レモネードオアシス 2022/10/01 13:49

百合の館11

いつも温かいご支援ありがとうございます。
きのうは金曜日でしたので小説を更新する日でしたが色々あって今日更新することにします。

今回は全文公開。
楽しんでもらえたら嬉しいです。

おむつ貞操帯をあてて寝ているときにうんちおもらし。
おむつを交換してもらえるのは夜になってから。
それまでバレるわけにはいかない……!


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 ぎゅるるるるる~~~。

(どうしよう。お腹、痛くなってきてる……っ)

 朱里の腹痛が確かなものになったのは、お風呂から上がってワンピースタイプの寝間着に着替えたときのことだった。
 お風呂に入って血行がよくなったせいだろうか?
 それとも水圧で大腸が刺激されたのだろうか?
 急にお腹が痛くなってきてしまっていた。
 それでも、紫帆との約束があるからトイレでうんちをすることは許されない。

(大丈夫。気のせい、気のせい……。ちょっと時間が経てば、お腹の調子だって落ち着いてくれる……はず)

 そう思って、お風呂から上がって紫帆の部屋のドアをノックする。
 新しいおむつ貞操帯をあててもらえば、きっとうんちだって引っ込んでくれるに違いなかった。

「開いてるわ。入ってちょうだい」
「お邪魔します……」

 再びやってきた紫帆の部屋。
 落ち着いた雰囲気に、ふんわりとした柔らかい香りが鼻腔を満たす。
 これからおむつをあててもらえる……。
 想像しただけで、

 じゅわり。

 朱里のおまたは熱く疼いてヨダレを垂らしていた。
 もう内股までもヌルヌルになっている有様だった。

「それじゃあ、新しいおむつをあててあげるから、ベッドに仰向けになってちょうだい」
「わ、わかりました」

 熱くなっているおまたを見られるのは恥ずかしいけど、紫帆になら恥ずかしいところを見られてもいい……そんなことを思い始めていた。

「あ、あの……っ、おまた、綺麗に洗ってきたんですけど……その……っ」

 頬を赤らめながらベッドに仰向けになり、脚を開く。
 ワンピースタイプの寝間着が捲れ上がると、

 もわわっ。

 立ち昇ってきたのは、ネットリとした湿度をまとった、甘い愛液の香りだった。
 露わになった赤ん坊のようなパイパンは、愛液に妖しくヌメッていた。

「なんでこんなにエッチになっているのかしら?」
「うう~、それはぁ……、お姉様に見られると思ったら……おむつをあててもらえると思ったら熱くなってきて……っ」
「嬉しいこと言ってくれるじゃないの。私のことを考えて、こんなにエッチになってくれるなんて」
「でも……恥ずかしいです……」
「もっと胸を張ってもいいと思うけど。赤ちゃんみたいに可愛らしいおまたなのに、しっかり大人になろうとしてるアンバランスさ……とても魅力的だと思うわよ?」

 可愛らしい。
 魅力的。
 コンプレックスである赤ちゃんみたいなつるつるのおまたを褒められると、余計に恥ずかしくなってきて、

 くちゅりっ。

 おまたが切なげに痙攣して熱い蜜を漏らす。
 カエルのように脚を広げて仰向けになっているから、会陰を伝ってお尻のほうまでヌルヌルになっていた。

「拭き拭きしてからおむつをあててあげるわね?」
「お、お願いします……あっあんっ」

 ウエットティッシュをまとった紫帆の優しい指先に、クニクニとおまたを拭いてもらう。
 その感触に子宮が震えると、更に愛液が溢れ出してくるようだった。
 それでも紫帆は丹念に愛液を拭き取ってくれる。
 こうして五分くらいは丹念な愛撫を受けていただろうか?

「よし。収まってきたみたいね。それじゃあ新しいおむつ貞操帯をあててあげる」
「はい……」

 紫帆によって新しい布おむつがあてられていく。
 それはとても恥ずかしいことだったけど、紫帆にならばこの恥ずかしい格好を見られてもいいと思っている自分がいる。

「はい、これで完成、と」

 ぽんぽん。
 布おむつ越しにおまたを軽くはたかれて、その感触に安心感がこみ上げてくる。

「ありがとうございます。お姉様」
「ふふ。この貞操帯はお仕置きなのだから、お礼を言われるのはなんかおかしいと思うけど?」
「た、確かに……」

 このおむつ貞操帯は、朱里がイケナイことをしてしまったお仕置きなのだ。
 それなのに、いつの間にか気持ちいいことになっていた。
 朱里はそれほどまでに、いつの間にか紫帆に依存していたのかもしれなかった。

「それでは今日はもう遅いから、ゆっくりお休みなさい」
「はい、お姉様」

 ――本当は、もっと甘えたいけど。
 とは心のなかでは思うけど、そんなに恥ずかしいこと、言えるはずがなかった。
 ただでさえ朱里は両親にあまり甘えることがなかった。
 だから、甘えることが下手なのかもしれない。

「お休みなさい、お姉様」
「ええ。映画のようにいい夢を……」

 柔和な……しかしどこか妖しげな笑みを浮かべて応えてくれる姉に背を向けると、紫帆の部屋をあとにする。
 その直後のことだった。

 ごろごろごろ……っ。

 お腹から鳴り響く、茶色い不協和音。
 そういえば、お風呂から上がってからというものお腹の調子が悪かったのだった。
 だけど貞操帯をあててもらったいまとなってはトイレでうんちをすることなどできない。

(我慢、しないと)

 いつまで我慢できるかわからないけど、せっかく紫帆にあててもらったおむつを汚すわけにもいかない。しかもうんちで。
 とりあえず、眠りにつけばこの腹痛も収まってくれる……そんな予感がした。

「早く、寝よう……」

 朱里は呟くと、自室に戻って倒れ込むようにベッドに横になった。
 明日は学校がお休みだから、ゆっくり眠ることができそうだ。
 そんなことを考えながら、朱里は瞳を閉じる。
 おむつ貞操帯を一日中あてていたから疲れていたのか、睡魔はすぐに訪れてくれた。

        ☆

 むっにゅうううう……。

「えっ?」

 朱里が目を覚ましたのは、お尻にまとわりついてくるネットリとした冷たい感覚のせいだった。
 この感覚はおねしょどころではない。
 柔らかくてお尻に食い込んできているこの感触は……!

「そ、そんな……っ」

 朱里は背中にバネが仕掛けてあるかのようにベッドから身体を起こすと、寝間着を捲り上げておむつを確認する。
 だけど分厚い布おむつ貞操帯の上からではうんちをおもらししたのかさえもわからなかった。
 それでもわかる。
 おむつのなかに、たっぷりと軟便が満ち溢れているということは。

「うそ……。寝ているあいだに……しちゃったの?」

 ねちょぉぉ……。

 身じろぎをすると、お尻の割れ目どころか、おまたにも柔らかい感触が食い込んでくる。
 ごまかしようのないほどの寝糞。
 確かにゆうべはお腹が痛いのを我慢して眠りについたけど、まさか寝ているあいだにうんちを漏らしてしまうだなんて。

「どうしよう……」

 せっかく紫帆にあててもらったおむつを汚してしまった。
 おむつを交換してもらえるのは、今夜の23時――。

「うんち……気持ち悪い……」

 むにゅぅぅぅぅ……。

 ベッドから降りて、ピンと背筋を正してみる。
 するとお尻の割れ目に食い込んでいるうんちが潰れて、なんともいえない不快感に襲われる。
 眠気なんて、一気に吹き飛んでいた。

「どうしよう。どうしよう……っ」

 逡巡しているうちにも、しかし時間だけが過ぎていく。
 今更ながら気づいたけど、窓から射してきている朝日は実に爽やかで、散歩にはうってつけの天気だ。
 それなのに朱里のおむつはドロドロの沼地のようになっていた。

「おむつ、重たくなってる……ううっ」

 立ち上がってみると改めて実感させられる、おむつの重さ。
 おしっことは比べものにならないくらい、ずっしりと重たくなっていて腰からずり落ちてきそうなほどだった。
 それでも腰紐に入っているワイヤーは、しっかりとおむつを保持してくれている。

(寝ているあいだにうんちを漏らしたなんて、お姉様に恥ずかしくて言えないよ)

 そんなことを考えていると、トントンッ、部屋のドアがノックされる。

「は、はいっ」

 飛び跳ねるくらいビックリしながら返事をすると、ドアの隙間から顔を出したのは紫帆だった。
 申し訳ないけど、いま一番会いたくない人物といえる。

「お、おはようございますっ。お姉様っ」
「ええ、おはよう」
「な、なにかご用ですか!?」
「朝ご飯ができたから、そろそろ食堂に降りてきてちょうだい。せっかく焼いたパンが冷めてしまうわよ?」
「わ、分かりましたっ。いま着替えてから向かいますっ」
「元気でよろしい。それじゃあ待ってるから」

 要件だけを言い残すと、紫帆はドアを閉めて食堂へと向かっていったみたいだった。
 どうしよう。
 うんちをおもらししたおむつを言い出すことができなかった。
 ここは何食わぬ顔をして、一日を過ごすしかない……のだろう。

「パジャマ、着替えないと……」

 ワンピースタイプの寝間着から、同じくワンピースタイプの部屋着に着替える。
 ゆったりとしたデザインだから、うんちを漏らしてモッコリと膨らんだおむつが目立つということはない……はずだ。

        ☆

 むにゅっ。

「あぅっ!」

 食堂の椅子に座ると、おむつのなかのうんちが割れ目に食い込んできて、朱里はソプラノボイスを漏らしてしまう。
 おむつの中はうんちでパンパンに膨らんでいるけど、それでも匂いが外に漏れ出してきているということはない。
 ここはなんとかしてごまかしきらなければ。

「どうかしたの? なんか頬が赤いみたいだけど」
「そ、そんなこと……っ、ないと思い、ますけど……っ」
「そう? 体調が悪かったら言ってちょうだいね。すぐにおむつを外してあげるから」
「は、外す!? い、いえ、それは大丈夫、かなぁ……!?」
「なんか、声が上ずってるけど」
「な、なんでもないですっ。ホントに! ああ、お姉様が焼いてくれたパンがとっても美味しいです!」

 ごまかすようにしてこんがりと焼き色のついたトーストを一口。
 正直なところ、おむつのなかの柔らかい感触で、味なんて分からなくなっていた。
 それでもごまかすようにサラダやスープもパクパク、ゴクゴクと胃の中に流し込んでいく。

「ごちそうさまでしたっ。学校から課題がたくさん出てるから、今日はずっとお部屋に籠もってお勉強してますっ」

 使ったお皿をキッチンに持っていこうと席を立とうとした、そのときだった。

「朱里?」
「ナ、ナンデショウカ!?」

 紫帆に声をかけられて、朱里はついつい機械のような声を上げていた。
 ちなみに朱里は昔から隠し事が苦手だ。

「あとで……、そうね、20分くらい経ってからでいいから、私の部屋にきてちょうだい。あなたのことをもっと知ってあげる」
「あぅぅ……」

 バレてる……。
 やはりというか、隠し通せるものではないみたいだ。
 ねっちょりとしたおむつの内側が、羞恥心と期待に熱く蒸れていく。

「わかりました。あとでお姉様の部屋に行きます」
「待っているから」

 ここまで言われたらすっぽかすわけにもいかない。
 そしておむつ貞操帯を外して綺麗にできるわけもない。
 こうして部屋に戻った朱里は、20分後に紫帆の部屋のドアをノックすることになるのだった。


百合の館12につづく!

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