LIBERTYWORKS 2020/07/28 10:02

〔サイズミック・エモーション〕pdf版の配布開始

 2006年に商業出版された拙著〔サイズミック・エモーション〕のpdf版を無償公開します。全年齢向けのライトノベルです。
 ちなみに当時は「こちふかば」というペンネームを使っておりましたが、どっちも僕なんでそこのところどうかよろしく。

 元々は2004年、角川書店スニーカー編集部(当時)とやりとりしながら立ち上げた企画でした。が、読み切りの短編が小説誌に掲載されるに留まり、担当編集氏のご厚意もあって別レーベルへの持ち込みを画策。後にリーフ出版ジグザグノベルズで出版されたものの公言しにくいアレやソレの事情で続刊の可能性がなくなり、さらに一年後に出版社ごとレーベルがなくなるという事件を経て全権利が著者である私の手元にカムバック。一時はWeb小説として細々と続行させる用意をしつつも日々の雑事の中で忘却され長く死蔵されていた、といういささかめんどくさい経緯をたどった作品になります。
 作品そのものは年頃の女の子がキャッキャウフフする様をぼんやり眺める程度では済まないんですけど表向きにはそういうことにしておく感じなので、気軽に読んでやってください。

サイズミック・エモーション.pdf (11.55MB)

ダウンロード

 なお、先日公開した〔コヲロコヲロ〕同様、こちらの作品もnoteにて同時公開しております。

 note/サイズミック・エモーション

 スマホ等で寝転がって読むならこっちのほうが便利ですが、やはり先と同じようにルビ等が省略されてWeb閲覧向きにあちこち改稿されておりますので、作者本人としては縦書きルビありのpdf版こそホンマモンという意識で制作しておりました。
 まァぶっちゃけ読者レベルだと便利な方が正義だからただの自己満足なんですけどね。ええやん自己満足でも。こうやって無事リリースできただけで僕は幸せです。

 ちなみにこのnote版とpdf版、内容そのものは2006年に出版されたやつと同じなんですけど、今の自分にとってはさすがに文章表現が稚拙すぎると感じたところや、全体の流れの中でどう考えてもこの台詞やシーンがおかしいと感じた部分にちょいちょい手を入れております。いわばサイズミック・エモーション2020年完全版といった趣なのであります。
 カバーイラストと登場人物イメージもjilnelさんに新しく描き下ろしてもらったし、僕がもともと持ってた本作の方向性はより明瞭になっております。表紙見て「このメガネの女の子ちょっと可愛いな」と思ってそのまま読んで下さればオールオッケーです。

 つってもまあ、企画立てたの2003年なんですよ。
 ほぼ20年前の作品ってことになるわけだ。

 防衛省はまだ防衛庁だったし、東京スカイツリーなんてまだ建設予定地すら決まってなかったし、なにより2011年の東日本大震災なんて想像もできなかったのです。今見るといろいろしんどい部分は正直いっぱい残ってます。何も知らないフツーの読者様が今読んで面白いのかどうかは正直よくわかりません。わかりませんが、俺はこの作品が今でも好きですし、そういう意味では自信を持って公開しております。お暇だったらどうか読んでやってください。きっと損はさせません。多分。

 ちなみに、コヲロの時と同様、有料コース向けにあとがきのようなものも追加しております。支援者様におかれましてはそちらもご覧いただけると幸いです。

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