投稿記事

寝糞の記事 (7)

レモネードオアシス 2024/04/22 15:08

ビターチョコレート6

いつも温かいご支援ありがとうございます。
おかげさまでマニアックな小説を書き続けることができています。

月曜日です。
この週末は風邪を引いていました。

さて、今日は月曜日と言うことで、同人誌の既刊を更新したいと思います。
少しでも楽しんでくれている人がいたら嬉しいです!


目次

ビターチョコレート

この小説を最初から読む!


 ブボッ、
  ブポポッ!

「あっ……っ」

 翌朝。
 ショーツのなかに弾ける水っぽい爆音に、ひなぎくはパチリと目を覚ました。
 反射的にキュッとお尻に力が入るけど、もうすべてが遅い。
 下剤によってドロドロになった下痢が、ショーツのなかにベッタリと詰まっている。

「う、うそ……」

 それでも信じられずに、お尻に手をあてると――、
 ショーツに覆われたひなぎくのヒップラインは、下痢によってうっすらと膨らみ、二回りほど大きくなっている。
 慌てて身体を起こすと、

 グチュ――ッ。

 ショーツのなかに詰まった下痢がお尻に潰れる、なんとも言えない気持ち悪い感触。
 シーツに溢れ出していた下痢も、大きなお尻にべっちょりと潰れていた。

「う、うそ……」

 身体を起こして、その惨状に目を疑ってしまう。
 カレーライスをベッドの上にこぼしたとしても、こんなに酷いことにはならないだろう。
 一瞬にして目が覚めると、戻ってきたのは嗅覚だった。

「酷い……臭い、だよぉ……」

 あまりの悪臭に、鼻がツーンとして涙が溢れ出してくる。
 しましまショーツは茶色く染め上げられていて、おまたの方まで下痢でパンパンに詰まっていて――、

 しゅいいいいいいいいいいいい……。

 あんまりにもショックで、ひなぎくは朝一番のおしっこを失禁していた。
 下痢に濾過されたおしっこが、シーツへと広がり、染みこんでいく。

「あっ! あっ! あっ! あっ! あっ!」

 しゅいいいいいいいいいい……。

 どんなにおしっこを止めようと思っても止まってくれない。
 シーツには恥ずかしい染みが広がっていく。
 下痢で濾過されたおしっこの、茶色い染みが。

「お願い……、止まってぇ……っ」

 おまたに力を入れて、おしっこを止めようとし――、
 そのときだった。
 コンコンッ、控えめなノックとともに「お嬢様。朝食の準備ができました」と、ドアの向こうでシェフィの呼ぶ声。
 反射的に、「あっ、うん」と返事をしてしまったのが運の尽きだった。

「お嬢様。お加減のほうは……?」

 ゆっくりとドアが開くと、絹のカチューシャを乗っけたシェフィが首を伸ばして覗き込んでくる。
 そしてその銀髪碧眼の風貌が、ほんのかすかだけど動揺する。
 無理もない。
 ひなぎくの下半身は下痢塗れで、ベッドもカレーの山盛りだ。
 だけどシェフィが動揺したように見えたのも一瞬のこと。
 すぐに、

「お風呂の用意をしてあります。まずはお召し物を脱がして差し上げましょう」
「うう~」

 優しい手つきだけど、シェフィはなんの躊躇いもなく、遠慮なくショーツを脱がしていってくれる。

 手伝ってくれるのはありがたいけど、うんち塗れになったおまたとお尻を見られるのは恥ずかしい。

「その、ごめん……、おむつ、あてておけばよかった」
「いいのです。私はお嬢様のお世話をしているときに悦びを感じているのですから」
「うー……」

 シェフィはテキパキと身体を綺麗にしてくれる。
 すでにお湯を沸かして用意していたみたいで、ひなぎくはあっという間に全身をくまなく拭かれていた。
 そのあとは朝の入浴タイム。
 そこでもひなぎくは身体の隅々までシェフィによって磨かれていくのだった。


ビターチョコレート7につづく!

ここまで読んでくれてありがとうございました!
少しでも楽しんでくれている人がいたら嬉しいです。

この小説は同人誌「ビターチョコレート」に掲載されているものです。
フルバージョンのイラストを見たい! という人は下のリンクから買ってくれると創作活動の励みになり、マニアックな小説を書き続けることができるようになります。

応援してくれるととても嬉しいです!

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

レモネードオアシス 2024/04/18 13:43

ビターチョコレート5

いつも温かいご支援ありがとうございます。
おかげさまでマニアックな小説を書き続けることができています。

木曜日です。
きのうはやけ酒をして二日酔いで潰れていました。
しばらくはお酒は控えたいと思います。

さて、今日は木曜日ということで、同人誌の既刊を更新したいと思います。
少しでも楽しんでくれている人がいたら嬉しいです。


目次

ビターチョコレート

この小説を最初から読む!


「すー……、すー……」

 ぎゅるるるっ、
  ぎゅるるるる~……。

 大腸とは、食べたものの水分を吸収する器官だ
 そこに2週間ものあいだ詰まっていた排泄物は、カチカチに固まっているはずだが……。
 しかしアルテマはどんなに頑固な便塊でさえもドロドロの下痢に溶かすほどの下剤である。
 そのことを深い眠りの底にあるひなぎくが、そのことを知るはずもない。
 それでもお腹の異変を感じたのか、

「んっ、んん~……」

 どこか色っぽい吐息を漏らすと、ひなぎくは寝返りを打つ。
 そのときにお行儀悪くタオルケットも蹴っ飛ばしてしまう。
 Tシャツを着ているとはいえ、ジワジワとお腹が冷えていくが……、眠っているひなぎくが知るよしもない。
 そして、そのときは唐突に訪れた。

 ぷりゅっ!

 はじまりは、小さな……、しかし水っぽい炸裂音だった。
 ひなぎくのプリッとしたお尻の割れ目から、液状のモノの漏洩が始まったのだ。

 ぷりゅっ、ぷりゅりゅ!

 ショーツのなかで水っぽい音が弾けると、じゅわり……、お尻の割れ目の真ん中に、茶色い染みが浮き上がってきたではないか。
 だがそれはまだ序章に過ぎない。

「うっ、ううう……っ」

 ぷりゅりゅっ!
  ビチッ、ビチチッ!

 桃尻の狭間から漏れ出してきている下痢は、やがてショーツをうっすらと盛り上げていく。
 それでもひなぎくの失便は終わらない。

「んっ、はぁン……んんっ、ん!」

 ビチチッ! ブピュッ!
 ブチュチュッ! ブポッ、ブポッ!

 可愛らしいデザインのしましまショーツが盛り上がり、ぷつぷつと茶色い水分が滲みだしてくる。
 醜悪な腐敗臭が、盛り上がったショーツから漂ってきて――、
 だが、ひなぎくはそのことに気づかない。
 むしろお腹に力を入れていく。

「う、うううっ、んっ!」

 ブリュッ! ビチビチビチ!
  ビチチチチチチチチ!

 ここにきてひなぎくは、自らお腹に力を入れて息み出す。
 きっと夢の中ではトイレに間に合っているのだろうが……、しかし現実で下痢が放たれているのはショーツのなかだ。
 お尻をぴったりと包み込んでくれるショーツは、当然のように容量が少ない。

「ウッッ、うん……っ、んっ」

 ビチチッ! ビチッ!
 にゅるるるるるるるるる!

 ショーツのなかでは収まりきらなくなった下痢は、ついに足口から溢れ出してきてしまう。
 下剤に溶かされた、水に近い流動体となった、2週間ものの汚泥。

 ショーツから溢れ出してきた汚泥は、ショーツへと落ちていくと、うずたかく積み重なっていった。

「はぁっ、はぁぁ……っ」

 ニュルルルルルルル!
  ブリブリブリッ! ブボボッ!

 便失禁という痴態を晒していることも知らず、ひなぎくは更にお腹に力を籠める。
 本能的に、身体に詰まっている毒素を吐き出そうとしているのだ。
 人間の、もっとも原始的な欲求の一つである『排泄欲』を満たそうと、本能のままに息んでしまう。
 それがたとえショーツを穿いたままだとしても。

「んんっ、う~……じゅる……じゅるる……」

 こんなときだというのに、ひなぎくはあろうことかヨダレを垂らし始めたではないか。
 それは気持ちいいと感じてしまったときに晒してしまう、ひなぎくのコンプレックス。
 失便しているというのに、ひなぎくは『気持ちいい』と感じてしまっているのだ。
 どんなに恥ずかしいことでも、2週間ぶりに排泄欲を満たした女体は快楽に包まれている。

「…………ぁぁ……、じゅるる……ン、ンンッ」

 ミチミチミチミチミチ!
  ブボボボボボボボボボボ!

 空気が混じった下痢を噴出し続け……、ひなぎくの失便は一晩を通じて続くことになる。

        ☆


ビターチョコレート6につづく!

ここまで読んでくれてありがとうございました!
少しでも楽しんでくれている人がいたら嬉しいです。

この小説は同人誌「ビターチョコレート」に掲載されているものです。
フルバージョンのイラストを見たい! という人は下のリンクから買ってくれると創作活動の励みになり、マニアックな小説を書き続けることができるようになります。

応援してくれるととても嬉しいです!

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

レモネードオアシス 2024/04/10 14:21

ビターチョコレート4

いつも温かいご支援ありがとうございます。
おかげさまでマニアックな小説を書き続けることができています。

水曜日です。
DLsiteでMasterCardとVisaが使えなくなってからというもの収入が激減しています。
インボイス制度に続いての大打撃。
ちょっと無理ゲーです。

さて、今日は水曜日ということで、同人誌の既刊を更新したいと思います。
少しでも楽しんでくれている人がいたら嬉しいです。


目次

ビターチョコレート

この小説を最初から読む!


♥2章目 慣れない便秘薬で……寝糞

(おなか、また苦しくなってきちゃってる……)

 下校中にうんちを漏らしてしまった日から2週間ほどが経った。
 信じられないことに、あの日から一度もひなぎくはうんちを出すことができていない。
 日を追うごとにお腹が張ってきて、常に膨満感に悩まされ続けている。
 Tシャツに3分丈のスパッツという部屋着で過ごしているひなぎくのお腹は硬く張っていた。

(どうしよう……。苦しくて、集中できない)

 自室の机に向かって宿題を片付けようと思って問題集を開いてみたものの、時間だけが経つばかりだ。
 スマホで時間をたしかめてみると、夜の21時の1分前を指していた。

「ああ、もうそんな時間」

 ふぅ、と一つ大きなため息をつくと、コンコンッ、部屋のドアが控えめにノックされる。

「どうぞ」

 と応えると、ドアを開けて入ってきたのは冷たい感じのする銀髪の小柄なメイドだった。
 名前を、シェフィールドという。
 そのままだと長いから、ひなぎくは『シェフィ』と呼ぶことにしていた。
 響きが可愛いと、シェフィ自身もお気に入りらしい。
 ただ、シェフィは表情の変化に乏しいから、あまり嬉しそうに見えないのだけど。
 シェフィは、ひなぎくが幼少のころから給仕してくれている、専属メイドだ。
 20才は超えているはずだけど、童顔だからそれを感じさせない。

「お嬢様、ハーブティーを淹れてきました」
「ありがとう。今夜はどんなお茶を入れてくれたのかな」
「はい。今夜はリラックスして頂けるようにとカモミールティーを淹れて参りました。ハチミツを入れると更に美味しくなるかと思います」

 ティーセットをそつなく並べていき、シェフィは部屋を出ていこうとする。
 ひなぎくは、そんな小さな背中へと声をかけていた。

「シェフィ、ちょっと相談があるんだけど……」
「なんでしょうか。悩み事でしたら、遠慮なく仰って下さい。ご希望に沿えるかは分かりませんが」
「うん。ありがとう。それで、相談っていうのは……」

 ごにょごにょとシェフィの耳元で呟く。

「そういうことでしたら。少々お待ち頂けますか」
「うん。待ってる」

 シェフィア部屋を出ていくと、しばらくして戻ってきた。
 銀のトレイに、小瓶を載せて。

「お嬢様。こちらのお薬などはいかがでしょうか。私も困ったときにはよくお世話になっています」
「これは……?」

 シェフィに差し出されたのは、小さなガラスの小瓶。
 そのなかには、小さな錠剤がたくさん入っていた。
 しかしその色をなんと形容すればいいのだろうか?
 その錠剤は、見るも鮮やかな極彩色を放っているのだ。
 それ自体が発光しているようにも見える。

「このお薬の名前はアルテマ。一粒飲めば効果てきめんの、究極の下剤です」
「きゅ、究極の下剤……」
「もしも飲む場合は、寝る前に飲んで下さい。あと、これをあてて寝て下さい」

 シェフィがエプロンドレスの大きなポケットから取り出したのは、カサカサとした紙の塊。

「これは……?」
「紙おむつです。あまりにも強力すぎるため、寝る前に飲むと就寝中に粗相してしまうのです。私もアルテマを飲むときはいつもおむつをあてて寝ています」
「そ、そんなに凄いんだ。でも、昼間に飲むわけにはいかないの?」
「日中に飲むと、学校におむつをあてていくことになり、更には我慢できなかった場合は人前で粗相することになります」
「夜に飲むことにするよ。うん」
「それがよろしいかと思います。お冷やをお持ちしますので、くれぐれも寝る直前に飲んで下さいね」

「うん。ありがと」

        ☆

「さて、飲むか……!」

 ひなぎくが気合を入れたのは、もうすぐ日付が変わろうかという夜更け。
 お風呂に入って歯を磨いて、あとはもう寝るだけだ。
 だけど今夜は寝る前に、あともう1つやることがある。

「この下剤……、そんなに効くの?」

 シェフィはおむつをあてないと危険みたいなことは言ってたけど、さすがにおむつというのは……、恥ずかしい。

「最近のおむつってショーツみたいに薄いんだ。でも、この年にもなっておむつは、ねぇ……」

 シェフィの気遣いは嬉しいけど、おむつはまたの機会にさせてもらうことにする。
 寝てるあいだにお腹が痛くなったら、目が覚めると思うし。
 今夜のところは下剤を飲んで、ショーツを穿いて寝よう。

「えーっと、1回1粒。水、またはぬるま湯で飲むこと」

 どうやらこのへんは普通の薬と変わらないようだ。
 ……ちょっと色がカラフルで発光しているようにも見えるけど。

「虹色に光ってるけど、飲んでも大丈夫、なんだよね……?」

 シェフィもよく飲んでると言っていたから、身体に悪い、ということはなさそうだけど。
 ひなぎくはガラスの小瓶の蓋を開けると、虹色の一粒を手に取って口のなかに放り込む。
 それから水を口に含んで……ごっくん。

「よし、これで明日の朝には2週間ぶりのお通じがある……はず! ……よね?」

 ちょっと自信がないけど、2週間も音信不通のお腹から、なにかしらの応答はあるに違いない。

「さて、寝るか……!」

 ひなぎくは3分丈のスパッツを脱ぐと、Tシャツとショーツだけという姿になる。
 ブラは充てていない。寝るときはいつもノーブラで寝ることにしていた。
 ショーツはちょっと子供っぽいと言われるかもしれないけど、白とピンクのしましまショーツを愛用していた。
 厚手だからお腹を冷やさないし。

「明日は……、出ると、いいなぁ……」

 大きなベッドに仰向けになって、枕元にあるリモコンで部屋の明かりを落とす。
 数分後には、真っ暗になった部屋にひなぎくの寝息だけが聞こえてきた。

        ☆

 異変。
 それは静まりかえった丑三つ時に、ジワジワと始まっていた。

 ぎゅるる、

 低い唸り声を上げるのは、ひなぎくのお腹だった。
 究極の下剤『アルテマ』によって、長き眠りについていた大腸が目覚めようとしていたのだ。


ビターチョコレート5につづく!

ここまで読んでくれてありがとうございました!
少しでも楽しんでくれている人がいたら嬉しいです。

この小説は同人誌「ビターチョコレート」に掲載されているものです。
フルバージョンのイラストを見たい! という人は下のリンクから買ってくれると創作活動の励みになり、マニアックな小説を書き続けることができるようになります。

応援してくれるととても嬉しいです!

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

レモネードオアシス 2022/10/01 13:49

百合の館11

いつも温かいご支援ありがとうございます。
きのうは金曜日でしたので小説を更新する日でしたが色々あって今日更新することにします。

今回は全文公開。
楽しんでもらえたら嬉しいです。

おむつ貞操帯をあてて寝ているときにうんちおもらし。
おむつを交換してもらえるのは夜になってから。
それまでバレるわけにはいかない……!


目次

カテゴリー

この小説を最初から読む!


 ぎゅるるるるる~~~。

(どうしよう。お腹、痛くなってきてる……っ)

 朱里の腹痛が確かなものになったのは、お風呂から上がってワンピースタイプの寝間着に着替えたときのことだった。
 お風呂に入って血行がよくなったせいだろうか?
 それとも水圧で大腸が刺激されたのだろうか?
 急にお腹が痛くなってきてしまっていた。
 それでも、紫帆との約束があるからトイレでうんちをすることは許されない。

(大丈夫。気のせい、気のせい……。ちょっと時間が経てば、お腹の調子だって落ち着いてくれる……はず)

 そう思って、お風呂から上がって紫帆の部屋のドアをノックする。
 新しいおむつ貞操帯をあててもらえば、きっとうんちだって引っ込んでくれるに違いなかった。

「開いてるわ。入ってちょうだい」
「お邪魔します……」

 再びやってきた紫帆の部屋。
 落ち着いた雰囲気に、ふんわりとした柔らかい香りが鼻腔を満たす。
 これからおむつをあててもらえる……。
 想像しただけで、

 じゅわり。

 朱里のおまたは熱く疼いてヨダレを垂らしていた。
 もう内股までもヌルヌルになっている有様だった。

「それじゃあ、新しいおむつをあててあげるから、ベッドに仰向けになってちょうだい」
「わ、わかりました」

 熱くなっているおまたを見られるのは恥ずかしいけど、紫帆になら恥ずかしいところを見られてもいい……そんなことを思い始めていた。

「あ、あの……っ、おまた、綺麗に洗ってきたんですけど……その……っ」

 頬を赤らめながらベッドに仰向けになり、脚を開く。
 ワンピースタイプの寝間着が捲れ上がると、

 もわわっ。

 立ち昇ってきたのは、ネットリとした湿度をまとった、甘い愛液の香りだった。
 露わになった赤ん坊のようなパイパンは、愛液に妖しくヌメッていた。

「なんでこんなにエッチになっているのかしら?」
「うう~、それはぁ……、お姉様に見られると思ったら……おむつをあててもらえると思ったら熱くなってきて……っ」
「嬉しいこと言ってくれるじゃないの。私のことを考えて、こんなにエッチになってくれるなんて」
「でも……恥ずかしいです……」
「もっと胸を張ってもいいと思うけど。赤ちゃんみたいに可愛らしいおまたなのに、しっかり大人になろうとしてるアンバランスさ……とても魅力的だと思うわよ?」

 可愛らしい。
 魅力的。
 コンプレックスである赤ちゃんみたいなつるつるのおまたを褒められると、余計に恥ずかしくなってきて、

 くちゅりっ。

 おまたが切なげに痙攣して熱い蜜を漏らす。
 カエルのように脚を広げて仰向けになっているから、会陰を伝ってお尻のほうまでヌルヌルになっていた。

「拭き拭きしてからおむつをあててあげるわね?」
「お、お願いします……あっあんっ」

 ウエットティッシュをまとった紫帆の優しい指先に、クニクニとおまたを拭いてもらう。
 その感触に子宮が震えると、更に愛液が溢れ出してくるようだった。
 それでも紫帆は丹念に愛液を拭き取ってくれる。
 こうして五分くらいは丹念な愛撫を受けていただろうか?

「よし。収まってきたみたいね。それじゃあ新しいおむつ貞操帯をあててあげる」
「はい……」

 紫帆によって新しい布おむつがあてられていく。
 それはとても恥ずかしいことだったけど、紫帆にならばこの恥ずかしい格好を見られてもいいと思っている自分がいる。

「はい、これで完成、と」

 ぽんぽん。
 布おむつ越しにおまたを軽くはたかれて、その感触に安心感がこみ上げてくる。

「ありがとうございます。お姉様」
「ふふ。この貞操帯はお仕置きなのだから、お礼を言われるのはなんかおかしいと思うけど?」
「た、確かに……」

 このおむつ貞操帯は、朱里がイケナイことをしてしまったお仕置きなのだ。
 それなのに、いつの間にか気持ちいいことになっていた。
 朱里はそれほどまでに、いつの間にか紫帆に依存していたのかもしれなかった。

「それでは今日はもう遅いから、ゆっくりお休みなさい」
「はい、お姉様」

 ――本当は、もっと甘えたいけど。
 とは心のなかでは思うけど、そんなに恥ずかしいこと、言えるはずがなかった。
 ただでさえ朱里は両親にあまり甘えることがなかった。
 だから、甘えることが下手なのかもしれない。

「お休みなさい、お姉様」
「ええ。映画のようにいい夢を……」

 柔和な……しかしどこか妖しげな笑みを浮かべて応えてくれる姉に背を向けると、紫帆の部屋をあとにする。
 その直後のことだった。

 ごろごろごろ……っ。

 お腹から鳴り響く、茶色い不協和音。
 そういえば、お風呂から上がってからというものお腹の調子が悪かったのだった。
 だけど貞操帯をあててもらったいまとなってはトイレでうんちをすることなどできない。

(我慢、しないと)

 いつまで我慢できるかわからないけど、せっかく紫帆にあててもらったおむつを汚すわけにもいかない。しかもうんちで。
 とりあえず、眠りにつけばこの腹痛も収まってくれる……そんな予感がした。

「早く、寝よう……」

 朱里は呟くと、自室に戻って倒れ込むようにベッドに横になった。
 明日は学校がお休みだから、ゆっくり眠ることができそうだ。
 そんなことを考えながら、朱里は瞳を閉じる。
 おむつ貞操帯を一日中あてていたから疲れていたのか、睡魔はすぐに訪れてくれた。

        ☆

 むっにゅうううう……。

「えっ?」

 朱里が目を覚ましたのは、お尻にまとわりついてくるネットリとした冷たい感覚のせいだった。
 この感覚はおねしょどころではない。
 柔らかくてお尻に食い込んできているこの感触は……!

「そ、そんな……っ」

 朱里は背中にバネが仕掛けてあるかのようにベッドから身体を起こすと、寝間着を捲り上げておむつを確認する。
 だけど分厚い布おむつ貞操帯の上からではうんちをおもらししたのかさえもわからなかった。
 それでもわかる。
 おむつのなかに、たっぷりと軟便が満ち溢れているということは。

「うそ……。寝ているあいだに……しちゃったの?」

 ねちょぉぉ……。

 身じろぎをすると、お尻の割れ目どころか、おまたにも柔らかい感触が食い込んでくる。
 ごまかしようのないほどの寝糞。
 確かにゆうべはお腹が痛いのを我慢して眠りについたけど、まさか寝ているあいだにうんちを漏らしてしまうだなんて。

「どうしよう……」

 せっかく紫帆にあててもらったおむつを汚してしまった。
 おむつを交換してもらえるのは、今夜の23時――。

「うんち……気持ち悪い……」

 むにゅぅぅぅぅ……。

 ベッドから降りて、ピンと背筋を正してみる。
 するとお尻の割れ目に食い込んでいるうんちが潰れて、なんともいえない不快感に襲われる。
 眠気なんて、一気に吹き飛んでいた。

「どうしよう。どうしよう……っ」

 逡巡しているうちにも、しかし時間だけが過ぎていく。
 今更ながら気づいたけど、窓から射してきている朝日は実に爽やかで、散歩にはうってつけの天気だ。
 それなのに朱里のおむつはドロドロの沼地のようになっていた。

「おむつ、重たくなってる……ううっ」

 立ち上がってみると改めて実感させられる、おむつの重さ。
 おしっことは比べものにならないくらい、ずっしりと重たくなっていて腰からずり落ちてきそうなほどだった。
 それでも腰紐に入っているワイヤーは、しっかりとおむつを保持してくれている。

(寝ているあいだにうんちを漏らしたなんて、お姉様に恥ずかしくて言えないよ)

 そんなことを考えていると、トントンッ、部屋のドアがノックされる。

「は、はいっ」

 飛び跳ねるくらいビックリしながら返事をすると、ドアの隙間から顔を出したのは紫帆だった。
 申し訳ないけど、いま一番会いたくない人物といえる。

「お、おはようございますっ。お姉様っ」
「ええ、おはよう」
「な、なにかご用ですか!?」
「朝ご飯ができたから、そろそろ食堂に降りてきてちょうだい。せっかく焼いたパンが冷めてしまうわよ?」
「わ、分かりましたっ。いま着替えてから向かいますっ」
「元気でよろしい。それじゃあ待ってるから」

 要件だけを言い残すと、紫帆はドアを閉めて食堂へと向かっていったみたいだった。
 どうしよう。
 うんちをおもらししたおむつを言い出すことができなかった。
 ここは何食わぬ顔をして、一日を過ごすしかない……のだろう。

「パジャマ、着替えないと……」

 ワンピースタイプの寝間着から、同じくワンピースタイプの部屋着に着替える。
 ゆったりとしたデザインだから、うんちを漏らしてモッコリと膨らんだおむつが目立つということはない……はずだ。

        ☆

 むにゅっ。

「あぅっ!」

 食堂の椅子に座ると、おむつのなかのうんちが割れ目に食い込んできて、朱里はソプラノボイスを漏らしてしまう。
 おむつの中はうんちでパンパンに膨らんでいるけど、それでも匂いが外に漏れ出してきているということはない。
 ここはなんとかしてごまかしきらなければ。

「どうかしたの? なんか頬が赤いみたいだけど」
「そ、そんなこと……っ、ないと思い、ますけど……っ」
「そう? 体調が悪かったら言ってちょうだいね。すぐにおむつを外してあげるから」
「は、外す!? い、いえ、それは大丈夫、かなぁ……!?」
「なんか、声が上ずってるけど」
「な、なんでもないですっ。ホントに! ああ、お姉様が焼いてくれたパンがとっても美味しいです!」

 ごまかすようにしてこんがりと焼き色のついたトーストを一口。
 正直なところ、おむつのなかの柔らかい感触で、味なんて分からなくなっていた。
 それでもごまかすようにサラダやスープもパクパク、ゴクゴクと胃の中に流し込んでいく。

「ごちそうさまでしたっ。学校から課題がたくさん出てるから、今日はずっとお部屋に籠もってお勉強してますっ」

 使ったお皿をキッチンに持っていこうと席を立とうとした、そのときだった。

「朱里?」
「ナ、ナンデショウカ!?」

 紫帆に声をかけられて、朱里はついつい機械のような声を上げていた。
 ちなみに朱里は昔から隠し事が苦手だ。

「あとで……、そうね、20分くらい経ってからでいいから、私の部屋にきてちょうだい。あなたのことをもっと知ってあげる」
「あぅぅ……」

 バレてる……。
 やはりというか、隠し通せるものではないみたいだ。
 ねっちょりとしたおむつの内側が、羞恥心と期待に熱く蒸れていく。

「わかりました。あとでお姉様の部屋に行きます」
「待っているから」

 ここまで言われたらすっぽかすわけにもいかない。
 そしておむつ貞操帯を外して綺麗にできるわけもない。
 こうして部屋に戻った朱里は、20分後に紫帆の部屋のドアをノックすることになるのだった。


百合の館12につづく!

楽しんでもらえたら嬉しいです!

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

レモネードオアシス 2022/06/07 06:37

せめて夢の中では3

トイレに駆け込めたと思っただろう?
残念! そこは……!!


目次

誰にも言えない(カテゴリー)

この小説を最初から読む!


「ううーっ、苦しい、よぉ……っ」

 学校のトイレの個室で、必死になって身体の毒素を排出しようとしている繭――。

 だが。

 誰がそれを、夢の中の出来事だと思うだろうか?
 実際には――。

「お腹、痛いの……、早く、全部出さないと……。うーんん。むにゃ、むにゃ……」

 繭は、ベッドでヨダレを垂らしながら眠っていた。
 タオルケットをお腹だけにかけて。
 洗いざらした白のTシャツに、背伸びした紐ショーツという格好で。

 時は早朝。
 空が青白んできたころだ。
 綺麗に片付けられた机には文庫本。
 ポールハンガーには、制服が掛けられている。
 ここは繭の部屋の。

「むにゃ、むにゃ……。んん!」

 安らかに寝息を立てている繭だが、その眉目が微かに歪む。
 息が止まると、お腹に力を入れるように息み――、

「ううっんっ」

 もこり。

 繭が穿いている紐パンツのお尻の狭間。
 その部分が盛り上がったではないか。

「んんっ、ふう……んっ」

 もこ、もこり。

 ショーツに覆われているお尻が、こんもりと盛り上がっても繭の息みは止まらない。
 紐パンツは、もりもりと盛り上がっていく。

「ふあぁ……気持ち、いいの……」

 夢の中では漏らしながらもトイレに間に合っているというのに。
 現実では、紐パンツを汚してしまっている。
 少しでも背伸びしたい――。
 その一心で、繭は家にいるあいだはできるだけショーツを穿くようにしていた。

「んんっ、ふううううっ、ううっ!」

 もこり。
 メリメリメリ、ぷすすっ。

 だが、それが裏目に出てしまったようだ。
 夢の中ではトイレでも、現実ではベッドの中。
 繭は、なんの躊躇いもなくお腹に力を入れてしまう。
 ローライズな紐パンツは、もこもこと盛り上がり、茶色い穢れが微かに透けてみえるほどにまで生地が引き延ばされていた。
 それでも、繭は身体の毒素を出し切ろうとしていた。

「ううっ、んんんっ! んん~~~~!」

 メキメキメキ……。
  ブリッ!

 ついに大腸の奥にある、柔らかいモノまでもが出てきてしまったようだ。
 ショーツから、やや水分を含んだ音が響き渡る。
 それでも繭はベッドにいることも知らずに、お腹に力を入れていく。

「ふっ、ふうううっ、んん!」

 ブリ! ブリブリブリ!
 ブリュリュ!

 ショーツから下品な音を立てて、軟便が排泄されていく。
 実に三日分。
 体調が悪かったので、三日分の食べたものが、繭という少女の小柄な身体に詰まっているのだ。
 その大量のチョコレートペーストに、紐パンツが耐えられるはずもなかった。

「ふうううう……! はぁぁっ、んん! 全部……、全部、早く出し切らないと……。授業、終わっちゃうの……むにゃ、むにゃにゃ……んんっ、ふうう!」

 ブリュリュ! ブバ!
  ブババババ!

 ショーツを穿いたまま、なんの躊躇いもなく放たれる過ち。
 紐パンツは、
 その足口から――、

 むにゅうううううう。

 ついに紐パンツの足口から、夏の熱気にとろけたかのようなチョコレートが溢れだしてきてしまう。
 もしも、繭に意識があったら、顔を真っ赤にして羞恥心に苛まれていたことだろう。

 だが、今の繭は、夢の中ではトイレに跨がっている。
 なにも恥ずかしがることはないのだ。

「んっ、ううん……、んんっ、はあぁ」

 にゅるるるる! ブポッ、ブポポ……、もわっ。
  しゅいいいいいい……。

 ついに繭はおしっこまで漏らし出してしまう。
 せっかく夜寝る前にトイレに行っておいたのに――。
 繭の膀胱は、一晩を保たずして決壊してしまったのだ。

「はああ、ああう……うんっ! 気持ち、いいよぉ……。ああぁ……こんなにいっぱい出るなんて……ふっ、ふう!」

 ブボボボッ! ブバッ! ブババッ!
  しょわわわわわわわわ……。

 完全な寝糞――。
 朝の静謐な空気に、おぞましい茶色い香りが漂いだす。
 十畳ほどの繭の部屋は、もはやドブ川のヘドロよりも腐り果て、生温かい臭気に蒸れ返っていた。

「んんっ、ふっ、ふう、んんん!」

 むっ、にゅううううう……。
  しょわわわわわわわ……。

 既に汚泥によって、繭のおまたはマグマのように蹂躙され、焼き尽くされている。
 茶色く染まったクロッチからおしっこが滲み出してくると、シーツに腐り果てた毒の沼地が作り出されていく。
 大量の便塊は、足口からだけではなく背中からも溢れ出してきていた。

 それでも夢の中では和式便器に跨がっている繭は、お腹に力を籠めていく。

「んんんっ、ふっ、ふう!」

 ブボボッ! ブリュ!

 一際大きな息み声。
 それと同時に、繭のお尻から空気が混じったくぐもった炸裂音が鳴り、ショーツがモリッと盛り上がった。
 それを最後に――、

「すう……、すう……、すー……」

 再び繭は安らかな寝息を立て始める。
 どうやら、すべてを出し切ってスッキリしたらしい。
 シーツには、三日分の便塊をぶちまけてしまったとも知らずに。

「んんっ」

 不意に繭が呻くと、寝返りを打つ。
 だけどそれがまずかった。

 むにゅう……。

 繭はショーツから溢れだした便塊を、お尻で潰すようにして寝返りを打ってしまう。
 お尻とシーツに潰されて、茶色いペーストがベッドに押し広げられ……、それでも繭の眠りはよほど深かったのだろう。
 茶色い腐臭に包まれながらも、繭は安らかな寝息を立て続けるのだった。

        ☆

「ンン……うにゅう……」

 人肌に温かかったうんちが冷え切って、それでもパンパンに膨らみきった失敗が消えてくれるはずもなく――。
 繭が目を覚ましたのは、すっかり日が昇ってからのことだった。

「んにゅ? なんだか……変な、感じ……んにゅう……」

 寝ぼけながらも、そんなことを考えながら、無意識のうちに右手をお尻へと伸ばしていき――。

 むにゅ。

「ふぇええ?」

 お尻を包み込む、柔らかい感触に寝ぼけているのかと思うけど。

(おトイレに間に合って、それで全部出して気持ちよくなったはず……なのに、なんだろ、この感触……?)

 まだ寝ぼけているのかと思って、内股を擦り――、
 
 むにゅっ。
 ぐちょ。

「ふぁ!?」

 そのときになって、繭の意識は一気に現実世界へと引き戻される。
 ショーツのなかに、パンパンに詰まっている、ネットリとした冷たい感触は――、
 も・し・か・し・て……?

「う、うそ……でしょ?」

 信じられない……。
 いや。
 信じたくない感触に、繭の意識は急速に覚醒していく。
 最初に戻ってきたのは嗅覚だった。

(な、なに? この臭い……)

 お祭りとかでたまに使う、臨時のトイレのような、茶色く生々しい臭い。
 それは紛れもなく、繭のショーツにネットリと詰まっているものの臭いだ。

(うそ……。さっきまでトイレにいたはずなのに)

 ねっっちょぉぉぉ……。

 信じられずにショーツの上からお尻を撫で回していると、柔らかく、それでいて冷え切った、生チョコのような感触。

(いや……。ショーツから、はみ出してる、の……?)

 信じたくないと思いながらも、柔らかい感触が纏わり付いている手のひらを見て――。

「ああ……」

 小さな手のひらには、ごまかしようのないほどの生チョコレートが付着していた。
 それは間違いなく繭の大腸で三日間熟成された穢れに違いない。

「う、うそ……だよね」

 信じられなくて、身体を起こしてみると、そこには。
 繭は我が目を疑ってしまった。
 シーツの上には、こんもりとした生チョコレートの山ができあがっていたのだ。
 それは繭の紐パンツから溢れ出してきたものに他ならなかった。

 紐パンツは生チョコがぎっしりと詰まってパンパンに膨らんでいて、おねしょもしてしまったのだろう。
 シーツには生チョコによって濾過されたおしっこの染みができあがっていた。

「そんな……うそよ……」

 寝糞――。
 この年にもなって。
 背伸びした紐パンツを穿いて、少しでも早く大人になった気持ちでいたのに。
 それなのに、小学生でもやらないような失敗をしてしまった。
 認めたくないけど、目の前にある現実は夢ではないのだ。

 臭いも。
 感触も。
 こんもりとした汚泥の山も。

「夢だったら醒めてよ……」

 どんなに目を逸らそうとも、これは現実だった。
 夢の中では、ちゃんとトイレにできたっていうのに。
 現実では、無様にも寝たまま欲望を放ってしまっていた。
 しかも、まだすべてが終わったわけではないらしい。

「ううっ、お腹が……痛い!?」

 ぐるるる~~~。

 ぷっくりしたお腹から響き渡る不協和音とともに、大腸が捻れそうな痛みに襲われる。
 まだ、大腸のなかには残っているらしい。
 しかも、すぐそこにまできているようだ。ちょっとでも気を抜けば、直腸にある生チョコレートを放ってしまいそうだった。

「おトイレ、行かないと……」

 起き抜けで、まだ足元がおぼつかないなかベッドを降りるも……、それがまずかった。

 にゅるるるる!
  べちょ、べちょちょ!

 ベッドから降りて立ち上がると同時に、直腸を滑り出してくる軟便の感触。
 繭の赤ん坊のように緩いお尻には、それを止めることはできなかった。

「あっ、ダメッ」

 慌ててお尻に力を入れようとしてももう遅い。
 パンパンに膨らんでいるショーツの足口からニュルニュルと軟便がはみ出してきて、フローリングの床に落ちるとベシャリと潰れる。

「ああ……」

 床に飛び散った汚泥が脚にかかり、繭はよろめいてしまう。
 それが、致命的なことになるとも知らずに。

「ふぇ!?」

 よろめいて、素足をついた先。
 そこには、繭のショーツからはみ出したうんちが潰れていたのだ。

 ヌルリ。

 足の裏に、気持ち悪い感触を覚えたときには、もう手遅れだ。

「うっ、うぐう!」

 繭は自らの排泄物に脚を取られると、その場で盛大に尻餅をついてしまっていたのだ。

 どっしーん!
 子供のお尻よりはふっくらとしていて柔らかく、しかし大人よりはまだまだ固いお尻。
 繭は、盛大にフローリングの床に尻餅をつくと――、

 ベチョリッ。

「んああ!!」

 繭は朝一番、引き攣った悲鳴を上げてしまう。
 それも無理はなかった。

 ショーツにパンパンに詰まっている生チョコがお尻と床に潰されて、おまたに食い込んできたのだ。
 その甘く、柔らかい感触に、繭の尿道が耐えられるはずがなかった。

「あっ、ああぁぁぁ……いや、だよぉ……」

 しょわわわわわ……。

 繭の哀願も虚しく、生温かくなる股間。
 生チョコによってパンパンに膨らんでいるショーツからくぐもった水音が聞こえてくると、無情にも繭のお尻を中心として恥辱の湖が広がっていく。
 クロッチから滲み出してくる小水は、ショーツのなかに詰まっている汚泥で濾過されていて、茶色かがっていた。

「あっ、あうあうあ~」

 湖から立ち昇ってくる臭気をまとった湯気に、繭は為す術なくペッタリと尻餅をつくことしかできなかった。
 ただ、女としての本能なのだろう。
 柔らかい感触が食い込んでいる秘筋はほころび、繭が気づかぬうちに熱い蜜に濡れているのだった。

「繭~? もう朝ご飯できてるわよー」

 階下から聞こえてくる母親の声。
 それでも繭が返事をできずにいると、

「なんか凄い音聞こえたけど、ベッドから落ちてないでしょうね」
 重々しい、母が階段を登ってくる音が近づいてくる。

 この日の記憶は、繭の忘れられない思い出となる。
 そして、これからもおむつを充てた長い生活が続いていくことになるのだ……。


おしまい

ここまで読んでくれてありがとうございました。
楽しんでもらえていたら、下のいいねボタンを押してくれると僕のやる気が上がります。

この小説は、大決壊! 誰にも言えないに収録されている作品です。
フルカラーのイラストもありますので、気になった方は購入してもらえると創作活動の励みになります。

同人誌、同人ゲーム、同人ソフトのダウンロードショップ - DLsite

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

« 1 2

月別アーカイブ

記事を検索