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2023年 07月の記事 (6)

ヒロイン工学研究所 2023/07/17 21:19

「敗姫処分No.3 add'l」進捗報告_4

ChaTGPTと「転落」について考える

以前書いた進捗報告の記事で、次回作のキーワードとなる「無残」という言葉についてChatGPTと一緒にイメージを掘り下げる試みを紹介しましたが、アンケートで浮上したもう一つのキーワードとして「転落」というものがあったので、前回と同様のアプローチでイメージを掘り下げるためのフレーズ群を作成してみました。

失敗の連鎖
窮地に陥る
絶望の底に落ちる
崩壊と破滅
すべてが台無しになる
絶望感に取り憑かれる
覆水盆に返らず
心が折れる
勢いを失う
逆境に立たされる
自滅への道
不可逆的な敗北を経験する
希望が打ち砕かれる
努力が水の泡になる
落ちぶれる
夢や理想が砕かれる
社会的地位を失う
無力感に打ちひしがれる
逆転の望みが消える
何をやっても無駄
希望の光が消える
迷走する
無念さに苛まれる
未来への展望が閉ざされる
希望が存在しない領域に落ちる
大きな失敗を○す
疑念と不安に取り憑かれる
勇気が消える
傷つき続ける
悪循環に陥る
誤った道に進む
逆境に打ち勝つ力を失う
全てを失う
もう打つ手がない
絶望の底に這いつくばり起き上がれない
希望が打ち砕かれる音が響き渡る
希望の光が絶望の渦に飲み込まれる

…以上が転落をイメージしたフレーズです。
転落をどう表現すべきか悩んだときに参照するリストとして作ったのですが、作っている最中にテーマと結び付けながらプロットを具体化させるアイデアが浮かびました。やはりこの重要キーワードからフレーズ群を生成させるアプローチはかなり役に立ちます。


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ヒロイン工学研究所 2023/07/16 20:56

【定期活動報告・7月前半】

【同人活動】
皆様から頂いたご意見を参考にしつつ『敗姫処分 No.3 add'l』の内容を構想中です。

【お仕事/受注制作】
2件進行中。

【スキルアップ関連】
作りたい作品のイメージを具体化するためにフォーカシングという心理学の手法について勉強していました。

【pixiv】
更新無し。
⇒pixivページへ

【ブログ等】
「敗姫処分No.3 add'l」進捗報告_2
「敗姫処分No.3 add'l」進捗報告_3
AI編集者との対話


【お題制作】
更新なし。
「マイナーキャラ限定お題募集」企画はこちら⇒回答フォームへ

【その他】
ChatGPTに編集者的な役割を担わせる方法について模索していました。

【コメント】
次回作のイメージがなかなか固まらずに苦戦していましたが、ようやく中核の部分がはっきりしてきたので、これからいよいよ具体化していけそうです。

質問への回答


「ヒロイン工学研究所常設ポスト」に寄せられた質問に対する回答です。現時点で回答可能なものを選んで回答しております。質問文はこちらで要約させていただきました。

期間中に質問(または回答可能な質問)がなかったので今回は回答はありません。

ヒロイン工学研究所 2023/07/13 21:02

AI編集者との対話

AIに編集者になってもらう

一人で創作する者の弱味、それは制作中の作品について相互にフィードバックしながら制作をサポートしてくれる編集者がいないことです。
作品を制作中の作者はちょっとした質問や対案提示などがあるだけでそれをきっかけとして作品についての理解を深めたり良いアイデアを生み出したりすることができます。この場合、質問や対案は必ずしも才気ある鋭いものである必要はありません。
重要なのはむしろそれが自分以外の外部から与えられる刺激であること。素朴で基本的な質問であっても、あらためて外から促されて答えを考えることによって新たな発見があり、またそれまで雑然としていた思考が整理されて、やるべきことがはっきりしてきます。

そこでAIの出番です。
私はずっと以前から対話型AIが進歩すれば、AIに編集者の役割を担わせることが出来るんじゃないかと考えていましたが、この半年の間にその環境は驚異的なスピードで整ってきました。現在私はChatGPTを活用することで実際に「AI編集者」というものがどのような形で可能なのかを日々模索し続けています。

AI編集者に求める機能としては主に次の三つが考えられます。

1.作品理解や新しいアイデアにつながる対話
2.スケジュールや工程の管理
3.マーケティング関連の助言

私の同人活動は今のところ厳格な締め切りを設定せずにやっているので、重要なのは1と3です。特に新しい作品の企画段階では1と3はセットにして考えることになります。
なお、ヒロイン工学研究所はヒロピンに関する研究を目的の一つとしており、作品の公開は研究成果の発表であると同時に作品を通じてのアンケートデータの収集という意義をもっています。普通の編集者でこういう問題に対応している人はあまりいないと思うのですが、有益なフィードバックを得るための読者との関係性作りという点ではこの問題もマーケティングと大差はないので、これも3のカテゴリーに含めて考えます。

ChatGPTに編集者役になってもらう

実際にAIに編集者になってもらう方法としては「ChatGPTに具体的に指示をして編集者役になってもらう」というやり方でいきます。
今回はちょうど「敗姫処分 No.3 add'l」の企画をしているところだったので、ChatGPTにAI編集者として新作についての質問をしてもらうことにしました。

具体的な手順としては以下のようなプロンプトでChatGPTに質問リストを複数案提出してもらい、それを私が取捨選択してまとめなおしました。

【プロンプト】
あなたはマーケティングの知識も豊富な優秀な編集者です。あなたが担当する漫画家が次回作の構想を具体化し、それによってマーケティング戦略も具体化できるようにするためにいくつかの質問を作成して下さい。

新作企画に関するAI編集者からの質問リスト


【AI編集者】
次回作のストーリーについて教えてください。物語の概要や舞台設定、主人公の特徴など、基本的な要素について教えていただけますか?

物語の流れやプロットについて、詳しく教えていただけますか?主要なエピソードや展開、クライマックスについて具体的なイメージをお伺いできますか?

キャラクターやストーリーの魅力を最大限に引き出すために、特定の演出やクリフハンガー、驚きの要素などを考えていますか?読者を引き込むための具体的なアイデアを教えていただけますか?

今回の作品で伝えたいメッセージやテーマはありますか?読者にどのような感情や考えを抱かせたいですか?またそのためにどのような工夫をしますか?

次回作の雰囲気やトーンについて教えてください。作品の世界観や表現方法について、具体的なイメージをお伺いできますか?

前作との関連性はありますか?前作と関連がある場合、今作はどのような点で独自性があるといえますか?

作品全体のスタイルやアートディレクションについて、どのようなイメージがありますか?色彩、線の使い方、パッケージのレイアウトなど、具体的な要素について教えてください。

ターゲット読者層を具体的に定めてください。この作品はどのような人々に向けて描かれていますか?年齢層や性別、興味関心などを考慮に入れて教えてください。

競合作品や同じジャンルの漫画と比べた際の差別化ポイントは何ですか?他の作品との違いや魅力を教えていただけますか?

読者に作品を広めるためのマーケティングアプローチについて考えていますか?

ファンエンゲージメントのためのアイデアはありますか?読者とのコミュニケーションや関係構築を促進する方法について教えていただけますか?


…以上が質問リストです。
内容は基本的なものですが、なかなかしっかりした質問です。前作との関係と今作の独自性を問題にするところなどは盲点でした。この編集者、雰囲気的にはなかなか有能そうなので期待がもてますが、見掛け倒しの可能性は大いにあるので、まだまだ真価はわかりません。今後、より突っ込んだ問題に対応できるかどうか検証していきたいと思います。
なお、この質問への回答はこれから考えていくつもりですが、機会があれば同人制作の進捗報告の記事で紹介したいと思います。

ヒロイン工学研究所 2023/07/09 20:37

「敗姫処分No.3 add'l」進捗報告_3

前作のアンケート結果から考えるポイント

「敗姫処分No.3 add'l」に求められるポイントについて考えるために、「敗姫処分No.2 add'l」の読者アンケートを再度熟読し、どんなところが評価されているのか、またどんなところをもっと強化してほしいと思われているのかまとめてみました。

【評価されているポイント】
・ルート分岐
・リョナシーンのバリエーション
・KOシーンとKO後のシーン
・原作ゲームへのリスペクト
・技が繋がっていくところ
・敗北の事実を印象付けるカット
・容赦ない感じ
・リョナ漫画→エロイラストという構成
・投げ技が採用されていたこと
・グロ未満のリョナの匙加減
・やられる側の抵抗も描かれていたところ
・追い詰められるヒロインの心理描写

【強化してほしいポイント】
・大技、大ダメージはもっと尺や絵のバリエーションが欲しい
・KO後のシーンがもう少し見たい
・リョナとエロが同時に楽しめるようなシーン
・苦しむヒロインを色々な角度から見たい
・あともう少しだけリョナを増量(ダメ押し?)してほしい

実際に盛り込めるかどうかはわかりませんが、これから内容を具体化していくときに参考にしたいと思います。

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ヒロイン工学研究所 2023/07/05 20:46

「敗姫処分No.3 add'l」進捗報告_2

ChaTGPTと「無残」について考える

「敗姫処分 No.3 add'l」の内容を具体的に検討する前にアンケート結果を熟読しながら次回作のポイントとなるキーワードを探したのですが、その結果「無残」という言葉が浮上しました。
そこでまずはこのポイントを自分なりに深く理解するために、無残という言葉についてChatGPTと対話しながら無残感のイメージを掘り下げてみることにしました。
以下のフレーズ群はChatGPTに「無残」という言葉がもつニュアンスを大量に生成してもらい、その中から作品に繋がりそうなものを集めて手直ししたものです。

残酷で哀れな光景
惨めな姿が目に焼きつく
破壊されることに対する無力
忍び寄る無慈悲な結末
虚無と絶望が広がる光景
絶望感が広がる現場
無念さと悲しみがにじみ出る光景
希望が完全に打ち砕かれた現実
醜悪な現実に目を覆いたくなる
残虐さと絶望が絡み合う状況
無力感と悲壮な絶望が漂う現場
忍び寄る絶望と終わりの予感
完全な無力さと絶望
惨めな末路が容赦なく訪れる
無慈悲な運命
全てが壊れ去り何も残らない
絶望の淵に立たされた無力な存在
見るに堪えない
輝かしい過去との対比が破滅を強調する
栄光からの転落
不可逆的な破壊
完全だと思われたものの儚さ
以前の姿を思い出し辛くなる
変貌が堕ちたことを物語る
無念な朽ち果て方
かつての誇りが踏みにじられる
昔の栄光はもはや戻らない、今あるのは悲惨な現実だけ、そしてこれからも…
美しい花が無理やり手折られる、あとは朽ちるのみ
最後に記憶に残るのは過去の栄光ではなく、屈辱の末路の方
輝かしい姿はもはや永遠に戻ることはない
見る者は無意識に過去の栄光と現在の惨状を比較してしまう
それによって周囲にあるすべてが悲惨さを助長しているように見える
快活なメロディーは途切れ絶望的な静寂だけが残る
夢が砕かれ、これが現実なのだと思い知らされる
輝かしいものはすべて理想で幻だったのだという気になる

…以上が無残をイメージしたフレーズです。無残をどう表現すべきか悩んだときはこれを読むことでアイデアをイメージを模索したいと思います。

このように最近ではブレスト用に頻繁にChatGPTを活用しているのですが、ChatGPTは反社会的なトピックでの対話を拒絶することがあるので、毎回使い方を工夫しています。

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