Live2D制作にオススメなペイントソフトとは?
こんばんわ、さてんです。
本日はLive2D用のペイントソフトについて紹介したいと思います。
先に言っておきますが、一般流通量が最も多いClip Studio、いわゆるクリスタではありません。
僕がオススメしているのはSAI(正確にはSAI2ベータ版)です。
なんでだよって思われた方が多数かと思いますんで、早速その理由を含めて紹介したいと思います。
SAIとは?
2006年よりSYSTEMAX社で開発されたペイントソフトの1つです。
現在はSAI2ベータ版がリリースされてます。
低価格で動作の軽さととっつき易さに定評があり、10年ほど前は個人を中心に圧倒的シェアを誇っていました。
なんですけど、SYSTEMAX代表の方1人で全て制作されたソフトなんで、広告活動に乏しく、現在ではほとんどシェアが広がってません。
SAIの導入方法はこちらのサイトをご参考下さい。
Live2D制作にSAIがオススメな理由 ①動作性
理由の1つは動作が軽いことです。
僕の場合Live2Dを含め、メモリ8GBのタブレットPC(5万円ほど)で全て制作してますが、SAI単体で考えた場合例えPCのスペックが4GBでもサクサク動きます。
Live2D作業をやっているとあるあるなんですが、
Live2D作業 → 修正箇所発見 → ペイント作業 → Live2D作業 → また修正箇所発見
……と繰り返すことが結構頻繁に起こります。
5分とかからない修正をするのに、フォトショを立ち上げるのに20秒の待ち。
これってかなりストレスに感じませんか?
SAIは徹底したメモリ管理をしてますので、ほぼ一瞬で立ち上がります。ストレスなく何度でも立ち上げ立ち下げが可能という訳です。
理由 ②「ペン入れツール」の使い勝手
ペイントの再編集を考えると、一度描いた線を修正するのにいちいち消しゴムで消したり部分的に選択して変形したり……というのは面倒ですよね。
その対策が変形しても画質が劣化しないラスター曲線の導入です。
線の太さを変えずに移動やサイズ変更が出来るんですが、ほとんどのソフトはものすごく使いづらいんですよね。
動作も重くなりやすいのもマイナスです。
ところが、SAIで開発されたラスター曲線の「ペン入れツール」は特有だったデメリットを克服したスグレモノなんです。
このように一度引いた線を直感的に修正できます。
線を何度も修正してしまいがちな方にピッタリなツールですね。
もちろん、動作が重くなることは一切ありません。
また、以下の便利な機能も紹介しておきます。
交点まで除去する機能
線の厚さを部分的に変更する機能
色、太さを変更する機能
SAIのデメリット
解説情報が少ない
フィルター機能が少ない
ペン、ブラシを細かく設定出来ない
カスタムブラシが作りづらく、制作してるクリエイターが少ない
ペンツールが使い易い反面、通常のペンのような自由な線が作れない
図形描画ツールが乏しい
自由な変形ができない(Live2Dで言う一時変形ツール)
最近のイラストではフィルターやカスタムブラシを駆使した作品が主流ですので、この点ではフォトショとクリスタには及びません。
もちろん無料のGIMPやメディバンを外部ツール的に使って、フィルターやメッシュ変形することも出来ますが、正直面倒なのでクリスタでいいやとなりますよね。
つまり、高スペックPCやサブスク支払いなどに出し惜しみがなく、漫画やイラストを描く目的ならフォトショやクリスタの勝利と言えるでしょう。
今回は以上となります。
ちなみに余談ですが、ブログなどでこぞってクリスタを推してるのは、実は広告収入が得られるからなんですね。
初期費用に乏しいCGイラスト初心者の方は、念のためこの点にご注意下さい。
それでは、今年も毎日楽しく創作活動を続けましょう。
お疲れ様です。