【+PLUS】「収録してもらった音声、お蔵入りってOKですか…？」 #46

いざ音声で聴いてみたらシナリオ微妙だった・・・

なんてことありませんか？
事前に自分で音読をしたとしていても、いざ声優の声で聴いてみて初めて気づく良さも悪さもあるはずです。

でも収録してもらったから世に出さなきゃいけない・・・

というプレッシャーを感じている人もいるかもしれません。
音声で確認して初めてシナリオの粗に気づいたり、お昼のお仕事が忙しくうまく制作時間がとれなかったり、ということで相談メールをもらう機会が今月複数ありました。

もしかしたら同じような悩みがあって制作に踏み出せない人や、制作が滞って嫌な気持ちになっている人がいるんじゃないかと思い、１１月最後の記事としました。

【+PLUS】没入しやすさを決める「聞き手」のキャラ設定って？#45

キャラ設定は最低２つ必要ってコト...？

もちろん１つは私のような声優が担当するヒロインちゃんですよね。
ヒロインのキャラ設定が大事、というか必須であることには異論はないと思います。

人間が登場人物である以上、人格や行動に一貫性がないと戸惑いますし、何より没入感が台無しになってしまう大きなリスクがあります。

ボイスドラマのようにヒロインちゃん同士が会話し合って完結する作品であればヒロイン×２人で２種類です。

多くの音声作品はボイスドラマのような形式ではありませんが、それでも最低２種類が必要なんです。
音声作品の登場人物は、声があてられるヒロインちゃんだけではありません。

誰だと思いますか？

それは「聞き手」のキャラ設定なんです。

続きの目次：
・「聞き手」のキャラ設定とは？
・「聞き手」キャラ設定をするメリット、やらないデメリット
・「聞き手」のキャラ設定の落とし穴
・落とし穴に回避するための２ステップ
・さいごに

【ご紹介】兎月りりむ。１０月の出演作品まとめ１１本！！今月はオール音声作品です！

１０月も出演作めっちゃ出ましたね〜（賢者タイム）

１０月は合計１１作でした！
今月はオール音声作品（単独１０本、共演１本）です！！

単独作が３日に１回くらい発売されたことに・・・！！

収録させていただいた本数としてはもっと出てもおかしくなさは変わらず・・・
未だに年末年始に爆発的に出まくる予感がする。

「兎月りりむ」で検索すると２０６本になりました！

【+PLUS】防げるリテイク/防げないリテイクの違いって何？ #44

リテイクは依頼者も声優も気を使うもの

リテイク。私も声優として活動するなかでとても悩ましく思っていたものでした。
収録に関する悩みは、最後の最後ここ一点に集中していきます。
どの範囲ならリテイクしてもらえるのか....引き受けるべきなのか...と悩むのは必然といってもいいでしょう。

私へのご依頼ページを見ていただいた方はご存知かもしれませんが、
２００作以上の地道な試行錯誤の結果、リテイクは
・台本起因のリテイク（依頼者原因）
・収録起因のリテイク（兎月原因）
の２つに切り分けることができるとわかりました。

さらに台本起因リテイクは全依頼のうち5%（20件に1件の確率）で発生しており、これを有償リテイクとしています。
有償リテイクでは台本の読み直し等や声のチューニングにかかる前後の作業工数を基本料金3300円としていただき、リテイク文字数に応じた料金を加算するという形をとっています。
※有償リテイクは5%しか発生しないのに100%のサークルさんにリテイク費用を薄く分配するのは不公平のため、基本料金を設定しています。

この5%というのは、台本ガイドライン推奨形式に調整いただいたり、サークルでの調整が難しい場合は追加料金をもらった兎月が調整を代行する上での前提です。
形式とそれに伴う意図共有の方法を一定にして収録に臨むことで、リテイク発生率は２桁代から5%へ激減し、今では5%が維持されるようになりました。

本題。防げるリテイク/防げないリテイクの違いとは？

そもそもリテイクはイメージ違いで起こるものですので、双方の意思疎通がうまくいけば自然と発生しなくなるもののように思えますよね。

それでも5%未満にするのは実質的に不可能だと思っていますし、それで良いんです。
なぜなら、「むしろリテイク前提でも挑戦すべき！」防げない(かもしれない)リテイクがあるからです。

【+PLUS】ご相談「作品制作うまくいかなかった…」への兎月式回答！ #43

とあるサークルさん「うまくいかなかった作品の相談のってもらってもいいですか？」
兎月りりむ。「あの出演作ですね。わかりました！一緒に考察していきましょう！」

ということで相談にのりました。
その内容をみなさんにも共有することで、過去うまくいかなかったけど次はどうしようか、と悩める人へのお役立ち情報になればと思います。

お悩みは、
・うまくいかなかったのは自分が悪かったからかもしれない
・他のサークルと比べて数字が良い結果とは言えないこと
・それにあたって作品のコンセプトが曖昧だったこと
・何をしたいのかよくわからないまま作成してしまったこと
・ぶっちゃけお金という数値目標は汚いかもという遠慮があること
・細かい編集上のお悩みがいろいろ（SEや台本など）
でした。

けっこう多岐に渡るご相談でしたが、兎月りりむ。的にはこうやって返したよ！
というのを、若干の意味補足しつつ、ほぼ原文ママでお送りします。ばぶぅ。

※ご相談いただいたサークルさんには掲載許可をいただいております。