ddemilich 2022/07/06 18:00

竿役としての人狼の限界と解決策

竿役としての人狼の限界

世間一般での人狼のイメージは

人を襲う、人に化ける、夜行性、満月の夜に変身する、日光に弱い、再生する、等でしょうか。言ってしまえば亜人=人間の亜種、突然変異的な位置づけです。
このままでも竿役は務まりそうですが、全てのエロシーンが狼男による腕力で押さえつける系のレ○プになってしまうのも飽きが来てしまいます。
というわけで竿役の多様性(ダイバーシティ)を確保するには人狼以外のキャラクターを出す必要があります。できれば人型以外が望ましいかなと。変身ヒロインもので異種姦は鉄板ですし。
竿役のバリエーションとして、ボクが特に評価が高いのは寄生と触手&スライムです。

寄生の何がすごいのか

寄生は一回の敗北を恒常的なデバフへと昇華させることができ、日常的にヒロインがデバフに苦しむシーンや、デバフのせいで以前のような戦闘ができない戸惑い、更なる敗北への連鎖と、派生コンボが秀逸です。
尚且つ淫紋や媚薬に比べるとデバフ方法が現実的で説得力があり、状況限定ながら長期間にわたって活躍が見込め、敵チームに1人(匹?)は欲しい存在です。
ちなみに現実の世界にも様々な寄生生物が存在しますが、ゲームのエロシーン顔負けのえぐいやつらばかりです。ボクは変態なのでWikipedia見てるだけで興奮できます。

触手&スライムの何がすごいのか

触手とスライムはフォルムの自由度が高いので、どんな体位でも柔軟にこなし、自然に同時に複数の性感帯を責めることが可能です。このオールマイティっぷりから戦うヒロイン界では鉄板の竿役です。触手は凸型なので穴(耳、口、尻、陰唇、ヘソ)を責めるのに都合がよく、逆にスライムは凹型で突起(舌、乳首、クリ、指)を責めるのに適しています。もちろん凹凸ハイブリッド型も普遍的に見られます。とにかく万能で隙の無いやつらです。

人狼を再定義して解決します

人狼とは別に、例えば人狼が密かに飼っていたペットの触手とか、特殊召喚された寄生生物、等を登場させることも可能ですが、その場合、触手とは?寄生生物とは?という感じで、説明することが増えてしまいます。更には人狼とそれらの別の竿役との間の関係性や世界観のバランス等も考慮する必要があり、両立するには大変と感じていました。

そこで、思い切って(!)、人狼が寄生や触手やスライムの役割を果たせるように、再定義をすることにしました。
じんがろ では哺乳類の突然変異としての狼男ではなく、全く別の元々寄生や触手、不定形であった原始的な生物の最終進化形とします。

じんがろでの人狼

扁形動物というグループがいます。
プラナリア、ヒラムシ、コウガイビル、サナダムシ等が属します。寄生生活を行う種も多いです。

再定義の結果、じんがろにおいては、人狼は扁形動物門に属します。
そして、寄生やスライム、触手的な要素は、その生活環の一形態として実現します。

生活環って何?

ボクがWikipediaで好きな記事に 日本住血吸虫症 というのがあります。ドラマチックというと若干不謹慎ですが、長い闘いの末に人類が寄生虫に打ち勝った記録が、綺麗にまとめられています。おすすめです。

例えば、この中に登場する住血吸虫の生活環はこんな感じです。

要はある生物が受精卵からどのような状態遷移をして子孫を残していくかを環形にまとめたものです(カタカナで言うとライフサイクルですが生活環のほうが収まりがよいと感じています)。

ボクの考えた人狼の生活環

絵が雑ですが・・・
将来的には各幼生はゾエア幼生やメガロパ幼生みたいにそれっぽい名前を付けたいと思っています。


サナダムシの卵を参考にしました。サイズ感は鶏の卵より少し小さいくらい。
そのまんま卵です。発生により一次幼生(雄)または一次幼生(雌)になります。

一次幼生(雄)


サナダムシ型です。哺乳類の穴に寄生して濾過摂食をします。先端付近の爪と吸盤を備えており一度引っ付くとなかなか外れません。一次幼生(雌)と接合して二次幼生になります。
じんがろではお尻に寄生させる予定です。触手的な出番もあるかもしれません。

一次幼生(雌)


ヒラムシ型です。哺乳類の突起部に寄生して体液を吸います。画力の問題でわかりにくいのですが内側に爪と吸盤を備えて突起をがっちりホールドしながら刺激を与えられるようになっています。
一次幼生(雄)と接合して二次幼生になります。
じんがろでは、乳首に寄生しておっぱいを吸ったり、クリトリスに寄生して疑似ちんこ生やしたりします。

接合

ゾウリムシなんかが遺伝子交換するやつです。ここでは雌雄の幼生がくっついて減数分裂を行い1つの二次幼生になります。穴と突起にそれぞれ寄生しているので違和感なく出会えるはず。

二次幼生


ツチノコやヒルのような見た目をしています。周囲の環境に擬態して待ち伏せを行い、獲物に噛みついて麻痺させ体液を吸います。変態により成体になります。
じんがろではミミック・スライム的な使い方をします。

成体


人間に擬態して社会に溶け込み、夜に狼化し人間を襲います。噛みついてタンパク質を消化・吸収します。雄は人間の雌の卵子に自身の精子を受精させ、雌は人間の雄の精子を自身の体内に取り込んで、それぞれ受精・産卵を行います。

いわゆる人狼の形態になります。じんがろでは敵役として4~5体のネームド成体人狼を登場させる予定です。画像はイメージです。もっと人間に寄せる可能性があります。
雌と雄で卵の作り方が違い、かつ同族だけでは子孫を作れないので、それぞれが人間を○す(レ○プ・逆レ○プ)理由付けにもなります。

まとめ

人狼を生活環を含めた扁形動物として再定義することで無理なく竿役の多様性を確保することができました(再定義そのものが無理やりなのは認識しています)。

個人的には、
1 人狼が人に化けるという習性を各幼生にも擬態という形で取り込めた
2 「個体発生は系統発生を繰り返す」をある程度実現できた
3 生活環1週で2回雌雄が交わることにより環境適用しやすい生物としてデザインできた
の3点で満足しています。

ここまで読んでいただいてありがとうございます。

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