「敗姫処分No.3 add'l」制作後記_2
ChatGPTを活用
今回の制作では序盤に作品のテーマやイメージを考えるところから始めました。
本編を読んだ読者が追加シーンに何を求めているのか探るためにアンケートを精読していると、「無残」と「転落」というキーワードが抽出されてきたので、この二つをテーマにしようと思い、イメージをさらに掘り下げてみることにしました。そこで活用したのが最近話題のチャット型AIのChatGPTです。
詳しい活用方法については、
「敗姫処分No.3 add'l」進捗報告_2
「敗姫処分No.3 add'l」進捗報告_4
の記事で紹介したのでここでは割愛しますが、「無残感」や「転落感」をイメージさせるフレーズをAIと一緒になって考え、作品の基調となるイメージを膨らませました。この段階でイメージを充実させておいたことが、後々の制作過程に良い影響を及ぼしてくれたような気がします。
少なくともブレーンストーミングにはなっていると思うので、内容を具体化していく前段階かまたはその過程でAIと一緒に基本となるコンセプトやイメージについてアイデアを出しあう作業は今後も続けていこうかと思います。
ラフ絵に対する反響を見ながら進める
今回の制作で特徴的だったのは、Ci-enで公開したラフイメージに対する反響や意見を参考にしながらアイデアを固めていくというやり方です。
元々そのつもりだったわけではないのですが、進捗報告としてアップしたラフやスケッチに対するコメントでの反響がとても参考になったので、途中からは半分は意見をいただくことを期待して積極的にアップするようになりました。特に映像制作開始時点では色々と決めていないことがあったので、下記記事に寄せられたコメントなどはとても参考になりました。
どういう方法が最適なのかはまだわかりませんし、作品のタイプによって変わってくるとは思いますが、制作中の内容の一部を見せて反響を見ながら進めるというアジャイル型みたいな制作方法をもっと積極的に試すのも面白いかもしれません。
シンプルながら楽しい映像
前回のadd'l版でとても好評だった「敗北→会話→コンティニュー画面→ゲームオーバー」という一連の映像を今回も制作しました。
作っていて楽しかったのはコンティニュー画面で、あえてシンプルな作りにすることで原作オマージュ感を出しつつも、目立たないエフェクトや変化でヒロピン感を演出する方法を工夫しました。限られた素材と労力でシンプルながら楽しい動画を作るというのが、こうした作品の目指すべき方向性なのかもしれないと思いました。
作品紹介
本編もよろしく
現在制作中の追加CG集の本編に当たる作品はこちらです。
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