妹は甘えんぼ13
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「絵馬……すまん」
ここにはいない妹に謝る。
ブルマとショーツを綺麗にするには、これから妹の恥ずかしいところを見なければならないのだ。
それは絵馬にとっては、おまたを見られるよりもずっと恥ずかしいことに違いない。
……おまたなら、毎朝のおむつ交換で見ている。
だからブルマとショーツの内側に広がる光景は、絵馬にとっては恥部よりも恥ずかしい恥部なのだ。
「うっ、うおぉ……。こ、これは……」
ムワ……ッ。
ショーツとブルマを広げ、まず目に飛び込んできたのは明るい茶色の柔らかうんちだった。
それはまるで茶色いマグマのようだった。
「小さな身体に、いっぱい溜まってたんだなぁ……」
女の子というのは体調によっては便秘になりやすいものだと聞いたことがあるが――。
明るい茶色の柔らかうんちの下にあったのは、焦げ茶色の固めの便塊だった。
絵馬の腸内でカチカチに固まっていたであろううんちは、ショーツとブルマに押し潰されて前のほうへと広がっている。
「まずはうんちを落とさないとな……」
ぼちゃっ。
兄として、男として信じられないほどの巨大な便塊を水洗トイレへと落とす。
形があるものはショーツをひっくり返せば簡単に落ちてくれるけど、柔らかうんちはそうそう簡単にはいかない。
ショーツにこびりついてしまっている。
「お腹、痛かったんだな……」
ブルマのなかからショーツだけを取り出す。
白とピンクのしましまショーツは、元の色だったところが皆無なほどに蹂躙され尽くしていた。
ねちゃ、ねちゃ、
ネチャネチャ……。
ショーツにこびりついた妹の柔らかうんちを丹念に洗っていく。
シメジやワカメ、それにゴボウの食物繊維だろうか?
茶色い軟便のなかには二週間くらいまえに食べたものの残骸が混じり合っている。
ずっと妹は張ってるお腹を我慢していたのだろう。
いつもおむつを交換しているのに、気づいてやることができなかった。
「今度は下剤……は怖がりそうだから……お腹のマッサージ、手伝ってあげるかなぁ」
ねちょ、ねちゃ、ぐちゅぐちゅ。
ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅちゅっ。
酸素系漂白剤を薄めた水に浸しながら、丁寧に染みを取っていく。
その甲斐あって、しましまショーツはなんとか元の色に戻ってくれた。
あとは洗濯機に入れて回せば元通りになってくれることだろう。
「ブルマもゴシゴシ、だな」
幸いなことにブルマの繊維は汚れが染みにくいようになっている。簡単に水洗いするだけでうんちが落ちてくれる。これも洗濯機に放り込んでおく。
「さて、俺も寝るか」
もしも深夜の洗濯のことを知ったら、きっと絵馬は赤面して気絶するに違いない。
だから綺麗になったショーツとブルマは、それとなく妹のタンスの中に戻しておいてやればいいのだ。
浩喜は、こうしてずっと妹のことを見守ってきたのだ。
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この小説は、同人誌『妹は甘えんぼ』として発表しています。
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