妹は甘えんぼ21
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「お兄ちゃん、一緒にお風呂入ろうよ」
「たまにはいいかもな」
思春期を迎えたというのに、こんな会話はおかしいだろうか?
誘う絵馬もちょっとした勇気が必要だったけど、兄もなんの躊躇いもなく応じてくれて嬉しい。
それから二人でお風呂に入ると、背中を流しあって、もちろん前のほうまでお互いに隅々まで洗いあった。
夕飯を食べて、くつろいで、それからお兄ちゃんにおむつを充ててもらって――。
「お兄ちゃん」
「なんだ?」
兄を呼び止めたのは、もうすぐ今日のお別れという時のことだった。
ここで呼び止めないと、兄は自分の部屋に行ってしまう。
そうしたら朝までのお別れだ。
「今夜は……お兄ちゃんと一緒に、寝たいの」
さすがに強引すぎただろうか……?
振りかえった兄は、フリーズしている。
「ご、ごめん……なさい。いや、だよね……一緒に寝るなんて……。あたし、おしっこ臭いし。ごめんなさい。わがまま言って」
「い、いや、ちょっとビックリしたけど、嫌だなんて思ってないぞ。だけど……」
「だけど……?」
「一緒に風呂に入ったときもだけど……絵馬、可愛くなってて、俺、我慢できるかどうか」
「お兄ちゃんになら、なにされてもいいの」
「そ、そんなこと言って、どうなっても知らないからなっ」
「うんっ」
ベッドで両手を広げて兄を迎え入れると、すぐに電気が消されて真っ暗になる。
暗闇のなかでシャツと下着を脱いでおむつ一丁になって兄に抱きついた。
ギュッと握られた手が熱く火照り、溶け合っていった。
∽∽∽
メリメリメリメリメリ……ッ。
兄が目を覚ましたのは、闇夜に満ちるかすかな異音と、異臭に気がついたからだった。
腕のなかでは絵馬が安らかな寝息を立てて眠っている。
だけどその寝顔は、かすかに苦しげに歪んでいた。
「んっ、んんっ、ううぅ……」
ぷすっ、ぷすす……。
めきめきめきめきめきっ。
腕のなかの絵馬が呻くと、おむつに包まれたお尻からメキメキと固いものが軋む音が聞こえてくる。
どうやらカチカチに固まっている硬質便なのに寝糞をしてしまっているらしい。
「うっううんっ、ふっふうう!」
メリメリメリメリメリ!
プスッ! ブポッ! ブススッ!
きっと夢の中では一生懸命に頑張ってうんちを出していることだろう。頑張り屋な妹らしく、顔を真っ赤にして気張っている。
そんな妹が可愛く思えてきて、ギュッと抱きしめてあげると、お尻が緩んだとでもいうのだろうか?
「んっ、にゃああ~~」
絵馬は弛緩した吐息を漏らすと、フッと身体の力が抜けていき……、その直後だった。
ぼふっ、ぼふふっ!
ミリミリミリミリミリミリ!
ぷしゅっ、
しゅわわわわわわわわ……。
おむつの中から、くぐもった炸裂音とともに水音までも聞こえてくる。
抱きしめている妹の股間に太ももを押し当ててやると、
「ふぁぁぁ……」
至福の吐息とともに、おむつからは、
ブババッ、ブボッ!
メキメキメキメキメキ!
プッシャアアアアアアア……。
弛緩した下半身から排泄物が垂れ流しになっている。
妹のおむつ越しの股間に当たっている太ももがジンワリと生温かくなって、モコモコと膨らんでいく。
それはおしっこを吸水したポリマーなのか、それとも妹のうんちによって膨らんでいるのは分からない。
だけどどちらにしても、もしも絵馬の意識があったら真っ赤になって恥ずかしがっていたに違いなかった。
「お兄ちゃん……大好きだよぉ……」
ぶっふぉ!
ヴリブヴリヴリヴリ!
いつの間にかおしっこは終わり、うんちも柔らかくなってきたようだ。
妹のおむつからネッチョリとした柔らかい感触が伝わってきて、赤ちゃんのように無防備なおむつの香りが漂ってくる。
「んっ、ふぅ…………」
妹は鼻にかかった妙に色っぽい吐息を漏らすと、スッキリしてくれたのだろう。
妹は息むのをやめた。
「絵馬、スッキリしたみたいだな……」
深夜の闇夜に沈んだ部屋には、妹の恥ずかしい香りに満ちあふれている。
兄としておむつを替えてあげるのが兄としての優しさというものだろう。
「全部、出たか……?」
妹をベッドの上で仰向けに寝かしつけてやる。
おむつ一丁で寝ている妹の胸は、重力に負けぬほどの弾力があるようだった。
「いま、おむつ換えてやるからな。……おっと、でもその前に」
ぽんぽん、
妹のおむつの股間の部分を軽く叩いてやると、
「はにゃあ~~……」
シュイイイイイイイイ……。
メリメリメリッ! ブリッ、ブリブリブリッ!
カエルのように脚を開いたままで、妹は最後のトドメといわんばかりにブリブリとおむつを盛り上がらせていった。
「いま新しいおむつに替えてやるからなー」
もう既に限界を迎えて膨らんでいる紙おむつを外してやって、おしりふきで丁寧に妹のデリケートな部分を拭いてあげる。
もう何年も妹のおむつを交換してきたのだ。
どこを拭けば妹が喜ぶのか、目を覚ますのかは誰よりも知っているつもりだ。
「よし、おむつ交換終了っと」
あとはおむつに鎮座するうんちと、おしりふきを水洗トイレに流して、おむつはビニル袋で包んで可燃物の袋の奥へと詰め込んでおく。
これで臭いも漏れないからバッチリだ。
少しでも楽しんでもらえたら嬉しいです。
この小説は、同人誌『妹は甘えんぼ』として発表しています。
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