BL短編集「俺の彼女を奪った義理のガチムチ糞兄貴がエッチなビデオで糞ホモビッチだった件」試し読み
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【俺の彼女を奪った義理のガチムチ糞兄貴がエッチなビデオで糞ホモビッチだった件】
俺が成人を迎えたところで父親が再婚を。
相手も連れ子で、五才年上のガチムチの男が義理の兄に。
彼は肉体労働をしているといい、肌が焼けて筋肉質。
金髪でチャラい格好をしていたが、人懐こく快活で、すぐに打ち解けることが。
「この人なら同居してもだいじょうぶかな」と思い、いささか油断をしたよう。
彼女を家につれてくるうちに、いつの間にか義理の兄と連絡交換したらしく、挙句に寝取られてしまい。
「まだ兄弟になったばかりで彼女を奪うとか正気じゃない!」と怒り狂ったとはいえ、笑いとばして曰く。
「おまえのエッチが物足りなかったんじゃねえの?
ていうか、そもそも、あの女がビッチだったんだろ。
本性を暴いてやった俺に、むしろ感謝しろよな」
義理の兄こそ糞な本性を露わにしたもので「ふざけんな!」と殴ったなら家出。
友人のアパートにころがりこみ、むしゃくしゃを引きずって。
再婚したばかりの親たちに告げ口なんかできず、怒りは溜まるばかり。
「どうにか義理の兄の鼻を明かせないものか」と考えてネットサーフィンを。
あの下衆なチャラ男なら、きっと女トラブルを多発しているだろうに、そのネタ探し。
【アイドルの推しのためなら枕営業もよろこんで!】
俺は男ながら、男性アイドル育成ゲームにドはまり。
というのも、育成するアイドルの一人が推しに似ていたから。
もともと現実の男性アイドルに推しがいたのだが「明日から、ぼくはふつうの男の子になります!」と突然の引退宣言。
絶望した俺は出勤する以外は上の空。
推しの映像画像を求めて埒なくネットサーフィンを。
そのとき表示されたゲームの広告。
ちょうど目にはいったキャラが推しに似ていて「これだ!」と飛びついたわけだ。
以降は、キャラをレベルアップさせるためのゲームをこなしつつ、育成に関するオプションの課金をしまくり。
ゲーム内でのランキング一位を目指し、金に糸目をつけず、寝食を忘れて注力したおかげで十位にランクイン。
ただ、そこから上位に食いこむのが難しく苦戦していたところ、一大イベントが開催。
自分の育てたアイドルをステージに立たせ、ノンプレイヤーの一般客にお披露目するというもの。
イベント後は「だれが推せるか」を投票してもらい、その順位によって、もともとのランキングの入れ替わりがある。
つまり、一夜にして下剋上が可能というわけだ。
【婚活でお婿さん候補が現われて性生活もばっちりいけそうです】
俺はまだ二十代半ばながら結婚願望が強い。
親がいなく親戚とも縁遠いため、早く自分の家庭を持ちたいのだ。
とはいえ、職場は男ばかりだし、若い女性との接する機会もなし。
アプリを使うのもどうかと思い、街コンに参加。
やる気満々だったものを、もともと人づきあいが得意でないうえに尻ごみしてしまい。
女性に声をかけることができず、群れの輪にも混じれず、店のすみっこに一人ぼっち。
「もう帰ろうかな」と泣きそうになったとき「隣いい?」と声をかけてくれた人が。
男だろうと、かまってくれるだけ、ありがたくて。
彼もこの場に馴染めていないようだが、俺とは立場がちがい。
主催者の知人に数合わせのため引っぱりだされとかで「ただ飯を食べにきたけど、どうも居心地がわるくて」と苦笑。
数合わせというか客寄せパンダだろう。
物腰が柔らかい爽やかイケメンで、話している間に何人もの女性が吸いよせられてきたし。
【欲求不満の勇者の相手をしたら魔王が羨んで大変だ】
俺がつき従う勇者は根性が腐りきっている。
まず第一に性欲に忠実。
町にいけば必ず女を抱くし、女の仲間には絶対に手をだすし、エッチ中に「勇者さま!」と助けを求められてもガン無視するすし。
女トラブルが絶えない上に、根本の性格もわるい。
「俺は勇者さまだぞ」を口癖に人を威圧し脅して屈服させ無理難題な要求を通そうとする。
まあ、女神に加護されての絶大なる力を保有するとなれば、それほど調子もこくだろうが。
どれだけ屈強な冒険者がたばになっても歯が立たない強敵を勇者なら剣の一振りで終了。
その力を見こんで「勢力を伸ばす魔王を撃退できるのは勇者だけ」と思い、日ごろの蛮行にまわりは目をつぶっていたのだが。
「魔王を倒したら、どうせ用済みなんだろ。
だったら今、もてはやされているうちに遊ばないと」
なんて、ふざけた勇者の考え方によって遠回りや寄り道をしてばかり。
【俺と恋敵がラブホで一夜の過ちを犯した理由】
愛しの彼女への贈り物を買いにブランド店へと。
が、店の手前で、電柱に隠れてしまい。
というのも彼女が男の腕を組んで歩いていたから。
しかも相手は俺の知ったやつで、同じゼミ所属の同級生、塩谷。
「今は勉強に忙しくて彼女つくる暇ないわー」と嘆いていたはずが。
翌日、塩谷と会ったなら、ゼミのあと「話がある」と人気のない場所に。
早速、昨日の件について切りだし「よく人の彼女に手をだしておいて、ゼミで俺ににこにこできるもんだ」と鼻で笑うも、塩谷は怯まず、ある指摘を。
「偉そうに『俺の彼女』なんて云っているけど、おまえはいつから交際をしているんだ?」
はっとして言葉がでず。
思いかえせば、連絡先を聞き何回か二人で遊びにいっただけで「好きです!つきあってください!」と告白した覚えはないし、された記憶もなし。
なにより、まだ体を重ねたことがない。
「まさか、浮気相手は俺のほうだったのか?」と心が揺らぐも、塩谷の勝ち誇った顔にむかついて「じゃ、じゃあ!」と反撃。
【皇太子を弄ぶ侯爵令嬢のドレスの中の秘密を俺だけが知っている】
彼女が「ねえ、いっしょにやろうよ」とねだるのに「しょうがないなあ」と鼻の下を伸ばしてプレイをしていた乙女ゲーム。
はじめは興味なかったが、プレイするうちに引きこまれ、彼女と別れたあとも継続。
ゲームでいちばん攻略が難関とされる皇太子を狙うも、なかなか。
なにせ、主人公の幼なじみである侯爵令嬢、クロエが強敵すぎて。
クロエは国中の男を虜にする麗しき令嬢。
それら男に対し、とくに皇太子には、基本、つれなくしながら、たまにお茶やパーティーの誘いに乗り、気があるようなそぶりを見せて心をかき乱す。
小悪魔で魅惑的な彼女だが、その正体は女装した男。
べつに趣味でしているわけでも、世の男をからかっているわけでもなく、あくまで目的があってのこと。
彼はクロエと顔がそっくりな双子の兄で、名をセバスという。
【買ったばかりの軽キャンピングカーでおっぱじめて俺を巻きこむな!】
軽キャンピングカーを愛してやまない俺は、新作に一目惚れし、買い替えを。
新車は従来のより中が広く、標準装備だけで致せりつくせり、なにより外観が素敵。
俺が購入したのはコバルトブルーと白のカラーリングで、運転席の上がリーゼントのような形になっているのがかわいい。
購入後は早速うきうきと旅行へ。
「ホテルのほうがいい」と彼女はいやがり、毎週末、一人で近場の道の駅やサービスエリアで車中泊を。
今日は町で観光して夕食をとり、とっぷり暮れてから、山奥の道の駅へ向かった。
ご来光が拝めるというので。
鼻歌を吹きながら山の夜道を運転していると、ヘッドライドに照らされた二人の男が。
道路わきを裸足で歩いて、登山用のリュックなどの荷物を持ってない。
すこし迷ったものを、ゆっくりと近づき停車したなら「どうしたんですか?」と呼びかけ。
よほど疲れてか、うつろな顔をしつつ「話せば長くなります」と応じたに、とりあえず乗せる。
【オープンワールドで迷子になった俺は獣人に拾われて一夜を捧げる】
今のゲームのオープンワールドは果てがないのではと思うほど広い。
メインクエストをしつつ、寄り道をしてマップにちらばるサブクエストをこなすのが基本。
このごろは目的やゴールを設けず、オープンワールドで旅をする、生活をする、人と交流する、景色を眺めてぼうっとするなど、プレイヤーに自由に遊ばせるところもあり。
現実世界では時間や仕事や家事に追われるに、仮想現実くらい、ゆったり気ままに過ごしたいと求めるプレイヤーが多いのだろう。
そのうちの一人の俺も、仕事から帰ってくると、すぐにオープンワールドに癒されにいく。
ゲームの世界のいろいろなアイテムを収集し、町で売ったり買ったり、人と物々交換しながら、のらりくらり旅を。
一応、アイテム収集という目的がありつつ、この世界に果てがあるのか確かめたく、ひたすら移動する日々。
その日は、辺りになにもない草原を歩いていたのだが、どれだけ進んでも景色に変わり映えがなし。
森にはいっても、また草原のなだらかな丘にでるし、村や町、人が見当たらないし。
おまけにマップを開けば、俺の位置を示す目印は場外にあるし。
【彼に嫌悪されるほど俺の体が熱く震えて困っちゃう】
高校のころ好きな女子に告白するも思いは届かず。
そのあと彼女が友だちと「あんな、もやしみたいな体はないわー」と笑うのを耳にして、俺の心は木っ端みじんに。
一瞬間ほど落ちこんでから奮い立って、スパルタな筋トレを開始。
おかげで誇れる肉体美を手にいれたうえで大学デビュー。
顏もそこそこだから「わあ、すごい筋肉!触っていい?」と女子が寄ってたかり、その一人と交際開始。
そして、いよいよ童貞卒業の日を迎えるも、俺は勃起できなかった。
「見かけ倒しの不能筋肉が!」とビンタを食らうも、彼女は吹聴しなかったし、二日後には新しい恋人といちゃついて大事にはならず一安心。
ただ、すっかり尻ごみした俺は、次の恋に踏みだせないまま。
なんてことを、まわりに知られたくなく、派手に女遊びをしているふりを。
分かりやすく、ちゃらついて調子にのっているように見せかけたのだが、女子たちのアプローチはやまず。
「今、遊んでいる子たちで手一杯だから」と断っていたところ、思わぬトラブルが。
【女王に謁見するため冒険者たちは毛を剃りあって乱交に耽る】
その町を脅かしていた魔物を倒したことで、女王が直接を礼をいい、報酬を与えたいという。
ただし、女王は極度の潔癖症のため、謁見するまえに城の浴場で身を清め、体毛を剃ることに。
「なあなあ、陰毛も剃らなきゃだめやの?どうせ見えないやんかあ!」
方言で喚きたてるのは魔法使いのポウ。
パーティーの最年長ながら小柄な童顔で、中身は年以上の助平親父。
「従者がいうには、透視できるのかってくらい顏以外に体毛があると、女王さまは発狂するらしいっすから。
報酬が欲しいなら、陰毛も剃らなきゃ」
大真面目に応じるのは武闘家のビー。
パーティーの歳少年ながらのしっかり者で、わがままな魔法使いを宥めたり、たしなめたり。
「なーなー女の子らも全身剃るんやろお?
いやー、こりゃあ、つるつるてん同士、やってみたいわあ!」
「この壁、上のほうが開いているから女浴場に丸聞こえっすよ。
ていうか、二人を誘って一晩中吊るされたばっかじゃないっすか」
二人のやりとりを聞きながら、ゆっくりと慎重に毛を剃っているのは、剣士の俺。
毛深いほうなのだが、色素が薄くて剃れたのか分かりにくく苦戦中。
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