さてん 2021/10/31 21:12

NFT参入前に伝えたいこと 後編

 こんばんわ、さてんです。
 前回に引き続き、NFTに関する重要情報を記事にしたいと思います。

 先日さいとうなおきさんのNFT作品が600万円で取引されたとヤフーニュースで報じられました。

 NFT参入前はさほど仕事を貰えなかったフリーイラストレーターさんでも、わずか2カ月で200万円以上稼いでる人もいるそうです。

 すごい状況になってますね。


 それではここから本題で、今回は都合上、用語解説が多めになってますんで、不要と思ったら飛ばして読むのをオススメします。

 それでは、早速やっていきましょう。


イーサリアム

 以前の記事のリンクから解説動画を確認してる方は分かると思いますけど、簡単に説明します。

 イーサリアムとは、ブロックチェーン暗号化技術のアプリケーションです。

 簡単に言うと、安全に契約する技術を提供するアプリですね。

 例えばA社がB社にお金を送る時、銀行内部での取引処理で、第3者が暗号を解読して自分のところに送らせてしまえ、みたいな悪だくみは技術的に可能です。

 ブロックチェーン技術を用いた仮想通貨を使えば、暗号を複数のブロックにして鎖のように繋げて分散する事により、全ての暗号を解読しなければ改ざん不可になります。
 この技術により安全に取引が出来るようになります。

 ビットコインはこういう安全性を求めた売買で使われてたんですね。
 この契約技術をスマートコントラクトと言います。

 イーサリアムはこれのアプリケーション版、例えばサーバーへの改ざんがないかを監視できるようになる為、注目が集まっている訳です。

 

イーサリアム、ETH、ガス代

 イーサリアムで使われる通貨がイーサ、ETHと表示されます。
 これがいわゆる仮想通貨ですね。
 正確にはトークンといいます。

 Open seaはNFTアートを売買出来るサイトで、ここでの取引でETHが必要になります。

 なんですけど、商品を販売するのに、10月末の現在で約1~2万円くらいETHを消費します。

 売れるかどうか分からないモノに2万円!?ってめちゃくちゃですよね、ちなみに購入する時もそれくらいかかります。

 この消費を通称「ガス代」と言います。
 以前は3000円くらいで済んでたんですけど、取引が多くなるに連れて値上がりするものなのです。

 で、なんでこのガス代が発生するかってところなんですが、NFTを暗号化して安全に契約する(スマートコントラクト)には膨大なPCの計算が必要になるんですね。

 で、その計算作業をしてる世界中の人たち(マイナー)にお金を支払って作業してもらってる訳です。
 作業量が多くなると当然負荷(トランザクション)がかかりますから、その分値上げが必要になってしまうのです。
 

ガス代問題から生まれたのがpolygon

 高額なガス代を解消する為に、ETHの技術を使って生まれたのがpolygon(ポリゴン)です。

 ETHを使ったスマートコントラクトで発生するトランザクションを解消っていう事なんですけど、要するに外部の別なプログラムを動かして負荷を減らし、契約にかかる暗号化の料金を格安にする技術アプリケーションです。

 なので、polygonで出品すれば、ガス代はほとんどかかりません。


紛らわしいpolygon(MATIC)とETH(ERC-20)

 polygonの仮想通貨はMATICと呼ばれてます。
 めんどくさいのが、MATICではopen seaで出品も購入もできないことです。

 ETHのpolygon互換規格であるETH(ERC-20)を使わなければなりません。

 これがopen sea上でpolygonと言われてるので、訳が分からないモノになってるんですね。

 で、いきなりETH(ERC-20)は直接円から買えず、polygon(MATIC)も同様に現在のところ円で購入は出来ません。

 じゃあどうすりゃいいのかってところですが、他の仮想通貨を送金してスワップ(polygon間同士の移動)ないしブリッジ(ETHからへpolygon変換)しなければなりません
 ぶっちゃけここが一番面倒で苦労しました。

ETHからpolygonへブリッジ?

 前回の記事にあるようにETHは国内販売所を使って円で買えます。
 ここからが超重要なんですけど、ETHからETH(ERC-20)へブリッジしよう! などといった記事が結構あったんですけど、普通にガス代がかかって損をします。

 ETH → ETH(ERC-20)  ブリッジ代が高い(10000円以上)

 polygon(MATIC) → ETH(ERC-20)  スワップ代が安い(200円?)

 そこで、僕が使ったのは仮想通貨JPYCを日本円で購入し、polygon(JPYC)からETH(ERC-20)をスワップして買う方法でした。

 上記のスワップ代としてMATICが必要になるんですが、0.1MATICをJPYCがスワップ代としてプレゼントしてくれます。
 (※キャンペーンは12月28日まで

 作業手順についての情報に関しては 前回の言いたかった事同様、よく調べておきましょう。

polygon版のETHを自分の国内取引所に送ったら死ぬ

 最後に、ありがちなトラブル例です。

 いざpolygonで収益が増えたら、じゃあ運用に必要ない分は日本円に換えようって思うじゃないですか?

 polygon版だろうとETHはETHでしょ、ってことで、polygon版ETHを元々ETHを購入した国内取引所の自分のアドレスに送りますと、確実に全て失います

 別物なので、もしETHにしたいとなれば、ブリッジしてpolygon版のETHを普通のETHに換えないといけません。

 こういうことがあるので、よく調べろ、と言われてるんですね。

 気が付いたらETHが全部消えてるんですけど......みたいなことも実際目にしました。



 めちゃくちゃ長くなって申し訳ないんですけど、今回は以上になります。

 重要なのは最後の2つだけなんですが、意味がよく分からないので用語解説からはじめました。


 僕自身もすでにopenseaで販売を始めてます。

 今のところ収益はゼロなんですけど、無料配布企画を実施したところフォロワーが1日で100人増えたので、企画した作品への需要が高まってると思います。
 こちらのお話はまたの機会に記事にしますが、確実に収益へのステップを踏んでます。

 続々と参入者が増えている現状、数か月後にあの時はじめてれば良かった......となりかねませんので、迷わずチャレンジするのをオススメします。

 
 それでは、本日も着実な舵を取って、前に進んで行きましょう。
 お疲れ様です。

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