大決壊!~おもらしカノジョが妊娠するまで~1
いつもあたたかいご支援ありがとうございます。
今日は金曜日なので小説を更新する日です。
先日は集団食中毒をなんとか完走することができましたので、今日からは新しい小説を更新していきたいと思います。
イラストは、めんぼーさんに描いてもらっています!
※この小説は、順調にいけば今年の5月に配信を開始する同人誌の小説です。
また、今年か来年の暑くなってきたころか寒くなったころか、僕が面倒臭く感じないときにブログのほうで無料公開していく予定ですので、バックナンバーを購入するさいはご一考頂けたらと思います。
なお、めんぼーさんに描いてもらったラフは、無料ブログには載せる予定はありません。
新作の小説の世界観は、
近い将来、少子高齢化の問題を解決するために、政府は学生結婚を奨励している。
もしも妊娠すれば、政府から潤沢な補助金が支給される。
しかし、いざこの制度を運用すると、学生たちは返って恋愛に慎重になってしまっていた。
主人公である男子学生の大和も、特にカノジョを作るというエネルギーを使うようなこともなく、刺激がないけど平穏な日常を過ごしていた。
だけどある日の下校しているときに、クラスメートの少女・スバルがおもらししている現場と鉢合わせてしまうことになる。
その事件をきっかけとして、2人は急接近して……!?
と、言う感じの内容になるかと思います。
ただいま執筆中ですので、まだ確定ではありませんが。
それでは、楽しんでもらえたら嬉しいです!
☆序章 スバルという少女
スバル・ウォルトンという少女を一言で言い表すとするならば、その名の通り『昴のような少女』と言い表すことができるだろう。
昴という青みがかったおうし座にある星団は、スバルの碧眼のようでもあるし、どんなに手を伸ばしても届かないところも似ている。
なにしろ昴は、443光年も先にあるのだ。
それだけスバル・ウォルトンという少女は、近寄りがたいオーラを放っていた。
なにしろ、この日本という島国では珍しい、金髪碧眼の超絶クールビューティーである。
つややかな春の日差しを受けるプラチナブロンドはやや子供っぽくツインテールにしている。
そのささやかな幼稚さが、美人特有の冷たさを放つ容貌と相まって絶妙なバランスを保っていた。
そんなスバルは、いつのころからか自然とあだ名がつくことになる。
その名も『プレアデス』と。
由来はほとんどひねりはない。プレアデスというのは、昴の一般的な名前のことだ。
そんな少女……プレアデスが、無防備にこちらにうなじを晒している。
白人特有の、やや赤らんだ、染み一つないうなじ。
いつもツインテールにしているのに、日焼けさえもしていない。
(俺がその気になったら、簡単に折れそうなくらい細いよなー)
高杉大和(たかすぎやまと)は、頬杖をつきながらぼんやりとスバルのうなじを眺めていた。
ときは、春の日差しが溢れる午後の国語の授業中。
大和の席は、窓際に位置している。
教室の空気は、ゴールデンウィーク明けということもあって弛緩しきっていた。
スバルはその一つ前の席に座っているから、大和はいつもこうしてスバルのうなじをぼんやりと眺めることが日課になっていた。
(だけど、もしも俺が見つめてるなんて知られたら、絶対に軽蔑されるだろうけどなー)
それも、冷たい碧眼で打ち抜かれるに違いなかった。
それほどまでに、スバルはいつも冷たいオーラをまとっていた。
それはまるで氷のように。
大和がそんなことを考えていると――。
「ねぇ……、ねぇったら……っ」
不意にスバルが振り返ってきたと思ったら、こちらを怪訝そうな碧眼で睨み付けてきたではないか。
やばい。
視線に圧が籠もりすぎていただろうか?
とっさに視線を外そうとするも、しかしスバルの碧眼に睨み付けられて失敗する。
「な、なにか用か!?」
とっさに放った一言。
だけどそれはすぐに失敗だったと気づく。
なにしろ、前の席に座ったまま振り返っているスバルは、プリントをこちらに差し出してきていたのだ。
「なにか用って。高杉君、きみにプリントを渡したいだけ、なんだけど」
「お、おう。プリント、な」
短いやりとりだけど、30人ほどのクラスの注目を集めるのには充分だった。
くすくす、クラスメートたちから失笑が漏れる。
だけどスバルはそんな注目も恥ずかしいのか、
「はい、プリント。後ろの席のクラスメートにも渡してちょうだい」
こちらにプリントを押しつけるように渡してくると、すぐに背中を向けてしまった。
そのときに――、
フワッと、不意に甘い香りが漂ってくる。
それは練乳のような、鼻孔に絡みつくようないい匂い。
スバルが使っているシャンプーの匂い……なのだろうか?
だけど、まさかそんなことを聞けるはずもなくて。
大和が後ろの席の生徒にプリントを渡して振り返るころには、スバルは何事もなく授業に戻っている。
だけどそのうなじは、羞恥心からか、鮮やかな桃色に染まっていた。
(きみにプリントを渡したいだけなんだけど、か……)
大和は、再び頬杖をつきながら、スバルの言葉を思いだす。
英語を翻訳しただけの、どこか無機質なニホンゴ。
それも無理もないことなのだろう。
つい最近までスバルは貿易商である父に連れられて、北欧に住んでいたらしい。
母は日本人だから、日常的な日本語は話すことはできるらしいけど、その言い回しはどこか機械翻訳のようなものを思わせた。
☆
日本語があまり上手ではなく、美人特有の冷たいオーラを放っているスバルは、必然的にクラスでは浮いた存在になっていた。
ただでさえこのクラスの大半はエスカレーター式に上がってきた
生徒たちが占めている。
そんななか、スバルはこの春からの新入生だった。
それも、たった一人の。
だけど仲間外れにされているというわけでもなく、いつもスバルは窓際の席で読書をしていた。
そんなスバルは、男子たちが勝手に作っている彼女にしたい女子ランキングでは常に上位に位置している。
告白した男子の数は軽く2桁に達していて、一説によりれば3桁に乗るのも時間の問題なのだとか。
(まぁ、俺には関係ないことだけどな)
スバルの1つ後ろの席で、大和は頬杖をつきながらそんなことを思う。
こうして幸運にもスバルのうなじを見つめられているのは、スバルの出席番号の次が大和だからだ。
それ以上の幸運を望むのは、高望みが過ぎるというものだ。
そんなことを考えているうちに――、
『それじゃあ、みんな気をつけて帰るように。寄り道はほどほどにしておきなさいよー』
帰りのショートホームルームは、女教師のそんな一言で終わる。
待ちに待った放課後のはじまりだ。
☆1章目 下校中のおもらし事件
ちなみに。
いまの時代は、ここ数年で大きく変貌している。
主に、男女の恋愛事情について。
少子化が叫ばれて久しい近年、政府は大転換を図る。
それは妊娠したカップルに多額の補助金を支給するというもの。
その金額たるや、食べていくのに一生困らないほどに。
だからなのだろう。
かえって若いうちの……とりわけ、大和やスバルのような若い世代のうちでは告白=結婚=一生を添い遂げるというイメージが先行することになり、告白成功へのハードルはかえって上がっていた。
(こんなにこの髪の色が、目の色が珍しいのかしら?)
放課後の廊下を早足で過ぎていくスバルは、無遠慮に投げつけられる視線に、いつも辟易とさせられていた。
いつも言い寄ってくる男子たちは、スバルの身体が目当ての軽い男たちばかり。
そんな男たちの言葉を真に受ければ、きっと近い将来傷ついてしまうのは目に見えていた。
それに――。
(本当の私の姿を知ったら、みんな幻滅するに決まってるし)
スバルには誰にもいえない秘密があった。
それも、男子たちに知られたら幻滅されること間違い無しの、致命的な秘密――コンプレックスが。
「あっ」
昇降口で外履きに履きかえるとき、スバルは短い声を漏らしてしまう。
脱いだ上履きを拾い上げようとしてお腹が圧迫されて、
じゅわわっ。
クロッチの裏側が生温かく湿る感触。
最後におしっこに行ったのは1時間前の休み時間のときだった。
あれからほとんど水分は摂っていないけど、膀胱には漏れ出してしまうほどのおしっこが溜まっていたらしい。
(またチビッちゃうなんて……)
ジュワッと生温かくなるショーツの感触に、しかしスバルは表情一つ変えずに靴に履きかえる。
女の子は少しくらいショーツを汚してしまっても、平然としていないといけないのだ。
☆
だけど、スバルの悩みはすぐにチビってしまう程度だけではなかった。
極度の頻尿――。
しかも、尿道が極度に緩いせいで、すぐに軽失禁してしまうのだ。
どれくらい尿道が緩いのかというと、それこそ茹ですぎてふやけきったマカロニのように緩い。
ちょっとでもくしゃみしたり、笑ったりしただけでもショーツを汚してしまうほどだ。
更には走ったり、床にあるものを拾い上げようとしたときに膀胱が少しでも圧迫されれば漏らしてしまう。
(ぱんつ誰にも見せられないし)
澄ました顔をしながら昇降口から校門へ。
そんなスバルが穿いているショーツは、いつも黄ばんでいた。
どんなに洗濯をしても、繊維の奥深くにまでおしっこが染みこんでしまって取れなくなっているのだ。
「はぁ……」
校門を出て、家路を急ぐ。
閑静な住宅街を歩くこと5分ほど。
周りに人の気配がなくなったことを見計らうと、スバルは憂鬱げに大きなため息をついてしまった。
たったそれだけで尿道から力が抜けて、
じゅわり。
クロッチの裏側が生温かく湿ってしまう。
こんな調子で朝からスバルの軽失禁を受け止め続けてきたショーツは黄ばみを通り越して茶色く変色して湿っていた。
おまんこに食い込んでいたクロッチの裏側には、くっきりと茶色い縦染みが刻まれているに違いなかった。
「わたしなんて、すぐにおもらししちゃう、汚い女なのに」
ポツリと、一言。
その言葉は、誰にも聞かれることなく消えていく。
きっと、今まで言い寄ってきた男子たちは、スバルがこんなにも赤ちゃんのようにおまたをおしっこ臭くさせていると知ったら、幻滅するに違いなかった。
(いつも黄ばんだショーツ穿いてる女だって知られたら……絶対に嫌われるし……!)
――きっと、私の本性を知ったら、いままで告白してきた男子たちは嘲笑するに違いなかった。
だから、スバルはいつも見えないバリアを張って、周囲と距離を置くことにしていた。
何度も男子たちの告白を断ってきて、それでもまだたまに玉砕覚悟で言い寄ってくる男子たちもいるけど、最近では一人で静かに過ごすことができている。
「私なんかのどこがいいんだろ」
ポツリと呟いた、その拍子に……じゅわわっ。
ちょっとでも気を抜くと、ショーツに生温かい染みを作ってしまう。
靴を履きかえるときにもチビってしまったけど、最後にトイレに行ったのは1時間ほど前のことだ。
ふやけたマカロニのようなスバルの尿道は、早くも限界を迎えようとしていた。
(あっ……、ちょっ……、まだ……っ)
じゅわっ、じゅわわっ。
澄ました顔をしながら家路を急ぐスバルだけど、しかし限界はスバルが思っていた以上すぐそこにまで迫ってきているらしい。
1歩進むたびに、ローファーから伝わってくる振動が膀胱を震わせてくる。
じゅわわっ、じゅもも……っ。
「あっ、まだ、ちょっ、ダメ……!」
いまにもおまたを前抑えしそうになるけど、そんなに恥ずかしいことできるはずがなかった。
人気がないとはいえ、ここは住宅街の一角なのだ。
もしも一度前抑えなんかしたら、その手はトイレに駆け込むまで離すことができなくなるに違いない。
「まだ……、まだ、大丈夫……!」
キュンッ! キュン!
じゅもも、じゅわわわわ……っ。
おまたを無理やり引き締めるけど、勝手に痙攣して言うことを聞いてくれない。
軽く絶頂しているかのようにおまたが痙攣すると、その合間を縫っておしっこが漏れ出してきてしまう。
クロッチの裏側に、取り返しのつかないぬくもりが広がっていく。
「うぅ……、おしっこが、勝手に……あぁ……っ」
たらり……、
内股を生温かい指先でくすぐられているかのような感覚。
クロッチから滲み出してきたおしっこが、ついに内股を伝い落ちてきてしまったのだ。
「ダメ!」
ぎゅっ。
ついにスバルは、少女としての禁忌を犯してしまう。
両手でおまたを抑えて、尿道を無理やり塞ぐ行為――前抑え。
それは少女のあまりにも屈辱的なポーズ。
それでもおしっこを止められるわけではない。
「あっ、あっ、染み出してきちゃ……いやぁ……っ」
じゅわっ、じゅもももっ。
スカートの上から前抑えしているから、股間から滲み出してきた恥水が、ショーツを、スカートへと染みこんでくる。
きっとスカートの股間の部分には、おしっこの恥ずかしい染みができているに違いない。
もう、残されている時間は限りなく少ないようだ。
だが家まではまだ歩いて20分はかかる。その途中には、公衆トイレはおろか、公園の茂みさえもない。
(もう、我慢できない……っ)
じゅももっ、じわわっ。
前抑えしている指の隙間から、おしっこが滲みだしてくる。
もう、決壊はすぐそこにまで迫ってきていた。
「まっ、まだぁ……、だめぇ……っ」
じゅわわっ、ちょろろ……。
よろめきながらも、なんとか閑静な住宅街の路地を急ぐ。
だけど女体はスバルの意思とは無関係に尿意に屈しようとしていた。
ぽたり、ぽたた……、
溢れ出してきたおしっこが雫となって落ち、乾いたアスファルトに散っていく。
それはまるでスバルの足跡のように。
家までのあと20分など、耐えられるはずがなかった。
「も、もう、こうなったら……っ」
スバルは周囲を一瞥する。
そんなスバルの視点が、ある一点で止まった。
その先にあったのは、よほど意識しなければ見逃してしまいそうな、細い路地への入り口だった。
あそこなら――、
想像しただけで、フッと尿道から力が抜けてしまって、
じょわわっ。
抑えつけている股間から、大量のおしっこが溢れ出してきて、黄金水がだらだらと流れ落ちていく。
もう、迷っている暇はなかった。
スバルは今にも噴きだしてしまいそうになるおしっこを堪えながら、なんとか小股で路地へと辿り着く。
そこは、影になったほとんど人が通らないような細い路地だった。
「こ、ここで……。こんなところで、楽になってしまうなんて」
まだおもらしはしてないけど、スバルの心はすでに折れていた。
この両手を離して、楽になるしかない、と。
いまにも破裂しそうな膀胱では、もうここでおもらしするしか道は残されていない、と。
「あっ、ああぁー……」
気が抜けるような、熱い吐息。
それとともに、少しずつおまたを前抑えしている両手から力が抜けていく。
じゅわわっ、じゅももももも……。
尿意を我慢するあまり、キュンキュンと痙攣している尿道からおしっこが漏れ出してくる。
前抑えしている両手から黄金水が溢れ出してきて、ぽたぽたと地面へと落ちていく。
内股にも黄金の滝ができあがり、膝小僧を、ふくらはぎを流れ落ちていき――、
「だめっ」
ローファーにおしっこが溜まろうかというその瞬間、スバルは地面に膝をついてしまう。
こうしなければ靴下やローファーをおしっこでぐしょ濡れにさせてしまうのだから、仕方がないが……、
しかしそれはここからもう動けないことを意味する。
もう、ここで尿意に屈するより他ないのだ。
「ああぁ……っ。いやぁ……っ、ぱんつのなか、あったかくなっちゃって……ううっ」
じゅももももももももももも……。
くぐもった水音。
前抑えしている両手の隙間から、黄金水のせせらぎが湧き出してくる。
止めどなく、止めどなく……。
「あっ。あっ。あっ。あっ。あっ」
しゅわわわわわわわわわわわわ……。
引き攣った声を上げてしまう。
パクパクと口を開けて。
それはまるで酸欠になった金魚のように。
(お願い、早く、終わって……!)
しゅいいいいいいいいいいい……。
終わって。
漏らしながら、たしかにスバルはそう願った。
――止まって、ではなく。
もはや、スバルはおしっこを我慢することを、心のどこかで放棄していたのかもしれない。
すべて出し切って楽になってしまおう、と。
「ふぁ……、ふぁぁぁ……」
じょぼぼぼぼぼほぼぼぼぼぼ……。
もわ……もわわ……。
内股を伝い落ちるおしっこが地面に広がり、ツーンとしたアンモニア臭の湯気が上がる。
それはまるで失禁してしまったスバルのことを責め立てているかのようでもある。
「うう……っ、いっぱい……出てくるよぉ……っ」
じょわわわわわわわわわわ……。
ショーツも、スカートもビタビタに濡らしながら、スバルのおもらしはいつまでも続く。
地面にはスバルを中心として恥ずかしすぎる水溜まりが広がり、狭い路地はアンモニア臭に蒸れ返る。
(もしもこんなところを誰かに見られたら……ううっ、恥ずかしすぎるよ……!)
しゅいいいいいいいいいい……。
いつしか前抑えしている両手からは完全に力が抜けていた。
我慢すれば、それだけおもらしの時間が長くなる。
それなら少しでも早くおしっこを出しきったほうがいいじゃないか。
スバルの心は、もうすでに折れきっていたのだ。
「ふっ、ふぅ……っ」
しゅわわわわわわわわわわわ……。
スバルはショーツを穿いたままだというのに、お腹に力を入れていた。
それだけおしっこが勢いを増し、おしっこの滝は瀑布となって地面に散っていく。
それでもスバルのおもらしは終わることなく――、
いつまでも続くのだった。
つづく!
もしも誤字脱字などを見つけることができましたら、教えてもらえたらとても嬉しいです!