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有料プランA:隠し事はナシでいこうぜ!の記事 (13)

LIBERTYWORKS 2024/03/17 07:13

トラワセ原案Ver.「デミトフエンドの場合」

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LIBERTYWORKS 2024/03/16 22:02

トラワセ原案Ver.「雪エンドの場合」

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LIBERTYWORKS 2021/12/31 00:09

停滞の2021年を振り返る

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LIBERTYWORKS 2020/07/31 14:23

〔サイズミック・エモーション2〕pdf版

【はじめに】
 〔サイズミック・エモーション2〕については、note版の方で詳細をご確認ください。
 こちらでは完成原稿のpdf版と、有料設定になっているあとがきを支援者様向けに転載するのみとさせていただきます。ご了承下さい。


〔サイズミック・エモーション2〕のpdf版を配布します。

サイズミック・エモーション2(未完).pdf (658.00kB)

ダウンロード

 ただし、これは前作のpdf版とは似て非なるものです。表紙絵やキャラ絵や挿絵の類はいっさい入っておりませんし、そもそも〔サイズミック・エモーション2〕という作品そのものが未完成です。完成状態で塩漬けにされていた3つの短編を縦書きルビつきで読めるようにしました、という以上の意味はまったくありません。

 「えー、どうせだったら完成させてから公開してよー」

 と仰るほど本作を気に入ってくださった方がいるかどうかは定かではありませんが、そもそもこの作品、永元千尋が続きを書くことはほぼ不可能なのです。

 いや、機会があるなら書きたいんですよ?
 たとえばどっかの石油王が本作をいたく気に入ってくれて「お前の五年間を三億円で買い取るから全力で続きを書け」って言ってくれるとか、あるいは大手出版社の編集者が「お前が印税で億万長者になる勢いで新作を売ってやるからもう一度立ち上がれ!」って言ってくれるとかすれば。
 でも、それに類する奇跡が起きない限り、ちょっと無理です。

 何故かと言えば、この物語を書いていたのは2000年代上旬の僕であって、2020年の僕ではないから。

 〔サイズミック・エモーション〕は、企画のレベルではもう17年前、真っ当な形での発表を諦めてからも14年という代物です。今の僕が本腰入れて続きを書くなら、まずは#01と#02の大幅なリライトから始めなきゃいけません。主人公の日向みつきも2002年生まれの18歳として現代を生きてる女の子に生まれ変わらなきゃいけないし、それは昭月綾、大地瑤子、そして久瀬隆平にも言えることです。
 特にめんどくさいのが久瀬隆平です。なにせ作中の彼が勤務しているのは2000年代初旬の内閣情報調査室。あれから20年も経ってるんだから中央官庁についてもイチから調べ直さなきゃいけません。特に昨今はお役所でもIT技術の活用が当たり前。彼と彼の同僚たちがどんな風に仕事をしてるのか、それを想像できるようになるところから始めないと、それっぽいウソをつくこともできないのだ。

「えーなにそれめんどくさーい、じゃあ作中設定は2003年ごろでいいよ」

 という発想も当然出てくるんですがそうは問屋が卸しません。この場合は資料など集めるまでもなかった2003年当時の流行や風俗を調査するというクッソめんどい作業が自動的に発生してきます。しかも当時の資料なんか(歴史的な大事件ならともかくとして)ほとんど残ってない。迂闊にスマホなんて出せませんし、地上波デジタル放送どころかワンセグすら世に出回る前でした。
 日向みつきはもともと世間の流行とちょっとズレたところに居ますけど、それでも、当時の若い女の子たちが何を考えて何を面白がってたか、それがわからないと「どのくらい彼女がズレているのか」を描写もできない。
 これね、もういっそのこと、時代劇とか書いたほうが楽なくらいなんです。ちょっとくらいのウソなら許されるから。むしろ現代を投影しちゃった架空の戦国時代をデッチ上げたほうが面白いっていうかそもそも大河ドラマがまさにこれですね。でも2003年ですよ。20年前くらいだとその時代をフツーに生きてた人がごろごろいる。ウソはつけない。考証の手も抜けません。

 そして何より。

 我々は2011年の東日本大震災を経験し、そして今、新型コロナウイルスによる災禍の真っ只中にいます。
 歴史的にも「それ以前、それ以後」で語られるであろう重大事件を二つも経験したのがこの20年です。世の中は大きく様変わりしました。いまこの時、この物語の続編を書こうというなら、そうした流れを無視するわけにはいきません。無視するならするで「なぜ無視するのか」という確固たる哲学がなくては話にならない。

 良くも悪くも〔サイズミック・エモーション〕は「現代劇」なのです。
 より正確に言えば、2000年代当時の現代劇「だった」のです。

 この続きを2020年の永元千尋が書くなら、2020年の自分がゼロから起こしたまったく違う新作を書いた方が速い……ということになってしまうのです。どうしても。

 いや、本音では書きたいんですけどね。
 書きたいんですけど。存外サクッと書けるような気もするんですけど。

 とりあえずは、石油王ないし敏腕編集者様の登場を祈りつつ、期待せずにお待ち下さいね、ということでご理解ください。


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noteにて有料公開されている「SE2あとがき」の支援者様向け転載記事です。

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LIBERTYWORKS 2020/07/28 10:02

〔サイズミック・エモーション〕pdf版の配布開始

 2006年に商業出版された拙著〔サイズミック・エモーション〕のpdf版を無償公開します。全年齢向けのライトノベルです。
 ちなみに当時は「こちふかば」というペンネームを使っておりましたが、どっちも僕なんでそこのところどうかよろしく。

 元々は2004年、角川書店スニーカー編集部(当時)とやりとりしながら立ち上げた企画でした。が、読み切りの短編が小説誌に掲載されるに留まり、担当編集氏のご厚意もあって別レーベルへの持ち込みを画策。後にリーフ出版ジグザグノベルズで出版されたものの公言しにくいアレやソレの事情で続刊の可能性がなくなり、さらに一年後に出版社ごとレーベルがなくなるという事件を経て全権利が著者である私の手元にカムバック。一時はWeb小説として細々と続行させる用意をしつつも日々の雑事の中で忘却され長く死蔵されていた、といういささかめんどくさい経緯をたどった作品になります。
 作品そのものは年頃の女の子がキャッキャウフフする様をぼんやり眺める程度では済まないんですけど表向きにはそういうことにしておく感じなので、気軽に読んでやってください。

サイズミック・エモーション.pdf (11.55MB)

ダウンロード

 なお、先日公開した〔コヲロコヲロ〕同様、こちらの作品もnoteにて同時公開しております。

 note/サイズミック・エモーション

 スマホ等で寝転がって読むならこっちのほうが便利ですが、やはり先と同じようにルビ等が省略されてWeb閲覧向きにあちこち改稿されておりますので、作者本人としては縦書きルビありのpdf版こそホンマモンという意識で制作しておりました。
 まァぶっちゃけ読者レベルだと便利な方が正義だからただの自己満足なんですけどね。ええやん自己満足でも。こうやって無事リリースできただけで僕は幸せです。

 ちなみにこのnote版とpdf版、内容そのものは2006年に出版されたやつと同じなんですけど、今の自分にとってはさすがに文章表現が稚拙すぎると感じたところや、全体の流れの中でどう考えてもこの台詞やシーンがおかしいと感じた部分にちょいちょい手を入れております。いわばサイズミック・エモーション2020年完全版といった趣なのであります。
 カバーイラストと登場人物イメージもjilnelさんに新しく描き下ろしてもらったし、僕がもともと持ってた本作の方向性はより明瞭になっております。表紙見て「このメガネの女の子ちょっと可愛いな」と思ってそのまま読んで下さればオールオッケーです。

 つってもまあ、企画立てたの2003年なんですよ。
 ほぼ20年前の作品ってことになるわけだ。

 防衛省はまだ防衛庁だったし、東京スカイツリーなんてまだ建設予定地すら決まってなかったし、なにより2011年の東日本大震災なんて想像もできなかったのです。今見るといろいろしんどい部分は正直いっぱい残ってます。何も知らないフツーの読者様が今読んで面白いのかどうかは正直よくわかりません。わかりませんが、俺はこの作品が今でも好きですし、そういう意味では自信を持って公開しております。お暇だったらどうか読んでやってください。きっと損はさせません。多分。

 ちなみに、コヲロの時と同様、有料コース向けにあとがきのようなものも追加しております。支援者様におかれましてはそちらもご覧いただけると幸いです。

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