錆びた茶缶 2021/05/28 22:43

とりあえず作品の感想(エロ漫画的な方面)

あれこれ言っている作品この作品(タイトル長いからこれで)だけど、エロ漫画としてはどうなのよというところをまず。
内容に直接触れる形ではあんまり書かないようにします、今回は。

・レイナ(ヒロイン)は滅茶苦茶好き。一目惚れだし
・作品(内容とか描写とか)は人を選ぶ、それはもう大変に。
・導入もそこそこで、後は徹頭徹尾作者様が言っている通りなので「そこまで言われると……」と思ったりしたら深呼吸して考え直した方がいいとは思う。
・ただ、私にとっては滅茶苦茶エロかったし、たぎったし、使えた。それでもって後悔した。

レイナさんに関しては読んだ後も理由は分からんけどやっぱ好きでした。
外見は言うまでもなく、そして性格やこの時までがどうだったのか、が分かる描写は限られているけれど、その限られたもので私が好きな要素を見出すことは十分にできたし、自分なりのキャラ付けは組み立てられた、組み立てられてしまった。先は無いのにねえ。
頭に心に見事に折り目つけて差し込まれてしまいました。

基本的にレイナさんはほぼ犯られ……いや、犯され嬲られ凌○されていてます。救いは無いですし、進めば進むほど酷い事になります、物理的にも精神的にも。
大まかなものとして凌○行為の意味というか質というかの変遷と、それに対するレイナさんの反応の変化という2層で整理はできるかなと。
両方が同期しているわけではなく
時間:導入>始>>>>>中>>>>>後>>>終
行為:    1>>>>>2 >>>3 >>>>>>
反応:    a>>>>>> b >>>> c>>>
という具合に少しずれて進行します。行為も反応もある程度の流れで続いているものなのでこうやって切り分けるのもあまり適切ではない気がしますが、なんとか表すならこうなるかなーと。

レイナさんがアンドロイドであるという要素は十全に活用されますし、絵はとても私の趣味に合ったし、描写も大好物でした。レイナさん堕ちてるけど快楽堕ちはしてなさそうなのがとても良いんですよね……。
肉体刺激の受容というところではほぼ堕ちていると言っていいと思うのですけれど、精神というか感情というか情報の処理順というか、その中に押しとどめる要素が最期まで残っていて、羞恥とか絶望とかが消えていない、残ってしまっている。素晴らしい。(これは完全に私の好き嫌いなんですが、快楽堕ち描写とかアヘ顔ってどうも苦手なんです。)
反応描写としては前半というか、上で書いたのを使うならc前までが圧倒的に好きなんですが、c以降はまた別の形でくるものがあります。

そういう意味で、リョナ系かつ凌○系(メカバレあり)エロ漫画としてはとても良くできていると思いました。良い作品である、と自信を持って言えます。
言えますが、まあ何分容赦というものが一切なくそれなりにダメージ受けた感じもあり、今回の作品はよかったけれど大丈夫かどうかは題材などでもかなり差が出るので、今後の作品も買い続けて……みたいなのができるかは、今ちょっと自信ないです。
特に特典とか無くていいから、ただ投げ銭できるプランみたいなの作っていただけないでしょうか作者様。それなら多分やれるので。

あと、この作品を買ったことに後悔は無いですが、この作品を買おうと決めた自分への後悔はある、そんな作品になりました。
一応自分としては物語はハッピーエンド希望だし、好きになったキャラクターには幸せであって欲しいと思っているつもりでした。
でしたが、そんなの嘘でしょお前、と思いましたね自分のことながら。

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