妹は甘えんぼ19
いつも温かいご支援ありがとうございます。
きのうは認知症の祖母の元に3万円の請求書が届き、何事かと思ったら数カ月前に新茶を注文していたらしく……。
世の中には認知症老人を狙って高級品を売りつけようとする人がいるようです。
皆様も認知症にはお気をつけください。
さて、今日も元気に小説を更新していきたいと思います。
楽しんでもらえたら嬉しいです。
「それに……、あの日は……、急にお腹を壊しちゃったわけじゃないの……。朝にお兄ちゃんから……液、もらったおぱんつ穿いてたら、我慢できなくなって……机の、角に……、それで、それで……おむつの上から押し当てちゃって……」
「…………」
「それで……お腹、熱くなっちゃったのかな……ううっ」
そこまで告白すると、もう限界だった。
止めどなく涙が溢れ出してくると、兄の背中へと消えていく。しっかりと涙を受け止めてくれる。
「だからなのか。絵馬がここ最近無理してたのは」
「えっ?」
「……少しずつ、大人になっていけばいいんじゃないかな。焦らずにさ、ゆっくりと」
「でも、お兄ちゃんに迷惑かけちゃう……っ」
「絵馬は今だって俺にはできすぎた妹だよ。いつも朝ご飯作ってくれるし、自慢の妹だ」
「でも、それはお兄ちゃんが離れていっちゃうのが怖くて……。それに、毎日お兄ちゃんから……もらわないと……」
「お、おう……」
「あたし以外の女の人で……、その……お汁、出しちゃうの、なんか……想像しただけで胸がキュッて……しちゃうし……」
「毎朝の……あー……、あれも、俺、すっごく好きだぞ。絵馬の、その、なんだ……おっぱい、大きくなって、柔らかくて温かくて、包まれてる感じがして。絵馬以外のおっぱいなんて考えられないよ。……って、改めて口にしてみると恥ずかしいな!」
照れ隠しのつもりか、兄の歩調がちょっとだけ早くなる。
だけど絵馬はそんな兄の背中にギュッと抱きついた。大きく膨らんだおっぱいを、押しつけるようにして。
「本当に……、あたしのおっぱい、で、いいの……?」
「ああ……。俺の大好きな絵馬だからいいんだ」
「…………嬉しい」
――あたしだから、好きなんだ。
その言葉が嬉しすぎて、トクンッ、胸の鼓動がアップテンポになる。それに身体も熱くなってくる。
(やだ。お兄ちゃんにドキドキしてるの、伝わっちゃうよ)
そんなの恥ずかしすぎる――。
そう思うと、返って身体が熱くなってきてしまって、鼓動も早くなってきて。
「あぁぁ……っ」
だめ!
心の中で念じるも、手遅れだった。
しょおおおおおおおおお……。
おまたがゆるむと、おしっこが勝手に漏れ出してきてしまった。
そういえば家を出て、病院の待合室で一時間くらい待っているあいだにトイレに行っていなかった。
少しずつ水分を摂るためにスポーツドリンクを飲んでいたし、きっと無意識のうちにおしっこが溜まっていたのだと思う。
「あっ! あっ! あっ! あっ!」
シュワワワワワワワワワ……。
少しでもおしっこを止めようと、おまたに力を入れるけど、一度緩んでしまった尿道は閉じてくれない。
おむつ越しとはいえ、おんぶしてくれてるお兄ちゃんの背中に向かっておしっこをしてしまうなんて……!
「おっ、にっ、い……っ、ちゃ……! 降ろしてぇ……!」
「ん? どうしてだ?」
「ど、どうしてって……っ、おしっこ、止まらない、よぉっ」
「なんだ、そんなことか。おむつ充ててるから大丈夫だろ? それに絵馬のおしっこの振動、温かくて気持ちいいぞ」
「し、振動……!」
ぷっしゃあああああああ!
恥ずかしすぎて一気におしっこを噴き出してしまう。
――おむつから横漏れしてきちゃうよ!
そう思っておまたに力を入れるけど、お兄ちゃんに好きって言ってもらえたのが嬉しくて……、
しょわわわわわわわ……。
兄の背中におしっこを垂れ流してしまう。
だけどなぜだろうか?
イケナイことをしているというのに、なぜか鼓動が更に早くなってきて、意識がボーッとしてくる。
――風邪のせい?
――ううん、違うと思う。
だとしたら、この感覚は……。
(お兄ちゃんに好きって言ってもらって、それに受け止めてもらって……ううっ、おまた、蕩けちゃってる、よぉ……)
シュイイイイイイイイ……。
おしっこを受け止めたおむつは分厚くなって、もしかしたらワンピースのスカートからはみ出しているのかも知れない。
事実、鮮やかなレモン色に染まった紙おむつが白ワンピの裾からチラチラと見えてしまっている。
でも、今だけは。
「お兄ちゃん……大好き、だよ……?」
「ああ、俺もだ」
キュンッ、キュン!
しょわわわわわわわわ……。
おんぶされて、おしっこを漏らしながらだけど。
背中越しの告白に、幸せすぎておまたがジュワッとおしっこ以外のお汁で濡れてしまう。
チリリッ、
おむつのなかで勃起したクリトリスが擦れると、静電気のようなトキメキを生み出す。
その感触を味わうかのように、絵馬は兄の背中にギュッと抱きついて、おまたを擦りつけた。
少しでも楽しんでもらえたら嬉しいです。
この小説は、同人誌『妹は甘えんぼ』として発表しています。
フルカラー・フルサイズのイラストを楽しみたいという方は購入してもらえると創作の励みになります。