禍津神ROSS 2022/03/06 23:42

擬人化競走馬の紹介その19「エレクトロアナト」



キャラクターデータ



 名前:エレクトロアナト
 由来:【電気の女神】
 身長:164cm
 体重:49.4kg
  B:88(E) W:58 H:87
  父:アマルガムウェーブ
  母:リミットレスアナト
母の父:フレッシュボイス
誕生年:1998年  引退:2002年
 成績:18戦12勝 GⅠ:9勝



【キャラの特徴】

・根は自信が無く臆病。
 それを補う為に「成功しているヒト」の真似をしている。
 なお参考にしたのは父アマルガムウェーブである。
・男らしく振舞い、女性に対してナンパをする。
 ただし父がやっているのを真似ているだけなのと、
 素が照れ屋なので途中で動転し始める。
・男性への免疫が無い。話しかけられると照れて黙ってしまう。
 放っておくとお持ち帰りされそうなので常に護衛がついている。
・子供にはとても優しい。男の子なら普通に話せる。
 ファンサービスも良いので、初恋ブレイカーでもある。



【競走馬データ】

時は1995年にまで遡る。場所はアメリカ。
アメリカ遠征するリミットレスアナトの帯同馬として渡米した
アマルガムウェーブ。
以前に紹介した通り、リミットレスは非常に臆病なので見知った者が
傍にいないといけない。そこで海外に慣れてるアマルガムウェーブが
ナリタブライアンとの対決をお預けされてやってきたのであった。
アマルガムウェーブは気が強い子が好みなのでリミットレスには
手を出さないだろ。という信頼がありました。



そしたら後にエレクトロが産まれたわけで。

ナニかありました?

という笑い話がある。実際にはスタッフも大勢一緒にいるので
エッチなコトは起きませんでした。エッチなコトはね…

かくして産まれたエレクトロアナトの幼駒時代の評価は―
「悪くないけど、世代が悪かったね」
であった。
この年の産駒は有力馬が多く、エレクトロアナトが飛びぬけている
わけではなかった。

2000年7月にデビューを迎え勝利。
最後方から進路ミスりつつも4馬身差。力の差を見せつけました。
主戦騎手を務めたのがアマルガムウェーブの主戦騎手。

この主戦騎手が、後に伝説を生む事になる。

次走のオープン戦を勝利。初重賞となった新潟2歳Sは2着。
1番人気で阪神JFを迎え、最後方に位置取ったまま直線へ。
後続を引き離すテイエムオーシャンにカメラがズームし、
テイエムオーシャンの勝ちと誰もが思った瞬間、全体が見える2カメに
切り替えた瞬間、大外にとんでもない勢いでごぼう抜きする白い影が映る。
他馬が止まって見える末脚でエレクトロアナトが1着でゴール。

2001年。もはや敵となりえる馬はいない。エレクトロの牝馬三冠確実。
世間ではそのような評価になっていました。
しかしその影響でマークされるようになり、チューリップ賞は辛勝。
だが桜花賞はマーク前提で動いて余裕の勝利。
次走のオークス…の前にトラブルが発生。
主戦騎手が海外遠征する馬と一緒に行ってしまい、代理騎手が乗る事に。
この時海外に行った仔はエレクトロに勝てないと判断したオーナーの馬で
あり、エレクトロを優先すればその馬が勝てなくなるのでそのままに。
それでも1番人気は維持。2番人気はローズバド。
差し馬なのに絶好のスタートしてしまい前目のままレースする事に。
しかも大外走らされて不利を受けたが、5馬身差で勝利。
鞍上は関係ない事を証明した。
夏を全休し、前哨戦ローズSに出走。
が、ここでも徹底的にマークされ、今回は3着に敗戦。
そして迎えた秋華賞。また主戦騎手は海外に。
オークス時の騎手は別の競馬場に行った事で、さらに代理騎手が騎乗。
この代理騎手、逃げ馬サニーブライアンの主戦騎手で逃げが得意。
絶好のスタートをしてしまった事で、そのまま逃げる展開に。
逃げ続けるエレクトロ。これは終わった……いや待て、
なんだか様子がおかしい…

他馬「差し馬のエレクトロが逃げ…?」
他馬「どうせ途中からバテて落ちてくるよな」
他馬「じゃあ仕掛けるのはその時だな!」
テイエムオーシャン「前が邪魔で前に出れませんわ~(´;ω;`)」

といった具合に誰も前に来ないのであった。
楽逃げできた事でスタミナを温存してエレクトロは直線で沈む事無く、
最後の直線で「差し」て、1着でゴールイン。牝馬三冠達成した。
それも3戦全て違う騎手という偉業となった。

観客「エレクトロアナトはサニーブライアンだった…?」

次走はマイルCS。母が制した舞台であり、娘として譲るわけにはいかない。
1番人気はブラックホーク。スタート――直後に逃げ始めました。
ここで観客競馬新聞をチェック。
「騎手秋華賞のまま…?主戦に戻ってるやんけ!?」

エレクトロ「この前もこれで勝ったし、これが正解でしょ」

秋華賞と同じ京都競馬場だったのもあり、エレクトロが鞍上無視して
前に行ったようだ。まあ、あんまり乗れてなかったし、仕方がない。
ダイタクリーヴァ、ブラックホークも中団で温存すると最後の直線で
仕掛け並びかける。抜かれると思った瞬間がゴール。
アタマ差でダイタクリーヴァを押さえ勝利。

2002年。始動は大阪杯。エレクトロアナトは2番人気。
レースはリュウジョウが終始逃げ続けそのままゴール。
エレクトロは3着。2着がテイエムオーシャンなので一矢報われた形に。
2戦目はヴィクトリアマイルだが、敵はテイエムオーシャンしかおらず。
直線抜け出すとそのまま先頭でゴール。
安田記念は1番人気に完全にヴィクトリアマイルと同じ展開で1着。
宝塚記念の人気投票で4位になり、出走表明。
レースはリュウジョウとエレクトロによるマッチレースとなり、
しかし差を縮める事はできずリュウジョウが勝利。2着に敗れた。
夏を全休し、秋初戦は天皇賞(秋)。
が、ここで競馬史に残る大事件が勃発する。
2002年の皐月賞とダービーを無敗で制覇したシンボリクリスエスが
菊花賞ではなく天皇賞に出走を表明。
怪我していない無敗二冠馬が菊花賞に出走しない事にファンは大激怒。
一番怒ったのが、禍津神オーナーであった。

「競馬はファンによって支えられている。皆が夢を馬券に変えて
 賭けてくれるから日本競馬は成り立っている。なのにその夢を
 壊すような行為は断じて認めてはならない」

そう宣言するとクリスエスの主戦を海外に遠征させる競走馬の主戦に。
なおエレクトロの主戦騎手である。エレクトロ(´・ω・`)
これにクリスエス陣営が大激怒。

「オーナーブリーダーは馬が勝たなければ維持できない。
 クリスエスは長距離に向かないから勝てるレースを選んだだけ。
 なのに当て擦りのような行為は嫌がらせ以外の何物でもない」

として、禍津神陣営vsクリスエス陣営での争いが勃発。
エレクトロ(´・ω・`)「主戦返して」

肝心のレースは、かなり前目で固まりながらリュウジョウと
エレクトロが中団に控え、クリスエスは後方集団に位置取り。
直線でエレクトロが抜け出し、リュウジョウとクリスエスが猛追するが…
間に合わずエレクトロアナトが勝利。
これが禍津神牧場初の天皇賞(秋)の勝利となった。
これまで負け続けてきたリュウジョウへ一矢報いた形となった。
次走はエリザベス女王杯。まあ楽勝だろうと見られていました。
が、レインボームーンの全妹であるエフシックスが稼いだ
セーフティリードを埋められずに2着敗戦。
連闘でマイルCSへ。リターン、リミットレスと続いて伝統となりつつ
あるローテーションである。
敵になる馬はおらず僅差ではあるものの1着に。
マイルCS連覇を母仔で達成。

有馬記念を最後に引退を表明。人気投票は4位。
撃沈するジュウニントイロとエレクトロをかわし、
クリスエスを一切寄せ付けず、リュウジョウがゴール。
この日のリュウジョウは100%仕上げの完全状態だったので仕方ない。



【産駒(擬人化)】

ストームアナト





マダムキューリー



といった感じで今回の紹介は以上になります。
次回をお楽しみに!

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