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2021年 08月の記事 (4)

レモネードオアシス 2021/08/27 15:21

エレベーターパニック!1

支援者様向けの短編小説を更新していきたいと思います!
今回の更新と、次の更新の2階を予定してます。
楽しんでもらえたら嬉しいです。


・ヒロイン
 椎菜梢(しいな こずえ)
 中学2年生。
 小柄で、女性的な膨らみは控えめ。

 地元の中学校に通っている。
 通学距離は、片道15分程度。

 自宅はマンションの15階。20階建て。
 家族構成は父と母。一人っ子。

 体型・髪型・服装など。
 身長150センチ。
 髪型:黒髪ロング。
 制服:桃色のブレザー。ワインレッドのスカート。スカートは超ミニ。
 ショーツ:水色と白のしましまショーツ。

・季節は春。

 靴下:黒。
 靴:ローファー。

 あまり運動することが好きではない。
 便秘気味な生活を送っている。
 出てきてくれるのは、2週間に1回くらい。

 お腹がパンパンで苦しい生活を送っている。
 購買の自動販売機で売ってる牛乳を買って飲んでみる。
 180mlのパック入り。ストローを指して、チューッと一気に飲む。

 牛乳があまり得意ではない体質。
 お腹を壊す……というほどではないけど、牛乳を飲むとお腹が痛くなってしまう。


カテゴリー(エレベーターパニック!)



「うぅ……、お腹、苦しくて眠れないよ……」

 深夜の自宅のベッドで何度も寝返りを打っているのは、一人の小柄な少女だった。
 腰のあたりまで伸ばした、サラサラの黒髪のロングは、何回も寝返りを打っているせいで絡みそうになっている。
 洗いざらした白のTシャツに、3分丈のスパッツというラフな格好をして、何度も、何度も寝返りを打つ。
 少女の名前を、椎菜梢という。
 中学二年生になって少しずつ女性的な膨らみを宿してきている身体は、しかしまだまだ幼さを残している。
 そんな梢のお腹は、パンパンに膨らんでいた。

「うぅ……ぅ……っ。今日で二週間……ぅぅっ」

 Tシャツ越しにお腹をさすってみると、そこはカチカチに固まったモノでパンパンに張っていた。
 なにを隠そう、このお腹には、二週間ものあいだ食べてきたものが詰まっているのだ。
 何度もトイレに行って出そうと思っても、カチカチに固まって出てきてくれない。
 今日も何回もトイレにいって踏ん張ったけど、出てきてくれる気配さえもなかった。
 ついさっきも、寝ていたら急にお腹が痛くなったからトイレに行ったけど、完全な無駄足だった。
 こうして何回もトイレにいっては体力を消耗していたのだろう。
 ベッドに身体を横たえた梢は、いつの間にか眠りへと落ちていた。

        ☆

「あぁ……」

 翌朝。
 梢が目を覚ましたのは、お尻にぺったりとまとわりついてきている、ショーツの気持ち悪い感触のせいだった。
 この感触は間違いない。
 何度繰り返しても決して慣れることのない、気持ち悪くて幼い感触。
 おねしょ、だった。

(お腹苦しくておねしょしちゃうなんて……)

 便秘が酷い日は、梢はおねしょしてしまうことが多かった。
 夢のなかで、お腹に力を入れて踏ん張っているせいだと思う。
 3分丈のスパッツを下ろしてみると、

 モワァ……。

 朝日に、濃密な湯気となってアンモニア臭が立ち昇っていく。
 お気に入りの白と水色のしましまショーツは、鮮やかなレモン色に染め上げられていた。

「うう……目に染みるよ」

 ツーンとしたアンモニア臭に涙が溢れ出してくる。
 それでも梢の下腹部はパンパンに膨らんでいて、息苦しさを感じるほどだった。

「……着替えないと」

 トイレに行って、膀胱に残っているおしっこを最後の一滴まで出して、おまたとお尻を軽く拭う。
 部屋に帰ってきたら新しいショーツに穿き替える。
 新しいショーツも、愛用している水色と白のしましまショーツだ。
 ちょっと厚手なのは、お腹を冷やさないためでもある。
 春という季節であっても、梢はお腹を冷やしておしっこが近くなりやすい体質だった。

『梢、朝ご飯よー』

 キッチンから母の呼ぶ声に応えると、梢はブラウスに桃色のブレザーとワインレッドのスカートという制服に着替えて部屋を出る。
 朝のメニューは、こんがりと焼いたトーストとウインナーとスクランブルエッグにコンソメスープという、いつもの感じの朝食だった。
 このような朝食が、二週間分もの量、お腹に溜まっていると考えると憂鬱な気持ちになってしまう。

「はぁ……」

 だけど、食べないわけにもいかないし。
 朝ご飯は元気の源なのだ。
 梢は、カチカチに固く張っているお腹に手をあてながらも、ゆっくりと朝食を食べていくことにするのだった。

        ☆

「いってきまーす」

 朝の挨拶とともに、梢は玄関のドアを開ける。
 視界に青空と、春の日差しが溢れかえる。
 梢が住んでいるのは、駅からほど近い場所に発っているマンションの高層階だった。
 20階建てのマンションの、15階の一室に、父と母の三人で暮らしている。
 通学時間は、学校まで歩いて15分ほど。
 マンションの朝の混み合うエレベーターを降りてから歩き出す。
 15分という距離は近すぎず、遠すぎずという絶妙な距離だけど、それでも固く張ったお腹を抱えて歩くとなると、ちょっとツラい距離ではある。

「はぁ……」

 マンションから出た梢は、憂鬱げなため息を漏らすと、ゆっくりと歩きはじめるのだった。

        ☆

「くしゅんっ」

 プッシャア――!

 くしゃみをした拍子にお腹に力が入ってしまい、おしっこを噴き出してしまう。
 クロッチの裏側がじんわりと生温かくなると、お尻の方にまで広がっていった。

(どうしよう。おしっこしたくなってきちゃった)

 4時限目の理科の授業中のことだった。
 お腹が張って苦しいと、どうしてもおしっこが近くなってしまう。
 たぶん大腸がパンパンに張っていて、膀胱が圧迫されているせいだと思うけど。

(我慢、我慢しないと)

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おもらししながらもなんとかトイレに駆け込む小説を読むことができます。

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レモネードオアシス 2021/08/27 14:57

TS俺が百合堕ちするまで5

いつもあたたかいご支援ありがとうございます!
今日は金曜日なので小説を更新する日です!

教室でおもらしっ!


目次

TS俺が百合堕ちするまで(カテゴリー)

この小説を最初から読む!





♂♀2章目 女の子の尿道は太く、短い


 翌朝。
 遥香の部屋。
 ゆうべは生徒会権限で遥香の部屋に運び込まれたベッドで、別々に睡眠をとったものの、千尋は明らかに寝不足だった。

 隣のベッドから、遥香の寝息が聞こえてきていたのだ。
 ついこの前まで健全な男だった千尋にしてみれば眠れるはずもなかった。

「うう……寝不足……」
「私は一緒のベッドでもいっこうに構わなかったんだがな。そうすれば耳元で優しい子守歌を歌ってやることもできたのに」
「そんなことされたら余計に眠れませんよ……っ」
「まあ、冗談はさておき、制服を用意してあるんだ。着てくれ」
「げ」

 千尋が呻いてしまったのも無理はない。
 なにしろ、遥香が持ってきたのは当然のように女物の制服だったのだ。
 しかも、スカートはかなり短く調整されている。

「あの……本当に着ないとダメなんですか?」
「恥ずかしがることはない。まずは外見から変わっていかないとな。せっかく可愛らしいのだ。私が……きみの制服姿をみたい!」

 ……と、言ったらどうする?
 イタズラっぽく効いてくる遥香。

「そんなこと言われたら……着るしかないじゃないですか」
「ありがとう。きっと可愛いぞ」

 こうして千尋は制服を着せられることになった。
 太ももが丸見えのミニスカート。
 それに女物のブラウスにブレザー。胸元にはタイ。

「黒タイツでシックに決めるとしようか。私が使っているものだが平気か?」
「うう……むしろお願いします……。このままだと太ももが丸見えで恥ずかしすぎる……」
「それじゃあ穿かせてやる」
「お、お願いします……」

 ここまできたら黒タイツを穿くことにはなんの躊躇いもなかった。
 タイツなんて、男だったころは穿いたことがないというのに。
 こうして千尋は少しずつ女の色へと染まっているのかもしれなかった。

「ううー。タイツがぴったり、密着してきてる……」
「当たり前だ。タイツなんだから」
「それにかすかに透けているような……」
「80デニールだからな。ほどよい守備力で男どもの視線も釘付けだぞ。さて、準備はできたな。それじゃあ登校だ!」
「あっ、ちょっと待って……!」

 遥香にカバンを渡されていざ登校!
 千尋の、女の子としての長い1日が始まろうとしていた。

        ☆

「うう~。周りの視線が気になる……!」

 女物の制服に身を包んでの、初めての登校。
 女子寮を出て、噴水のある前庭を横切って昇降口へと歩くだけの短い距離が、今日に限っては長く感じられる。

 それもこれも、男子からだけではなく女子からも注目されているせいだった。
 男のチラ見は女にとってのガン見というのが、身をもって分かってしまう。

「ほら、へっぴり腰になってるぞ。あんまり腰が引けるとショーツが見えるから気をつけるんだ!」
「は、はいい!」
「あと周りの視線は気にするな。女子というのは気合を入れるためにスカートを短くするんだ。むしろ堂々と視線を受け止めてやれ!」
「そ、それはちょっと慣れないと無理……」

 隣を歩いている遥香にお尻をはたかれて、千尋はピーンと背筋を伸ばす。
 そんな千尋の太ももを、春のそよ風がイタズラっぽく撫で回していった。

「ううっ、スカートが短すぎる……! こんな布切れを巻いて外に出なきゃいけないなんて……っ」
「きみは女の子なのだ。早く慣れることだな。……と、それにしても」
「それにしても……?」
「きみ、というのは他人行儀だよな。差し支えなければきみのことを千尋……と、名前で呼んでもいいか?」
「もう好きにして下さい……」
「そうか。それはよかった。それでは千尋からは、私のことは遥香と呼んでくれ」
「ええっ、それはさすがに……!」
「同じ部屋に住んでいるのだ。いつも会長と呼ばれていては、私の肩が凝って堪らん」
「うう~……。それじゃあ、遥香、先輩……」
「うむ。いい感じだな」

 名前で呼ばれたことがそんなに嬉しいのか、遥香は上機嫌に微笑んでみせる。
 その笑顔にドキリとしてしまい、

 じゅわわっ、

 ブラの裏側で母乳が溢れ出してきたのは千尋さえも気づいて異な事だった。

        ☆

 だが……。
 事件は1時限目の国語の授業中に、少しずつ膨れあがってきていた。

(あー……。おしっこしたくなってきちゃってる……。女の子の身体だと、あんまりおしっこ我慢できないから、ちゃんとトイレ行っとかないとなー)

 千尋はノートをとりながら、呑気にそんなことを考えている。
 だけど数秒後に、不意に重大なことに気づくのだった。

(この格好でトイレって! 男子トイレ使えねええええ!!)

 そう。

 まさか女子の制服を着たままで男子トイレに入るわけにはいかないのだ。
 女子は女子トイレを使わなくてはいけない。
 当たり前すぎることが抜け落ちていた。

(ちょっと待て! でもいきなり女子トイレというのはあまりにもハードルが高すぎる!)

 ただでさえ女物の制服を着て、クラスメートたちの視線を集めているのだ。
 そんななかで女子トイレに入るのは、さすがに恥ずかしい。

(ああっ、やばいっ。どうする!? 体育館のトイレを使うか!? それとも女子寮まで帰ってする!?)

 迷っているうちにも、下腹部では尿意が膨らんできている。
 この状態では走ることはもうできないだろう。
 体育館も、女子寮も、休み時間のあいだに尿意を堪えた状態で歩いて往復するにはあまりにも遠すぎる。

「あっ、ああ……っ」

 じゅわわっ。

 フッと意識が遠のき、ショーツのなかが、ほんの少しだけ生温かくなった。
 男子トイレに入ることができない――。
 絶望感に包まれ、尿道から力が抜けてしまったのだ。

 女の子の尿道は、太く、短い。
 それに千尋はまだおしっこを上手に我慢することができなかった。
 だから男物の制服を着ているときは、いつも休み時間ごとにトイレに行くほどだったのに。
 トイレに、入ることが、できない……。

「あっ、あっ、ああっ」

 キュンッ、キュンッ、キュウウ!
 おまたに力を入れても、一度意識した尿意はどんどん膨らんできて、そしてついに。

「あぁ……」

 おまたから力が抜けてしまう。

 じゅわわっ、じゅわわわ……。

 ショーツのなかが生温かくなって、どんどんその染みが大きく広がっていく。
 遥香のショーツを穿いているのに。
 汚してしまう。
 止めないと。

「ウッ、うう……っ」

 シュイイイイイイイイイイ……。

 だけどどんなにおまたに力を入れても、一度漏れ出してきたおしっこを止めることはできなかった。
 ショーツのお尻のほうまであったかくなって、黒タイツまでも濡れてしまう。
 せっかく遥香に穿かせてもらった黒タイツなのに。

「だ、だめぇ……っ」

 しゅいいいいいいいいい……。
 じゅわっ、じゅわわわわわわ……。

 黒タイツに覆われた太ももが、おしっこに浸されて生温かくなっていく。
 おろしたてのスカートも、もうおしっこでビタビタになっていることだろう。怖くて下を向くことができない。

「ああぁ……」

 自分の喉から漏れ出したのは、女の子の切なげな声。


 その声が自分のものではないように感じられて、そしておもらしというこの現実が、自分のことではない、信じられないことのように思えて。
 千尋の身体は、諦念に弛緩してしまう。

 しゅわわわわわわわわわわわわ……。

 くぐもった水音がショーツから響き渡る。
 椅子に座ったままでおもらしをすると、脚のあいだにおしっこの大河ができあがることになる。
 やがてその大河は椅子の縁にまで達すると、ナイアガラの滝のように床へと落ちていき――、

 ぽた、ぽたぽた……。
 しゅいいいいいいいいいいいいい……。

 ぽたぽたと恥ずかしい音を立てながら、床へと広がっていった。
 それでも奇跡的なことに、千尋のおもらしは真理我のクラスメートたちには気づかれてはいない。
 だがそれも時間の問題だった。

 しょおおおおおおおおおぉぉぉぉ……。

 小さな膀胱のどこにこんなにおしっこが溜まっていたのかと疑いたくなるほどに、千尋のおもらしはまだ続いていた。

 トイレで水に流せる状況ではおしっこの量など気にも止めることではないけど、こうして失禁するとおしっこというのは多く感じてしまうものだ。

(やだ……匂いもしてきて……っ。この世から消えてなくなりたい……よぉ……っ)

 もわ……っ。
 もわわ……っ。

 床に広がった、おしっこの湖から立ち昇ってきたのは、刺激的なアンモニア臭。
 本来ならば教室で漂うことのない匂いに、周りのクラスメートたちがキョロキョロとあたりを見回し――、

『ひっ』

 きっかけは、後ろの席に座っていた女子の、短い悲鳴だった。
 その声に、千尋は気の毒なくらいビクリと身体を痙攣させてしまう。
 バレて、しまった……。
 それでも逃げ場なんてどこにもない。
 それがおもらしの一番恥ずかしいところだった。

「み、見ないで……」

 呟くも、クラスメートの視線は千尋へと集中している。
 教壇に立っている女性教諭でさえも、千尋を見つめて目を見開いていた。
 無理もない。
 この年にもなって、教室でおもらしだなんて。

「ごめんなさい、ごめんなさい……っ」

 一体誰に対して許しを請うているのか?
 それさえも、分からなくなっている。
 火がつきそうなくらい頬が熱くなって、このまま気絶できたらどんなに楽だろうかと、何回も願う。
 だけどそんな儚い願いが聞き届けられることもなく――。
 おしっこは、急速に冷たくなっていった。

「うう、ぐす……っ」

 おもらししてしまった羞恥心。それにこの教室で立った一人だけになってしまったかのような孤独感に、勝手に涙が溢れ出してくる。
 この年でおもらしだなんて。
 しかも遥香のショーツと黒タイツを汚してしまった。
 それにおろしたての制服も。

 それから――。
 どれくらいの時間が経ったのかは分からない。
 たぶん、数分のことだったのだろう。
 その数分間、千尋はしゃくりあげるように泣き、そして。

「千尋、大丈夫か!?」

 ガラガラと教室の前のドアが開き、駆け込んできたのは遥香だった。

(――えっ、なんでここに!?)

 疑問に思うも、そんなことお構いなしと言わんばかりに遥香は授業中の教室へと入り込んできた。
 そしておもらしの湖の中心にいる千尋に、なんの躊躇いもなく肩を貸すと席から立たせてくれる。

「あっ、ダメ……です……会長の上履き、汚しちゃう……」
「気にするな。それに会長とはまた悲しいことを言ってくれるじゃないか」
「うう……遥香さぁん……」
「そうだ。その調子だぞ。私と千尋が仲がいいところを、しっかりとみんなに見てもらわないとな!」

 こんなときだというのに、遥香は力強く言い放つ。
 そのせいだろうか?
 おもらししてザワザワと落ち着かなかった教室が、別のざわめきに包まれていた。
『桃瀬のやつが会長と仲がよくなってる、だと……!?』
『わたしも会長と仲良くなりたいのに……っ』

 男女問わず聞こえてくるのは、千尋と遥香が親密な仲になっていることへの驚愕とささやかな嫉妬の声。
 千尋がおもらししたことを騒ぐ声は、いつの間にか無くなっていた。

「さて、私が綺麗にしてやるからな。一緒にトイレに行こう」
「はい……」

 遥香に肩を貸されるがままに教室を出る。
 おもらしした黒タイツは冷たくなっていたけど、なぜかおまたは熱くなっていた。


TS俺が百合堕ちするまで6につづく!

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レモネードオアシス 2021/08/20 15:09

TS俺が百合堕ちするまで4

いつもあたたかいご支援ありがとうございます!
今日は金曜日ですので新しい小説を更新したいと思います!


目次

TS俺が百合堕ちするまで(カテゴリー)

この小説を最初から読む!


初めてのショーツ!

「ああ……。会長のブラ、温かい……です」
「うむ。サイズはぴったりのようだな。しっかりフィットしているか?」
「はい……。会長の熱がしっかり伝わってきています」
「そうか。それはよかった。次は……ショーツだな」
「うう~……。やっぱり、ショーツも穿かないとダメ、ですよね」
「当たり前じゃないか。月の巡りがきたら、男物の下着だと困ったことになる」

 遥香は黒タイツと一緒に脱いだショーツを拾い上げる。

「……って、まさかショーツも脱ぎたて!?」
「なんだ、さすがに嫌か? 私の脱ぎたてショーツは」
「い、いやではないですけどっ。でも会長の下着を汚してしまうしっ」
「きみの助けになるのだ。私はそんなこと気にしたりなんかしない。だからきみも気にするな」
「は、はいぃ……」

 会長の穿いていたショーツは、シンプルながらも大胆なローライズだった。
 スカートと黒タイツで隠されている下着はちょっと大胆なものを愛用しているらしい。

「そうだ。女の子のショーツがどんな感じなのか、ちょうどいいから知ってもらうことにしようか」
「えっ?」
「男とは違って、女の身体は尿道が短いからな、それにたくさん汗もかくし、下り物も出てくる。だからちょっとした工夫が施してあるんだ」
「工夫、ですか」
「その様子だとまだ気づいていないようだな。男物の下着を穿いたままだと大変なことになっていたところだぞ」
「はい……すいません」

 遥香は、さっきまで穿いていたショーツを広げてみせる。
 すると、

 もわわ……っ。

 甘酸っぱい香りが立ち昇ってきて、目眩がしてきそうになる。
 それでも千尋は、ショーツの内側から目を逸らすことができなかった。
 なぜならば……。

「黄ばんでる……」

 思わず呟いてしまう。
 ショーツの裏側……そのおまたがあたる部分には、ショーツとは別の白い布が縫い付けてあるみたいだった。
 そこにはシュッとおまたが食い込んでいたのだろう、縦筋が刻まれていて、かすかに黄ばんでいた。

「おまたがあたる部分だけ、二重になってる……?」
「ああ。これがクロッチというやつだ。この二重布で、おまたから漏れ出してきてしまった軽失禁や、下り物を受け止めて、外側にまで滲みだしてこないようになっているのだ」
「あの、さっきから言ってる、下り物って……」
「おまたには膣があるのは知ってるよな」
「あの、知識としては知ってますけど、まだ確認はしてないです」
「その調子だとそうだと思ったぞ。……ほら、よく見てみるんだ」
「…………はい」

 ショーツを広げてみせてくれるのは、きっと遥香にとっても恥ずかしいことに違いなかった。
 それでも千尋のために性教育をしてくれる。
 その心意気を無駄にするわけにもいかない。
 千尋は目眩を覚えながらも、匂い立つショーツを注視してみる。
 するとクロッチには、おしっことは別のものがこびり付いていることに気づく。

「これは……カスタードクリームみたいなのがついてます」
「それが下り物だ。おまたや、膣から分泌された垢を、こうしてクロッチが受け止めてくれているんだぞ」
「そ、そう……なんですか」
「さて、性教育はここまでだ。やっぱり私の脱ぎたてはやめておくか? そうなると、保健室のダサダサショーツか、それともタンスには私の愛用ローライズショーツもあるが」

 遥香の脱ぎたて?
 それともダサダサショーツ?
 それか、洗濯した遥香のショーツ?
 ここまでしてくれた遥香の厚意を無下にすることなど、千尋にはできなかった。

「会長の……脱ぎたてのショーツ、穿きたい、ですっ」
「そう言ってくれると私も嬉しいぞ。それではまず右足を上げて……穿かせてやろう」
「あ、ありがとうございます」

 まずは右足を上げると、ショーツの脚を通してくれる。
 次は左足。
 両脚を通すと、しゅるしゅると、遥香の手によってゆっくりとショーツが上げられていく。

(ああ……俺……ぱんつ……穿いちゃうんだ……。女物の、ショーツを……)

 人知れず緊張していると、遥香が耳元で囁いてくれる。

「そんなに緊張するなって。もっと身体の力を抜いて。私が優しく包み込んでやるからな」
「は、はいい……っ」

 ゆっくりと、ゆっくりとショーツが上げられていき、ついに。

「んっ」

 クロッチが恥丘に触れて、千尋は短い声を漏らしてしまった。
 さっきまで遥香の大事な部分に触れていたクロッチは温かかった。
 それにお尻を包み込んでいたショーツ全体も。
 ピリリッ、下半身が痺れると、腰が抜けてしまいそうになる。

「おっと、危ない」
「あっ」

 後ろから遥香に抱きしめられて、なんとか倒れることは免れた。
 だけど手を離されたらすぐにでも倒れてしまうことだろう。
 女の子の身体になって、ただでさえ上手に力を入れることができなくなっているのだ。

「支えてやるから、なにも心配するな。ほら、似合っているぞ。サイズもぴったりのようだ」
「に、似合ってなんか……」
「見てみるか?」

 遥香に導かれるがままに連れてこられたのは、身長ほどもある大きな鏡。
 そこに、可愛らしい下着に身を包んで、身体を真っ赤にしている少女が映っていた。
 涙目になって、いまにも泣きそうになって、頼りなさげに内股を擦り合わせて。

「こ、これが俺……?」
「そうだぞ。それにしても俺というのは無粋だな。これからは一人称を『わたし』にしたほうがいい」
「わ、わたし……。そんなの、恥ずかしい、です……」
「大丈夫。少しずつ慣れていくんだ。身も、心も」
「…………」

 あまりにも恥ずかしくて応えることができず、千尋はほんの少しだけ小さく頷く。
 なにしろ心臓が飛び出しそうなくらいドキドキしていて、ブラジャーからは母乳が滲み出してきている。
 それに、おまたも急に熱くなって、ムラムラしてきて……!

「あっ、だめぇ……っ。おしっこ、したくなってきちゃってる!?」
「な、なぬ?」

 これにはさすがの遥香も狼狽を隠すことができないらしい。
 それでもギュッと後ろから抱きしめてくれていた。

「我慢できそうにないのか?」
「ううっ、なんか変なんです……ッ。ドキドキして、おまたが熱くなって、ただでさえ男のころよりも我慢できなくなってるし……!」
「キュッとおまたに力を入れる感じで……」
「ああッ、キュンキュンして、きちゃって……!」

 じゅわり。

 ――あっ。
 ぱんつのなかが生温かくなってしまった……と思ったときには、もうすでに手遅れだった。

 しゅいいいいいいいいいい……。

 くぐもった水音が、ショーツのなかから鳴り響くと、じゅわわわわわわっ。取り返しのつかない温もりが広がっていく。
 せっかく穿かせてもらったショーツなのに。

「あっ、あっ、ダメ……です……っ。会長、離れて、ください……っ。汚してしまい、ます……っ」
「言っただろう? きみを女にしてやると。だからきみのすべてを受け止めてやる」
「うっ、ううう~」

 しゅわわわわわわわわわわ……。

 女の子はおしっこを漏らすとき、なんでこんなに恥ずかしい音が鳴ってしまうのだろうか?
 しかし羞恥心を感じながらも、千尋はどこか背徳的な開放感を覚えていた。
 
「きみのおしっこ……温かいぞ。私の脚を伝い落ちている。フフッ、くすぐったくて変な気分だな」
「ダメ、です……っ。我慢してるのに、勝手に漏れ出してきて……ああっ」

 しょおおおおおおおぉぉぉぉ……。

 クロッチから滲み出してきたおしっこは内股を伝い落ち、後ろから身体を密着させてきている遥香の脚を撫で回して床へと広がっていく。
 ツーンとした恥ずかしすぎるアンモニア臭が立ち昇ってきて……、
 千尋は、恥辱の泥沼へと沈んでいくようだった。

「ああ……。止まらない、なんで……っ。会長のぱんつ、汚しちゃってるのに……っ」
「気持ち、いいんだろう? 遠慮することはないこれは二人だけの秘密だ」
「二人だけの、秘密……ううっ」

 しゅいいいいいいいいいいい……。

 まだまだ慣れていない女性器。
 それに喉からは、自分でも信じられないくらい頼りない女の声が漏れてくる。
 しかも溢れ出してきているのはおしっこだけではなかった。

 じゅわわっ。

 乳首が切なく疼くと、ブラから母乳までも滲み出してきてしまう。
 背後からは裸の遥香が抱きしめてきているのだ。
 ドキドキするなというほうが無理だった。

 ジュワッじゅわわ……。
 しゅいいいいいいいいいいいい……。

 せっかく遥香から下着を着せてもらったというのに、5分も経たないうちに汚してしまうだなんて。

 ぽた、ぽたた……。

 すべてを出し切った千尋は、放心してしまう。
 それは羞恥心からなのか?
 それとも開放感からなのか?
 千尋にさえも分からないことだった。

「全部出せて偉いぞ。さあ、新しい下着を着せてやる」
「はい……」
「下着もこれから共用でいいからな。サイズは同じみたいだし」
「会長と……共用……」

 耳元で甘く囁かれ、千尋は為す術もなく頷いていた。
 新しい下着を着せてもらえるという、さっきまでだったら絶対に素直に頷くことはできないことに、人知れず歓喜しながら。

「俺……ううん……わたしは……穿きたい、です……。会長と同じぱんつが……」
「よく言えた。これから充分に可愛がってやるからな」
「……んっ」

 後ろから抱きしめられて。
 じゅわり……ブラから大量の母乳が溢れ出してきた。


TS俺が百合堕ちするまで5につづく!

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レモネードオアシス 2021/08/02 13:59

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