大決壊!~おもらしカノジョが妊娠するまで6~
いつもあたたかいご支援ありがとうございます!
なんとか確定申告を終えることができました。今年はもうテンキーを叩くことはないでしょう。
さて、今日は金曜日なので小説を更新する日です。
楽しんでもらえたら嬉しいです!
※この小説は、順調にいけば今年の5月に配信を開始する同人誌の小説です。
また、今年か来年の暑くなってきたころか寒くなったころか、僕が面倒臭く感じないときにブログのほうで無料公開していく予定ですので、バックナンバーを購入するさいはご一考頂けたらと思います。
なお、めんぼーさんに描いてもらったラフは、無料ブログには載せる予定はありません。
体育館でのおもらし事件を乗り越えて、ほんの少しだけ仲が良くなった二人。
そんなスバルの大腸は、一週間ぶりの眠りから覚醒しようとしていた……!!
☆3章目 全校朝会でうんちおもらし事件
……と、いう体育館での事件が昨日の出来事。
だけど大和とスバルが2人きりの体育倉庫でドキドキ体験をしても、日常というのはいつも通りに流れているのだった。
(スバルの、あそこ、ツルツルだったなー)
朝の通学路。
晴れ渡った青空を見上げながら、大和はそんなことを考えていた。
初めて見た女性器は、赤ん坊のようにつるつるで、しかもおしっこ臭かった。
それなのに、えっちな粘液に濡れていただなんて。
あまりにもその光景は思春期の男子の脳裏に鮮烈に焼き付いていて、ゆうべは夢に出てきたほどだ。
(ヤバい。どんな顔してスバルと会えばいいんだよ)
きのうは勢いとはいえ、スバルのおもらししている姿がみたいだなんて言ってしまった。
もしかしたら変態だと認定されて、睨まれて口さえも聞いてくれないかもしれない。
そんなことを考えながら登校していると、大和の心のなかは晴れ渡った青空とは逆に暗澹たる黒雲に覆われていくのだった。
「おはよ」
「ああ、おはよ」
一体どんな顔をしてスバルと会えばいいのかと俯きながら考え事をしていると、不意に挨拶をされたので反射的に返事をしていた。
しかしその声の主にびっくりして顔を上げる。
そこには隣を歩きはじめているスバルの姿があった。
「ス、スバル!?」
「なによ、そんなに驚いて。朝の通学路で私と会うことが、そんなに意外だったかしら」
「い、いや、そんなことは……、ある」
「ちょっとでもきみと早く会いたいなって思って」
「お、おう」
スバルのたったその一言で、さっきまで悩んでいた自分が馬鹿馬鹿しく思えてきてしまう。
「教室に行けばどうせ会えるのに」
「きみと同じ光景を見たいと思ったの。そうだ、大和」
「なんだよ。なんかイヤな予感がするんだが」
「そんなに警戒しないの。失礼しちゃうんだから」
上目遣いでプリプリと怒ってみせるスバル。
ついこの前まで無表情のクールビューティーの印象が強すぎるので、ドキリとしてしまう。
どうしよう。
ここで怒った顔も可愛いなとか言ったら、絶対に更に怒られてしまうから黙っておくことにする。
「手、繋いでもいい、かな?」
「えっ?」
朝の通学路で会っただけでも不意打ち気味だったというのに、いま、聞き間違いでなかったら、手を繋ぎたいと言わなかった、か?
「手、手……を、どうしたいって?」
「もう、そういう恥ずかしいことは聞き返さないで欲しいな」
頬を赤らめているスバルの頬に朝日が重なって、目が眩んでしまいそうだった。
もちろん返事は。
恥ずかしいから言葉にはせずに、その代わりに。
「んっ、ありがと」
「俺も繋ぎたいと思ってたんだ。偶然だな」
スバルの手は、思っていたよりも小さくて、指は細かった。
少しでも力の入れ方を間違えば、壊れてしまうほどに。
軽く、触れるように繋いでみると、華奢な指が絡みついてくる。
たったそれだけで満たされていくような気がした。
☆
「今日は全校朝会か……」
難しい顔をして呟いたのは登校してきて机にカバンを置いたスバルだ。
朝一番、いきなりのため息。
黒板には大きくこれから全校集会だから体育館に集合することと書かれてあったのだ。
大和と手を繋いでドキドキ登校することができたというのに、これから全校朝会というだけで気分が重たくなってしまう。
授業が潰れると喜ぶ生徒もいるけど、スバルは全校朝会があまり好きではなかった。
(校長先生の話、長いし……)
それに、ずっと立って聞いていなければならないし。
退屈なだけならともかく、疲れてしまうのは勘弁して欲しいところだ。それにお話の内容もそんなに楽しいわけでもないし。
(おトイレにも行かないし、ね)
スバルは憂鬱げなため息をつくと、教室を出てトイレに急ぐ。
全校朝会のときは立ちっぱなしで、しかもトイレに行くことができない。
だからいつもスバルはあらかじめトイレを済ませておくことにしていた。
「ふう……。おしっこ、出しておかないと」
女子トイレの個室に入れば、そこはスバルだけの世界だ。
スカートのなかに手を入れてショーツを降ろすと、洋式の便座に腰掛ける。
「あっ、ああぁ……」
しゅいいいいいいいいいいい……。
スバルが頬を緩ませておまたの力を抜いていくと、躊躇いがちなおしっこの音が鳴り響く。
女性器というのは、おしっこを我慢するにはあまりにも不都合な形をしているし、なんの躊躇いもないおしっこを放てば、恥ずかしい音が鳴る形になっている。
(やだ。まだ朝なのに、ショーツが汚れてしまっている……)
おしっこを放ちながら、ショーツの裏側を検分する。
ピンクと白のしましまショーツのクロッチの裏側は、いままで何回もおもらしをしてしまったせいで黄ばんでいる。
(匂い、酸っぱい……)
クロッチには、シュッと1本の縦筋が刻まれていた。
その縦筋に沿って、ヌルリとした体液が染みこみ、なんとも言えない匂いを漂わせていた。
(きみと手を繋いだから)
きっと男子はドキドキしたらおちんちんが立つだけで済むのだろうけど、女の子はおまたが熱くなるとジュワッと濡れてしまうのだ。
だけど、まだ朝だというのにこんなにいやらしい匂いを漂わせてしまうだなんて。
(でも、穿かないと)
今日は換えのショーツは用意してきてない。
この汚してしまったショーツで過ごさないといけないのだ。
……まさか、ノーパンで全校朝会に出るわけにもいかないし。
しゅわわわわわわわわわわ……。
ぶるるっ!
スバルはおしっこを最後の一滴まで出し切ると、切なげに身体を震わせる。
赤ん坊のようにツルツルのおまたは、おしっこに濡れているから、トイレットペーパーで軽く拭ってあげる。
だけどおしっこの匂いが完全にとれるわけではない。
それでも、
「……んっ」
スバルは立ち上がるとショーツを穿く。
こうやって女の子のショーツは少しずつ黄ばみ、汚れていくのだ。
もうすでに濡れているショーツの裏側が気持ち悪いけど、女の子は少しくらいショーツを汚しても平然としていないといけない。
(全校朝会、イヤだなぁ……)
スバルは小さなため息をつくと、体育館へと急ぐのだった。
☆
(絶対に失敗できないし……っ)
全校朝会。
それはスバルにとって、プレッシャーとの戦いだった。
全校朝会というからには、もちろんこの体育館には全校生徒が集合する。
もしも。
もしも、だ。
この朝会でおもらしなんかしてしまったら、全校生徒にその失態を知られてしまうことになる。
だから、絶対に失敗なんてできない。
(すぐ後ろにはきみが立ってるし!)
全校朝会はクラスごとに出席番号順に並ぶことになるから、すぐ後ろには大和が立っている。
こういうときは男女別々の列に並ぶのが普通だろうけど、昨今の少子化対策や男女平等の一環らしい。
(きみがすぐ後ろにいるのに失敗できない……! 絶対に失敗できないし……!)
退屈な教頭先生の話を聞き流しながら、心のなかで何回も念じる。
大丈夫。
しっかりとトイレに行っておいたからおもらししてしまうということはない……、はずだ。
そう、思っていたのに……。
(えっ、うそ……)
スバルは自らの体調の変化に、戸惑わざるをえなかった。
なにしろ、下腹部に込み上げてきたのは、ごまかしようのない。
ぎゅるるっ。
(こ、こんなときに……!)
おもらしに気を取られるあまりに、すっかり忘れていた。
このお腹には、茶色い不浄のものが、ミッチリと詰まっていたことを。
その量たるや……、最後に出てきてくれたのは、一週間も昔のことだった。
(うっ、ダメ……ッ)
ぎゅるるるるっ。
一度こみ上げてくると、出してスッキリするまで襲いかかってくるのが便意というものだ。
その苦しみから逃れる術は、人類であれば逃げることはできない。
(なんでよりによって集会のときに……! ううっ、一週間ぶりなのに……!)
ぎゅるるっ。
ごぽっ、ごぽぽっ!
「あっ、ああ!」
スバルは思わず小さく呻いてしまう。
直腸が急速に膨張する感覚。
かと思ったら、耐えがたい腹痛に襲われる。
(あぁ……っ、だ、め、え……っ)
ぷすっ、ぷすす……っ。
――あっ、終わった。
スバルの意識が、フッと遠のく。
膨張した直腸から、『不浄』が漏れ出してしまう。
ショーツのなかに固いものが溢れ出し、モリッとお尻の輪郭が膨らんでいき――。
「……えっ?」
そこでスバルは飛びかけた意識をたぐり寄せる。
うんちをおもらししてしまった……、そう思ったけど、どうやらそれは勘違いだったようだ。
漏れ出してしまったのは、固体ではなく、気体……だったようだ。
だけど、おならをしてしまったという事実には変わりない。
もわわ……。
茶色い腐敗臭が、スカートの裾から溢れ出してくると、周囲に漂っていってしまう。
一週間ものあいだ腸内で発酵されていた臭気たるや、男のものとは比べものにならないほどの悪臭になっている。
『おい……、お前、屁ぇこいただろ』
『俺じゃねえよ。んなこと言って、お前じゃねえか?』
『違えよ。俺の屁はこんなに臭くねえって』
まさかスバルの腸内から放出されたものだとは知らずに、周囲にいる男子たちが冷やかしあう。
火がついたみたいに頬が熱くなる。
きっと、ほっぺたも、首筋も赤くなっているに違いなかった。
だけど、いまのスバルにはそのことを気にしている余裕さえも残されてはいなかった。
なぜならば。
(い、や、ぁぁぁ……っ)
ぎゅるるるる!
ごぽっ、ごぽぽっ!
一週間ぶりの沈黙から目覚めた大腸が、大蛇のように蠢動をはじめたのだ。
大腸とは、排泄物の水分を吸収するための器官だ。
そこで一週間も眠っていた『もの』はカチカチに固まっている。
「うっ、うううっ!」
めき、めきめきめき。
お尻に力を入れても、直腸が固いものによってこじ開けられていく感覚。
どんなに力を入れても、少しずつ、少しずつ……。
(ああっ、こんなときに……なんで!? なんでよ!)
めりめりめり……めきり。
なんでこんなことになってしまったのだろうか?
いくら自問自答しても、正解なんてわかるはずがない。
こんな事態にならないために、いつもヨーグルトを食べたりしていたのに。
だけどおしっこが近くなってしまうのが嫌だったから、あまり水分は摂ってこなかった。
そのせいでうんちがカチカチになって、溜め込むことになっていたのかもしれない。
だけど、いまさら後悔しても遅い。
こうしている瞬間にも、
メリメリメリ、メリメリ……!
「うっ、ぅぅぅ!」
どんなにお尻に力を入れても、直腸が少しずつ、だが確実に拡張されていく。
こうなってしまうと、もはや少女の貧弱な括約筋ではどうすることもできなくなる。
もう、楽になるしかないのだ。
楽しんでもらえたら嬉しいです!
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