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2023年 07月の記事 (12)

苺椎茸 2023/07/30 20:20

川瀬巴水展、シネマテーク、新作漫画

 昨日は名古屋の松坂屋美術館で開催している川瀬巴水展に行きました。休日の朝から美術館にいくなんて。『さよなら絶望先生』の「文化的すぎます!」ていうやつを思い出した。美術館に行くなんて何年ぶりよ。名古屋市中心部に行くのも、去年5月にシネマテークに行ったとき以来かもしれない。
 いつも近くのア〇タかピ〇ゴかド〇キでしか買い物しないので、百貨店に入るとまるで自分が人間になったような気分になった。私は普段、森に住んでいる野生動物で、ついうっかり人間の姿になってしまったのだ、だから人間らしくふるまわなければならない。という設定を持っているかのような気分になった。
 おしゃれな店がたくさんあり、このままぶらぶらうろついてウィンドウショッピングでもしようかな、とか思ったが午後からは高校野球の決勝があるため、川瀬巴水を満喫してすぐに地下鉄に直行。野球のために帰るぜ。
 図録がこの分厚さで2,500円は安いだろ。この分厚さなら普通は最低でも3,000円超えるだろ。買うしかないだろ。というわけで図録を買いました。これから毎日眺めます。
 帰宅してラーメンとかアイス食べながら名電と中京大中京の対決を観ました。充実しすぎだろこの休日。この日が今年で一番充実した休日だった。しかもいい試合だった。ていうかこの強豪ひしめく激戦区愛知で3連覇はすごいな。名電ガチで強い。

シネマテーク閉館

 名古屋今池にあるシネマテークが閉館しました。去年5月に観に行った『たぶん悪魔が』が私にとって最後のシネマテークでした。
 シネマテークでは『象は静かに座っている』『サタンタンゴ』『神々のたそがれ』『きみの鳥はうたえる』『菊とギロチン』『さよならテレビ』などを観ました。
 シネマテークに行ったとき、受付で整理券もらうときに作品解説とチラシの束をもらって、上映開始までの隙間時間にそのチラシを読むのが好きでした。受付でチラシの束をもらうの、この映画館だけだったよ。あ、リニューアル前の伏見ミリオン座でもチラシの束をもらえてました。でもシネマテークが一番多かったから枚数が。このチラシはいまでもクリアファイルに入れて保管しています。
 シネマテークに初めて行ったとき、この雑居ビルの中に本当に映画館があるのか?ってめちゃくちゃ不安になりながら足を踏み入れたのをおぼえています。独特の雰囲気があったよね。
 1年に1回くらいしか行けてなかったけど、閉館するのさみしい。近くにあったらもっと行ってたよ。

新作漫画

 盆休みに向けてストーリーとキャラを練り練りしてますよ。次は短編BLの予定です。
いまのところふたつ考えており、ひとつはシリアスめのやや暗い話、もうひとつはアホエロ明るい感じのです。盆休みはいまのところ映画観に行くくらいしか予定がないので、たぶん作業がめっちゃ進むと思う。ちなみに映画は『響け!ユーフォニアム』です。
 
 

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苺椎茸 2023/07/30 09:35

ドラマ『池袋ウエストゲートパーク』感想

 Huluで7月31日まで配信しているということで、視聴しました。
 原作未読。アニメのほうも観てません。
 長瀬智也と窪塚洋介が出演していることと、主題歌がSadsの「忘却の空」だということしか知らない状態で初視聴だぜ。
 全話観終わったので感想を書きます。ネタバレありにすると長くなるのでネタバレなしの感想にします。スペシャル版のスープの回は観てません。
 
 2000年の夜9時台のドラマです。ゴールデン帯なので家族と一緒に観ている人もいたのかな当時は。しかし家族と観るのには向いてないと思う。普通に風俗出てくるし。「筆おろし」「インポ」「素人童貞」とかいうワードも出てくるし。長瀬と小雪がエロいし。

 まさか21時台のドラマに幼児プレイが出てくるなんて思わないじゃないですか~。ドラマで幼児プレイ(赤ちゃんプレイ)が出てくるの『怨み屋本舗REBOOT』以来っすよ~。

 そういえばこのドラマ、出演者がめちゃくちゃ豪華じゃね? 山Pがかわいい。
 阿部サダヲがもうすでに完成されていた。23年前から変わらない阿部サダヲ。このドラマ唯一の癒しです。特に終盤、殺す殺されるのピリピリした雰囲気のときに出てくる阿部サダヲに癒されました。

 バレエダンサー役の人って真矢みきの夫なんですね。
 
 長瀬がとにかくカッコイイ。イケメンだねぇ。『マイボスマイヒーロー』というドラマは観たことがあります。『タイガー&ドラゴン』は夜中に再放送されてるのを数分だけ観たことがあります。

 池袋を舞台に不良とヤ〇ザと警察がドッタンバッタン☆大騒ぎ☆(ジャパリパーク風)みたいな内容だった。
 個人的に4話と7話が好きです。8話から11話最終回にかけてはさらに治安が悪くなっていって面白くなってきましたよ。基本的に治安が悪いです。このドラマ。

 主人公が「俺はバカだからよくわかんねーけどよぉ」と前置きしながら正論を言うのが超似合うキャラ。

 口の中に石入れて殴るのは、歯を砕くためですか? よくわかりません!

 「死ぬなよ」は死亡フラグなんよ。

 いろいろな意味でヒカルが一番かわいそうだった。

 とりあえず、タカシはマコトのことめっちゃ好きなんだね、ていうことがわかりました。二人はズッ友だよ……。熱い男の友情だった。なんかアニメ『スクライド』を思い出しました。
 
 やはり主題歌の「忘却の空」がめっちゃ良い。曇り空の日に出勤するときに口ずさみたくなります。
 
 

 

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苺椎茸 2023/07/28 06:51

『4月の東京は…』7話感想

 あと1話か~。来週でラストか~。終わってしまうのか~。
 OP曲の歌詞が沁みるね。
 今回はイケメン弁護士の出番が多かったです。
 お前ら喫茶店でなんつー話をしてんだ。喫茶店でする話じゃねーだろ。
 ていうかこのドラマ、セッ〇ス連呼しすぎだろ。そんなに言わなくても「あれ」とか「する」とか「した」とか「やった」とか、言い換えられるだろ。直接言わなくても会話の流れでわかりますよ。たぶん原作がそうだからドラマでもそうなってるんだろうけど。普通、会話で直接言わなくないか? というところが気になります。
 今週は普通に見入ってしまったわ。連の抱えた傷と孤独を知る和真だった。和真はアメリカ生活をエンジョイしていたようですが、一方そのころ蓮はフランスで……。
 そしてラストの真田。真田は今回も出番少ないのですが視聴者に強烈な印象を与えてきます。悪役としては100点です。人間性は0点どころかマイナスですが。
 最後、刺されるかと思ったら…あれ?そっち?真田ァ!なにしてんねん!

 次回、最終回です。毎週早起きして視聴して感想書きたくなるくらいには面白いBLドラマでした。
 謎の魅力があるんだよなこのドラマ。最初は「再会ものかぁなんか地味そうなドラマが始まったなぁ」というテンションで見始めたのに、けっこうおもしろいんだよなぁこのBLドラマ。想像以上に重い過去を背負ってたし。クズ上司とか厳しい親もいるし。キラキラした光輝くエリートな東京生活の裏にはどす黒い暗闇が広がっているんやで。ということを教えてくれるようなBLドラマです。
 美しいものを描くには汚いものも描かねばなりませんからね。ただ良い人だけが出てくるストーリーはつまらないので、こういう悪い人が出てくるほうが観てておもしろいですね。現実世界では絶対に会いたくありませんが…。
 

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苺椎茸 2023/07/22 19:42

映画『君たちはどう生きるか』感想※ネタバレあり

 観に行ってから1週間が経ちました。なので記憶が薄れているところもありますが感想を書きます。
 私はわりとおもしろいと思いました。しかし、「つまらなかった」という意見が出るのもおかしくない内容だとも思いました。ラピュタやもののけ姫、ナウシカ、千と千尋などは何回観ても飽きないしおもしろいが、今作はもう一度はもういいっす……一回観たら十分っす…ていう感じだった。考察するには2回観た方がいいのだが、1回観ただけで私なりに考察したのが今回の記事です。
 
 吉野源三郎『君たちはどう生きるか』はまだ読んでません。この映画を観て読んでみたいと思いました。主人公が読んでるシーンがあり、「涙を流すほどの内容なのか…?」と気になっている。
 
 ナツコがなぜ出産のためにあの場所に行ったのかが謎。この映画最大の謎。だれかの考察を読むしかない。
 
 好きなシーンは、終盤の大おじ様と積み木(石)のシーンです。「これで世界はあと1日だけは大丈夫だ」みたいなことを言うところです。木ではなく石なのはなぜだろうか。木はそのうち腐るが、石は形を保ったまま変わらないからなのだろうか。永遠を感じさせるよね。永遠に変わらない。不変のものを積み上げてるってことなのか。
 なんで石の数が13個なの。
 この大おじ様のセリフをメモしてえと思った。超重要なこと言ってるだろ。 
 世界は壊れやすい。大切なものを積み重ねなさい。
 この映画の舞台は戦時中である。そして主人公は戦後を生きていかなかればならない。戦後を君たちはどう生きるか、という反戦のメッセージが込められている映画だと思いました。平和を維持するのは難しく、壊すのは容易い。
 
 ジブリ映画特有の「飯がうまそう」は今回もあった。
 ワラワラは『もののけ姫』のあの白いやつみたいだなと思った。
 アオサギの声の第一声を聞いたとき「声きたなッ!魔法少女くるみのアイツ(デビル)かよ」と思った。でもだんだん汚くなくなってきた。
 
 主人公が頭いい。弓矢をつくるところが良い。ワクワク感がある。頭の切れる主人公である。実際に頭切ってたし。
 
 ワラワラとかインコのグッズ絶対出るだろ。そのうちぬいぐるみが発売されるんだろ。あの積み木(材質は石)もグッズ化するのかな。
 
 ナツコさん出産シーンで、『千と千尋の神隠し』に出てきたような紙人形が出てきました。厄除けであろう。出産は血が出るので、ケガレの対象である。血のタブーというやつですね。火の神であるヒミがこの部屋に入れないのは、火は浄化作用があるからだろう。ケガレの場所に神聖な火の神ヒミが部屋に入るのはタブー(禁忌)だということは分かりました。
 「部屋に案内するのも同罪だ」とか言ってたような気がする。
 この異世界の後継者は禁忌に触れる勇気がある者がふさわしい、みたいな感じなのか?禁忌に触れるということは世界を壊す(世界の秩序を無視する、ルール違反をすることになるのでその世界から排除される運命になる、疎外される)という意味でもあるのか?ここらへんはもう一度観ないと考察できない。でももう一度観る気になれない。
 
 主人公の母・ヒミはどうせ死ぬのに生まれるという選択をする。どうせ死ぬのになぜ生きるのか。お前(主人公)を産むためだよ、とか言ってたっけ。うろおぼえ。

 「コレヲ学ブ者ハ死ス」という文言がカッコイイと思いました。心の中の中二病が刺激される言葉です。
 
 大おじ様がいる場所に向かう途中、川なのか海なのか池なのか分からないが、水を渡っていくところに千と千尋みを感じた。千と千尋では川が境界の役目をしており、千尋が川を渡ることで日常から非日常へと足を踏み入れます。
 
 大おじ様は「天国のような場所」の後継者として主人公を指名しますが、主人公はそれを断ります。「天国」ではなく、理不尽なことがはびこる地獄のような現実世界へと戻る主人公。その選択ができることに主人公の格の違いをみせつけられましたね。主人公かっけえよ。主人公の名前がなぜかぜんぜん思い出せないんだけど。

 世界の安寧、平和は壊れやすい。だけど大切なものを積み重ねれば壊れにくくなる。身近なもの(友達や家族)を大切にしなさい。いずれなにもかもが壊れる日が来るだろう。長年大事に積み重ねてきたものがあっさりと壊される日がくるだろう。それでも積み重ねなければならない。平和な世界を維持するために。という宮崎駿監督からのメッセージが伝わってきました。この解釈で合ってるのかはわかりませんが。
 
 最後に、ジブリ映画なので作画はものすごく良かったです。ぬるぬる動くよ! たくさん動くよ! 重みを感じるよ! 温度も感触も伝わる! 作画が気持ちいい‼ 内容よりもむしろあの作画を観るためだけにもう一度観に行きたいような気がしてくる。いやーでも2回目はもういいっす。
 

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苺椎茸 2023/07/22 16:00

最近読んだBL漫画の感想

 最近、毎日2~3冊のペースで読んでました。読んだ中でとくに面白かったBL漫画の感想を書く。
 私のBL漫画強化週間はこれで終わり。今日からは非BLの積読本や気になっている本を読んでいくつもり。

  • 『リアル1/2』『うつしみの手 リアル1/2』明治カナ子

 最近読んだ中ではこれが1番おもしろかった。
 ガチ兄弟の近親姦ものであり、兄の潮、弟の陸、大学の先輩・谷口という三角関係ものでもある。
 潮は陸とやってるし、潮は谷口ともやってるのだ。しかもわりとハードなプレイをしている。
 この兄・潮がドスケベすぎるし、弟・陸は潔癖症だし、谷口は鬼畜クズだし。この三人のキャラが濃い。しかも「お兄ちゃん、見てる~?」てな感じで潮の目の前で谷口が陸を襲います。ていうか陸のほうがノリノリで「シオ、見てて」って感じだった。
 あと、絡みの構図・アングルがめっちゃ良い。
 谷口が自分で自分のこと「優しい」って思ってるのがガチ感あって流石っす…。(褒めてない)
 

  • 『三村家の息子シリーズ』明治カナ子
     
     全3冊あります。
     これも三角関係もの。敏夫は三村家次男の弓に惚れている。しかし弓はノンケだ。ということで弓の兄・角と関係を持つ。
     そんで弓は、敏夫が角と接触しているんじゃないかと気づきはじめる。
     角は地元では奇人として有名だがいまは家出して行方不明なのだ。三村家は角のことを探している。弓は、敏夫から角の気配を感じています。
     敏夫は弓のことが好きだし、弓も敏夫のことが好きなのだが、お互い素直になれずに両片思いな関係になっています。
     この漫画は心理描写が良いです。絶妙な三角関係にハラハラする。

  • 『甘い針』明治カナ子
     
     数年前に読んだのを再読。短編集です。明治カナ子作品の中で一番最初に読んだ漫画。
     この中に収録されている『蜜月期』という16ページの短編が好きです。セリフとかモノローグの文章が良い。

 明治カナ子のBL漫画では、ほかにも『熱伝導』『なりました(上・下)』が面白かったです。
 

  • 『あふれそうなプール』石原理
     
     全6巻。1996年連載開始ということで時代を感じます。荒れてる高校、突然の暴力など。
     高校生同士なのですが、さらっとタバコ吸ってたりビール飲んでたりします。一瞬違和感なさすぎて「あれ?大学生だったっけ?」と思った。高校生だっつーの。
     心理描写がしっかりしています。主人公の入谷は男に抱かれることに葛藤します。しかし体は正直である。
     主人公モテモテである。高校生なのにその場の勢いに流されずにちゃんとしっかり自分の考えを持っています。この漫画に出てくるキャラの精神年齢高くね? 本当に高校生か? 
     
     
  • 『高良くんと天城くん』はなげのまい

 ドラマを観終わったので原作を読んでみた。あのシーンは原作だとこうなってるのか~と、ドラマを思い出しながら読んだ。
 会話が令和の高校生って感じがする。作者はつい最近まで高校生だったのだろうか。
 キャラが『あふれそうなプール』と同じ高校生なのに全然雰囲気違う。高天では登場人物がちゃんと勉強してるんだなていうのがわかる(白チャ、コ英、授業風景の描写など)が、『あふれそうなプール』では勉強してるシーンがほぼなかったような気がする。
 高天ではつき合うまでではなく、つき合ってからの話がメインなので、恋人関係を持続していくためにお互いの気持ちの再確認作業をひたすらしています。本当に好きなのか、どのくらい好きなのか、本気で好きなのか。確かめ合うたびに「この二人尊い…かわいい…」てなるBL漫画でした。
 あとこの作品、出てくる女子がかなり男子に対して積極的である。
 暴力とかはないけど陰湿な悪口は存在する。暴力がないかわりにネチネチとした口撃はあるのがなんかリアル。でもそういうシーンはかなり少ないので、基本的に平和です。
 やっぱりこの作品の最大の魅力は「セリフ」ですね。会話が独特。会話のテンポ感(あぶねー、チ〇ポ感に一瞬見えるわ)。ドラマでもここが他のBLと違うポイントだと思った。
 

  • 『ちんつぶ』大和名瀬
     
     ちんこと会話ができるようになるという話だということは事前に知っていた。てっきり自分のちんこと話せるようになるのかと思いきや、そうじゃなかった。ちんこと話せる、という設定にもうひとつ設定を加えてカオスなことになっています。どういうことか知りたければ自分の目で確かめてください。
     1巻しか読んでないが、1巻だけでもうお腹いっぱいになるBL漫画だった。途中にはさまれている作者のレポ漫画のほうが本編より面白かったりする。

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