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2023年 12月の記事 (5)

ユキミチ/雪の下 2023/12/31 16:29

AI用ツールの更新(指の動作補助機能)

 皆様こんにちは。今回もツールの更新をいたしましたのでご報告です。

 これまで手の形の変更は指の関節を選んだ際に出るハンドルを回転させるしかなかったのですが、ハンドルだと手を回転させているときにどちらに回転させれば指がどう動くのか、というのが分かりにくかったです。
 そのため今回は、ハンドルだけではなくスライダーによって指の回転を補助できるようにツールを更新しました。

 まずは機能の拡充を優先したいため、見た目がデフォルトのままなのはご勘弁ください。

 閑話休題。それでは操作方法に関してですが、このスライダーは関節のオレンジ丸を選択すると画面左に表示されるようになっています。
 スライダーはx軸、y軸、z軸の回転に対応した3つがあり、それらを左右に動かすことで回転の数値を変更することができます。

 少し砕いた言い方をしますと、x軸は指の中心を基準に回転させる動き、y軸が指を左右にふる動き、z軸が指を畳んだり伸ばしたりする動きになります。
 人間の指ができる回転ではないので、手の形を変更する際はx回転はあまり使わずy,z回転を中心に使うのがいいでしょう。

 自分で言ってしまうのもなんですが、これまでのハンドルのみの操作だと手の形をまともに変えるのは難しかったと思います。
 ですが今回の更新で、少々面倒臭さはあるもののある程度複雑な手の形への変更もできるようになるはずです。

 手の形は構図を作る上でも大事な部分ですので、これでそれなりにポージング用のツールとしての実用度も上がったのではないかと思います。

 最初はIKを使って指を操作しようと思っていたのですが実用性が低くて一度実装したものの削除したり、今の形式にした後なぜかx軸をいじる時だけ荒ぶったりしてしまって思ったよりも実装までに苦戦をしましたが、これでとりあえずの形にはなってホッとしています。

 さて、それでは話は変わりまして次の更新の予定ですが、ある程度ポーズを取ることが実用的になってきましたので、今度はとったポーズや手の形の保存と読み込みができるようにしたいと考えています。

 この機能がないと、毎回一からキャラのポーズを作ってなんやかんやしてと面倒臭さがありますからね。

 オブジェクトの配置状況なども含めたシーンそのもののセーブ機能もいずれは実装する予定ですが、まずはこちらから手を付けようと考えています。
 まずは使いやすさなども考慮して全体の設計から考えないといけないので少々時間がかかるかもしれませんが、一ヶ月はかからないうちに実装して更新したいと思います。

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今回更新したツールの最新バージョンのファイルが掲載されています

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ユキミチ/雪の下 2023/12/29 13:03

コントロールネット用画像作成ツール説明ページ

 こちらは最新バージョンの説明用ページです。↓の無料配信版は最新の一つ前の更新まで実装されたバージョンです。詳細は更新情報を確認してください。

AIA_113.zip (84.49MB)

ダウンロード

 開発応援プラン以上に加入していただけたると、先行公開されるツールの最新版もダウンロードすることができます。

機能説明

 マウス右ドラッグ、ホイール上下、ホイールクリック+ドラッグ、Alt+マウス左ドラッグで視点移動。
 1キーで青い図形、2キーでオレンジの図形、3キーで各UIと1・2をまとめて非表示にできる。

 マウス左ドラッグで複数選択。また、Shiftを押しながらクリックでも複数選択可。
 オブジェクト選択中にFキーで、選択中オブジェクトのフォーカス。

 Ctrl+Pでスクリーンショット(保存先→AIA\Capture)。

アイコンクリック:

  • ハンバーガー→左上のメニュー非表示
  • カラーピッカー→背景色変更
  • 図形→基本的なオブジェクト生成(オブジェクト選択中にデリートキーで削除)

IKや回転を利用してポーズを変更することが可能:

  • 青い丸は体の関節に対応したIK。手と足限定で回転にも対応
  • オレンジの丸は首と指を操作できる。回転のみ可能
  • 各ポイントをクリックとドラッグをすることで操作
  • ShiftやCtrlと左右キーで青・オレンジの丸を拡縮
  • VRMモデル(humanoid)は足元をクリックするとモデル自体を選択でき、移動や回転をすることができる

オブジェクト選択中にShift+Dで複製することができる(v1.10以降)

カメラ移動:
マウスミギクリックをしたまま、キーボードのw、a、s、d、q、eを押すとカメラを上下左右に動かせる

ハンドル説明

オブジェクト選択中のハンドルにはいくつか種類がある。これは左上のメニューか対応するキーを押すことで変更可能。

  • Qキー:視点移動ハンドル
  • Wキー:オブジェクト移動ハンドル
  • Eキー:オブジェクト回転ハンドル
  • Rキー:オブジェクト拡縮ハンドル
  • Tキー:オブジェクトレクトハンドル(移動と拡縮両対応)
  • ハンドルによる移動・回転・拡縮は、アンドゥ(Ctrl+Z)とリドゥ(Ctrl+Y)で戻すことができる。

オブジェクト移動と回転の際は、Shiftを押しながら実行するとスナップ移動が可能。

デプス取得


Ctrl+Dキーで各モデルの深度を取得
深度取得中に左右キーで深度の強度を変更できるが、ものの凹凸は強調される代わりに白い色が薄まる

* v1.08より体を消して手のみ表示可能。表示の切り替えは↑キー

ノーマルマップ取得


* Ctrl+Nキーでノーマルマップを取得

オープンポーズ


Ctrl+Oキーでオープンポーズ用のライン表示
左右キーで関節の丸の拡縮
* 上キーを押すことで指のラインを消すことが可能

モデルインポート


※画像はピンクの髪のvrmと植物棚をインポートしたもの
  • Ctrl+Iキーで、(AIA\Import)フォルダ内にある、vrm・glb・gltfモデルをインポート。

簡易的な実装のためモデルを選択することはできず、フォルダ内のモデルファイルをすべて一括でインポートする。

モデルの選択ショートカット


ctrl+1~6キーを押すと、各サンプルモデルが選択される
ctrl+0キーを押すことでサンプルモデル全てが選択される

指の回転補助スライダー


 関節のオレンジ丸を選択すると画面左に表示される。
 スライダーはx軸、y軸、z軸の回転に対応した3つがあり、それらを左右に動かすことで回転の数値を変更することができる。

軸ごとの回転の解説:
 x軸は指を中心を基準にした回転、y軸が指を左右に動かす回転、z軸が指を畳んだり伸ばしたりする回転。

セグメンテーション向け色変え機能


 Ctrl+Cを押すことで、画像のように色変更のためのテクスチャに切替可能。

ヒューマノイドモデルのポーズの保存・読み込み


 ヒューマノイドモデルの選択→保存ファイルの名前の入力→全身/体/指のどのポーズを保存するかドロップダウンから選択→セーブボタンで保存。

 ロードは同じくモデルを選択してから、ボタンを押すと呼び出されるファイル選択ダイアログから読み込みたいポーズファイルを選択。
 ファイル形式はjson、保存先フォルダはAIA\BodyData。

スクリーンショット撮影範囲の変更(アスペクト比切り替え)


 Ctrl+Wを押すことで、スクリーンショットを撮る際のアスペクト比を切り替えられる。切り替えられる比率は、16:9 9:16 4:3 3:4 1:1 の5種類。

シーンセーブ機能


 シーン内のオブジェクトの位置やポーズを保存、読み込みができる。
 セーブメニューは左下のハンバーガーメニューアイコンをクリックすると表示状態を切り替え可能。アプリ直下のSceneDataフォルダにデータが保存される。
 注意点として、色変えの状態保存は現状基礎オブジェクト(UIで出せる丸とか四角)のみ対応。

ポーズの反転コピー機能


手、肘、肩、太もも、膝、足を選択すると反転ボタンが出現する。これをクリックすると、左肩なら右腕に、左腕と同じ状態をコピーする。

肘、手、膝、足は選択した部位の位置のみコピー。

キャラクター選択時に出るボタンは、現在のポーズを左右反対にコピーする ※v1.14以降

その他

このツール自体の販売、転載などは禁止です。また、ツールを使って作成した画像そのものを販売することも禁止ですが、画像生成AIを使用して生成した画像に関してはそのモデルの条件に従って利用してください。
また、このツールはα版のため、予告なく仕様が変更されることがあります。

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ユキミチ/雪の下 2023/12/28 21:26

AI用ツールの更新(オープンポーズの指描画、他)

 タイトル通り、ツールの更新をしました。内部的には細かいバグを潰したりコードの効率化をしたりと大分変わっているのですが、使用者目線では大きな違いはないので小さな更新ですね。


 追加、変更した機能としてはまず初めに、タイトルにもあります通り、オープンポーズモードで指が表示されるようになりました。とはいえ指を調整するのが面倒なときもありますので、ライン表示中に上キーを押すことで指のラインを消して以前のようにすることもできます。

 その他には、背景の色が各モードにあった色に自動的に変わるようになりました。
 デプスは以前から黒背景になっていましたが、オープンポーズは自動で黒背景に、ノーマルマップは紫の背景に自動で変化します。

 また、3キーを押すとUIだけでなくIK・首・指ターゲットがすべて消えるようになりました。これでスクショを撮るときにいちいち1,2,3と押さなくてもすぐに撮ることができます。

 最後に、ctrl+1~6キーを押すと、サンプルモデルが選択されるようになるショートカットと、ctrl+0キーを押すことでサンプルモデル全てが選択されるようになるショートカットも追加しました。

 基本的には実用面での面倒臭さを解消する方向性での更新ですね。
 ちなみに余談ですが、オブジェクトを配置したときにオブジェクトが邪魔で関節などが選択できないときは、オープンポーズモードにするとヒューマノイドだけが表示されますので利用してみてください。

 そういえば関係のない話になってしまいますが、CienではAIで生成したコンテンツは投稿してはダメらしいですね。なので画像もツールで作ったものだけにして、AIで作成したサンプル画像は慌てて削除したのですが、Cienはなかなか厳しいんですね。
 私は生成AIの画像でコンテンツを作成したりしてないので問題ないですが、Pixiveとかは一時期は騒動になったりしてましたから、その流れなのでしょう。

【 ツール開発応援プラン 】プラン以上限定 支援額:500円

コントロールネット用画像作成ツールの1.03バージョンを配布しています。初期版との大きな違いは、オープンポーズが使用できるかどうかです。

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ユキミチ/雪の下 2023/12/24 23:25

AI用ツールの更新(オープンポーズ対応)

簡単にですが、オープンポーズ用のラインが表示されるモードを追加しました。
ラインを表示するのは、Ctrl+Oキーです。左右キーで関節の丸の拡縮もできます。



また、細かいですが、肘と膝操作用のオブジェクトの色を変更しました。


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ユキミチ/雪の下 2023/12/21 21:14

画像生成AIのコントロールネット用画像作成ツールの開発

 まずはじめに、全然更新がなくてごめんなさい。

 元々は前のCrendでMMD風に使える機能をつけようと思っていたのですが、タイムライン型のモーション作成機能をつくっているうちに、なんだか迷走しているなと思ってきて、中断してしまいました。

 何が問題って、何でもできるスタジオソフトというのを個人で作っていてもアピールがしにくいんですよね。
 まだ開発者としての信頼性がない段階であれもこれもできるよ、使ってね!と言っても使ってもらえない。世にはすでにいろんなツールがありますからね。

 あとモデルをインポートして好きなのを使えるようになるよ!っとしてたのも失敗でしたね。よくわからないツールを買って、それに加えて自分でいちから3Dモデルを用意する、なんてするわけがないので。

 特定の機能に特化してこれができる!っとアピールができないと目も引かないし反応してもらえない。しかもそんな状態で有料のツールを販売しても、購入してもらえるわけもなく。
 また、複雑になるにつれ個人では保守性や色んなところで無理も出てきますし、一度色々と見直そうとあっちこっちに手を出していました。


 そんな中でちまちま作り始めようと開発を始めたのが、テキストベースで3Dモデルを使ったADVの作成用ツールです。

 現段階での予定では、例えばシナリオのあるテキストファイルに、ト書きのように指定のコマンド文章(例としては<load>{ファイル名}みたいな形式)を書けば画面に3Dモデルを表示したりセリフを表示したり、アニメーションをしたりさせることができて、3DADVゲームが小説を書くくらいの労力で作れるツールを開発するつもりです。

 そしてツール自体は無料にして、そのツールで使用できる3Dモデルやアニメーションを有料アペンドのような形式で販売しようと考えています。

 ちなみにそのプロトタイプのつもりで、画像生成AIで使うことのできるツールを軽く開発したりしてました。生成AI用の下書きのようなものを3Dモデルで作ることができるツールです。


※なんとなくそれっぽい感じでオブジェクトを配置してみた画像です

 私自身は生成AIはほぼ個人で楽しんで遊んでるだけなのですが、こういうツールがあると嬉しいなと思ったので作り始めました。これから作るつもりのツールにコードを流用できるようにしてますのでそれほど本格的に開発するつもりはありませんが、需要があればそれなり程度には作り込んでみようかなと思っています。

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