中のこと。
司はむらむらと蒸れてきたショーツに気まずくなって、内股を擦り合わせていた。
ここ数日は体調が悪かったけど、よくなってきた途端になぜか急に性欲までも復活したようだった。
ただでさえ、今朝は晶とぱんつを交換こしてきた。
(晶のぱんつ穿いてるって意識したら……、おまたがむらむらして熱くなってきている……!)
給食を食べてお腹がいっぱいになったこともあるのかもしれない。
意識すればするほど、ぱんつのなかの湿度が上がっていくようだった。
(男はチンコが立つだけで済むが……! ううっ、股間が蒸れて、痒くなってきてるぅ……!)
それにむらむらしてくると、なぜかこみ上げてくるのが尿意だった。
ただでさえ女の子の尿道は、太く、短い。
尿意を感じたら、
じゅもも……っ。
おまたから生温かい感触が噴き出してきて、クロッチの裏側へと染みこんでいく感触。
椅子に座っている状態で漏らすと、会陰を伝ってお尻のほうにまで広がっていく。
(今日は帰ったら……、ひとりでしてみる?)
じゅわっ、じゅわわ……。
女の子になってから、まだ一度も一人でしたことがない。
そのことを想像しただけでも、おまたの湿度は更に熱くなっていくようだった。
(ひとりで上手にできるかわからないけど……)
思い返されるのは、シャワー室で晶に絶頂へと導いてもらった、初めて味わった快楽。
あのときの快楽は、間違いなく司の身体に刻み込まれていた。
じわぁ……。
……たらり。
クレヴァスから溢れ出してきた愛液が、会陰を伝ってお尻のほうにまで垂れていき、ショーツへと染みこんでいく。
おしっこも混じり合って、もうショーツのなかはミストサウナのように蒸れ返っていた。
(ううっ、せっかく体調がよくなってきたのに……! ぱんつのなかは最悪だ……!)
ぱんつのなかが蒸れて、ほっぺたが熱くなる感触。きっとりんごのように赤くなっているに違いなかった。
男だったころは、こんなにショーツがむらむらしてくることなんてなかったのだから仕方がない。
どうする?
保健室に行っておいたほうがいいだろうか?
せめてトイレで休憩したい。
無性におしっこもしたくなってきている。
「先生。浅黄君の体調が悪そうなので保健室に連れて行きます」
迷っていると、先に手を挙げてくれたのは隣の席に座っている晶だった。
教師の返事も待たずに、
「司。顔色が悪くなっている。保健室で休んだほうがいい」
「あ、ああ……」
席を立つと、晶はなんの躊躇いもなく司の手を取ってくれる。
その手のひらは、かすかに熱くなっているようだった。
晶に手を引かれて、教室の外へ。
授業中の廊下は、シンと静まりかえっていた。
(ど、どうしよう……)
じゅわわっ。
晶に手を取られ、ぱんつのなかが熱く蒸れる。
司は、戸惑っていた。
晶と繋がっている左手が、気がつけば蕩けそうなくらいに熱くなって汗ばんでいる。
それに晶のうなじから、甘い南国のフルーツのような体臭も感じられていた。
(晶を意識すると、なんだか無性にむらむらしてきている……! これ以上晶のぱんつを汚したくないのにっ)
じわり……。
手を繋いでいる晶のことを意識すると、ぱんつのなかがおもらしをしたかのようにぐしょ濡れになっていく。
おしっことは違って、男だったころの先走り汁のように漏れ出してくるから我慢しようがなかった。
「司。保健室に行こう」
「ああ……」
晶に手を引かれるがままに保健室に行く。
ガラガラと引き戸を開けて保健室に入ると、そこには誰もいないようだった。
保健の先生でさえも会議で席を外しているのか、人っ子ひとりいない。
「少し休んでいくといい」
晶は呟くと、真っ白なベッドを軽く整えてくれる。
そしてすぐに保健室から出ていこうとする。
その素っ気なさに、
(晶、行ってしまうのか? なにもせずに)
司は、内心で失望していた。
気がつけば、
「待って。晶」
晶のことを呼び止めている。
なんで呼び止めているのだろう?
それは司自身にもわからないことだった。
ただ、晶は振り返ると、やや不機嫌そうな視線を向けてくる。
「なぜ呼び止めるの?」
「えっ?」
「呼び止められたら、私だって我慢できなくなってしまう」
ここまで読んでくれてありがとうございます。
少しでも楽しんでもらえたら嬉しいです!
この作品は同人誌『TS俺が女の子のレッスン!?』に掲載されているものです。
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