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Live2D初心者の記事 (9)

さてん 2021/11/25 19:13

「おっぱいを揉む動作」の作り方を解説します! vol.2

 こんばんわ、さてんです。
 前回に引き続き、「おっぱいを揉む」Live2D動画の作り方を解説したいと思います。
 
 前回のおさらいで、初期状態の「」をペイントソフトで作り、Live2D上で「揉み込んだ後」の形に変形する手順まで解説しました。

 今回は「揉み込んだ後の手から、パーツを追加する」作業についてやっていきたいと思います。

 まずは前回完成したpng画像に、胸パーツ用の画像を別レイヤーで重ねます。

 イメージが沸きにくいんで、先に目的とする完成画像をご覧ください。

 今回追加するのは、輪郭線レイヤー、マスクレイヤー、影レイヤーの3種類になります。

輪郭線レイヤーを追加

 まずは輪郭線を追加しましょう。

 僕の場合、基本的に形を修正しやすいベクターレイヤーかつ最初の段階では単一のレイヤー内で全ての輪郭線を追加してます。


 分かりやすいように、手のレイヤーはマスクレイヤーを追加して消しておきましょう。

 この段階では、このマスクはパーツにしません。
 なので、雑に消してしまって構いません。

 今回は中指と薬指が丁度第一関節の部分で折れ曲がっているように表現してますので、関節部分の輪郭線も追加します。

指を消した状態。

マスクレイヤーを追加

 さきほど使用したマスクレイヤーとは別に、パーツ用のマスクレイヤーを追加していきます。

 指がしっかり隠れるように注意が必要ですが、多少のずれはLive2D上で修正できます。

 この時点になると修正する必要性がないので、指ごとにレイヤー分けしてマスクを追加しましょう。

 僕の場合ですが、サムネイル画像ではっきり分かるので、マスクは青色に統一してます。

 なお、今回は中指、薬指の指先にはマスクを使わず表現してます。

影レイヤーを追加

 影レイヤーは胸の凹んでる部分、盛り上がった部分の影を追加します。
 この影レイヤーに関してはレイヤー分けは必要ありません。
 ただし、手の平の影は、手の全体の動きに応じて動く為、別レイヤーにしておく方が良いです。


輪郭線レイヤーを部分ごとにレイヤー分けする

 納得がいく形になりましたら、輪郭線レイヤーを部分ごとにレイヤー分けしましょう。

 僕の場合、親指から1~5の順番でレイヤー作っています。
 左手と右手と分けるので、右手には1R~5Rという風に追加してます。
 左手のLはline(輪郭線)の意味で使ってますので、なるべく使わないようにしてます。

 例:左手の親指 → 1
   右手の人差し指のマスク → 2R m (m=mask)
   左手の中指の輪郭線 → 3 l (l=line)
   右手の中指と薬指の間の輪郭線 → 34R l

まとめ

 輪郭線レイヤー 最後まで作り終わったら、部分ごとにレイヤーを分ける。
 マスクレイヤー 最初から部分ごとにレイヤーを分けて作る。
 影レイヤー まとめて単一のレイヤーで作る。ただし手の平と腕の影は別で作っておく。

 レイヤー管理が物凄く大変なので、気合を入れてがんばりましょう。
 ちなみに僕自身は作業開始からここまで5時間くらいかかってます。


 今回は以上です。次回に続きます。
 それでは、本日もふんだんに精力を振り絞って創作してきましょう。
 お疲れ様です。

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さてん 2021/11/18 19:52

「おっぱいを揉む動作」の作り方を解説します! vol.1

 こんにちは、さてんです。
 本日はタイトル通り「おっぱいを揉むLive2D動画」の解説をやってきたいと思います。

 ある程度Live2D知識のあるクリエイター向けの記事となってますんで、よろしくお願いします。

 それでは、さっそく解説をはじめちゃいましょう。


揉み始める手の画像の制作

 僕の場合ですが、自分の手を撮影してトレースして作ります。

 全てこの手法でやってしまうとどの手も特徴が同じになってしまうんで、プラスアルファAVなどの映像を切り取って形を修正するといいと思います。

 今回は最終的に指を完全に切り離して作るんですが、最初の段階でレイヤーを分けてしまうとワケが分からなくなってしまうんで、一度手全体を描き、その後でパーツを分離する方が楽だと思います。
 

 #指のパーツ

 #手の平のパーツ
 手の平は指が動くことを想定して、指が動いても形や色が不自然にならないように注意しましょう。

 念のため修正できるようベースカラーと影、光、輪郭線レイヤーは分けて作ってます。

 完成したら一旦別なファイル名でpsd画像データを保存し、指ごとにレイヤー結合ましょう。

指のスキニング

 スキニングとは? という所から解説します。

 簡単に言うと、長い髪の毛などのパーツを自動で分割し、滑らかに動かせる機能です。

 スキニングを使わない場合、例えば髪の毛を3分割のパーツに分ける、パーツ同士をグルーで連結する、パーツごとにデフォーマーを割り当てる……といった流れになります。
 かなり面倒です。

 グルーとは、分かれたパーツ同士を連結する機能なんですけど、これがまた面倒な作業です。
 スキニングメインになってからは滅多に使いません。

 グルーに関しては「すげ」さんの解説動画をどうぞ。

https://youtu.be/CBGykMvYGn4


 それではスキニング方法について、人差し指のパーツを使って解説します。

 Live2Dで先ほど保存したpsdファイルを開いた後、人差し指パーツを選択します。
 「メッシュの自動生成」「変化量を大」にしてメッシュを作成します。

 「回転デフォーマ作成ツール」を選択します。
 そして、下のように、「関節部分と矢印の方向と長さ」を意識して、回転デフォーマを追加します。


 これを適当にやると高確率で失敗しますんで、注意しましょう。

 その後、パーツと追加した回転デフォーマを選択し、「モデル」「スキニング」「スキニング」を選択します。

 エラーメッセージがなければ成功です。

 試しに動かしてみましょう。

 

揉み込んだ後のパラメータ

 指のスキニングが終わったら、揉み込んだ後のパラメータを作っていきます。
 自分の手を動画撮影するとイメージが付きやすいと思います。

 

 出来上がった状態の画像を出力します。psd、pngどちらでも構いません。
 この画像を元に、揉み込んだ後の影、盛り上がった肉などの画像を追加で作っていきます。


 次回に続きます。
 それでは、本日も有意義な創作活動を続けましょう。
 お疲れ様です。

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さてん 2021/10/25 00:08

マスクによる自然なおっぱい

 こんばんわ、さてんです。

 本日はLive2Dのおっぱい制作第二弾企画として、マスクによるクリッピングを紹介したいと思います。

 ブログ開設直後からおっぱいネタばかりなんですけど、個人的にはお尻の方が断然魅力的ですね。
 今後お尻についても記事にしたいと思います。

 雑談はさておき、マスクが分からない人向けにも一応解説していきますので、知っているところはどんどん飛ばして下さい。

マスクとは?

 マスキングテープが分かりやすいですね。

 貼った部分が隠れて見えなくなる状態、イラスト関係ではこのマスキングテープの材料自体が「張った部分を透明にする」機能があります。

 パッと見ると「消しゴム」で消したのと同じですね。
 ですが、マスキングテープ同様、取り外すと透明になった部分を表示できるのが強みです。

 ちょっとシュールな画ですけど、胸の主線が消えてるのが分かると思います。
 これがマスクです。
 うまく使えば、一枚絵のおっぱいでも自由かつ自然に動かすことが可能になります。

Live2Dにおけるマスクの使い方

 マスクが透明な状態なので、ぱっと見ると分かりませんが、このようなパーツが作ってあります。



 マスクを使用してない状態はこうです。
 やっぱり変な気がしますよね。



 あくまで僕の場合ですが、分かりやすいのようにマスクは青色にしてペイントソフトで画像を作っておいてます。

 
 Live2D上でマスク自体のパーツを選択し、コピーします。
 そして、マスクしたいパーツの「クリッピング」欄に貼り付けします。
 「マスクの反転」に、「チェック」を入れておきましょう。



 マスクのパーツを選択したら、「不透明度を0」にします。



 ちなみに胸の下側はこのようなマスクです。



 あとは、胸の上下するパラメータに合わせて、重ならないように移動すれば完成です。


補足

 Live2Dで必ずしもマスクを使う必要性はありませんが、イラストでマスクはあんまり使ってないって方は、基本的にはよくありません。

 なぜかというと、僕自身イラストの外注を頼んだりもしてますが、実力がある人はたいていマスクをうまく使ってるんです。

 結局、外注元でここ少し修正したいな、という時に消しゴムを使って消してると修正がかなり面倒、それが分かってるということなんですね。

 自分の絵を編集する側の立場に立って考えると、マスクの利用はとても重要になります。


 今回は以上です。
 それでは、本日も馬車馬のごとく作業していきましょう。
 お疲れ様です。

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さてん 2021/09/29 11:14

Live2D動画をこれから始めようとしてる方へ

 こんにちは、さてんです。
 それでは最初の投稿はじめたいと思います。
 皆さんはYoutube、Twitter、同人動画販売サイトなどで、優れたLive2D動画を見たことがあると思います。

 ぬるぬる動いてすごいですよね。
 アニメーション動画の未来を垣間見た、そんな感じがしたと思います。

 僕もその一人で、Live2D2.0が発売され(現在は4.1)、Vtuberの名前すらない時代にLive2Dと出会いました。
 といいつつ、僕の過去話はぶっちゃけどうでもいいかと思いますんで、本題に入りたいと思います。

Live2D動画制作はとにかく慣れるまでが大変

 素人でも簡単に動画が作れるとはいえ、Live2D自体とっつきにくく、最初は勉強が大変です。
 実際軽い気持ちではじめて、チュートリアルで断念する初心者はたくさんいると思います。

どうしたら挫折せずに続けられるのか?

 とにかくまずは第1作品を完成させましょう。
 大事なのは、完成を1つの目的に絞ること。

 どういうことかというと、
 僕自身「おっぱいが揺れるだけの動画を完成まで!」
 という願望が目的で、その為にはどうしたらいいか?をチュートリアルを使って逆引き式で勉強しました。

 なぜなら、チュートリアルを最初から最後までやってると、はっきり言ってやってられないくらい難解だからです。

 元々勉強好きな方でしたらいきなりVtuberを完成まで!でもいいかと思いますが、僕は正直オススメしません。

完成した時に得られる感動は別格

 こちらが僕のLive2D初作品です。

--そに子ちゃんのおっぱいが揺れるだけのgif動画--

 今見てみると、それなりにがんばって作ったんだな、程度ですが、当時の僕は苦労を乗り越えてようやく作り上げた、という達成感で感無量でした。
 皆さんにも是非この気持ちを体験して欲しいと思ってます。


 それでは、今回は以上です。
 これからLive2Dをはじめたい人にこれだけは言いたかったことなので、最初の作品完成まで、諦めずに頑張りましょう!

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