レモネードオアシス 2023/10/30 08:33

TS俺が女の子のレッスン!?20

いつもあたたかいご支援ありがとうございます。

きのうは父の墓参りに行ってきました。
享年63歳。肝臓は沈黙の臓器。健康診断は受けておいたほうがいいぞ。

と、言うわけで今日も元気に小説を更新していけたらと思います。
楽しんでもらえたら嬉しいです!


目次

TS俺が女の子のレッスン!?

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 学校にはいつも二人で登校することにしていた。
 幼稚園のころからの習慣で、小学校も、中学校も、そして今でも。
 ずっと同じクラス・隣り合った席だから、日が出ている時間帯はほど幼なじみと一緒の時を過ごしてきたと言っても過言ではない。

「はぁ……。今日もスカート、なのか……」

 のっそりとした動きで制服に着替えていく。
 タンスの一番上の段から取りだしたのは、春巻きのように丸められている下着たち。
 広げてみると、白と水色のしましまショーツだ。
 本来ならば司はトランクス派だったけど、そんなものを穿けばスカートからはみ出してしまう。
 それほど女子のスカートは短いのだ。

 洗い晒しのTシャツも脱いで、露わになったのはショーツとお揃いのストライプ柄のブラジャー。
 女子になった瞬間にFカップに膨らんだおっぱいは、寝ているあいだでも形が崩れないようにブラをあてるようにと、晶に言われたからその通りにしているのだった。

「はぁ……。着たくねぇ……」

 呟きながらも、女子の制服を着ていく。
 ブラウス、スカート。
 女子の胸元はリボンと決まっていたけど、タイを締めているのは男だというせめてもの意思表示。
 些細なことかもしれないけど、ここは譲れない。

「はぁ……、男に戻らねえかなぁ……」

 そんなことを呟きながら靴下まで履いたとき――、

 ピンピンポーン♪

 ちょうど二連打のインターフォンが鳴った。
 いつもの七時ジャスト。
 どうやら幼なじみが迎えに来てくれたらしい。

        ☆

「おはよ。司」
「ああ、おはよ」

 いつものように迎えに来てくれた晶は、朝の挨拶もそこそこに家に上がりこんでくる。
 二人は、朝食はいつも司の家で食べることにしていた。
 こうでもしないと司は朝食を抜いてしまうから、必然的にこうなったのだった。
 6枚切りのこんがりトーストと目玉焼きにベーコン。それにミニトマト。
 晶は慣れた手つきで食卓に並べていく。

「さあ、早く食べちゃって」
「悪いな、いつも」
「こうしないと司は朝ご飯、抜いちゃうから。私のぶんのついでだから気にしないでいい」

 いつものように向かい合って食卓につく。
 もしかしたら、こうして食卓を囲む回数は、両親よりも晶のほうが多いかもしれない。

「あっ」

 だけど向き合って食卓についた、その瞬間だった。
 晶の顔を見ただけで、ムラッときてしまったとでもいうのだろうか?
 晶のスカートのなかに隠されているのは、軟体生物のように本能的に痙攣し、白濁した本気汁を漏らしていた女性器――。

「うう……」

 じゅわわっ。

 不意にクロッチの裏側に熱い感触が広がって、司は短い声を漏らしてしまう。
 晶の顔を見ただけでも意識してしまうようになっていた。
 だけど晶を見つめすぎただろうか?

「どうしたの。私の顔になにかついてる?」
「い、いや。なんでもない」
「そう。それならいいけど。あなたは可愛くなってるんだから、あんまり人の顔を見つめないほうがいい」
「可愛いとかいうなっ」
「早く認めたほうが楽になれる」

 そんなことを言われても、まだ女の子になって三週間ほどしか時が経っていないのだから仕方がない。
 司はこんがりトーストの上に目玉焼きを乗せると、かぶりつくのだった。

        ☆

 今日は一日座学の授業だ。
 まずはそのことに、司はホッと胸を撫で下ろす。
 体育の授業があれば、ブルマに着替えなくてはならないところだった。

(今日はずっと椅子に座ってれば放課後だな)

 よし、気合入れていくぞ!
 そう思っていると、ごく自然に男だったころの癖が出ていたのか、
 隣の席に座っている晶から、

「司、脚が開いてる。ぱんつ、見えてるわよ」
「はっ!?」

 少しでも気を抜くと、脚を開いて座っているのは男だったころの癖なのだろう。
 慌てて脚を閉じる。

(俺は男……、男……! だけど男子どもにぱんつを見られるのはなぜか悔しい気がする……!)

 不本意ながらもスカートのガードを固めておくことにする。
 座るときはしっかりとスカートの裾をお尻に巻き込んで。
 こうして少しずつ女の子になっていくのかもしれなかった。

        ☆

(今日はずっと座学だから楽勝だと思っていたのに……っ)

 もうすぐ三時限目の国語の授業中が始まろうという休み時間のこと。
 司は気まずくなって内股を擦り合わせていた。
 その異変をいち早く察知したのは、隣の席に座っている晶だ。
 さすが幼なじみ。
 なにか異変があるとすぐにバレる。

「どうしたの司。なんかほっぺたが赤い。熱ある?」
「い、いや……。そんなことは……大丈夫」
「そう。体調が悪かったら早めに言ってね。大変なことになる前に」
「おう」

 小声での短いやりとり。
 それだけで晶が心配してくれるのがわかる。
 それはありがたい。
 だけどそもそも、司が気まずくなって内股を擦り合わせた原因は晶にあった。

(ううっ、晶のことが頭から離れない……!)

 事の発端は、一週間前に晶がわざとおもらししてくれたことにあった。
 あのとき目の当たりにした幼なじみの女性器が頭から離れてくれない。
 黒タイツとショーツ越しでもわかるほどに、縦筋が軟体生物のように蠢き、白濁した愛液をドロリと垂らしていた。
 甘く濃厚な湯気が股間から立ち昇り、妖しくヌメッていた。
 その光景が、脳裏に焼き付いて離れない。

 じゅわわっ。

 少しでもあのときのことを思いだすと、おまたが熱く濡れてしまう。
 男は勃起すればそれで済むけど、女の子はそうはいかない。
 おまたが熱くなれば、クレヴァスから蜜が溢れ出してきてショーツを汚してしまう。
 おまたがあたる部分にクロッチが縫い付けられているのも納得だ。


TS俺が女の子のレッスン!?21につづく!

ここまで読んでくれてありがとうございました!
楽しんでもらえている人がいたら嬉しいです。

この作品は同人誌『TS俺が女の子のレッスン!?』に掲載されているものです。
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