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2018年 05月の記事 (32)

ジム始めました

大臣はジムに通うことになりました・・・。

整骨院の親子に言いくるめられて

「あそこ31日までの入会だったら入会金無料、初月無料、紹介で特典つくよ!」

何を世迷言を・・・大臣にジムに行く時間などありません。

・・・・と思って無料体験だけに行ってきましたが

結果契約してしまいました。

これからいつでもジムに通えます。

6月1日から・・・

さあ、モトをとるためにがんばって通うぞ・・・!

最初の体成分分析結果で

体重、BMI、体脂肪率、筋肉量、

全てにおいて恐ろしいほど「適正」だった大臣
(筋肉量に至っては「以上」に達しそうだった。なぜだ)

果たしてジムに行く意味あるんかと言いたいところですが

通います・・・・

次に行くときは会員証用に写真を撮るということで

YOUTUBEでメイク講座を見ながら、それ用の顔を作っていかなくちゃあ。

あ、小説もがんばりますよ!?

でも今日は疲れたのでこれ以上の更新はありません。

また明日!!!

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●広翼の孔雀6●

獄卒の手が自分の弱点を狙っていることに気づき、鬼灯はさすがに懸命に暴れた。



「や、止めてください!そこは許しません!」



快楽に掠れた声で訴えても、欲情に狂った獄卒は言うことなど聞くはずもない。
自由な手足を懸命にバタつかせ、獄卒を強かに打ち、必死に抵抗するが、快楽で痺れ捲った体では鬼神の力どころか、まともに力を入れることもできず、子供の戯れかのような打撃しか繰り出すことはできなかった。



「ちょっとお静かに・・・」



そう言って獄卒は鬼灯の両足を肩に担いで大きく開かせ、鬼灯の両手首を左手で掴み、空いた右手で着物の奥にある鬼灯の秘所へと手を伸ばした。



「んんっ・・・!うっ・・・!」



着物が完璧に捲れていない暗がりを探られ、内ももを撫でまわされ、焦燥感がつのり、ますます触れられる快感を、無意識に期待してしまう。



「すげ・・・スベスベ・・・」



責める獄卒はその鬼灯の絹のような肌の手触りを楽しみながら、徐々に中心へと手を滑らせてゆく。



「はぁ、はぁ、いっ・・・や、やめ・・・!あぁぁっ!」



とうとう獄卒の武骨な手が鬼灯自身に触れてしまう。
指先で触れられただけだというのに、それだけで腰が砕けてしまうほどの快感が走り、先端から先走りの淫液がトロトロと零れ出し、獄卒の指を濡らした。
獄卒が身をすすめると、肩に両足をかけている鬼灯の身体が二つに折れ曲がり、腰の位置が高くなって、これまで秘めていた着物の奥が明かりのもとに晒されてしまう。
松明の明かりに照らされた鬼灯の汚れない色をした自身は、自らの淫液で濡れ光り、ゾクゾクするほど官能的だった。



「綺麗な色ですね・・・全然使ってないみたいに見えますよ・・・」



「っ・・・だまれ・・・っ!」



密かなコンプレックスを指摘され、鬼灯は顔を紅らめながら怒鳴りつける。大人の形は形成しているが、色は未発達の子供のような汚れない色をしていて、鬼灯はそれを密かに恥じていた。
しかし相手からすれば、清潔感と、幼さと、敏感さを感じさせるその様相は、欲情をそそる材料でしかなく、鬼灯は意図せず相手を悦ばせていた。



獄卒は再び生唾を飲み込み、改めて鬼灯の穢れない自身を武骨な手で包み込んだ。
男の広い掌と、力仕事のゴツゴツした皮膚の感触が感じられ、鬼灯の下半身は、すでにこれから訪れる快感を欲して無意識に腰に力を込めていた。



すでに力を完全に持った鬼灯自身をしっかりと掴み、獄卒はそのまま上下に激しく擦り立てた。



「あっ!あぁあっ!あぐっ!あああっ!あっ!」



ささくれだった男の掌が鋭敏な箇所を無遠慮に扱きたて、その強烈な刺激に、鬼灯は涙を流しそうになるほど感じる。



(は、激しすぎる・・・っ!もっと、優しく・・・!)



そう思った瞬間、快楽を欲しがっている自分に気づき、鬼灯は我に返った。なにが優しく、だ。早くこの獄卒の暴挙を止めさせ、金棒で叩きのめして無礼をわびさせるのだ。



「んぐうぅぅっ!あぁ、あっ!あっ!あっ!」



しかし身体は全く鬼灯の言うことを聞かず、一方的に与えられる凄まじい激感に翻弄され、すっかり全身の性感神経を蕩けさせてしまっている。
ひどく責め立てられている鬼灯自身も、激しすぎて辛いはずなのに、快感を迎合して先端からとめどなく淫液をこぼし続けていた。



「やっぱり感じやすいですね・・・ほら、もうイキますか?イッていいですよ・・・」



獄卒の指で挟まれて扱かれ、射精へとどんどん昇らされ、さらにザラつく親指の腹で先端をグリグリと刺激され、無理矢理に絶頂へと導かれてしまう。



「はあぁ・・・や、止めて、くだ、さ、激しっ・・・!く、くううぅっ!あぁあっ!そんな、もうだめですっ・・・!あ、あ、あぁぁあっ!」



自身を扱く太い腕を両手で掴みながら、鬼灯は抗えない強力な快感に流され、無意識に全神経を自身に集中させ、愉悦をとりこぼすまいと神経を張りつめさせる。
腰が小刻みに動き、今は触れられていない胸の突起も淫らに反応し、雄の快感を押し付けられ、両足の足指の先までビリビリと強力な快感が走りまくる。



「あっ!あっ!いっ・・・!あぁぁあああっ!」



限界が訪れ、あまりの快感に鬼灯は腰を突き上げて激しく吐精した。
狂いそうな絶頂感が訪れ、意識が消し飛びそうになりながら、とりこぼすことなく射精の激悦を隅々まで貪り食う。



「あっ・・・はぁ・・・」



鬼灯の身体がドサリと地面に落ち、白い胸を激しく上下させて息を吐き、絶頂の快感に浸る。
憧れの上司のイキ顔を見ることができて、獄卒はますます情欲を募らせ、鬼灯の身体を激しく掻き抱いた。



「はぁ、はぁ、も・・・やめてくださ・・・」



激しく口づけされて言葉を遮られ、密着したことで胸の突起が相手の衣服に擦れて、それだけでも悦を拾ってしまう。



「鬼灯様・・・もう我慢できません・・・」



そう言って獄卒は自らの下帯をほどき、たくましすぎる血管走った剛直を鬼灯に見せつけた。
それを目撃した瞬間、鬼灯の下腹がうずき、これ以上の快感を欲して身体が再び燃え上がってゆく。



(そんな、もう嫌だ・・・嫌なのに・・・)



射精の疲労でぐったりとした鬼灯の両足を大きく広げさせ、獄卒は体を密着させ、剛直の先端を秘孔へと押し当てた。


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●広翼の孔雀5●

鬼灯の敏感な反応に興奮を増した獄卒は、そのまま鬼灯の首元にむしゃぶりつき、激しく舐めまわした。



「ほ、鬼灯様・・・!」



熱い舌で一舐めされるごとに快感が走り、鬼灯はゾクゾクとした耐えがたい快感に官能の呻き声をあげる。
抵抗したいが、片手で両手首をつかまれて一括りにされ、鬼神の力も出ず、抗うこともできない。



「っ・・・ふ、く、んっ・・・んっ・・・!」



身体に覆いかぶさる獄卒の体温から性の興奮が伝わってくるかのように、鬼灯の身体も熱くなり、快楽の反応を制御できなくなってゆく。



「あぁっ、だ、だめです、止めてください、今日は、だめ・・・」



快感に痺れた声で言われたところで、相手の劣情に油を注ぐのは必然だ。
獄卒から顔を背けたところ、耳を舐めまわされて首から上に快楽の電流がはい回る。



「だめって言っておきながら、どうして抵抗しないんですか?そんな色っぽい顔で言われても、もうおさまりませんよ・・・」



(いつもの力が出ればっ・・・!)



身体が自分の意に反する状態になっているとともに、鬼神の剛力も発揮できず、野太い獄卒の腕で拘束されてはろくに体を動かすこともできない。胴体は大きな獄卒の身体がのしかかり、その中心に熱く滾る剛直を押さえつけられ、鬼灯は怯みながらも体の熱を止められなかった。



獄卒の舌は、首元を舐めまわし、鎖骨をたどり、胸元に舌が移動する。



(そ、そこはいけない!)



鬼灯は肘を使って辛うじて抵抗しようとしたが、今度は両腕を開かれて左右の地面の上に押さえつけられ、無防備な上半身をむき出しにしてしまう。
ゴクリ、と獄卒の喉が鳴る音を聞きながら、鬼灯の焦りは募るばかりだった。



「本当に、真っ白で・・・きれいな肌ですね・・・でも、ここは・・・」



舌先で胸の桃色をした突起を突かれ、ビリビリと身体が跳ねるほどの快感が走る。



「あっ!あぁっ!やめ、あっ!」



嬌声を抑えられず、鬼灯は獄卒のされるがままに反応してしまう。



「敏感ですね。乳首が気持ちいいんですか?じゃあ、もっと気持ちよくしてさしあげます・・・」



(い、いい、もうやめろっ・・・!)



そのまま熱く広い舌で大胆に突起を舐め上げられ、背中が無意識に反り、与えられる快感に上がる声が止められない。



「あぁぁあっ・・・・!」



鬼灯の身体はすでに快感に狂わされ、鬼灯の意思とは裏腹に暴走をきたし、もっと強烈な快感がほしくてたまらなくなってきている。
しかし当の鬼灯はここまで感じてしまう自分の体に戸惑い、そのことが許せず、怒りすら沸いているというのに、抵抗することもできずされるがままになってしまう。
何度も舌で舐め上げられ、そのたびに体の熱が上がってゆくのを感じ取る。自ら許したとはいえ、屈辱的な快感に、鬼灯は耐えるどころか甘い声をあげるしかできなかった。



「あっ、ぁあ、あっ・・・んんんっ!んんっ!はぁ、だめ、止めてください・・・!」



「こんなに良い反応しておいて、止めろはないでしょう・・・こうすると、もっと感じますか?」



そう言って歯で突起を噛み締められ、一気に流れ込んでくる爆発的な快楽の奔流に、鬼灯は耐えることなどできず簡単に押し流されてしまう。



「くううっ!あっ!あぁっ!あああっ!」



もっと愛撫を欲するかのように胸を突き出して悶える鬼灯の艶姿を見て、獄卒は下卑た笑いを浮かべ、鬼灯の弱点を執拗に責めてくる。



「乳首弱いんですね・・・」



そう言って鬼灯の片手を解放し、自由になった手で、もう一方の責められていない突起に、指先をかけて嬲り始める。



「んぐうぅっ・・・!んんっ!んんっ!あぁああっ!だ、だめ・・・!」



身体で感じる快感が二倍になり、鬼灯は体を妖しくくねらせて、甘い汗をにじませながら、抵抗の声をあげる。しかしそれは、ただ獄卒の情欲をさらに煽るだけとなり、ますます愛撫の手に力をこめさせられた。



左の突起を熱い舌で舐めまわされながら、右の突起は指先で押しつぶされ、上下に素早く擦られ、つままれ、こね回される。
涙が出そうなほどの快感の連続に、鬼灯は悩ましい喘ぎ声をあげて反応し、どこまでも獄卒の欲情を煽った。



「あっ、あぁ、や、やめっ・・・!んんっ!はぁぁ・・・!」



自由にされた片手で獄卒をはがそうと衣服を掴むが、破れる気配すらなく、ただ無下に布を引っ張るだけで抵抗の体をなしていなかった。



赤子のように鬼灯の胸の突起に吸い付きながら、獄卒がもう一方の手を滑らせて鬼灯のわき腹を撫でまわし、熱くなった鬼灯の肌を味わいながら、一気に手を下半身へと伸ばしてゆく。



「鬼灯様、本当に最高の肌触りですね・・・。こんなに気持ちのいい身体、抱いたことありません・・・。それを、自由にできるなんて・・・」



「あっ!あぁっ・・・!じ、自由に、など・・・!」



(されるつもりではなかったのに)



獄卒に抱かれることは何度もあったが、これほどの快感を与えられながらの凌○は初めての経験だった。いつも、どんなに感じても相手の喜ぶ反応には耐え忍び、冷徹な上司を演じてきたというのに・・・。
しかし、触れられれば触れられるほど体の官能が燃え上がり、鬼灯の意に反して身体が愉悦を貪りにかっかってしまう。
もともと快楽に弱い性質の鬼灯だが、普段は強靭な精神力で堪えているものの、今はその制御を離れ、取り返しがつかないほど暴走してしまっていた。


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ざつだん~

どうもこんばんは。

始まって間もない連載小説、どうでしょうか。まだちょっとしか掲載していないので

どうかと問われても答えに窮するかぎりでしょうが、まあブログの訪問者数が増えたということは

それだけ注目してくださっているのだと思います。


最近見てるアニメは、「鬼灯の冷徹」と「ゲゲゲの鬼太郎」と「銀河英雄伝説」

ですね。鬼太郎の美女猫娘、声優さんが鬼灯の冷徹の岩長姫と同じ方というわけで

声質が全く違うので声優さんってすごいなあ、と改めて思いました。

銀河英雄伝説の方も、次々と主要キャラがそろってきて・・・。
(和歌山では、鬼灯の冷徹がやっている時間にTVで銀英をやっている。悲しい・・・)

中村悠一がロイエンタールなら、ゲオウルフは杉田でないといけないのでは

と一人納得がいきませんでした。

あと、安元さんが出演なさっていた・・・!

でも誰だっけあんま記憶にないキャラ・・・。

と思ってウィキで調べたところ、残念なお知らせが盛り込まれておりました。

うううう・・・ビッテンフェルトだったらよかったのに・・・

(別にビッテンが非常に好きというわけではない)

まあ、卑怯な門閥貴族側のキャラでなくて、それだけは良かったです・・・


あと、ゲゲゲの鬼太郎、普通に楽しく見せさせていただいています。

たまに目玉おやじがいいこと言ったり、猫娘がかわいかったり、鬼太郎がかわいかったり。

(猫娘はBカップだろう)

あれだけ心配していた妖怪すねこすりですが、無事にゲゲゲの森にきていて

よかった・・・・・!!!

ここなら安全だよ!ゆっくりお暮らし・・・!

というわけで、また小説がんばります。

これからどんどんエロくなりますよ!!!♪

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●広翼の孔雀4●

地獄にたどり着いてからは、金棒に変わる○問道具として、いつもの物よりもほっそりしているが、棘がするどいものを選んだ。
普段から黒い金棒を見慣れている獄卒からすれば、細身の獲物を持っている鬼灯は奇異に映るらしく、通りすがる獄卒のほとんどが、通り過ぎても鬼灯を目で追っていた。



(うっとおしいですね・・・)



しかし鬼灯は、そんな彼らの目線にそれ以外のものが混じっているなど露知らず、今日の視察地へ向かう。
今日訪問する地獄は等活地獄だ。
殺人を犯した罪を背負った亡者が落ちる罪で、ここの○問はとくに熾烈に行わなければならない。
この中の亡者たちは互いに敵対心を抱き、自らの身に備わった鉄の爪や刀剣などで殺し合うという、一方的に獄卒から○問を受ける地獄とは一風変わった地獄だ。
争わない者でも結局獄卒に身体を切り裂かれ、粉砕され、また復活するという無限の地獄と苦痛を繰り返す。



一際血なまぐさい地獄だが、鬼灯には慣れたもので、向かう足取りに重みは一切なかった。



「あっ、鬼灯様!いらっしゃいましたか!」



殺伐とした地獄であることから、ここで働いている獄卒の面構えも堂に入っている。
現世でそこいらにいる強面とは一線を欠く迫力に、初めてここにきた亡者たちは圧倒されているようだ。



「お疲れ様です。お仕事は順調にいっていますか?」



「はい、これからみんなを集合させて、鬼灯様に挨拶いたします!」



鬼灯は等活地獄の獄卒の面々と対峙し、彼らの仕事ぶりを的確にアドバイスし、ダメだしをし、少し称賛し、帰ろうとした。



すると、一人の獄卒が鬼灯に歩み寄り、いかにも相談がありそうな様子で鬼灯の前に立ち尽くす。



「どうされました?」



「いえ、あの・・・ここではなんですので、ちょっとあそこで・・・」



指をさされたそこは、ぽっかり空いた狭い洞窟で、その奥は明かりが届かず、暗い口を開いている。



「個人的なご相談なら、現場監督にお願いします」



「いえ、そうではなくて・・・じつは、等活地獄で粉飾決済が噂されているんですよ・・・、でも俺平獄卒ですし、公で言うのはちょっと・・・」



その言葉に、鬼灯は眉をひそめた。



「なんですって?それは捨て置けないですね。それでは、大まかな説明をあそこで聞かせていただきましょう」



そう言って、二人は獄卒たちの目の届きにくい洞窟へと入っていった。



松明の明かりを頼りに少し奥へ進み、獄卒が適当な場所に松明を置いて周囲の明かりを確保する。



「それで、詳しいお話とは?誰が首謀者で行っているんですか?」



「それはですね・・・」



すると獄卒は一気に鬼灯の眼前に迫り、その細い両手首を力強く掴みにかかった。



「くっ・・・!」



まさかこんな展開になるとは思いもよらず、鬼灯は突然生じた手首の痛みに持っていた金棒を取り落とした。
狭い洞窟内にガラガラと無機質な金棒の転がる音が響き、鬼灯は必死に獄卒の手を振り払おうとする。



「鬼灯様、お慕いしていました・・・」



突然の告白に、鬼灯は「またか」、とあきれ返った。



鬼灯に邪な念を抱いている獄卒は、ごくまれにいる。無碍に断ることもできるが、こういう場合は、さっさと身体を一回交わして、それでキッパリ終わらせるのが、鬼灯のいつもの手段だった。



閻魔大王の第一補佐官という高官である鬼灯を屈服させたい、という支配欲が自分にたいして歪んだ感情を生み出すのかはわからないが、こういう獄卒にはある種失望感を覚える。



「わかりました。では一度だけです。それっきり、もう二度と私にそういう想いを抱かないでくださいますか?」



「ええっ!いいんですか?鬼灯様が・・・!」



全ての過程を吹き飛ばして、いきなり抱かせてくれるとは思ってもいなかったようで、獄卒は舞い上がった。
どうせ体目当ての刹那の支配欲を満たすだけの感情だ。
それならば、とっと満たして平常運転に戻ったほうが良い。



「かまいませんよ。どうします?」



「・・・・・」



獄卒はしばらく逡巡していたが、鬼灯に深く頭を下げて



「よろしくお願いします!」



と叫んだ。



「わかりました。では・・・」



そう言って鬼灯は黒い着流しの裾をまくり、履いているステテコを脱ぎ始めた。
目の前でその光景を見ている獄卒は、うわ、マジか、すげえ、信じられねえ、などと興奮を隠せない様子だ。



着流しの中の下着をすべて取り去るのを見て、獄卒は鬼灯におずおずと進言する。



「鬼灯様・・・俺、あなたを下にして抱きたいです・・・」



「・・・面倒ですね」



そう言って鬼灯は地面の上に転がり、仰臥する。固い地面が頭に痛く、早く済んでくれ、と鬼灯は思った。
しかし鬼灯が思っている間に、すぐ獄卒は鬼灯の身体に覆いかぶさり、ひどく興奮した様子で見降ろしてくる。



「はあ、はあ、鬼灯様・・・!」



一方、冷めきっている鬼灯は滑稽ともとれる獄卒の興奮した顔を平然と眺める。性欲に狂った人間というのは、本当に必死で、醜くも情熱的だ。



ーーーあの白澤もこんなふうに・・・



一瞬うかんだ妙な考えを払拭し、鬼灯は獄卒のされるがままに力を抜いた。



(ん?)



獄卒の手が鬼灯の鎖骨を滑り、それだけでゾクゾクとした官能がつきあげてきた。
そのまま着物の襟から手を差し込まれて、素肌に手を触れられると体の痙攣が我慢できないほど感じてしまった。



「んんっ・・・!ちょ、ちょっと・・・」



しかし獄卒はそのまま着物を長襦袢ごと引き下ろして肩をあらわにし、現れた白皙の素肌に舌を這わせ始める。



「んっ、ん、んんっ・・・ま、まってください、おかしい、何か・・・あぁっ!」



ビクン、と鬼灯の身体が弓なりに反り返り、獄卒の指が胸の突起にかかった瞬間、鬼灯はこれ以上ないほどの快感を体に受けた。



(なんだこれ、絶対におかしい、この獄卒、媚薬のたぐいでも盛ったか?)



平素の鬼灯が抱かれるとなれば、不感症を貫いて、されるがままに触れさせ、挿入の時だけ艶やかな反応を返すだけで、それ以外は徹底して無反応を維持する。
しかし、この獄卒の指が素肌に触れると、我慢できない愉悦がこみあげてきて、思わず声が喉からこぼれてしまう。


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