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ショタ攻めの記事 (40)

鶯命丹 2023/01/30 00:35

ホワイトクリスマスにかこつけておぼこい坊ちゃんの精気を搾り取るガチムチ淫魔の話

俺たちのクリスマスはまだ始まったばかり!

「淫魔ショタ×ガチムチおっさん」本に読み切りで書いたおぼこい坊ちゃん×ガチムチ淫魔のクリスマス話です。

エロです。

読み切り時点では名前がなく坊ちゃんとしか明記されてなかった坊ちゃんに名前が付きました。
ルイス坊ちゃんです。

美少年でお金持ちでおっとりした感じのおぼこい坊ちゃん攻め×ガチムチセックスシンボルのワイルド系淫魔のエロ話です。

受け攻めともに♡喘ぎ
濁点喘ぎ(受けのみ)
んほぉ系喘ぎ(受けのみ)
淫語

全文10600文字








 しんしんと降り積もるクリスマスイブの夜。
 とっても良い子のルイス坊ちゃんは早々に暖かいベッドに入りすやすやと眠っています。
 そこに忍び寄る怪しい影。
 筋骨隆々の身体に、劣情を催すような衣服を身に纏った大男が、ルイス坊ちゃんの寝顔をのぞき込んでいます。
 少年らしい顔の丸みに、みずみずしい小さな唇が緩まっているあどけない顔。
 艶やかな黒髪が、上等な枕に広がっているさまが、空に浮かぶ天使のよう。
 ルイス坊ちゃんは行儀よく寝息を立てていました。
「ふはっ! 坊ちゃんは寝てるときでさえお上品でいやがる」
 怪しい巨漢は人間にはない猫のような細くしなやかな尻尾を揺らし、男らしく撫で付けた髪のあいだから太い角がのぞいている。
 男はにやりと笑うとルイス坊ちゃんのベッドへと、そっと乗り上げました。
 
 
  眠っていたルイスはゆっくりと意識を浮上させた。
「なんだか、変……あったか、い……?」
 身体に起こる違和感に気づきもぞもぞとみじろぎをして、自身の上に暖かい重みがかかっていることに気がついた。
「ふえぇっ!? な、なにっ?」
 慌ててシーツを捲るとそこにはルイスの下半身にぴったりと巨体を寄せて、あらぬところに顔を埋めている男の姿があった。
「ぐ、グドッ!? な、な、なにしてるんですかぁあっ♡だめっ♡お口、離してぇっ♡♡」
 ルイスは真っ赤になってグドの頭をぽかぽか叩いたり、髪を掴んでそっと引っ張ったりして、自分の股間に顔を埋めているグドを引き剥がそうと躍起になる。
「いやぁ、ルイス坊ちゃんにクリスマスのご挨拶をしようかなと思いましてね」
 グドと呼ばれた男はちゅぽんとルイスの若い勃起おちんちんを口から吐き出すとにやけた顔で語り出す。
「ご挨拶に伺ったら、坊ちゃんが気持ちよさそうに眠ってたもんだから。外は寒ぃし、腹は減ったし、坊ちゃんのぬくもりが恋しくなっちまって、つい♡」
 グドは語りながらもルイスのピンと勃ちあがったおちんちんに唇を当てたまま、わざと湿っぽい吐息を吹きかけたり、べろりと出した舌先で亀頭を舐めて、ルイスをもてあそんだ。
「あっ♡そんな……挨拶なら、もっとちゃんと……んんっ♡あ、ダメ♡おちんちんいじらないでぇ♡……さ、寒いなら、暖炉の火……あ♡温かいお茶も……んああっ♡それぇ♡それ、やだぁ♡先っぽぉ♡先っぽぐりぐり舐めたりしたらぁ♡ひあぁっ♡」
 ルイスは瞳を蕩けさせた発情顔をしながらも、身体をくねり、グドの淫らないたずらから逃げようとする。
「坊ちゃん。俺は淫魔ですよ? 火に当たるよか、あっつい精液貰う方がよっぽどあったまるってもんだ。ほら……早くあっつい精液飲ませてくださいよ♡腹ん中から坊ちゃんの精子であっためてくれ♡」
 グドは大きく口を開けると、ばくりとひとのみでルイスの勃起したおちんちんを食べた。
「ひぁぁ♡♡グド♡グド♡お口だめ♡グドのお口あったかくて♡きもちいいのっ♡んんっ♡で、出ちゃうっ♡そんなちゅうちゅう♡されたら、出ちゃうよぉ♡」
 ちゅる♡ぢゅる♡
 ぬちゅ♡じゅぷ♡
 グドの男らしく大きな口は、ルイスの若いおちんちんをはしたなくしゃぶり、飴玉を転がすように舌を絡める。
「ひぃ♡いいッ♡ああぁ♡グドッ♡もう♡もうだめッ♡んぁぁぁっ♡」
 ぢぅぅっ♡と締め付ける口内の粘膜と、淫らな舌技に喘ぐルイス。さらに追い討ちをかけるグドが頭を上下させると、ルイスは身体をビクッビクッと痙攣させ、口内へと射精した。
「はぁぁ~……坊ちゃんのあっつい精液♡うまかったよ♡」
 ごくりと出っ張った喉仏を上下して、グドは口内へと出されたルイスの精液を飲み下す。
「あぁ……♡はぁっ♡ダメって、言ったのにぃ……も、ういいでしょう、グドぉ……どいてぇ」
 射精後の快感に蕩けながらも、起き上がろうとするルイスを見下ろして、グドはにやりとあくどい顔で笑いかけた。
「いやだな坊ちゃんてば。こっちにはまだ、坊ちゃんの精液貰ってねぇんだ。大人しく寝ててくださいよ♡」
 グドは尻の部分が割れているいやらしいズボンから肉厚の丸い尻たぶをのぞかせ、ルイスの身体に乗り上げると、射精後ほんのりと柔らかくなったルイスのおちんちんをまん丸に張った尻たぶのあいだに挟み込んで尻を揺すった。
「あ♡あっ♡ダメっ♡ダメだよぉっ♡お尻♡グドのお尻でおちんちん挟んだらだめぇっ♡ふわふわで気持ちいいよぉ♡」
 うるうると、つぶらな瞳に涙を浮かべて喘ぐルイスに、グドはちゅっちゅっと口づけを降らせると、低く甘い声で囁いた。
「そんな……坊ちゃん。まさか、お口だけで、はいおしまいだなんて釣れないこと言わねぇよな? 坊ちゃんは俺のおまんこ欲しくないんですか?」
 肉厚の尻に挟まれていたルイスの若いおちんちんは、既にギンギンに固く勃ち上がり、我慢汁にぬるついた亀頭がグドの雄穴にちゅぽ♡ちゅぽ♡とはまり込んでいる。
「あっ♡あうう♡それは……んんッ♡ま、待って♡う、動かないで、グドぉ♡」
 ためらうルイスの制止を聞かず、グドは雄尻を揺すり続け、柔らかい頬に口づけを落とした。
「俺ぁ坊ちゃんのおちんちんが欲しくて、寒空の中会いに来たってのに、寂しいなぁ……ちょっと会わないあいだにお預け上手ないけず坊ちゃんになっちまったんですか?」
 ちゅぽ♡ちゅぽ♡と浅く挿入しながら焦らすグド。
 その手管にルイスは汗ばんだ手で厚い筋肉に覆われたグドの腰を掴むと、へこへこと腰を揺りはじめた。
「あっ♡あぁッ♡もうっ♡だめっ♡はやくっ♡もうだめぇっ♡おちんちん入れさせてっ♡グドの中にいれたい♡グドのナカにおちんちん全部いれたいよぉっ♡」
「そうこなくっちゃ♡坊ちゃんのおちんちん、グドのおまんこでいっぱいシコってくださいね♡」
 グドはいやらしい顔で笑むと、ぐぢゅぅッ♡と音が鳴る勢いで肉厚の尻を深く落とした。
「あひゅっ♡……あ゛っ♡ああっ♡あぁ、グドぉっ♡グドぉ♡イイよぉっ♡きもちいいぃ♡グドのお尻しゅきぃぃ〜ッ♡いいっ♡あぁぁ〜〜ッ♡あったかいよぉ♡おちんちん溶けちゃうぅっ♡うっ♡うぅんッ♡はぁ♡へこへこ止まんないよぉ♡」
 ぐっぽりとグドの雄膣の中におちんちんをはめ込んだルイスは可愛らしい顔を快楽に蕩かせ、薄く未成熟な細腰を必死にヘコつかせている。
「あぅっ♡うっ♡うぉ♡ぉぉっ♡ンッ♡坊ちゃんのおちんちんキタッ♡ん゛ん゛っ♡おぉっ♡坊ちゃんのおちんちんずっぽりハメるのいい♡ひっいぃ♡はぁ♡ああぁ〜♡坊ちゃんの、必死の腰ヘコたまんねぇ♡」
 グドはいやらしく顔を歪め、ルイスの腰ヘコに合わせて雄尻を上下させた。
「あっ♡あっ♡はぁっ♡もう出るっ♡もう出ちゃう♡グドの雄尻いぃっ♡せーし出ちゃう♡」
「お゛♡おぉっ♡坊ちゃん♡ほっ♡お♡おおっ♡ぉン゛ッ♡坊ちゃんの射精腰振りッ♡強くていいぞっ♡お゛ぉッ♡出せ♡出せ♡いっぱい出せっ♡坊ちゃんの精子で奥からあっためてくれ♡」
 ばちゅっ♡ばぢゅっ♡
 ばちゅっ♡ばぢゅっ♡
 射精間近の快楽を必死に追っているルイスは、指先が食い込むほど強くグドの腰を掴み、一段と激しく腰を振る。
 グドは必死に腰を掴むルイスの手を上から握り、強く深くなる抽送に、筋肉に覆われた背をしならせ、敏感な雄膣を刺突される快感にぶるぶると身震いをしている。
「あっ♡あっ♡出る♡でちゃああぁぁ〜〜ッ♡♡」
 ルイスがひときわ腰を高く上げ、喘ぎ泣く。
「んぉっ♡お゛ほっ♡おぉっ♡奥っ♡あっつ〜〜♡坊ちゃん♡中出し上手に出来ましたね♡おちんちん、ぴく♡ぴく♡ッて射精されてる♡種付け最高ぉ♡」
 中出しされた興奮を体現するように、グドは大きな上体を屈めると、はふ♡はふ♡と発情した荒い息をこぼすルイスの唇に吸い付いた。
「んんっ!……んっ♡ひぁ♡グぉぉ♡おんっ♡」
 小さな唇を割って、グドの肉厚の舌がルイスのピンク色の口内に侵入する。
 ねちょ♡くちゅ♡と卑猥な音が、絡み合った舌から、吸いあった唇から響いた。
 長く貪り合う淫猥な口付けの後、グドはルイスの蕩け切った瞳を覗き込んでにやにやと笑った。
「はぁ♡あっ♡坊ちゃんのおちんちん、またおっきくなってきましたねぇ♡こりゃあ大変だ♡もう一発出さねぇとおちんちん腫れて痛いでしょう?」
 汗ばんだルイスの髪を撫で付け、額に口付けを落とすグド。
 優しく甘やかすような上半身とは裏腹に、グドの下半身はルイスの勃起おちんちんを熟れた雄膣でぐちゅ♡ぐちゅ♡と、しごき続けていた。
「うぅっ♡うんっ♡うんっ♡腫れてる♡おちんちん腫れて、じくじくするよぉ♡グド♡きもちいぃのほしいよ♡グド♡」
 ルイスは、快楽に溺れた涙声でねだる。淫らな少年の姿にグドの唇はにんまりと弧を描く。
 上体を起こし、乱れた髪をかき上げるとグドは低く楽しげにルイスへ告げた。
「ええ、ええ♡良いですとも♡坊ちゃんのこといっぱいイカせてあげますから、その代わり精液いっぱいくださいね♡クリスマスのプレゼント交換ってことで♡」
 グドは筋肉の溝もくっきりと深い脚で跳ねるように腰を上下に揺する。
「はっ♡あっ♡ああっんッ♡グドッ♡グドぉ♡きもちいいぃ♡おちんちんきもちいいよぉ♡グドぉ♡」
 ルイスがつたないながらも、グドのピストンに合わせて腰を振り、つぶらな瞳を潤ませて手を伸ばす。
 グドがその手を取ってやると、ルイスはぽっかりと開いた唇をへらりと笑みの形にして、指を絡ませる繋ぎ方をする。
 グドの太い指に絡まるルイスのいまだ若く細い指。
「ひっ♡ひぁ♡ああぁっ♡あん♡んんっ♡いい♡きもちいい〜ッ♡グドぉ♡あぁンッ♡ンッ♡またっ♡また出ちゃうぅッ♡グドの中にっ♡せいえき出ちゃうっ♡ぅ……ふぅぅっ♡う、嬉しい? グドも、ちゃんと気持ちいい?」
 ルイスの細い指にきゅうぅっ♡と力がこもる。
 淫魔の気にあてられ、必死に腰を振るルイスの姿を見下ろして、グドはニヤリと口の端を上げた。そして更に激しく、筋肉に丸く整えられた雄尻を上下させる。
「かわいい坊ちゃん♡んぉっ♡お゛っ♡お゛ぉ♡坊ちゃんのとろとろ精気が流れ込んできてる♡うぅっ♡ほぉ゛ぉ♡イイ♡おっ♡俺もイイッ♡ぉお゛っ♡ほらッ♡イけっ♡いっぱいイけっ♡坊ちゃんのかわいい金玉空っぽになるまで注いでくれっ♡」
 どぢゅ♡ぬぢゅ♡
 ぐぢゅっ♡ぐちゅっ♡
 粘膜が擦れ、うねる卑猥な水音が、静かな寝室に響いている。
「ああぁぁ~~ッ♡♡グドッ♡しゅごっ♡しゅごぉ♡しょ、んなに動いたらっ♡ああぁぁっンッ♡もう、だめ♡だめっ♡だぇぇ〜ッ♡♡」
 ルイスの細い腰がひときわ高く跳ね上がる。グドの雄膣の中に納まった勃起おちんちんがびくっ♡びくっ♡と小さな収縮を繰り返している。
「お゛ぉぉ〜ッ♡♡きたッ♡きたぁっ♡坊ちゃんの精子っ♡ケツの中で感じるあっつい精液さいこ〜〜ッ♡」
 グドは中出しされる感触に逞しい首を反らすとうっとりと艶めいた息を吐いた。
「あぁぁ……♡はぁ……♡グド……グドは、気持ちよかった? なんだかいつも僕ばっかり……」
 ルイスは繋いだ手をそっと引く。
 その機微を受け取りグドはルイスの身体に覆いかぶさるようにゆっくりと巨体を折り曲げた。
 細い腕がグドの太い首に巻き付く。
 グドはすり寄せられた丸い頬に、柔らかいこめかみに、キスをするとルイスはくすくすと可愛らしい笑い声をこぼした。
「俺みたいな淫魔を気遣ってくださるなんて、坊ちゃんは相変わらずお優しいですなぁ。欲を言やぁ、まだ食い足りないんだが……坊ちゃんもっと頑張れますか?」
 グドの問いかけにルイスは恍惚とした視線を向け、小さな唇を緩く開くとグドの顔中にキスをする。
「うん♡うん♡ぼくもっとがんばるっ♡グドがお腹いっぱいになるまでいっぱい出すね♡」
 ルイスは淫蕩に微笑むと、グドの太い首筋を吸い、分厚い肩を汗ばんだ小さな手で撫でながら、へこへこと卑猥に腰を揺らす。いまだハマったままの勃起おちんちんがぢゅぽ♡ぢゅぽ♡と熟れた雄膣を擦り上げる。
「んぉっ♡おっ♡おぅ♡坊ちゃんのピストンいいっ♡おちんちんありがとうございますっ♡お゛っ♡お゛ぉっン゛ッ♡」
 ルイスの腰振りに合わせて、グドが尻を上下させる。
 ぐぢゅっ♡ぬぢゃ♡
 ぷちゅ♡くちゅ♡
 激しく上下する動きの割に重みも衝撃も来ないことに気づいたルイスがグドの顔を両手で包むと、唇を吸いながら言った。
「グド♡グド♡んん♡ふぁ♡はぁ♡……うえ、疲れちゃうでしょ? んぅ♡う、後ろからしてもいい?」
 薄い舌を肉厚の舌に絡ませ、湿った吐息を吐くルイス。
 その提案にグドはにんまりと頷いてルイスの上から退いた。
「後ろからがイイ♡だなんて、坊ちゃんもケダモノですなぁ♡」
 尻を上げてうつぶせになるグドは、ルイスを振り返りニヤニヤと揶揄った。
「ち、違うよ! そういうのじゃ、ないもん……」
 華奢な肩まで真っ赤に染めながら否定するも、ルイスの瞳はじっとりとグドの雄尻を見つめ、ごくりと細い喉を鳴らしている。
「またまたぁ〜坊ちゃんの視線がえっちで、俺のケツ穴がヒリヒリしてるのに?」
 淫猥に笑むグドが、太い指で尻肉を割る。その中にはぷっくりと卑猥にめくれる尻穴が、ひく♡ひく♡といやらしく蠢いていた。
「あ、ああ! ごめんっ! ごめんなさいっ」
 間に受けたルイスが、慌てて真っ赤な顔を伏せた。
「ははっ! 冗談ですよ……いや、むしろ……坊ちゃんのえっちな視線で興奮してきちまった♡お預けしねぇで早くくれ♡」
 少年のおぼこさに笑いながら、グドは細い尻尾をルイスの腰に絡め、引き寄せた。
 引き寄せられたルイスはベッドの上でよろけつつも、グドの高く持ち上げられた尻を掴むと「じゃ、あ……いくよ……んっ♡あっ♡はぁ……♡入った♡」と、淫欲に染まった喘ぎ声を漏らす。ルイスの若い肉体は快楽に屈し、あっという間に蕩けた顔で獣のように腰を振りたくった。
「んっ♡あっ♡入っちゃった♡あぁっ♡グド♡グドの雄尻♡入っちゃったよ♡うぅ♡あぅ♡きもちぃ♡はぁっ♡しゅご♡しゅごぉ♡」
「お゛ッ♡ぉお゛ッ♡つよっ♡坊ちゃんッ♡坊ちゃんの発情ピストン♡強ぉっ♡ヤべッ♡イイッ♡イイとこ抉れてるッ♡ぅお゛♡お゛ッ♡お゛ほぉ♡もっとぉッ♡」
 一心不乱に快楽を求めるルイスの腰振りに快いトコロをえぐられたグドも、低く淫らな吠え声を上げ、快感に豊満な肉体を震わせている。
「あっ♡うれし♡うれしい♡グドもきもちいぃの? うれしい♡ぼく、がんばるっ♡もっと、もっときもちよくなって……あっ♡ぅゔ♡いいよぉ♡きゅうきゅうしてるぅ♡グドの雄尻、おちんちん動かすたびに、いぅっ……♡はぁぁ〜〜♡きゅん♡きゅん♡して、キツくてぇ♡ぬるぬるで♡あったかくてぇ♡出ちゃうよぉ♡……はう♡うぅっ♡らめ♡もっと突いてあげたいのにぃ……ゆるめてよぉ♡おっ♡ぉおぉぉ〜〜ッ♡」
「お゛っ♡お゛あ゛ぁぁッ♡むりッ♡むり……イイッ♡坊ちゃんのピストン♡全部ヨすぎるッ♡ヨ過ぎてけいれん、とまらン゛ン゛ッ♡♡ひ、ぃぃッん♡突くのもぉ♡引くのもッきもぢぃ゛ぃ゛〜〜ッァ゛ッ♡♡」
 柔く敏感な雄膣の粘膜を執拗に攻め立てられ、メスの絶頂に痙攣するグドの肉筒と、そのイキうねる肉筒にねだられるままにおちんちんから射精するルイス。
 ふたりの荒い息遣いが、暗い部屋の中にこだましていた。
 ルイスはくったりと、グドの肉厚のたくましい背中にしがみつくように脱力していたが、ふと顔を上げおずおずと小さく呟いた。
 「あの! あのね、グド……グドが良ければ、明日も来てほしいんですけど……」
「あ、ぇ……ああ、いいですが」
「本当?! ありがとうグド!」
 ルイスはぎゅっとグドの腰に抱きついてはしゃぐ。
「淫魔を招こうなんざ、坊ちゃん……一体何をたくらんでるんです?」
 グドはにやにやと笑いながらうつ伏せた上体をくるりと横を向けルイスの髪を撫でた。
 ルイスははにかみ笑いながらもグドの手に顔を擦り寄せ「ふふっ。それは明日のお楽しみ!」と言った。
 あどけなく笑うルイスの表情に、ムズムズとした疼きを感じたグドは横臥になると分厚い手のひらでルイスの頬を撫で、口の端を上げた。
「やっぱ、もう一回してくれたら、来ても良いですよ」
 グドの太い親指が、繊細にルイスの唇をなぞる。
 ルイスは耳まで真っ赤に染めて頷くと、グドの巨体へ若く小柄な身体を寄せた。




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鶯命丹 2022/12/23 01:01

見習いサンタ、子トナカイのお世話をする

壮年の見習いサンタ トゥリー
 いまはまだ現場に出てない子トナカイの世話係。働き盛りの壮年の姿をした妖精。
 サンタクロースとして現場に出る日を夢見て、サンタクロースの手伝いをしている。
 冬の厳しい自然に生きているので逞しい体躯の男の姿をしている。寒さ予防に筋肉マシマシ、脂肪多め。

 子トナカイ
 まだまだこどものトナカイたち。
 トナカイたちは半身半馴鹿(トナカイ)。ケンタウロス系の姿をしてる。
 半身が子どもの姿だが、身長?体高?は人型の妖精たちと同じくらいか少し大きいくらい。
 大人になるとだいぶ大きくなる。
 8頭ひとチームとして同じ小屋で兄弟として育てられる。
 みんな仲良し。
 チームの世話をするのは未来のサンタクロース。
 トナカイの世話を通じて絆を深める。
 繁殖する以外の時の発情期の世話も世話係の仕事。
 上半身の見かけは年端も行かぬ少年の姿をしてるが、幻想の生き物なのでセーフ。
 年齢も少年に見えるけど人間の時間に生きてないのでセーフ。
 動物みたいだけど、実在の動物じゃないので、セーフということでひとつ……

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鶯命丹 2022/10/17 23:11

お兄様襲来!

以前書いた
「美少年吸血鬼に愛玩用兼食用の豚として飼育されることになったおっさんの話」の続きもの。

前作の販売場所は下記にて販売中

BOOTH→ https://mt-pikarya.booth.pm/items/3951973
とらのあな→ https://ec.toranoana.jp/joshi_rd/digi/item/042000041063
DLsite→ https://www.dlsite.com/bl/dlaf/=/t/s/link/work/aid/dYqdsfyugLoeia/id/RJ409445.html
pictSPACE→ https://pictspace.net/oumeitanpicsp1



あらすじ
咲夜のお兄様、トラブルメーカー寿夜(ひさや)が登場し、ふたりの仲をひっかきまわしたりわいわいしたり、えっちなパーティーに巻き込まれたり、囚われの子豚ちゃんになったりする話(の予定)です。

こちらは簡易版。
冒頭、寿夜の登場シーンあたり。
簡易版をいくつか支援者様限定公開し、完成版を本にして出す予定です。

前作の本の中に出したオリジナル設定とかありますが、大した設定でもないので、こちらだけでも問題なく読めるかと思います。


お兄ちゃん襲来!
 ある日の朝、厚司と咲夜が連れ立って食堂に行くと、ひとりの若い男が座って食事をしていた。
 厚司がその人物を訝しげに見ているあいまに、咲夜が驚いた声を上げる。
「お兄様! いつ帰ってらっしゃったんですか?」
「お兄様?」
 咲夜が珍しく目を見開き、慌てたように小走りで食事中の若い男に近づいた。
 釣られて目を開き、咲夜と、テーブルに着く青年を見比べる厚司は、確かに似てるなとひとり心中で頷いた。
 すっと涼し気な切れ長の目に、鼻立ち整った顔、青いほどの色白の肌は潤って、艶やかな黒髪を短く切り揃えている。
 端的に言えば、だいぶ美男子である。
 まだまだ子供の容姿で、まあるい頬と顎を持った咲夜が、青年期になれば目の前にいる青年のようにしゅっとスマートな輪郭になり、甘いマスクの男になるのか。と厚司はまじまじと青年を見た。
「門真は知ってたの?!」
 青年に給仕していた門真に問い詰める咲夜。
 いつもは表情を崩さない余裕の執事が眉を下げて困ったような表情をする。
「朝、屋敷の周りをひと回りする際に、玄関に座り込んでいらっしゃいました」
「もう! 来るなら来るって早めに連絡ください!」
「わかったわかったごめんてば。咲夜は相変わらずおこりんぼだなぁ」
 キャンキャンと吠えるように怒る咲夜に、暖簾に腕押し風なゆるい兄貴。
 門真の様子も、常よりも慌てるような困ってるような印象に、厚司は興味津々と三人を見ていた。

 一歩引いて周囲を見てる厚司に気付いた青年が、目を輝かせてテーブルを立つ。
「ねぇねぇ咲夜。この子はどうしたの? 新しい子?」
 犬猫でも触るつもりなのか無遠慮に近づき手を伸ばしてくる青年の手を、咲夜が掴んで止める。
「僕の子豚だから。勝手に触らないで」と咲夜は眼光鋭く兄を睨み付ける。
 しかし兄である青年は咲夜の眼光など意にも介さずへらへらと笑って言った。
「ええー! いいじゃないちょっと撫でるくらい! ねぇ君名前は? いつからここにいるの? 俺はね、寿夜(ひさや)って言うの。咲夜のお兄ちゃんだよ〜」
 あいだに立つ咲夜を無視して捲し立てる寿夜。圧倒された厚司は「厚司、です……どうも、弟さんにはいつもお世話になっております……」と辿々しく頭を下げた。
「ちょっと、子豚ちゃん。余計なこと言わなくていいの!」
 下から睨みつけられ、むぐ、と口を閉じる厚司。
「子豚ちゃんて呼ばれてるの? かわいい〜! 俺も子豚ちゃんて呼んでいい?」
「ダメです」
「咲夜に聞いてないよ〜! 良いよね子豚ちゃん。ねぇつるつるの頭かわいいね。触ってもいい?」
「ダメです」
「だから〜、咲夜には聞いてないでしょ〜! ね、良いよね子豚ちゃん」
「ダメです! 子豚ちゃんも、お兄様には近づかないようにしてね!」
「あ〜ひどいんだ〜! 咲夜そんないじめっ子だったかなぁ? しばらく会わないうちにやさぐれた?」
 キャンキャン喚く兄弟に押されて、厚司は視線を彷徨わせる。控えていた門真と目が合うも、逸されてしまった。
「あ、あー……仕事が始まりますので、これで、失礼します」
 厚司は踵を返し、頭を下げつつ、食堂から早足で逃げた。
 背後からはいまだに兄弟の騒ぐ声がする。
「朝飯、食いそびれたな……まぁ、あの喧騒の中に戻るなら一食くらい抜いたほうがましだな」
 厚司はぐるぅと呻く腹を支えて、ため息交じりに呟いた。

 
 喧騒の食堂を出て、厚司は中庭へと出る。
 今日の仕事は花を植えることだ。土を掘り返して、新しい花の球根を植えていく。
 ここに来てからすっかり庭師の仕事が板についてきた厚司は、スコップ片手に土いじりに精を出す。
 花壇の土にしゃがみ込み、黙々と作業を進める厚司の背後から、長い腕が首に巻きつき、背中にぐっと重みがかかる。
「うぉぉっ!」
 バランスを崩し膝をつく厚司。戸惑いのうちに、ざくり、と首の皮膚を噛み破られた。
「ぁぐっ! う、ぐっなに……」
 痛みにうめきながら、厚司は自分を捕らえる腕を掴む。
 腕の長さが、背にもたれかかる重さが、咲夜のものとは違う。
「あ、んたっ……っつ、咲夜のっ、ゔっ!」
 寿夜はふふ、と吐息で笑い、噛み付いた傷口からぢゅっぢゅぅっと血を啜り上げた。
 傷口に空気が触れる疼き、舌でくじかれる痛みに呻く厚司が、必死に寿夜を引き剥がそうともがく。
 しかし、寿夜の細い腕はびくともせず、厚司の身体を抱え込んでいる。
「ぅ……ゔゔっ、ぐっ……んっ、あ゛、あ、あぁっ」
 痛みに呻いていた声が、徐々に甘さを帯びる。
 身体の力が抜け、ぞわぞわとした快感が肌を粟立たせた。
 痛みの裏側から、快感がじくじくと全身を蝕み、厚司は力なく土に手をついた。
 弱った獲物をいたぶるように、寿夜の腕が不埒に厚司の身体を這い回っていく。
「や、ぅ……ぅぅっあ、やめろっんんっ!」
 ぢゅーぢゅーと血を吸われながらその身をまさぐられ、力の入らない厚司に、さらに体重をかけ覆いかぶさる寿夜。
「あっ! やだっ! いやだっ離せっ」
 ちゅぷっずりゅうっ
 滑った音をたてて、長い牙が抜けていく。
「んひ、ぃぃんっ」
 吸血鬼が、吸血のために獲物に注入する淫毒が、長い牙を抜く痛みをすら快楽として厚司を責める。
「びくびく震えて、子豚ちゃんかわいい〜! 大丈夫だよぉ。優しくするから」
 寿夜の舌が傷口をゆっくりと舐める。
「ゔ、んっ……あっ、うぅ」
 強い淫毒に侵された、厚司の身体が敏感に震えた。
 無遠慮に身体を撫で回す手に、傷口をくじる舌に、目の前に火花が散るほどの快感を拾ってしまう。
「あぐっゔ、やめ、ろっ……」
 厚司は太い腕をぐっと伸ばして体を反転させ、寿夜を自身の身体の上から転げ落とす。
「ありゃ! 逃げられちゃった。そんなへろへろでどこ行くの? 子豚ちゃん」
 寿夜はころりと転げ落ちた。
 楽しそうに笑いを含んだ声が厚司の背後から囁く。
「今から咲夜を探すより、俺とした方が楽になるよ? 子豚ちゃんのうずうずした身体いっぱいよしよしして気持ちよくしてあげるよ?」
 耳元で囁かれる声は甘く厚司を誘惑する。
 霞む視界を向ければ、美しい青年が蠱惑的に微笑んでいた。
 艶やかな黒髪、切長の瞳。色っぽい薄い唇にはありかなしかの微笑みを浮かべている。
 美しい男の顔が近づき、吐息のかかる距離で止まる。
「大丈夫、咲夜にはバレないよ……んぶっ!」
 厚司は土がついたままの手で寿夜の顔を覆うと、押し退けるようにふらふらと立ち上がった。
「っ……アンタじゃ……嫌だ」
 しかめっ面で呟いた厚司は、ふらつく足取りでゆっくりと歩き出す。
「わぁ、フラれちゃった」
 言葉の割には楽しげに、寿夜は厚司を見送った。

「なんで、こんな……広いんだよっ……くそっ、ぅ」
 厚司は館の中をこんなに恨めしく思ったことはなかった。
 以前咲夜から「お預け」を食らった時よりも、身体が疼いている。
 一歩歩くごとに歩行の振動すら、腹の奥にじんじんと響いて、数歩ごとに止まってしまう。
「はぁ、はぁ……ゔっ、ぐ」
 壁に肩をつけ、もたれていたところに背後から声がかかる。
「あれ、子豚ちゃん。どうしたの?」
 厚司は反射的に振り返って声の主を見た。その途端、耐えていたものが決壊し、顔をくしゃくしゃにして喘ぐ。
「ゔ、あ゛あ゛っ! さ、さくやぁっ」
 厚司は腕を伸ばし、咲夜の細い身体に取りすがる。それを軽く受け止めて咲夜は目を見開いた。
「どうしたの一体? こんなヘロヘロのとろとろで……ああ! お兄様にやられたのね! だから近づいたらダメって言ったのに!」
「ちが、ああっ! ちが、ううっん、ぁっ俺じゃないっ向こうがっあっ!」
 倒れ込む厚司を抱き上げ、咲夜はぷりぷりと怒りだした。
 厚司は必死に弁明するも、抱き合う温もり、衣擦れにすら敏感に反応してしまい、まともに言葉が紡げない。
「もうっ! 話はベッドで聞くから。ほら子豚ちゃん、ちゃんと捕まって。手足でぎゅぅってしがみつくの得意でしょ」
 怒りを含んだ冷たい物言いに胸が痛むが、それもすぐに快感に散ってしまう。
 厚司は必死に太い腕で咲夜の華奢な首に縋りつき、脚を浮かせて細く頼りない腰に絡める。
 咲夜は倍以上もある厚司の身体を軽々と抱きかかえ、歩き出した。
「ん゛ぉっ! おっ、お、おん゛っ! ま、って! 待ってくれっあ゛っもっと、ゆっくりぃっ」
 咲夜が歩くたび、淫毒ですっかり勃ち上がった厚司の陰茎が腹のあいだで擦れ、びりびりと甘く痺れる快感を与える。
「ゆっくりしてたら余計辛いでしょ。我慢して」
 ピシャリと叱られて厚司は黙った。
「……行くよ。ちゃんと捕まっててね」
「あ゛っ! ああっ、あ、あ、あ、ああっさ、さくやぁ゛っ! 擦れるっ、ちんぽ擦れてっ気持ちいいっあ゛あ゛っ」
「うんうん、気持ちいいね。腰へこへこしてるもんね。部屋に着く前にでちゃうかな?」
「あ゛っゔぅっ出るっ出るっ腰へこ止まんねぇっぁ゛え゛っえ゛っ出るっゔゔっぐ、っ」
 正面から抱きかかえられ、挟まれる陰茎をへこへこと擦り付け厚司は絶頂した。
「もうイッちゃったの? やっぱりお兄様の毒は強いなぁ……ほら、子豚ちゃんお部屋着いたよ。今からたくさん中に入った毒を抜かないとだからね。いっぱい頑張ってね」
「が、んばるって……」
 射精後もいまだふわふわとした悦楽の中にいる厚司が、ぼんやりと問い返す。
「もっともっとたくさん射精しないとダメだってこと!」
 



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鶯命丹 2022/09/25 13:43

淫魔ショタ×ガチムチおっさん本一部公開

淫魔ショタ×おっさん | 鶯宿 #pixiv https://www.pixiv.net/novel/series/9136994
シリーズの「淫魔ショタに会社のトイレでめちゃくちゃに犯される話」の続きです。

pictsquareで開催される
一次創作小説web展示即売会 [ .txt ] (2022年10月30日(日)0:00〜23:00)で「淫魔ショタ×ガチムチおっさん」のまとめ本を出します。
https://pictsquare.net/dixg126lqftja8m7udl49pdxr08ujgem

pixivで公開中の話と、今回のこの話の完成版、もしできたらヴィーニャと契約者の話も入れて一冊にしたいと思ってます。
♡喘ぎバージョンも作ろうかな~?と考えているのですが、需要と余裕があるかな?
データ販売の予定なので場所も取りません!イベントで買ってすぐ読める!
よろしければご利用ください。

表紙は表紙メーカー様より


以下本文(無料公開は途中まで)全文7800文字
※小スカおもらし注意



 腹の疼きに耐えながらなんとか自宅アパートのドアの前までたどり着いた。
「っふぅぅ……や、やっと着いた……」
 遠慮なく腹の奥にだされたラーイの精液が、移動のたびにどろ、どろと健介の腹の中を垂れ落ちてくる。
 その感触に、精液にすら犯されているようで、健介の身体は熱く火照り、脳内はラーイが与えてくれるどぎつい快楽の記憶にぐずぐずに支配されていた。

「おかえり」
 ドアを開けたら玄関に立っているラーイがいた。
 その姿の麗しいこと。
「ああ……ラーイッ」
 揺れる金の三つ編みに宝石の様なキラキラとした瞳を細めて笑む彼の姿を見た途端、健介は辛抱できずに持っていたカバンを放り熱い息を吐いた。
 健介は早鐘を打つ心臓に急かされ玄関のたたきに膝をつくと、成長期前の未成熟なラーイの細腰にしがみついた。
「はっはぁっ……ラーイッんっああぁっラーイッ」
 まとう薄布を捲り上げて、健介はラーイの下腹部に顔を埋めると犬のような浅ましい呼吸を繰り返す。
「どうしたの健介? 興奮してる?」
 わざとらしく問うラーイは、優しく健介のワックスで固めた髪を撫でた。
 哀れに縋る男を優しく微笑み撫でる天使……そんな絵画のような仕草であるのに、天使の股間にはバキバキに勃起したちんぽがそそり立っている。
「ああラーイの匂い、勃起ちんぽ……はっ、はぁったまんねぇっん、あぁ」
 健介はうっとりと発情した顔でラーイの勃起ちんぽに頬擦りをして、自分の顔に我慢汁を塗りたくっている。
「あーあーそんなに汁まみれになって……可愛いんだから」
 ラーイが目を細め、健介の後頭部を小さな手のひらで軽く押すと、その意味を正しく理解した健介は、大きく口を開けてラーイの勃起ちんぽを飲み込んだ。
「ふっぅぅっ、んっはぁ……は、ああっんくっ」
 ちゅぽっちゅぽっ
 いやらしい水音を立てて、健介は美味そうにラーイの勃起ちんぽをしゃぶる。
「健介ほら、僕のちんぽにちゃんとただいまって言って?」
 ちゅぶっちゅぽっねろぉ
 亀頭を唇で咥え、血管の浮いた幹に舌を絡ませながら、健介はラーイを見上げて「はっあ、はぁ、ららいまっ」と巨根を頬張ったまま挨拶をする。
「あははっ必死だね。そんなにお腹空いてたかなぁ。さっきもあげたのにねぇ」
 綺麗に撫で付けた髪をくしゃくしゃに梳かしながら、ラーイは健介の好きなように勃起ちんぽしゃぶらせてやった。
 当の健介は、髪が乱れるのも構わず、ラーイの細い腰を抱きしめ薄い背中を舐めまわしながら夢中で勃起ちんぽをしゃぶっている。
「んぶ、はぁっん゛ん゛っああ~らぁいっはぁっはんぅっ」
 唇をすぼめ、舌を絡ませ、ボコッボコッとちんぽを口の中から出し入れして、頬肉を膨らませたり、凹ませたりしている。
「こんなえっちな顔晒したまま帰ってきたの? どこかで寄り道ちんぽしてきちゃったんじゃない?」
 ラーイは鈴が鳴るような澄んだ笑い声を含みながら、健介をからかう。
「ん゛ん゛っ! しぃ、してないっはあぁ、ラーイのがいいっ。いいから、まっすぐ帰ってきたっ」
「そうだったね。健介は美少年にめちゃくちゃに犯されたい変態だったもんね」
「そうっ!そうだっ俺のこと、早くめちゃくちゃにしてくれ」
 玄関ドアに手を着いてがに股に膝を曲げて巨尻を向け、ちんぽを欲しがる淫乱な雌。自分にささげられたいやらしい淫穴に麗しい顔を近づけ、ラーイはふふっと吐息を零し笑う。
 玄関でくぽくぽといやらしくうねる尻穴から精液垂らしてねだる健介に「トイレで出して来なかったんだ? 垂らさない様に尻穴締めて帰ってきたのえっちだねぇ。いいよいいよご褒美にはめてあげるっ」ラーイは固く反り返った褒美を与えた。
「んぉお゛お゛~~ご、褒美きたっあっあ゛あ゛っはっあっいいっ気持ちいいっご褒美ぃ、いいっ」
「嬉しい? ご褒美?」
 深々と刺さったラーイの勃起ちんぽに、健介は唇をだらしなく弛ませて、腰をくねらせる。気持ちの好いところへ当たるようにぐちゅっぐちゅと卑猥な音を立てて尻を振っていた。
「嬉しいっうっゔっゔぅっ! はっあぁっはぁっあ゛あ゛っ! あっあっあ゛っぐっ」
 ガタ、ガタ
 健介の痴態に、縋られた玄関ドアがガタガタと揺れた。
「ほらほら健介。そんなにドアにぴったりくっつくと、外に健介のえっちな吠え声聞こえちゃうよ」
 夢中になって肉棒を味わう健介を、ラーイは目を細めて見下ろしている。
「あん゛っ! ん゛っん゛ん゛っゔぅ〜っ」
 言われて気づいたのか、健介は弛んでいた唇を噛み締め、どろどろの太い声を飲み込んだ。鼻の穴を広げて荒い息を吐いている。
「声我慢してる? 今日は我慢してばっかりだね。可哀想だからたくさん突いてあげるっ」
 外に声が漏れるのは嫌なのに、ベッドまで待てなかった健介の卑しさが愛おしかった。ラーイは喜色に美しい顔を綻ばせながら、健介の鍛えられたまあるい尻を掴み、自慢の肉棒を振るってやった。
「ん゛ん゛ん゛っ! んぉ゛っそごっそこお゛っおおぉ〜ッおん゛っお゛ぅっおぐっおぐっゔぐぅっ!」
「そうだよぉ。健介は、奥ごちゅごちゅされるの大好きだもんねぇ。いいでしょ〜? 抜こうとするたびに健介の雄尻、肉襞がぎゅぅぅって絡みついてきて、雄尻のフチがめくれあがってるの、とっても可愛いよ」
 ラーイは細い指を口に含み濡らすと、めくれ上がった肉淵をゆっくりと撫で上げた。
「お゛っおっごぉっん、ん゛お゛ぉおおぉ゛~~っ」
 健介の野太い吠え声が玄関に響く。がくりと垂れた首が、真っ赤に染まり汗ばんで光っている。ラーイはうまそうな首を見つめながら、めくれきゅうきゅうと甘える肉淵を揉み摩る。
 うねうねといやらしくうねる肉筒を勃起ちんぽで粟立ててやると「おん゛っお゛っンン゛」と蕩けた声を上げて悦んでいる。
「ごちゅっごちゅって勢いよく突き上げるとビクビクッて襞が震えて締まるの。はやくおちんちんでメスイキしたいって甘えてるんだよね。健介の可愛い媚び媚び雄まんこいっぱい気持ちよくしてあげるからね」
「ひっひぃっいいんっい゛い゛っい゛い゛っすき、しゅぎぃ、じゅぎっラーイッおちんぽ、じゅぎぃっい、い、ぃぃいッ」
「だよねぇ雄尻のナカ全部で僕のおちんちんに甘えて、媚びてるもんねぇ。大好きなショタのおちんちんで雄まんこぐちゅぐちゅにされて気持ちいいよね」
「おっお゛っぉぉお゛〜〜きもちいぃぃっ雄まんこきもちいい、いい、ひぃいっひぐっでうっでるっもうでるっいぐっおぐっお゛ぐっもっどぎでぐれぇっおぐぅぅぅっ」
 健介が真っ赤な首を巡らせて、ラーイを見た。
 潤んだ瞳は淫靡にとろけ、もう気持ちいいことしか考えられない雌の目をしている。その瞳に煽られるようにラーイは形の良い唇をにやりと耳まで裂いて笑った。
「いいよいいよっ奥たくさん突き上げて、あげるっほらっほらっここっここでしょ? 奥のつまってるところ、どちゅっどちゅっておちんちんで殴られるがいいんだよねぇっ」
「ひぎ、ぃいっいいっ! そこっそごぉ゛っお゛っお゛っお゛お゛ぉぉ〜ッ」
 どちゅぅっ!
 ひときわ深く、強くラーイは勃起ちんぽを突き刺すと、健介が背を反らし腰を震わせて吠えた。ラーイはそのしなる背に手を置いてそのまま激しく抽送し始めた。雌に絶頂を与えるための腰ふりだった。
「アッハ! じゅぼっじゅぼって奥のキツいところにおちんちんハマっちゃった! あは! 凄い締め付けっあっあっあっ絞られちゃうっおちんちん気持ちいいっ健介のナカにまた種付けするっ精子いっぱい出ちゃうっ嬉しいよね?」
「ゔっゔっゔれじっい゛ぃ゛っひっひ、ひいぃ~~ッひぐっゔゔっぉ、お゛お゛〜〜い゛ぃ゛ぐゔぅっ」
 腰をへこへこと揺らし、ぎゅうぎゅうと肉淵と腸壁を収縮させ、健介はイッた。
 ばたっぼたっ
 ぶるんぶるんと揺れるだけだった健介の勃起ちんぽからだらしなく精液が垂れ落ちた。
「ああ〜玄関汚しちゃって……そんなに気持ち良かった? ここ、ここだよね? ここ大好きだよね? 奥の奥、きゅってキツくなってるとこに、亀頭はめ込んでじゅこっじゅこってカリ首引っ掛けると、雄尻ぜーんぶきゅんきゅん締め付けて甘えてくるの、とっても可愛いよ」
「あ゛あ゛ぁ゛っラーイッまて、まっでっそこっそこ゛良すぎるっゔぅ、い゛っだがら゛っい゛っだからま゛っでっでるっでるっそこっそこごちゅごちゅされすぎてっでぢゃゔがらっ……あ゛あ゛あ゛っ」
「出ちゃうの? いいよっいっぱい出してい~~っぱい気持ちよくなっていいよっ」
 

続きは支援者様限定公開

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鶯命丹 2022/09/21 00:41

【改訂版】村人A、魔王の心臓を手に入れる 後編

こちらは支援者様先行公開作品となってます。

村人A、魔王の心臓を手に入れるの後編

後編は改訂版もなにも、できてなかったんですけどね!

10月にはpixivのコンテストに一般公開で出す予定です。





 
  次の日の朝、ロアは自身の朝勃ちちんぽに頬ずりしてるケルエスの重みで目が覚めた。
「ちょっ! ちょっとぉ! ダメですっこんな明るいうちからっ!」
 朝から赤面し、急いでベッドを抜け出すロアにケルエスが不満げに唇を尖らせた。
「もったいないだろ? せっかくの朝勃ちだぞ? 魔力が溜まってるんだから勃つんだぞ? そう時間はかからん。小僧の童貞ちんぽなど秒で片付く」
 ぶつぶつと文句を言うケルエスにロアは真っ赤な顔で叫ぶ。
「もう童貞じゃないです! 秒は言い過ぎひどい! もっと保つもん……昨日はちゃんと保ったもん……」
 涙目になりながら床に落ちたパジャマを纏い、頬を膨らませるロアがケルエスを睨む。
 そんなロアの視線を面白がって、ケルエスは髭の生えた顎を摩りながらにやにやと笑った。
「確かに。昨日は随分楽しめたなぁ」
 ケルエスの好色な笑みに、昨夜の情事を思い出したロアは、耳やら首やらをゆでたように赤くして俯いてしまった。
 そこに、コンコンッとドアを叩く音がする。
「お早うございます」
 返事をする前にドアが開かれ、パウルが入室して来た。
「おや、今日は逃げられてしまったんですね」
 平坦な口調で言うパウルにケルエスがいかつい肩をすくめた。
「明るいうちはダメらしい。折角溜まった魔力がもったいないよな」
「よ、夜にすれば、いいでしょう? もう朝で明るくて恥ずかしいじゃないですか!」
 赤面して言い返すロアの言葉にパウルはしみじみ頷いた。
 「そうですね。今日は長のところへ行きますから、楽しみは夜に取っておくのがいいでしょう。お二人とも早く支度をしてください」

 
 朝食を済ませると、屋敷の玄関から外へと出るように促されたロアは、そこで巨大なドラゴンの姿を見て息をのんだ。
「ド、ラゴン……?! ドラゴンで移動するんですか!」
「そうです。グルオウグ族は巨大ですからね。馬に引かせると普通より多く必要になるのでもっぱら馬よりも力の強いドラゴンですね」
「なんだ、小僧。ドラゴンを見るのは初めてか?」
 驚愕するロアをからかうように目を細めてケルエスが見下ろす。
「はい! 初めてこんな近くからドラゴンを見ました! すごい……大きい」
 素直に頷き、感嘆するロア。
「ふふん、それならドラゴンに触らせてやってもいいぞ。さあ、来い」
 ロアの反応に得意になったケルエスが、おもちゃを自慢する子どものように無邪気にロアの手を取った。
「え、え、ちょっとっ心の準備が……」
 手を引かれるままにドラゴンの足元まで来れば、更に迫力が増す。
「おいっ腰が引けてるぞ情けない奴め! 1号! こいつはロアだ。余の心臓だからな、喰うなよ」
 ビビるロアの手を逃がさないように握ったまま、ケルエスはドラゴンの首元をパンパンと叩くと、ドラゴンは甘えるように鼻っ面をケルエスの胸に擦り付けた。
 馬の甘える仕草と似通ったものを感じたロアは、恐怖心を少し和らげ、ふたりの交流を見上げていた。
「触ってみるか?」
 にやりと口角を上げたケルエスに、ロアは恐る恐る頷く。
 そっと手を伸ばすと、それに気づいたドラゴンは鼻っ面をケルエスから離してすっとロアの手に鼻を近づけた。
 猫のようにロアの指先の匂いを嗅いでいる。
 スンッスンッと吸う鼻息と、流れる空気は猫とは比べ物にならなかったが。
 やがて気が済んだのかスンスンと匂いを嗅ぐ音が止んだ。それを見計らってロアは手を更に近づけて、ドラゴンの鼻っ面を撫でた。
「あっ! 凄い、うろこ……ゴツゴツしてる」
 初めて触れたドラゴンの鼻先はゴツゴツしたロアの手ほどの大きさのうろこに覆われていた。うろこの下に脈打つ柔らかい肉の感触を感じてロアは顔を綻ばせた。
「すごい! ドラゴンてこんな感じなんだ……うわ!」
 ドラゴンは、さっきケルエスにしていたように、ロアの胸に擦り寄って来た。しかし、体格の違うロアではドラゴンの甘えてる仕草もタックルのように強力だ。
 擦り寄られる衝撃でよろけたロアの背を、ケルエスの大きな手が支えた。
「はっはっは! 貧弱だな小僧」
 大口を開けて笑うケルエスに、ロアはむくれて地団駄を踏む。
「貧弱じゃないです! ドラゴンが大きいからちょっとよろけただけです!」
「どうだかなぁ〜。余が支えてやらねばそのままぺたんと尻餅を着いていたのではないか? んん?」
 にやにやとからかうケルエスの顔を、ロアは悔しそうに見上げ、そしてそのあと直ぐに吹き出した。
「たしかにそうかも! 尻餅だけじゃなくてころころ転がってたかもしれない。あー、びっくりしたぁ」
 笑うロアに、ドラゴンの鼻っ面が再び押しつけられる。しかし今度はぐっと足を踏ん張り、背をケルエスが支え、なんとか無事に鼻っ面を受け止めた。
「ドラゴンてこんな風に甘えるんですね。馬みたいで可愛い」
 頭上から首にかけて生える背びれを優しく撫でてやると、ぐるぐるぐるぐると低く喉が震えている。
 ドラゴンの顔を見下ろすと、うっとりと心地良さそうに瞼を閉じている。
「今度は猫みたい」
 笑いを含んだ声で呟くロアに「角の根本を掻いてやると喜ぶぞ」とケルエスは自身の太い指先で、ドラゴンの頭上にある二本の角の片方をカリカリと掻いて見せた。
 するとドラゴンはそちらに頭を傾けて、ケルエスの指に擦り寄るように押し付けていく。
 もっともっととねだる姿に胸をときめかせ、ロアは早速ケルエスを真似た。
 反対の角の根本をカリカリと掻いてやる。
 ぐるぐるぐるぐる
 低い震動音を鳴らしてドラゴンが今度はロアの方へ頭を傾けすり寄ってきた。
「うわわ! 可愛い〜……可愛いですっドラゴン!」
 ねだられるままに角の根本を掻いてやりながら、ロアはキラキラとした目でケルエスを見上げる
「そうだろう! 余のドラゴンだからな」
 その目に満足したケルエスは得意げに深く頷いた。
「ほらほらお二方! そろそろ行きますよ」
 さっさと車内に乗り込んだパウルが急かす。
「はぁい」
「わかった」
 二人の声は重なってパウルへと応じた。

 
 一度車内から降りて、ドアを開けてくれるパウルに促され、車内に入ると広い思ってたよりずっと広い室内だった。
 進行方向に向く席へ腰掛けると、そのとなりにケルエスが座る。最後に乗り込んだパウルは向かいに座って「今から現在のグルオウグ族の長、タウ様のところへ行きます。ようやく見つかった心臓ですからね。タウ様も心配されてましたよ」と告げた。
 パウルの言葉にケルエスはふぅと呆れたように息を吐く。
「あのジジイは心配症だからな」
「ケルエス様が楽観的過ぎるんですよ」
 二人の会話に交互に首をめぐらせているとガタンッと車内が揺れ、その後滑らかに車が動き出した。
「うわ!」
 動いている車窓を覗いていると突然身体に上から圧力がかかる。
 背もたれにぎゅっと押し付けられる感覚にロアは目を白黒させた。
「うわ! すごい! 飛んでる?!」
 車窓を見ると、既に地面が遥か下に。目を見開くロアの眼前を数羽の鳥がさっと横切った。
「鳥だ! 見ましたか?! 今鳥がさーって!」
 興奮したロアが車内に視線を戻すと、二人は愉快そうに目を細めロアを見ていた。
「あ……うぅ、すみませんはしゃいで……」
 ふと冷静になって考えれば、普段から乗っている二人には何も珍しい光景ではないだろうに、ひとり子どものようにはしゃいで、ロアはもう一度椅子に座り直し顔を俯かせた。
「気にしなくても良いんですよ。ケルエス様なんて初めて乗った際にははしゃぎ過ぎて車がぐわんぐわん揺れましてね。落下した御者にこっぴどく叱られたんですよ。ねぇ」
 同意を得るようにパウルはケルエスを見たが、ケルエスは心外そうに口を尖らせている。
「ちょっと動いただけだったのに、ものすごい勢いで怒るからなぁあいつは」
 パウルが微笑みながらとりなしてくれたが、聞かされたエピソードが物騒すぎる。
「ええっ御者の人は無事だったんですか?」
「龍車の御者は大抵有翼で飛べる者が多いですから。今も元気でやってますよ。ねぇ」
 パウルは、背後の御者との連絡窓をコツコツと叩くと、同じようにコツコツと、ノック音が返ってきた。
「あ、今日の御者さんが、その時の……」
 空飛ぶ車から落下した御者が無事と知り、ロアはホッと胸を撫で下ろした。
 
 車窓に流れる景色を楽しんでいるうちに、車がゆっくりと下降し始めたのを体感し、ロアは車内を振り返る。
「着いたんですか?」
「ええ。着きました」
 パウルがゆっくりと頷く。
 その言葉を聞いて、ロアはもぞもぞと胸や腰をさする。着慣れない上質な布で作った服は、今更ながらロアを落ち着かない気持ちにさせる。
 そわそわと動くロアを横目で見て、ケルエスがからかうように小突く。
「そう緊張するな! せっかくの衣装が台無しだぞ」
「ううっ……緊張しますよ……長って偉いヒトですよね? そんなヒトに会うなんて」
 小突かれて傾げたロアはそれでも着ている服を落ち着かなげに撫でまわしている。小動物のようにもぞもぞソワソワと動くロアを見下ろして、ケルエスがふむと呟く。
「たしかに……服が窮屈だな」
 ケルエスも普段身に付けない、装飾過多な服装をしている。それを引っ張ってもぞつくケルエスにパウルが鋭く言い放つ。
「ちょっと! 脱がないでくださいよ」
「脱がん。終わるまでは」
 ケルエスが、不貞腐れたように背もたれに背を預けた瞬間、ガタンッと小さな衝撃が下から起こり、続いてガタガタッと車輪が地面を走る振動が来る。
「着きましたね。くれぐれも脱がないでくださいよ」
「わかったわかった。早く終わらせてこんな窮屈な服はとっとと脱ぐぞ。なあ小僧」
「僕、そういう意味で落ち着かなかったわけでは」
 同意を求められたロアは微苦笑を浮かべた。


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