お絵描きメイキング……のようなもの、その３

はい、そんなわけでメイキング第３回です。
今日のテーマは「塗り」

……つってもこの絵グレースケールじゃねェか！

(＾＾; 確かにそうなんですが、今回のマンガは腕磨きも兼ねて、フルカラーイラストを塗る時とほぼ同じ手法で描いてまして。

僕みたいに色感に自信のないヤツは、こんなふうに色を考えるのは一旦棚上げにして、塗りの手法や手順だけに絞って描いてみると、それはそれでなかなか良い鍛錬になってる感はあります。

デジタルの場合、グレスケ画像を後からカラー化するグリザイユ技法なんてのもアナログより制約無しに使えますし、
作業工程の組み立てに余分な頭を使わずに済めば、いざ色付きで描く段になった時そのぶん泣き所の色彩選択に注力できるってモンです。

実際、今年の年初にお年賀用のカラーイラストを描いたら、色塗りに対する苦手意識が以前よりかなり軽くなってるのを感じました。

描き進めていくうちに、マンガとイラストの違いもあって、いわゆる「厚塗り」に対する興味なんかも出てきて若干工程が変わってきたところもありましたが、
絵のクオリティには直接関係の少ない、描き方の手順などで変に迷って手が止まる……というようなことはほとんどありませんでした。

まぁこうしてしばらくぶりに間をおいて客観的に眺めてみると、これといって色彩センスが良い絵とは描いた当人にも思えませんし、まだまだ改善・勉強しなきゃな～と感じますが、
自分に対して「１～２年前に比べたら多少はマシになっとるぞよ」ってのは認めてやってもよいかな～程度には。

とは言うものの、やっぱカラーイラストの描法でマンガの全ページを描くのは、あまりにも作画コストが掛かり過ぎます。
この描き方でマンガ描くのは今回が最後になるかもしれません。
今後は仕上がりのクオリティをキープしつつ、コストパの高い描法というのも考えていかないと。。。

前振り長くなっちゃいました。
そんじゃメイキング本編書いていきます。
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お絵描きメイキング……のようなもの、その２

前回に続いて、この画像のメイキング第２回です。

本日の記事はペン入れについて。

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絵が上手くなりて～ッ！

……と叫んでいたら、絵が上手くなるよ、と、
以前どこぞの絵の上手い人がのたまっておられたので、叫んでみます。

絵が上手くなりて～ッ！

いやまぁ、世情も表仕事も何のその、昨日も今日も例によって遅々として煮詰まりながらエロマンガを描いておる訳です。

一番身近でずっと眺めてるから自分の絵に新奇さが感じられない、というのは描いてる人達みんな多かれ少なかれ抱えてるジレンマですが、
もっとこぅ、ぐゎ～ッと、どば～ッと、でろ～ッと、溢れ出るようなエロというものは、一体どうやったら描けるんだ～的な。

まだどっか吹っ切れてないのだろうか、もっと下品さをブチャ～ッとブチ撒けないとアカンのやろうか、

……と考える日もあれば、

でもだからといって、（例えとしてお名前上げるのも恐縮なんですが）きとえん先生やましら堂さんが、毛むくじゃらのオマンチョケツ穴をガニ股おっぴろげにして二穴同時挿入しながらアヘ顔ダブルピースでひょっとこフェラ、なんてシーンを描いたとして、ファンの皆さまはお喜びになるだろうか、

……なんて考えたりもするし、

結局のところ人それぞれでストライクゾーンは違ってるし、僕は僕の今現在のゾーンの中で精一杯やるしかないのかな～、

……って堂々巡りの末にありきたりの結論に戻ってきたり。

あ、そうだ。
書いてたら思い出してきました。
冒頭タイトルの雄叫び、ちょっと違った。

”「絵が上手くなりて～ッ」て叫びながら描いてないと、絵は上手くならないよ”

みたいなお話でした。
必要条件であって十分条件じゃないってコトか～

……と思い出した上でもっかい叫んでおこう。

絵が上手くなりて～ッ！