きりたん、ホラーゲームに挑戦する3
きりたんがおねしょをする小説の続きです。
目が覚めたら不気味な洋館へと迷いこんでいたきりたんの運命やいかに!
きりたんの恐怖失禁!
「あぁ……進みたくないなぁ……」
唯一開くドアを進むと、やはりそこは大食堂。
柱時計のチクタクという音だけが不気味に響いている。
「なにか……なにか武器は落ちてないんですか? せめてハンドガン……いや、グレネード……。いやいや、やっぱりマグナムとか……」
だけど物欲センサーが発動しているのか、武器らしきものはどこにも落ちていない。
どうやら包丁二本で先に進むしかなさそうだ。
「うう……この先は、たしか廊下に……」
やはりというか、食堂のドアを開けて先に進むと、そこは見通しの悪い廊下になっていた。
ついさっきホラーゲームで予習した展開そのままだ。
そしてそのままだということは、予想が正しければ。
『くちゃ、くちゃ……。はふ、はふ……』
廊下の左側から、あまり嬉しくない咀嚼音が聞こえてくる。
壁の影になっていてよく見えないけど、そこにいるのは恐らく。
「ああ、なんでこんなことになってるんですか……っ。早く帰りたいだけなのにっ。戦うしか……ないの!?」
【 お茶コース 】プラン以上限定 支援額:300円
プランに加入すると、この限定特典に加え、今月の限定特典も閲覧できます
有料プラン退会後、
閲覧できなくなる特典が
あります
バックナンバー購入で閲覧したい方はこちら
バックナンバーとは?
月額:300円