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2022年 11月の記事 (6)

レモネードオアシス 2022/11/21 10:36

妹は甘えんぼ1

いつも温かいご支援ありがとうございます。

身内にコロナ陽性者が出たり、父の一周忌と落ち着かない日々が続いていましたが、少しずつ日常に戻ってきました。

今日は久しぶりに同人誌の既刊を更新したいと思います。


目次

妹は甘えんぼ(カテゴリー)

この小説を最初から読む!


♯ 1章目 おはようはおむつにエプロン!


「お兄ちゃん、朝だよ。起きてよー」

 小さな手のひらに、ゆっさゆっさと、ゆったりと身体を揺すられる。
 気持ちよくて余計に眠たくなってしまいそうだ。
 だけどここで再び眠りにつくわけにはいかない。
 なにしろ可愛い妹が起こしにきてくれているのだから。

「……ん、おはよ、絵(え)馬(ま)」
「おはよ、お兄ちゃん。もうすぐ朝ご飯できるから、顔を洗ってスッキリしてきちゃってね」
「ああ……」

 短い返事をすると、絵馬はスリッパをパタパタと言わせながら部屋を出ていく。
 いつも俺……天(あま)川(かわ)浩(ひろ)喜(き)にはできすぎた妹だと思う。
 妹である絵馬は、いつも朝ご飯を作って起こしにきてくれる。
 思春期を迎えたばかりだというのに、本当によくできた妹だ。

(それもこれも、親がずーっと家を空けてるからなんだけどなぁ)

 浩喜と絵馬の父親は海外赴任中で、母もサポートするために父について行ってるのだ。
 だから浩喜たちは、ここ数年は兄妹だけで生活している。
 最初は寂しく感じていたけど、今となってはすっかり慣れたし、家事の役割分担もしっかり決めている。
 料理は絵馬がいつも作ってくれて、浩喜は洗濯やゴミ捨てに風呂場洗いなどを担当している。
 最初は料理をする手つきもおぼつかなかった絵馬だけど、最近ではすっかり料理上手になっていた。

「さて、今日も一日頑張っていくか!」

 洗面所で顔を洗ってスッキリすると、リビングへと向かう。
 リビングと繋がっているキッチンからは、ジュージューと香ばしい香りが漂ってきている。
 どうやら今朝のメニューは玉子焼きとトーストのようだ。

「レタスは千切って盛り付けてー、玉子は半熟でトロッと焼いてあげましょう~♪」

 鼻歌交じりでキッチンに向かってる妹。
 思春期を迎えて身体つきはふっくらと柔らかくなり、身長は140センチほどだというのに胸は大きく膨らんでいる。
 そしてお尻もプリッと大きく膨らんでいるはずだが――、
 しかしそのお尻を覆っているのはショーツではなかった。

「今日もたっぷり出たみたいだな」
「あ、お兄ちゃん……。うん……おねしょ、たくさん出ちゃったの」
「朝飯食ったら交換してやるからな」
「うんっ」

 料理をつくなりがら、嬉しそうに頷く絵馬。
 そんなよくできた妹のお尻を覆っているのは……紙おむつだった。
 分厚いテープタイプの紙おむつで、白地の入道雲のようなもこもこおむつ。
 ただし白かった部分は、絵馬のおねしょによって鮮やかなレモン色に染め上げられている。
 仰向けのままおねしょをしたのか、背中のほうまでおしっこに染まっていた。

(しかし、目の毒、だよなぁ……)

 キッチンに立つ妹の後ろ姿を眺めながら、浩喜はしみじみと思う。
 絵馬は白のブラジャーにたわわに実った乳房を包み、それでいてお尻を覆うのは大きく膨らんだ紙おむつ。
 その姿にエプロンをして朝食の準備をしているもんだから、兄としては目のやり場に困ることこの上ない。
 だけど妹である絵馬は、兄の悩みなど知るはずもなく、

「ぁ、あぁぁ……」

 玉子焼きを焼いている絵馬が、ほんの小さな声で呻く。
 それはよほど注意してないとわからないほどの声だが……その直後だった。

 しょわわわわわわわ……。

 妹の充てている紙おむつからくぐもった水音が聞こえてくると、既に膨らみきっている吸水ポリマーが、更にモコモコと膨らんでいく。
 どうやら朝のおしっこはまだだったようだ。
 レモン色に染まっていた紙おむつが、濃厚な黄色へと変色していった。

 だけど恥ずかしい匂いは、紙おむつが覆い隠してくれている。
 ここは気づかない振りをしてあげるのが、兄としての優しさなのだろう。
 しばらくすると、

「はい、朝ご飯できたっと。しっかり食べて今日も一日元気でいこう、ね!」
「あ、ああ。そうだな!」

 おむつエプロンという、あまりにも無防備な姿を晒している妹にドキドキしつつ、浩喜は朝の食卓につくのだった。
 今日のメニューはトーストに香草を添えた玉子焼き、それにとヨーグルトと実に彩り豊かだ。


妹は甘えんぼ2につづく!

この小説は、同人誌『妹は甘えんぼ!』として発表しています。
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レモネードオアシス 2022/11/11 05:28

おもらしな快楽12

いつも温かいご支援ありがとうございます。

身内にコロナ陽性者が出たりとなかなかお仕事が進まなくなっている状況です。
皆様もどうかお気をつけください。

さて、今日も同人誌の公開です。
なんとか最終回まで辿り着くことができました。
楽しんでもらえたら嬉しいです!


目次

おもらしな快楽(カテゴリー)

この小説を最初から読む!


 無慈悲に言い放つのは、出欠を取り終えた担任。
 そういえば今日の1時限目の教科は担任が受け持つ英語の授業だった。

『早く始める代わりに、終わるのも早くするからなー。トイレに行っておきたいやつは先に行っておけよー』

 しめた。
 このチャンスを逃す手はないだろう。
 雫は席を立とうとするも――、

(えっ……?)

 しかし雫以外に席を立とうとする生徒は皆無だった。
 ガタンッ、雫が立ち上がろうとする音が、妙に大きく教室に響き渡った。

(こ、これじゃあトイレに行こうにも、行けねぇ……!!)

 心の叫びを上げている雫のことなど知らず、周りのクラスメートたちは英語の教科書とノートを準備している。
 席を立ちかけた雫は、そのムーブでごく自然に、カバンから教科書の準備をする。
 やばい。
 このままでは授業開始だ。
 だが雫には、一人でトイレに立つことはできなかった。

 もしもここで席を立てば、クラスの視線を集めてしまうことになる。

(立て……! 立つんだ雫……! いや、ジョー! いや、ジョーじゃない! 出る! ジョー出る!)

 じゅわわっ、
  じょ、じょぉぉぉぉっ。

 尿道が緩み、意識が真っ白に燃え尽きかかる。
 もしもここで立ったとしても、あまりの尿意にへっぴり腰になってしまうに違いなかった。
 それはいくらなんでも恥ずかしすぎる。
 ただでさえ大きなお尻は、おむつで一回り大きくなっているというのに。

(残り4分のショートホームルームのはずだったのに! 授業が終わるまで……、あと50分……!)

 じゅわわわわ、
  じゅももももも……。

 厳しすぎる現実に、フッと尿道から力が抜ける。
 そうだ……。
 おむつをあてているのだ。
 それならば、おしっこをしても良いじゃないか。
 我慢する必要は、どこにもない――。

「ぁっ、ぁぁぁ……」

 しゅわわ、
  しゅいいいいいいいいい……。

 おむつをトイレだと認識している女体は、あっさりと尿意を放ってしまう。
 ただ、勢いよく出すと、音でバレてしまうかも知れないから慎重に。

(ぁぁ……、漏れて、きてる……! 漏らしちゃってる……。おしっこ、教室でっ、みんなの前なのに……!)

 しゅいいいいいいいいいい……。

 おむつの中に穿いているショーツが生温かくなる。
 クロッチの裏側におしっこが弾け、おまたをイタズラっぽくくすぐっていく。
 おしっこは生温かい手となって、お尻を撫で回していく。

(おしっこ、お尻のほうに溜まってきて……! 大丈夫、かな……? おむつ、ちゃんと吸収してくれる……、かな?)

 しゅいいいい……。
  しゅわわわわわわ……。

 おむつの性能を確かめるように、朝一番のおしっこを教室で放っていく。
 雫が尿意を放っていることも知らず、教室ではいつも通りの授業風景が流れていた。

(バレて、ない……よね? あたしがおしっこしてるって、みんな、気づいてない……よね?)

 しゅわわわわわわわわ……。

 おしっこを漏らしながら、周囲に目配せ。
 大丈夫、みたいだ。
 みんな黒板の英文をノートに取ることに夢中になっている。
 誰も雫がおもらしをしているだなんて、想像さえもしていない。

(教室でおしっこしても大丈夫なんだ)

 ジョボボボボボボボボボボ……。
  じゅもももももももももも……。

 気が抜けると、一気におしっこが噴き出してきてしまう。
 最初は水音が聞こえたらどうしようかと思ったけど、おむつからの音漏れはないようだった。
 雫は背筋を少しだけ曲げると、椅子に押しつけられていた尿道を解放してやる。
 そうすると更におしっこが噴き出してきた。

(凄い……! 教室でおしっこしちゃってるんだ……! 変態すぎる……! ああっ、おまた、熱くなってきてるし……!)

 キュンッ! キュン!
 ぷっしゃあああああああああ!

 勢いよくおしっこが噴き出し、弾ける。
 それでも紙おむつは雫の失敗のすべてを包み込んでくれている。

(ああっ、おむつ膨らんできてる……。おしっこ吸って膨らんできてる。もこもこして、気持ちいい……)

 しゅいいいいいいいいいい……。

 おむつが入道雲のように膨らんでくる。
 薄型紙おむつの、吸水ポリマーが膨らんできているのだ。
 最近の紙おむつはポリマーが膨らむことによっておしっこを閉じ込めるようにできている。
 その表面はサラッとしているはずだが……、だけど、雫はおまたが塗れている感触が好きなので、いつもおむつのなかにショーツを穿くことにしていた。当然、今も。

(濡れたぱんつ、おまたにペッタリ貼りついてきてる……。凄い、変態すぎる……)

 しゅわわわわわわわわわ……。

「はぁぁ……」

 雫は熱い吐息を漏らしていた。
 ブレザーに包まれた女体は熱く火照り、胸元からはバニラエッセンスの香りが発散される。
 それは雫の発情臭だ。

(さすがおむつ……。おしっこ、全部受け止めてくれてる)

 しゅいいいいいいいいいい……。

 雫は頬を弛緩させるとおしっこを漏らしていく。
 その行為に、もはやなんの躊躇いもなくなっていた。
 毎晩おむつをあてて寝ているから、おむつが高性能なのは雫が一番よく理解している。

 しゅううううううううううう……。
 ブルルッ!

 雫は大きな身震いをして、一旦の放尿が終わる。
 吸水ポリマーはおしっこを吸収してブヨブヨになっていた。

 ぐじゅりっ。

 椅子に座り直すと、おしっこを吸収した紙おむつが潰れる。
 本来なら気持ち悪い感触だろうけど、雫の秘筋は背徳的な快楽に燃え上がっていた。
 おむつの中に穿いているショーツも、おまたに食い込んでヌルヌルになっている。

(誰も、あたしがおむつを穿いてることを知らない……。誰もあたしが変態だって知らない……)

        ☆

 その日、雫は何度も教室で人知れずにおもらしをした。
 昼休みを迎える前にはもう紙おむつは限界を迎えてしまったので、女子トイレで紙おむつを交換して。

 その日から、雫は何度もおむつをあてて登校した。

「もう、元のあたしに戻れない……」

 しゅいいいいいいいいいい……。

 その日も、朝から教室で人知れずに尿意を放つ。
 むっちりとした熟れた身体から、バニラ系の発情臭を漂わせながら。
 そんな雫の黒髪はほんの少しだけ伸びて、艶めいていた。


おしまい

読んでくれている人がいたら嬉しいです。
楽しんでくれている人がいたらもっと嬉しいです。

この小説は、同人誌『おもらしな快楽』として発表しています。
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レモネードオアシス 2022/11/09 12:44

おもらしな快楽11

いつも温かいご支援ありがとうございます。

ただいま新作の同人誌を制作中です。
11月中の発売を目指していましたが、DLsiteの週替わり無料公開キャンペーン中の開催されている11月中は新刊の動きが鈍いと判断し、12月上旬の発売を目指すことにしました。

さて、今日も同人誌の公開です。
楽しんでもらえたら嬉しいです。


目次

おもらしな快楽(カテゴリー)

この小説を最初から読む!


√6 授業中のおむつおもらし!

「はぁ……シャワー、あったかぁい……」

 大雨のなかでおもらしをして帰ってきて。
 雫はシャワーを浴びながら緩みきった表情を浮かべていた。
 冷え切った身体に、温かなシャワーが心地いい。
 このまま髪も洗ってしまおうと思って、三つ編みをほどいて入念にトリートメント。
 髪を洗うときは、髪同士を擦り合わせると傷んでしまうから指を通しながら丁寧に洗っていく。

「おまた、熱くなったままだし」

 髪を洗い終えても、おまたはまだ熱いままだった。
 無毛のクレヴァスは官能に赤らんでいて、しかも花びらが綻んでいる。
 人前でのおもらしで気持ちよくなってしまった証だった。

「どうしよう。新たな快楽に目覚めそう……」

 くちゅり。

 秘筋に指を這わせると、明らかにお湯とは違った粘着質で卑猥な音が浴室に鳴り響く。
 くちゅり、くちゅり。
 一度触れてしまうと、指の動きは止まらなくなってしまう。
 肉びらを掻き分けて、固くなっている米粒のような器官……クリトリスを探り当てると、

「……ンッ!」

 下半身から電流が駆け抜けていき、プルンと脂が乗りすぎた身体が波打つ。
 雫は知るよしもないが……、快楽を貪り秘筋が痙攣するたびにお尻の両脇にはえくぼができている。

「おまた、我慢できない」

 くちゅ、くちゅ、くちゅ。

 なぜ女の子の指先が柔らかいのか?
 それは敏感なところに優しく触れるためなのかもしれない。

「おまた、痺れて……んんっ」

 くちゅちゅちゅちゅちゅちゅ。

 米粒のように小さなクリトリスは、それだけ神経が集中しているから大切に扱ってあげないといけない。
 雫の指先は小刻みに痙攣し、淫靡な水音が奏でられる。

「うっ、うっっっうん!」

 ガクッ、ガクンッ!
 お尻を大きく震わせてまずは最初の絶頂。
 だけどまだ足りない。
 女の子の身体はわがままなのだ。
 たった1回で満足できるはずがなかった。

「あっ、おおぉぉぉっ、うっ、うん!」

 本当はもっと可愛い嬌声を上げて絶頂したい。
 それこそエロゲのヒロインのように。
 だけどそれは無理な話だ。
 エッチするときは全身が強ばってしまうから、可愛い声を上げる余裕なんてない。

「もっと……もっとぉ……んっ、うっ、うう!」

 浴室に獣のように低い声と、淫靡な水音が響き渡る。
 雫がお風呂を上がったのは、それから1時間後のことだった。

        ☆

「人前でおもらしするの、あんなに気持ちよかったなんて……」

 深夜。
 ベッドに仰向けになった雫は暗い天井を見上げながら呟いた。
 思い起こされるのは今日の下校中のこと。
 大雨のなかとはいえ、人前でおもらしをしてしまった。
 そのときの疼きが、まだ下腹部に熱い官能となって燻っている。
 お風呂では何回も、何回も発散させたと思ったのに。

「おむつ、蒸れちゃう……」

 ただでさえ、寝る前のおしっこはショーツを穿いたままのおむつにしているから、じっとりと濡れている。
 そのうえ熱い蜜で蒸らしてしまうだなんて。

「人前で……おもらし……もっと、したい……」

 そうしなければ、もはや熱く疼いている子宮は収まってくれないように思えてくる。
 考えがないわけじゃない。
 だけど、バレたときのリスクを考えると――、
 トクンッ。
 なぜか鼓動が早くなってくる。

「おむつ穿いて、学校で……」

 それも、教室で。
 授業中に、こっそりと、椅子に座ったままで。

「変態過ぎるよ……」

 妄想しただけで、ジュワッと濡れる。
 男子はちんちんが立つだけで済むのかもしれないけど、女子は股間を濡らしてしまう。
 おむつの中に穿いているおもらしショーツが蒸れ、ヌルヌルになっていく。
 もう、我慢するという選択肢は雫の思考から消えていた。

        ☆

(初めてのおむつ登校……! うおおおおお!)

 翌朝の通学路。
 雫は早くも後悔していた。
 カサリ、カサリ、一歩進むごとに、スカートのなかに穿いている紙おむつが擦れる音がする。

 もしもいたずらっ子のそよ風が吹いてスカートが捲り上がったら、パンチラならぬオムチラが待っている。

(おむつなんか穿いてくるんじゃなかったぁぁぁぁ!)

 心のなかで絶叫しながらも、しかし秘芯は熱く勃起しているのだろう。
 一歩進むごとに、おまたがジンジンしている。

(蒸れてきてる……! おむつ、蒸れ蒸れになってきてる……!)

 ちなみに今朝は、初めてのおむつ登校ということもあって新品の紙おむつと洗い立てのショーツを穿いてきた。
 だからおむつが蒸れるということはないと思っていたのに。
 そう思っていたのに――。

(おむつ蒸れ蒸れになって……、ショーツヌルヌルで……、おまたムラムラしてる……!!)

 まだおもらししていないというのに、おむつのなかに穿いているショーツはヌルヌルになっている。
 もしもおむつを穿いていなかったら、内股に愛液の滝ができあがっていたに違いなかった。

        ☆

(な、なんとか辿り着けたぜ……)

 雫がなんとか教室の自分の席に辿り着いたころには、もうショーツは愛液でぐしょ濡れになっていた。
 おむつを穿いているから蒸れに蒸れて、おまたを掻きむしりたい衝動に駆られる。
 だけど教室でそんなことをするわけにもいかない。
 もうすぐ朝のショートホームルームが始まるから、教室にはたくさんのクラスメートがいる。

(どうしよう……、無性におしっこ、したくなってきたぁ……!)

 今朝はまだ朝一番のおしっこをしていない。
 自分を追い込んでいくスタイルのつもりだったけど、まさかここまで早く尿意が牙を剥いてくるとは。

(おむつ穿いてるから、我慢、できない……っ)

 じゅわっ、
  じゅわわっ。

 雫にとっては『おむつ=トイレ』だった。
 普通の年頃の女の子だったら、トイレ以外でおしっこをすることなんて……しかも、人前でしようとすると無意識のうちに理性がブレーキをかける。
 だけど雫は違う。
 おむつを穿いていれば、いつでもどこでもトイレだ。
 身体がそういうふうに認識してしまっている。

(今からトイレに行くと……、ううっ、出欠に間に合わないし!)

 ジュワッ、
  ジュワワワワッ。

 こうして席についているだけでも、緩みきったおまたはゴーサインを出そうとしている。
 クロッチの裏側が生温かくなって、お尻のほうへと広がっていく。

(せめて我慢……! 朝のショートホームルームが終わったら……出欠取ったらトイレ……!)

 ――ゆうべは。
 たしかに、教室でおむつにおもらししたらどんなに気持ちいいだろうかと妄想したけど、もうちょっと心の準備というか……、そういうものを大切にしたい。
 いくらなんでも、思い立ったが吉日とはいえ、その日の1時限目が始まる前にいきなり教室でおもらしというのはレベルが高すぎる。
 せめて、午後だ。
 そして狙うべきは休み時間。
 そうすれば、もしもおむつからおしっこが横漏れしてきてもトイレに逃げ込むことができる。

(ホームルーム終わったらトイレ、トイレ、トイレ……)

 じゅもも、
  じゅもももも。

 ヒクヒクと痙攣するたびに漏れ出している温もりを感じながら、雫は心のなかで念仏のように唱える。
 そうだ。
 有名なお坊さんも言っていたじゃないか。
 ――心頭を滅却すれば、火もまた涼し、と。
 心を無にすれば、たとえ火のなかに飛び込んでも涼しいということだ。
 ちなみにこの句を詠んだと言い伝えられいてる坊さんは、信長に焼き討ちに遭ったなか詠んだと云われている。
 真偽は定かではないが。

『雨(あま)森(もり)、雨森~?』
「ふぁっ、ふぁい!」

 厳しすぎる尿意を我慢するあまり、担任に名前を呼ばれているのにスルーするところだった。
 どうやら心頭を滅却するあまりに出欠を取っていたことに気づいていなかったらしい。
 だけどこれでミッションの1つを達成した。
 これで1時限目が始まる前の休み時間にトイレに行ける。

(まだだ、まだ慌てるような……、いや、このセリフはダメだ……! 最近ろくな目に遭ってないし……! それじゃあなんだ!? そうだ、あと何分でホームルームが終わる!?)

 教室の前にかかっている時計を確認すると、残り4分。

(4!? 4だと……!? 4は縁起が悪い……! よりによって残り4分のときに時計を見てしまうとは……!)

 某奇妙な冒険の暗殺者のジンクスによれば、4がかかわるとろくな目に遭わないと云われている。
 しかもそのジンクスは、このときに限って言えば正解のようだった。

『それじゃあ、今日はこのまま授業始めるか。ちょうど俺が担当の教科だしな』


おもらしな快楽12につづく!

読んでくれている人がいたら嬉しいです。
楽しんでくれている人がいたらもっと嬉しいです。


この小説は、同人誌『おもらしな快楽』として発表しています。
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レモネードオアシス 2022/11/07 05:01

おもらしな快楽10

いつも温かいご支援ありがとうございます。

今年も残すところ僅か。
トップページにも掲載したとおり、新作の同人誌を執筆中です。
今月の11月中には発表できるようにがんばってきます!


さて、今日も同人誌の公開です。
楽しんでもらえたら嬉しいです。


目次

おもらしな快楽(カテゴリー)

この小説を最初から読む!


 じゅわわっ、
  ジュワワワワ……。

 少しずつおまたの力を抜いていくと、クロッチの裏側に背徳的な温もりが広がり、滲みだしてくる。
 内股を生温かい手に愛撫されているかのような感覚に陥り、雫の尿道は快楽にほどけていく。

「太もも、触られると感じちゃう……」

 しゅいいいいいいいいいい……。

 ただでさえ雫の身体は何度も重ねてきたおもらしをで興奮するようになっている。
 雨で冷え切っている太ももを愛撫され、ふくらはぎを伝い落ち、ローファーの中に生温かいおしっこが溜まっていく。
 下半身が、おしっこに浸されていく。

「誰かに見られてるかもしれないのに……はぁぁ……。おしっこ、止まらない……。あったかくて、気持ちいいぃ……」

 じゅもももももももももも……。
  じゅもももももももももも……。

 身体が冷えているせいか、いつもよりもおしっこの温もりを生々しく感じるような気がする。
 上半身は寒いのに、緩みきった下半身だけが温かく、いや、熱くなっていく。

「おしっこ、気持ちいい……」

 しゅいいいいいいいいいいい……。

 ショーツから聞こえてくる、くぐもった恥ずかしい音が雨にかき消される。
 しかし雫の足元ではうっすらとおしっこで水たまりが広がりつつあった。

「ああ、おしっこ……こんなに広がってるだなんて」

 いつもおもらし遊びをするときはおむつを穿いているときか、トイレでこっそりすることが多いから、足元におしっこが広がっていく開放感が凄い。
 それは決して少女が味わってはいけない、背徳的な開放感。

(もしも、こんなところを誰かに見られたら、どうしよう)

 しゅわわわわわわわわわわ……。

 雫はなんの躊躇いもなく立ったまま、ショーツのなかに尿意を放っていく。
 もしもいま人が通りがかったとしても、おしっこを止めることはできない。
 女性器というのは、一度で始めたおしっこを止めるには、あまりもに不都合な形をしているのだ。
 一度漏らし始めたら、すべてを出し切るしかない――。

「……は!?」

 しゅいいいいいいいいい……。
  ……プシャア!

 雫は大きく身震いをして、おしっこを噴き出してしまう。
 なぜならば。

(ヤバ……、誰か、こっちに、きてる……!?)

 雨音にまぎれて、ヒタヒタと誰かがこちらに近づいてきている気配。
 住宅街のブロック塀の影になっている曲がり角から、1人……、いや二人分の足音が近づいてきている。

(ちょ……! 待っ……! よりよってこのタイミングで!)

 じゅもももももももももも……。
  しゅいいいいいいいいいいい……。

 おしっこを止めようと思っても、緩みきった尿道は簡単には閉じてくれない。
 むしろ人の気配に鼓動が早くなり、頬が、股間が熱くなってきてしまう。
 そしてついにすぐそこの曲がり角から人影が現れる。
 それは、買い物に行く途中なのだろう、子連れの母親だった。

『夕飯はなにが食べたい?』
『ハンバーグ!』

 そんな他愛もない会話を交わしながら、雫のほうへと近づいてくる。
 それでも雫はおしっこを止めることができない。
 どんなにおまたに力を入れても、キュンッ、キュンッ! クレヴァスが虚しく痙攣するだけだった。

(ヤバい……、バレたら、社会的に終わる……!)

 しゅわわわわわわわわわわ……。

 ショーツからくぐもった水音が止まらない。
 一刻も早くおしっこを止めなくてはいけないのに。
 理性では分かっている。
 だけど熱くほどけたおまたは、おしっこを垂れ流し続けている。

『本当にハンバーグが好きよねぇ』
『うん! 毎日ハンバーグ食べたい! あとグラタンも!』

 子供ってこってりした洋食がすきだよなあ、などと思いながらも雫はその場で立ち尽くすことしかできない。
 せめてカバンの中を探す振りでもできれば良いけど、今更になって気づくけどカバンは地面に落ちて雨に濡れている。
 おもらしの快楽のあまり、いつの間にかカバンを落としてしまっていたようだ。

(ああっ、見ないで……。おもらししてるから、見ないで……っ)

 しゅわわわわわわわわわ……。

 おもらしをしながら立ち尽くし、親子連れがすれ違い……、そのときだった。
 子供が不思議そうな表情を浮かべて、雫のことを見上げてきたのだ。

『……お姉、ちゃ……ん?』
「な、ななな、なに、かな……?」

 相手が子供とはいえあまり喋ることが得意ではない雫は、緊張のあまり声が上ずってしまう。
 こうしている瞬間にも、

 じょぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼ……。

 おしっこは漏れ続けていて、内股にレモネードの滝ができあがっているというのに。

(お願い……、気づかないで……!)

 しゅわわわわわわわわわ……。

 くぐもったおしっこの音が、妙に大きく感じられる。
 それに子供の目線は、ちょうど雫のスカートの高さにある。
 きっと、バレている……。
 おもらしをしていることがバレている……!

『こんにちは、お姉ちゃん!』

 しかし子供の口から飛び出してきたのは、なにも恐れることはない、ごく普通の挨拶だった。
 そのことに安堵しつつ……、身体は正直だった。

 じょぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼ……。

 気が抜けてしまったのか、おしっこの勢いが増してしまう。
 内股を撫で回していくおしっこの滝が勢いを増し、足元に広がる水たまりがアンモニアの湯気を上げ――。

「こ、こんにちはっ。あ、挨拶できて、……えっ、偉い、ゾ」
『うん! それじゃあバイバイ、お姉ちゃん!』
「ば、バイバイ……ッッ」

 たったそれだけのやりとり。
 子供は母に手を引かれていき……、やがて足音も雨の音に小さくなっていく。
 短い言葉を交わしただけだというのに、ドッと疲労感に襲われる。
 自然と股間の力も抜けていき、

 しゅわわわわわわわわわ……。

「あっ、あああぁぁ~」

 しゅいいいいいいいいいい……。

 止めどなくおしっこが漏れ出してくると、ビシャビシャと恥ずかしい音を立てて地面へと散っていった。
 雨の匂いに、隠しきれないアンモニア臭が混じる。
 もしもいまの親子連れがくるのが、あと数秒遅かったら……、きっと雫のおもらしはバレていたに違いなかった。

「はぁ……、はぁぁ…………ううっ!」

 ブルルッ!
 ――プッシャア!

 最後の一絞りを出し切って、雫のおもらしは終わってくれた。
 上半身は雨に濡れて冷たいのに、下半身は生温かい。
 奇妙な感覚だった。

(あたしがおもらししたって……、バレて、ない、よね……?)

 地面に落としていたカバンを拾い上げると、雫はよたよたと歩き出す。
 そして数歩進んだところで振り返る。
 さっきまで雫がおもらしをしていたところは、煙るような大雨が覆い隠してくれていた。

「雨、激しくなってる。早く帰らないと」

 雨は激しくなっていたけど、火照った身体にはちょうどいいシャワーに感じられる。
 帰ったら、温かい本当のシャワーを浴びよう……。そんなことを考えながら、雫は再び歩きはじめるのだった。


おもらしな快楽11につづく!

読んでくれている人がいたら嬉しいです。
楽しんでくれている人がいたらもっと嬉しいです。


この小説は、同人誌『おもらしな快楽』として発表しています。
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レモネードオアシス 2022/11/04 07:38

新作の同人誌を作っています。

いつもあたたかいご支援、ありがとうございます。

おかげさまで今年も残り僅か。
なんとか小説を書き続けていることができています。

さて、今年は新作の同人誌を2本発表することができました。
今年はあと1本か2本くらいは発表したい……! と、思ってただいま作業を進めているところです。

と、言うわけで、蜜姫モカ先生からイラストが届きましたので、支援者の方々にお披露目したいと思います。

国民的アイドルであり、主人公のカノジョのJK・棗(なつめ)におむつモデルになってもらうためにがんばるお話しです。
JCの妹(芽衣)はノリノリでおむつをあててくれるから、棗も恥ずかしがっているわけにはいかない……!

というような感じになっていると思います。



以下、イラスト。
えっちなので隠します。

嫌々ながら紙おむつをあててみるJKのカノジョ。

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JKがいやいやおむつをあてているイラストを見ることができます。

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