40万円かけて新PC組んだ話 〜オタク話からCPU取り付けまで〜
ぼくがかんがえたさいきょうのぱそこん、爆誕――。
(プレビュー画像用CPU)
作った理由
前まで使っていたパソコンは2012年製のDELL Vostroで、もとはネカフェ備品だったものを増改築して使っていました。スペックはこんな感じ。
ベースモデル
Vostro 470
オペレーティングシステム
Windows 10 Home
プロセッサ
3.4 GHz Core i7-3770
メモリ
16 GB 1,600 MHz DDR3 + 4 GB 1,333 MHz DDR3
ストレージ
256 GB SSD
1 TB SSD
1 TB HDD
グラフィックス
GTX 660 1,536 MB
(Webサイトの依頼関係のページに書いていたやつ)
知人から「古くなったゲーミングPCが安く手に入るらしい」と情報を聞きつけ、大阪・難波まで行ったのを覚えています。
その更に前は自作機で、
マザーボード
ASRock FM2A68M-HD+
プロセッサ
AMD A8-7670K
メモリ
Corsair CMX16GX3M2A1600C11 PC3-12800 4GB × 2
↑査定メールでは4GBと書いてあったけど、型番としては8GBだったみたい…
4GBとして間違って買い取られてた…ってコト!?
ストレージ
SATA 250GB 3.5インチ(とあるので多分HDD)
↑メーカーとかは突き止められず…
電源
Corsair RM550x
ケース
ENERMAX ECA3360B-GT(U3) (Fulmo Q 緑)
(組んだときの出荷メールや、売りに出したときの査定メールより)
といった構成のものでした。ですから今回で自作は2回めです。
物心付いてからのPC遍歴でいえば、多分こんな感じ。
初代…高校入学祝: 【既製品】親に買ってもらったBTO → 1年間の東京プータロー生活を共にする
↑LilitalesのBGMもこれで作ったはず
↑Core i5-760だったことと、東京生活開始と同時にADATAの256GB SATA SSDを増設したことだけ覚えてる
↑なおそのSSDはなんやかんや4代目にも組み込んでる(そう思うとだいぶロングランだな…)
2代目…専門学校2年生あたり: 【自作機】バイト代で組んだ上記A8-7670Kマシン
3代目…社会人数年目: 【既製品】上記ネカフェの引き上げ品Vostro
4代目…いま: 【自作機】新PC組んだ
こうして見てみると、IntelとAMDで行き来していていて自作は全部AMDというちょっと不思議な偶然がわかりますね
…イントロが長くなりました。ここから組み立ての話です↓
旧PCから外したSATA SSD
上からくだんのADATA製256GB(2014年4月?)、2019年3月に買ったSilicon Power製1TB、2020年7月に買ったSeagate製1TBです。
こいつらは全部まとめてRAID 0ドライブにして、2TB契約のDropboxと同期させる運用にしようと思います。RAID 0だから故障リスクは高いけどクラウドに同期するなら関係ないし、速度もちょっと期待できるので。
4Uラックマウントケース
レコーディングスタジオなどに行くと(ここの読者のほとんどは行かないと思う)メタル製のいかつい棚にびっしりと差し込まれた機材が顔をのぞかせているのを見ることができます。
IT系の方ならおなじみかもしれない、19インチラックです。Wikipediaにいい感じの画像あったわ。
ちょうど僕が好きで音楽によく取り込んでいるシンセサイザーが、どれもこれも1980年代から1990年代のラックマウントタイプのものということもあって、新PCを組むならラックマウントにしようと決めていました。
排熱性能と引き換えに収まりの良さとカッコ良さを勝ち取りました。排熱性能落ちるとはいえグラボがカンカンに熱くなるほど使うことは少ないし、もともと静音性も欲しくて一長一短ながら水冷にしていたわけなので、そこまで悲観はしていません。
見てくださいこの端正な佇まい。(これは完成後に撮影したもの)
わがままボディ過ぎておしりがハミ出ています。これはそのうちラックケースがデカくて上等なのに変わったら解決します。
RedBull
なんかハッカソンイベントみたいな趣が出てきてテンション上がったんですかね。
マザーボード
マザーボードはASRock X570 Creatorを選択。
- 約7ギガバイト毎秒を誇るPCI Express Gen.4でNVMe M.2 SSDを2枚繋げられる
- Thunderbolt 3端子を標準で備えている
- 光らない
上記条件を満たすものがこれくらいしかなかったのです(Intelも検討した)。結構高かった…
このマザーボードに苦しめられることになろうとは、このときのルンルンで開封の儀に及んでいるくらびすたには知るよしもなかった…
CPU
DTMではマルチスレッドをフル活用することが少なく、とにかくシングルスレッドで勝負しなければいけない場面が多くなりがちです。それもそうか。いろいろプラグインを挿すけど、各社まちまちの実装であるがゆえに足並みも揃うはずがないもの。
Ryzen 5000番台が出た頃にはシングルスレッドでIntelを出し抜いて話題になっていましたね。後に第11世代Core iシリーズで巻き返されましたが、やはりあのニュースは強烈でした。
あとやはりCPU本体が安い(10万円以上のお会計は減価償却必至)とか、ワットパフォーマンスが良いとか、PCIe Gen.4対応が早かった(これもRyzenが先行していた、あと先述の通りPCIe Gen.4でのM.2 SSD 2枚挿しも今のところ珍しい※)のもあって、Ryzen 7 5800Xにしました。
結局安いといってもマザボが結構高かったのでトントンでしたが。
※CPU側とチップセット側両方からPCIe Gen.4の回線が出ているAMD X570だからこそできる(Intel Z590はチップセット側がGen.3なのでダメ)ということらしい。
喋りすぎた
ハイ、こういった買い物報告って「自分の買い物が間違っていなかった」ことを確かめたいみたいな気持ちもあって喋りすぎますね…
他のパーツのお話はまたの機会に。
ここまでお読みいただきありがとうございました。