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尻舐めの記事 (4)

鶯命丹 2023/12/03 16:51

淫魔ショタ×ガチムチおっさんヴィーニャ編

【あらすじ】
 不器用空回り系、黒山羊下半身の褐色淫魔ヴィーニャくんが、ラーイと健介との研修を終えた後、お気に入りの宿主を見つけた話。
 全文14000文字程度
 3Pのおまけストーリーあり(3000文字程度)
 おまけは支援者様限定

【傾向】
 ショタ攻め、ガチムチ受け、攻めフェラ、尻舐め、手マン、潮吹き、♡喘ぎ、濁点喘ぎ

【登場人物】
 ヴィーニャ――攻め、褐色の肌と黒山羊の下半身、黒山羊のツノを持つ淫魔。17、8歳くらいの青少年期の外見をしてるが、生まれて間もないばぶちゃん。元気でやる気はあるけど不器用で空回りしがちなダメダメ淫魔。
 肉厚で食い出がありそうな人が好きらしいことがわかった

 熊谷保憲くまややすのり――受け、髭面眼鏡のコックさん。ガタイが良く、強面で前科者・ヤクザって友達に揶揄われてる。絶対格闘技やってたでしょ?柔道部?ってよく言われるけど手芸部だった。
 顔が怖くて子どもに泣かれちゃうけど本人は子ども好きだし困った人をほっとけない心優しい男。親の残した小さなレストランを営んでいる。美味しいので繁盛してる。
 おじさんて言われると気になる30代前半。


 

【おまけあらすじ】
 せっかく見つけた好みの人間なのになかなかえっちできないよぉふえぇ……ってなったヴィーニャ君がラーイお兄ちゃんのところに行って健介の精気をもらう話。3P。

 
【傾向】
 ショタ攻め、ガチムチ受け、攻めふたり×受けひとりの3P、イラマチオ、串刺し、窒息、潮吹き、♡喘ぎ、濁点喘ぎ
 
【登場人物】 
 ラーイ――金髪で色白、華奢で儚げな天使みたいな容姿してどこに出しても恥ずかしくない強欲で淫乱な淫魔。
 宿主の健介を快楽責めにして食い荒らすのが好き。

 健介――ラーイの宿主。ガチムチのドM。精気をドチャクソ喰われるのが好き。淫紋があるので死後の魂もラーイのもの。

 おまけ(3000文字程度)は支援者様限定。
  
――――――――――――――――
 
「よーし、腹いっぱいにもなったし頑張って獲物探すぞー!」
 ヴィーニャの元気いっぱいはりきった声が夜空に響いていた。
 ――しかし数日後……
「だめだ……全然いい奴見つからない……」
 意気込みむなしくヴィーニャはすっかり飢えて、裏路地にしゃがみ込んでしまった。
 獣の脚と同じ毛皮に覆われた脚を折り、膝を抱えた腕に顔を伏せる。
「おれ……やっぱり淫魔の才能無いのかなぁ……」
 涙に詰まったひとり言をぽつりと呟いて、ヴィーニャが鼻を啜ったその時……
「おい、大丈夫か?」
 低い声が、ヴィーニャの頭上から落ちてくる。
「えっ?」
 飢えで涙目になっていたヴィーニャが顔をあげると、心配そうに眉をひそめたメガネをかけた髭面の男が屈み込んでいた。
 真っ白く、襟の少し高い服に身を包んだ男は、男らしく角ばった顎を噛み締め、髭に囲まれた口角をへの字にさげている。太い眉が気遣わしげに下げられているが、見ようによっては険しい表情にも見える強面だった。
 少し曲げた膝に付いた手は大きく筋張っていて、突っ張っている腕は筋肉質で太い。
 男盛りと言った様相の男を視界に捉えた途端、ヴィーニャの胸が高鳴り、身体の奥が熱をもつ。
「あ……見つけた……」
 ヴィーニャの淫魔としての本能が悟った。
 目の前の男こそ、自分の好物である。と――
 ヴィーニャは飛び上がるように立つと男の逞しい肩をガッと掴んで詰め寄った。
 間近に覗き込む男の目は驚愕に見開かれていたが、そんな表情さえ、ヴィーニャの鼓動を早くする。
 男の黒目に、喜色満面な自身の顔が映り込んで、ヴィーニャは更に破顔した。
「おれ、ヴィーニャって言います! あ、あの、あのっ! ご、ご飯っ、食べさせてください!」
 ヴィーニャの勢いに気圧され、折っていた膝を伸ばして上体を引いてた男。
 驚愕にぽかんと口を開き、呆然とした目でヴィーニャを見ていたが一瞬ののち、ぶふっと吹き出した。
 男くさく厳しい顔が、破顔により一気に親しみやすくなる。
 男はくつくつと肩を震わせて笑っていたが、大きく息を吐くとヴィーニャを見た。
「すっげえ正直だな! いいよいいよ。飯食わせてやるからこっちおいで」
 笑って頷く表情は案外柔らかい。
 そんな表情すらヴィーニャの食欲を刺激する。
「はぁ~い♡」
 目尻にほんの少し皺の寄った男の顔を見つめ、ヴィーニャは久しぶりのご飯の予感に、胸と股間を熱くして男の後に続いたのだった。
 
 しかし……
 ヴィーニャが俯いていたのは建物と建物のあいだ、狭い路地である。
 その狭い路地を形成している片方の小さな建物の裏口に入っていく男を追うと、そこは小さなレストランだった。
 ヴィーニャは物珍しさにキョロキョロと視線を動かしていると、前を歩いていた男が振り返って言った。
「そこに座ってろ。今準備する」
 男が視線で指すカウンターの一席に腰掛けると、奥にあるキッチンへ入って行く男。
 見える男の背中の逞しさにニヤニヤと相好を崩しているが、ヴィーニャはかすかに誤解が生まれていることを予感していた。
「もしかして……言葉通りの意味だと思われてる……よね。これ」
 どうやって訂正しようか……言葉を探っているうちに、男は手に皿を持ってヴィーニャの前に現れた。
「おまちどうさん。賄いで悪いが、まだ残ってるから好きなだけ食えよ」
 男は破顔してヴィーニャの前に皿を置くと、大きな手でぐしゃぐしゃと頭を撫でた。
「うわっ! あ、ありがとう……いただきます……」
 ――ご飯からでもまぁ、なんとか、微かに精気を頂けるから良いか。
 ヴィーニャは諦めにも似た思いで目の前の料理を口に運ぶ。
「うわ! 美味い! おじさんこれ超美味い!」
 ヴィーニャは瞳をきらめかせて男を見上げた。
 うまいうまいと思わず口から感想が漏れてしまうヴィーニャの姿に破顔した男は照れくさそうに首を摩る。
「そんなに喜ばれると嬉しいもんだな。どんどん食えよ」
 男の言葉を待つまでもなくヴィーニャは料理にがっついた。
「おじさんて、コックさんなの?」
 がっつきながらヴィーニャが質問する。
「ああ、小さい店だけどな。ここは俺の親父から受け継いでんだ」
 男は熊谷保憲(くまややすのり)と言う名であり、この小さなレストランを営む料理人であると言う。
 「あー、ぽい! おじさんおっきくて料理上手そう。料理上手のクマっぽい」
 ヴィーニャがなんとも感覚的な感想を言うと熊田は「たしかに。昔から身体が大きくて、名前も熊田だし、クマって呼ばれてたなぁ」と口髭に覆われた口を大きく開けて朗らかに笑った。
 
 すっかり胃袋を掴まれたヴィーニャはクマの元に足繁く通う事になった。
 
 小さなレストランはなかなかに繁盛している。
「クマ! 3番テーブルランチB2つ!」
「おう! これは1番さんだ!」
「はぁい!」
 ヴィーニャは賄いだけでいいからここに置いてください! と頼み込んだ。
 最初は渋ったクマだったが、路地でうずくまるヴィーニャに声をかけるくらいのお人よしだ。
 最終的にはヴィーニャの頼みを断りきれず「本当に賄いしか出ないぞ」と言い承諾してくれた。
 ヴィーニャにとってはなんとかクマとの接点も持ち続けるための苦肉の策であったが、店の仕事はなかなか楽しい。
 人間ごっこを楽しむヴィーニャに、クマも、店の常連たちも暖かい眼差しを向けている。
「ヴィーニャ君とこうしているとな……なんか、子どもがいたらこんな感じかなって思うことがあるよ」
 クマは目を細めて穏やかに笑っている。
 顎髭の中で厚く男らしい唇の端がくっと上がったその男らしい笑顔に、ヴィーニャの胸が高鳴った。
「おれも、クマと一緒にいると楽しいよ」
 ――おれら式の食事もできたらもっと楽しいんだけど……
 クマの隣、同じソファーに腰掛けてヴィーニャはときめきと煩悶を味わっていた。



「クマとは良い感じだけど、魅了の魔法がうまく効かないのかなぁ……なぁんか、いまいちエロい空気にならないんだよなぁ」
 クマの店に居候するようになって数ヶ月――ヴィーニャはいまだにクマと清い関係のままであった。
「クマの作るご飯も、精気がこもってて美味いけど……そろそろ精液も食べたいなぁ……ラーイのとこ行こ〜」
 ヴィーニャは与えられた部屋から出て階段を降りて行く。
 クマの店のある建物は、上階が居住スペースとなっていた。
 玄関に向かうヴィーニャの背後から、クマが声をかけた。
「ヴィーニャ君、出かけるのか?」
「うん! ちょっと友達んとこ行ってくる」
「夜遅いから気をつけろよ? 鍵は持ったか?」
 クマは眼鏡の奥の目をすがめて渋面を作る。一見すると不機嫌で威圧的な表情だが、これは心配している顔だ。
「おれ、淫魔だよ。心配すんなって!」
 不安げに顔を曇らせるクマに笑いかけてヴィーニャはドアノブを捻る。
「鍵も持ったから先に寝てて。行ってきます!」
「おう」
 クマの渋面に明るく手を振り、ヴィーニャは玄関を飛び出した。


――――――――――――――――
「ただいま〜。はぁ〜楽しかったぁ~……クマ、もう寝ちゃったかな?」
 玄関ドアを開けて、ヴィーニャが階段を登ると、暗く静かなリビングが出迎えてくれた。
 しん、と冷えたリビングにクマの気配は無い。
 淫魔であるので暗い部屋でも困らないヴィーニャが時計を見ると、いつもならまだクマはリビングでくつろいでいたり、キッチンで料理の研究をしていたりするような時間だ。
「珍し~な……クマぁ……」
 訝しみながらリビングを抜け、クマの部屋の前に来たヴィーニャがはた、と足を止めた
 ヴィーニャの鼻腔に濃い精気の匂いが漂ってくる。
 驚きと、歓喜に大きく息を吸い込んだヴィーニャは目の前の扉を勢いよく開け放った。
 そこにはベッドの上に仰向けになって、自身の陰茎を扱くクマの姿があった。
「あっ! こ、こらっ! 突然開けるなっばかっ! 早く出てけっ!」
 急に現れた同居人の姿に気付いたクマが、顔を真っ赤に染めて怒鳴る。
 しかし、ヴィーニャは命令に反してにまにまと顔を綻ばせて小走りにベッドへと乗りあがった。
 局部を隠そうとするクマの手を握り退けると「まぁまぁ! おれに任せてよぉ~」と大きく口を開けて勃起した陰茎に食い付いた。
「お゛っ♡こ、こらっ! あ゛っ、まてっ、あぅ……うぅっやめ、ろっヴィーニャ、あ゛っ♡」
 クマは腰を引き、太い腕でヴィーニャの肩を掴むと必死に逃げようとする。
 しかし、ヴィーニャはクマの太い腰にしがみつく。
 喉の奥まで勃起肉を飲み込み、じゅる♡じゅるるっ♡、と音を立てて硬い肉を啜り、舌を絡めてむしゃぶりついた。
「ん……♡はぁっ♡ふぁ……♡クマのちんぽ、うまぁ♡ずっと食いたい♡って思ってたんだぁ♡クマには性欲ないと思ってぇ遠慮してたんだけど……オナニーするなら言ってくれれば良かったのに♡」
「んおッ♡ヴィーニャッ♡ヴィーニャくんッ♡こらっ♡やめろっ! あ゛っ♡だめ、ダメだッ♡口、離してくれ゛ッ♡こんな……あ゛ッ♡咥えるなんて、あっ♡やめてくれ゛ッ♡」
 クマは拒否する言葉を繰り返しつつも、腰はひくひくと揺れ、太く逞しい足がぐっ、とシーツを蹴り、快感に伸び始めている。
「クマ気持ちいい? ちんちんびくびくしてるぅ……はぁ、嬉し~♡早く射精しろ~♡新鮮精子飲ませろ~♡」
 ヴィーニャがねっとりとした我慢汁と、唾液にまみれた口内で根本からカリ首まで扱き、強く吸う。
 とぷとぷと我慢汁を溢れさせる鈴口を、舌先でちろちろとくすぐる。
「ゔゔぅッ♡あっ♡待て! 待っ♡ん゛ん゛ッ♡あ゛あ゛ッ♡」
「我慢しなくていいんだって〜♡早く♡早く♡精子出せ♡いっぱい精液飲ませろ〜♡」
 ヴィーニャはにこにこと機嫌良く手淫を施し、喉奥まで勃起ちんぽを咥えると、張り詰めた肉が口内でびゅくっ♡びゅくっ♡と収縮する。喉奥に勢いよく精液が叩きつけられた。
「ン゛ッ! お゛ッ♡お゛ッ♡ゔぅ゛ッ、あ゛♡あ゛あ゛っ♡」
「あぁ~うま♡ねぇ、ねぇ♡もっとしよ? 俺、もっといっぱいクマの精気ほし~♡」
「あ゛っ! おいっ! だめだっあ゛♡ど、どこ触ってんだっあぁ♡ぅぐぅ♡」
 射精の余韻にびく、びく、と収縮するちんぽを舐めしゃぶりながら、むっちりとした尻肉をかき分けて窄まっている尻穴をぐにぐに揉むヴィーニャ。
 クマはヴィーニャの細い指から与えられる刺激にかすかに腰を揺らしながら、いたずらを止めさせようと手を伸ばす。
 しかし、クマが止めるよりもヴィーニャの細い手がクマの膝裏を掴む方が早かった。
 重量のある男の足を軽々と持ち上げると、クマの尻穴はあっけなく天井へと晒されてしまった。
 窄まりを隠そうと手を伸ばして、クマは顔を真っ赤にした。頭の方へ足が来ているせいで苦し気な声が必死に叫んでいる。
「うお゛っ! こらっ! ヴィーニャッやめろっは、離せっ!」
「大丈夫大丈夫。ちゃんと研修も受けたし、きちんと気持ち良くしてあげるから、ね♡」
 怒鳴るクマを無視して膝裏を持ち上げたヴィーニャは、少年らしい無邪気な笑みを浮かべると、れぇ、と舌を伸ばしクマの晒された秘所を舐めた。
「い゛ひぃっ! やめろっ! あ゛っ♡いやだ、あっ♡だめっ、あ゛ぁ゛♡」
「らめ? そうなの? でもクマの雄尻は俺の舌でペロペロするたびきゅん♡きゅん♡て締まって嬉しそうだよ? ほら♡」
「んぉぉッ♡やめ♡らめらぁ♡あ゛っ♡あ゛っ♡ぁひぃぃん゛♡」
 ヴィーニャが舌を広げて尻穴から会陰をれぇ♡と舐る。
「ほらぁ♡気持ちいいでしょ? んっ♡はぁ♡……たくさんペロペロするからトロトロケツマンコになってね♡」
 ドロドロと唾液にまみれたヴィーニャの舌が、ひく♡ひく♡と蠢く肉の輪を舐り、ちゅぷっ♡と音を立てて侵入していく。
「ああぁ〜ッ♡やだ♡やら♡うぅぅッ♡ヴィーニャくん゛ッ♡らめッ♡それやら゛っ♡」
「ほれっへ? どれ? ベロちゅぽちゅぽするやつ?」
 ヴィーニャはクマの雄尻に尖らせた舌先を細かく何度も突き入れた。
 ちゅぽッ♡ちゅぽッ♡ちゅぽッ♡といやらしい音が部屋にこだまする。
「お゛ッ♡おぉッ♡それぇ゛ッ♡それやめ゛ッ♡め゛ッ♡あ゛あ゛ぁ゛ッ♡」
 ぢゅぷぷぷッ♡と長く濡れた音を立ててヴィーニャの舌がクマの尻穴に深く入り込む。
「ヴィーニャッ♡ヴィーニャく、ん゛ん゛ッ♡舌♡舌抜いて♡抜いてぐれ゛ぇ゛ッ♡ナカやら゛♡変らから゛ぁ゛ッ♡」
 きゅぅ、きゅぅとヴィーニャの舌を締め付けるクマの雄尻のフチ。クマは驚愕に瞳を見開きながら、喘ぎ、逞しい肉体をくねらせている。
 温かく濡れた粘膜を味わうようにヴィーニャの舌先が跳ねまわった。
「ダメなの? じゃあ指にするね」
 言うと、ヴィーニャは指をねっとりとくわえ舐め、それをクマの尻穴にゆっくりと挿入していく。
「あ゛ぉ゛ぉ゛♡お♡お゛ッ……ふぅぅ♡指、おぉっ♡指、だめだっ♡指あ゛あ゛っ」
「指の何がダメ? 痛い?」
「いだぐ、ないそこ♡、ぐりぐりやめ゛お゛ッ♡……へんに、なる゛ぅ゛♡」
「らいじょぶらっへ♡変じゃらくて気持ちいいだよ♡」
 初めての快感に分厚い肉体をびくつかせて戸惑うクマのことを宥めながら、ヴィーニャはとろりと唾液をたたえた舌を尻穴へ差し込み、肉の輪の内側を舐めた。
 更に唾液をまぶしてぬるぬるになった指でゆっくりと腸壁を揉み、抽送の快感を身体に刻み込んだ。
「ん゛あ゛ぁ゛ッ♡あ゛ッ♡ひぃ、ん゛っ♡ゆび♡ゆびやめ゛っ♡え゛ぇ゛♡」
「指ダメ? そうかなぁ? クマの雄尻は俺の指がぬぷぷって入るたび嬉しそうにひくひく♡って、してるし、出て行こうとするときゅぅ♡ってしゃぶりついてくるよ? ほら、ここだってコリコリ♡ってするの気持ちいい〜♡って雄尻が跳ねてる♡」
「ぐお゛ぉ゛♡お゛ッ♡や゛め゛ッ♡オ゛ォ゛ォ゛♡ほッ♡お゛ッ♡お゛ォ゛ォ゛〜ッ♡」
 ヴィーニャのほっそりとした指が抵抗もなく体内へ侵入してくる感触にクマは潤んだ目を見開き、抜けて行く感触にぞくぞくと肌を粟立てた。そして腹側を柔く指で押されると頭がのけ反るほどにきつい快感がクマの肉体を襲う。
 クマの理性はやめてくれと懇願するが、肉体はあられもない吠え声をあげ、腰をヘコヘコ♡と揺らしヴィーニャの与える快感を貪欲に求めていた。
「ちんぽもまたバッキバキに勃起してるし、ドロドロ我慢汁が溢れてきてるよ♡かっこいい勃起ちんぽ♡いっぱい精液出せ♡」
 ヴィーニャは可憐な唇で鈴口に吸い付き、太い幹に舌を這わせながら、更に増やした指で前立腺を揉み尻穴をほぐした。
「あ゛ッ♡あ゛ッ♡ア゛ア゛ァ゛ァ゛♡ヴィーニャぐッ♡ゔお゛ッ♡ほお゛ぉ゛ッ♡」
 快感に、クマの肉厚で毛深い身体がぐね、ぐね、とくねる。
 逞しい腰が痙攣のように跳ね、前立腺を揉むたびにぴゅっ♡ぴゅっ♡と潮が吹き出ていた。
「ぶはっ! ははは♡すっげ〜、クマってばメスイキ潮吹きしまくってる!」
「ほひっ♡ヒィッ♡い゛い゛ッ♡ひぃ゛ぃ゛ッ♡」
 自ら漏らした潮にまみれ強すぎる快感に歯を食いしばるクマを見下ろしてヴィーニャは舌なめずりをすると自身の下半身でそびえ立つ勃起ちんぽをしごく。
「そろそろいいかな~♡」
 勃起ちんぽを尻穴に当てるヴィーニャはわざと自身の我慢汁を塗り付けるようにひく♡ひく♡と口を開ける尻穴へ亀頭を擦り付けた。
「あっ♡ふ、ぅぅっ♡ヴィーニャ、まっへ♡あう♡熱いの……擦り付けんな♡あ゛っ♡」
 すっかり尻穴が敏感になったクマは、亀頭が擦れるたびに低く掠れた嬌声をあげ、どっしりとした身体を卑猥にくねらせている。
「あっつくてヌルヌルの亀頭で、雄尻の穴擦られるの気持ちいいでしょ〜? クマがエッチだから俺も我慢汁ドロドロになってるんだよ♡」
「んあっ♡あっ♡……ダメだ……ダメだって……こんな……」
「ダメなの? どうして? クマは、俺のこと……嫌い?」
 端正な眉を下げて哀しげな表情をするヴィーニャに正面から覗き込まれて、クマはぐっ、と息を詰める。
「き、嫌いじゃない……ヴィーニャ君のことは、好きだけど……それは、弟とか、子どもみたいに思ってて……」
「好きなら良いじゃん! 俺はずっと、クマとえっちしたいって思ってたよ。それに、雄尻の中の気持ちいいとこ、熱くて硬い勃起ちんぽでぐりぐりされたらすっげー気持ちいいよ? やってみたくない?」
 硬く張り詰め、ぬるぬるの体液をまとった勃起ちんぽを、真っ赤に熟れ、ひく♡ひく♡と開閉する穴へ擦りつけるヴィーニャ。
「んっ♡……それは……く♡あっ♡」
 催淫効果の含む体液を弱い粘膜に塗り付けられ、強い快楽を味わった人間の肉体は、淫魔の囁きを拒絶し切れない。
「じゃあ入れるね♡雄尻の穴、力入れて広げといて♡」
 ヴィーニャの言葉に思わずクマは眉根を寄せて、ぐっといきむ。
 広がった穴に、ぐちゅっ♡、と音を立ててゆっくりと体内に埋まっていくヴィーニャの勃起ちんぽ。
「ン゛ォ゛♡お゛お゛ぉ゛ッ♡ほッ♡お゛ッ♡ほぉ゛っ♡お゛ォ゛ォ゛〜♡」
 ずる、ぬぢゅっ……ぬぷぷぷッ♡
 体内の粘膜を擦り上げ侵略してくる熱く硬い肉棒にクマの肉体は痺れるような甘美で強烈な快楽に支配される。
 快楽に迸る吠え声を上げながら、クマは戸惑った表情を浮かべいる。
「俺のよだれでべちょべちょにしたし、ちんちんも我慢汁まみれでねとねとだから、初めてのクマもちゃんと気持ちくなれてるよな? なぁ? 気持ちいいよな? 俺はぁ……あッ♡う、ぁ♡ああっ♡超、気持ちいいぃぃ♡」
「うぅッ♡い゛い゛っ♡い゛い゛ぃ゛ぃ゛ッ♡ヴィー、に゛ゃ゛ッ♡あ゛っ♡ら゛め゛ら゛ぁ゛~♡ぐる゛ッ♡変なの゛ぐる゛ぅ゛ッ♡い゛い゛ぃ゛ン゛ッ♡イ゛ぐッ♡イ゛ぐぅ゛ぅ゛ッ♡ゔゔゔッ♡」
 ヴィーニャの勃起ちんぽがゴリゴリゴリッ♡と腸壁を擦り上げ、最奥を突くたびに、クマの肉棒から潮が噴き出している。
 ヴィーニャが獣の毛に覆われた細い腰を引くたびにずるずる♡と快感に狭まる肉筒を擦りながら抜けて行く勃起ちんぽを惜しむように尻穴のフチが壺口となってしゃぶりつく。
 抽送のたびに、びくんッ♡びくんッ♡と巨躯を跳ねさせているクマの太い腕が、逞しい足が、ヴィーニャの身体にしがみつく。
「あぉ゛ン゛ッ♡お゛ッ♡おぉッ♡おほ♡ほッ♡ぉ゛お゛お゛〜ッ♡」
「あ♡キツッ♡ちんぽがクマの雄尻に搾られてるぅ♡出そ♡ああっ♡んんッ♡も、だめ♡もう出ちゃう♡あッ♡♡出るン゛ッ♡」
 クマのうねる雄尻の奥へ、ぐりぐりと亀頭を押し付け、細い腰をへコヘコ♡と揺らして、ヴィーニャは貪欲に、最後の一滴まで残らず、クマの雄膣のナカへと精液を吐き出した。
「んんッ♡ふっ……ん、はぁぁ~♡気持ちいい~♡ねぇ、気持ちよかったよね? クマ」
 クマの巨体にしがみついて頬擦りしながら語りかけると、クマの眉尻は下がり、眼鏡の奥の目を潤ませている。
「んっ♡うっ♡……はっ♡……お、お、れは……こんな……ヴィーニャ君のこと、息子のように、思ってた……のに……」
 事後の、色を滲ませた荒い息を吐きながら、鼻声でぐずぐずと呟くクマの髭面にちゅっ♡ちゅっ♡と口付けを落としながらヴィーニャは機嫌よく微笑む。
「えぇ〜? おれだって、クマのことお父さんみたいに思ってるよ♡お父さんとえっちするの気持ちいいね♡……ん、ぁぁ……♡クマの泣き顔、かわいい♡またちんちんバキバキになってきちゃった♡」
 少年らしく快活に微笑んでいたヴィーニャが、とろりと瞳を淫靡に蕩かせ、硬さの蘇った肉棒をぐちゅっ♡ぐぢゅっ♡と抽送し始めた。
「あ゛ッ♡だめっ♡だめだッ♡ちがうっ、む、すこっ♡……息子と、こんな、あっ♡あッ♡あ゛ッ♡ん゛ぁ゛ぁ゛ッ♡」
「えぇ〜、だめ? 気持ちよくない? 痛い?」
 ヴィーニャが腰を打ちつけながらしょんぼりとした顔で尋ねると、クマの眉根にシワが寄り、ぐぅ、と唇を噛み締めた。淫蕩に潤んだ瞳はひそかに、ヴィーニャの与える法悦をねだっている。
「い゛ッ♡ひッ♡い゛い゛ッ♡い、痛く、ないっ……あ゛ッ♡き、気持ちいい♡……ひ♡いいッ♡いいぃ゛〜ッ♡い゛い゛ぃ゛ッ♡い゛い゛ぞッ♡ヴィーニャッ♡きもちい゛い゛ぃ゛ぃ゛〜ッ♡」
「よかった~♡クマもきもちイイよね♡あっ♡雄尻ぐにゃぐにゃしてる♡かわいい♡クマの雄尻に、俺のちんちんしゃぶられてる♡たまんない♡」
 パチッ♡パチッ♡と肌を打つ激しい音がする。
 ぐちゅ♡ぬぢゅっ♡、と交じる粘膜が立てる、いやらしい水音が絶え間なく響く。
「ふぉ゛ッ♡お゛ッ♡ケツい゛い゛ぃ゛ッ♡♡むすこのちんぽ♡ケツでちんぽしゃぶるのぉ゛♡イ゛イ゛〜ッ♡むすこちんぽぎも゛ぢィ゛ィ゛ィ゛ッ♡」
クマの背がぎゅっと丸まり、身体全ての筋肉が緊張する。逞しい手足がヴィーニャの細い身体にしがみつき、濡れて痙攣する腸壁がぎゅぅぅッ♡と締まった。
「あははッ♡めちゃくちゃ締まった♡ちんぽ取れそうッ♡♡精液搾り上手♡クマ、息子ちんぽきもちいい? これからいっぱいしよーね♡おれ、クマの精気すごい好き♡クマの精気ずっと欲しい♡おれのこと息子って思ってくれて嬉しい♡あっ♡出るッ♡クマパパの雄尻の奥に、息子のおれが種付けするッ♡良いだろ? 良いよ♡って言って? パパの奥に種付けしていい♡って言って?」
「ふぉ゛ッ♡お゛ッ♡お゛ぉ゛ッ♡お゛ん゛っ♡お゛ッ♡い゛い゛ッ♡♡い゛い゛ぃ゛ッ♡♡パパの゛お゛ぐ♡おぐぎでぐれ゛ッ♡パパの゛な゛がッ♡な゛がに゛種付けッ♡精液出じでほじぃ゛ッ♡い゛い゛ぃ゛ッ♡」
「あっ♡うれしい♡いっぱい出すッ♡パパに種付けするッ♡クマパパの奥にいっぱい出すッ♡あっ♡あぅッ♡出る、出ちゃうッ♡ん゛ん゛ぅ゛ッ♡」
 ヴィーニャは狭まりうねる腸壁に搾られるまま、亀頭を最奥の肉へと擦り付け、精液を叩きつけた。
「ン゛ッ♡んぉ゛ッ♡お゛ッ♡……ふぅ゛ッ♡……ぐ、ぅ゛♡」
 ぐりぐり♡くちゅくちゅ♡と残滓を吐き出すためのゆるい腰振りにさえ、クマは低く蕩けた唸り声を上げ、肉体を跳ねさせている。
「はぁッ♡はぁっ♡……はぁぁ〜♡……気持ち良かったぁ♡クマの精気すげぇ美味かった〜♡」
 淫らに蕩けた表情で、虚空を見つめるクマの顔に、ちゅっ♡ちゅっ♡と執拗に口付けを降らせる喜色満面のヴィーニャ。絶頂の余韻に震え続ける肉厚の身体をぎゅっ♡と抱きしめて赤くほてった耳に唇を寄せた。
「クマ、これからずぅっと一緒だよ♡」
 そう囁くヴィーニャの言葉に呼応するように、クマの下腹部に不思議な紋様が浮かび上り、明滅していた。



 ―― 了 ――
 

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鶯命丹 2023/11/18 11:32

ハロウィンの夜に

【試し読み】


【あらすじ】
 ハロウィンの夜に人外吸血鬼ショタに食われながら抱かれるスキンヘッドの小太りのおっさんの話。
 
【傾向】
 ショタ攻め×おっさん受け、吸血鬼、美少年攻め、デブ受け、吸血行為、カニバリズム、尻舐め、濁点喘ぎ、汚喘ぎ、ハート喘ぎ


 吸血鬼ショタ咲夜君とペットの子豚ちゃん厚司おじさんがハロウィンにかこつけていつも通り食ったり食われたりしながらやってるだけのやおい話。
 全文15000文字は支援者様限定


 ――――――――――――――――――

  吹き抜ける山の空気がひんやりと冷えてきた。
 小さな山ではあるが、秋の訪れが街よりも早く、既に木々が色づき始めている。
 夏の頃には濃い緑色をした葉が、徐々に赤や黄色に染まっていく景色を見るともなしに見て、厚司はもう秋になるのかとぼんやり思った。
 ついこの間までは土いじりにしても、屋敷の掃除にしても、すぐ汗だくになっていた気候が今は半袖では涼し過ぎるくらいだった。
 吹き抜ける風に混じって甘い金木犀の匂いがする。
 学も風雅も解さない厚司でも分かる、匂いの強い黄色い花をつける樹木を思い浮かべていると、ゴロゴロと台車の転がる音が聞こえてきた。
 振り向けばそこには台車を押す門真と、その横に着いて歩く咲夜の姿があった。
 厚司の視線に気づいた咲夜が手を振る。
 作業を止めて台車の方へ近づくと主従はにこやかに厚司を迎えた。
「見て! もうすぐハロウィンだからカボチャいっぱい持ってきたの」
 はしゃいだ咲夜が腕に飛びつく。しかし、厚司の視線は台車に注がれたままだ。
「これ、食えるやつですか?」
 鮮やかなオレンジ色をしたカボチャを指差すと門真は優雅に首を振る。
「いいえ、これは食用ではなく飾り用です」
「一緒にランタン掘ろうよ」
 そう言って咲夜は厚司の腕を掴み屋敷の玄関前へと座り込む。
 門真が続いて、懐から取り出したのは小さなナイフだった。
「お願いします」
「ああ、はい」
 差し出されたナイフを受け取って厚司は目の前のカボチャたちに目と鼻と口を入れるため、オレンジ色の皮に刃を突き立てた。
 
 掘り始めは、ハロウィンの夜にふさわし過ぎる不気味でグロテスクなジャック・オ・ランタンを生成していたが、三つ目にもなると、なかなかの出来映えになったかぼちゃを見て、厚司はひとり小さく頷く。
「上手になってる」
「なかなか良いだろ?」
 覗き込む咲夜が、にっこりと笑って言った。
 そうして量産したジャック・オ・ランタンたちを玄関やリビングなどに飾っていく。
 季節のイベントごとなど縁のない人生を送ってきた厚司だが、やってみると案外楽しい。テーブルの上にドンと居座るランタンをぽんぽんと叩いて、口元を綻ばせた。
 真似るように小さな白い手を伸ばしぽんとランタンを叩く咲夜が「今日ね、かぼちゃのポタージュだって」と嬉しげに言う。
「へぇ、そんな洒落たもん食ったことないな」
「楽しみだね」
「お前も食うのか」
「ううん、食べないけど」
 咲夜は、人間の食事をあまり食べない。
 食べなくても問題ないし、食べてもほんのり味の付いたガムや砂を食うような味気なさを感じるのであんまり。とは咲夜の弁だ。
 自分には関係のない他人事を楽しみだと笑う咲夜を見下ろして「食べないのかよ」と、厚司は笑う。
「うん。子豚ちゃんが美味しい物食べてるのを見るのが好きだからね」
 恥ずかしげもなく言って笑う咲夜の存在は、厚司をどうにもむず痒い気持ちにさせる。
 うろうろと視線を彷徨わせた。
「ふぅん、そうか」
 まっすぐに向けられる気持ちに対応しきれず、不自然な物言いをしてしまう厚司を見て、咲夜は更に相好を崩した。

 
  薄暗い部屋で本をめくっていた厚司の元にコツコツ、とノックの音が響く。
 厚司が返事をする前に、部屋の中にかぼちゃのランタンを持って咲夜が入ってきた。
「見て! ほんとにランタンにしたの。かわいいでしょ」
 ろうそくと、かぼちゃの橙色に照らされた咲夜はにこにこと機嫌良く笑っている。
「かぼちゃのランタンて、重くないか?」
 吊るすのではなく腕で抱えるように光るかぼちゃを持っている咲夜を見て、厚司も笑った。
 暖かそうな色に照らされ、背後のドアに咲夜の影がうつり、厚司は一瞬固まった。
 咲夜の影の形がおかしい。
 妙にいびつで、不自然に盛り上がったり、凹んだりしている。
 まるで咲夜がこの世のモノではないのを知らせるように、人とは違うの姿をした影がドアから壁に伸び、ろうそくのゆらめきにしては大きく、脈打つように蠢いていた。
 厚司は影から目を離せず、震える息をか細く吐きながら大きくなる影を見上げている。
 そこに――
「子豚ちゃん」
 呼ばれた声にハッとして視線を下へ向ける。
「おわっ! き、急に、ちけぇよ……驚かすな……」
 ドアの前にいた咲夜は、いつのまにか厚司の目の前に移動していた。
「子豚ちゃんがよそ見してるからだよ。ね、こっち見て」
 咲夜はおもむろにかぼちゃをテーブルに置くと、ソファーに膝をつき、厚司の膝を跨ぐ。
 小さな白い手が厚司の顔や頭を撫で、まるであやすように顔中にキスを降らせてくる。
「やめ、ぉむっ」
 やめろという前に唇で塞がれ、出かけた言葉ごと食いつかれた。
 ぬるりと侵入してくる舌に、舌さえ絡め取られたが、厚司は抵抗しなかった。
 ただ、横から当たる橙色の灯りに炙り出された影は今どうなっているのか、それが少し気がかりだった。
 じゅっ! と強く舌を吸われる。
「ゔ、ぐ」
 痛みに呻く厚司を笑う軽やかな吐息。
 笑われた腹立ち紛れに、厚司は咲夜の細い顎を掴むと、お返しに舌を絡め、吸い、唇を唇で喰み引っ張った。
「ふふっ、はははっやめて子豚ちゃん! 唇引っ張らないで」
 咲夜は破顔し、頭を振って厚司から逃げた。
 仕返しに成功した厚司は、追撃に手を伸ばして咲夜の髪をくしゃくしゃに混ぜた。
 
 
 夜。
 部屋で一人でいるとノック音がする。
 いつもなら間髪入れずに入室してくる相手が、入ってこない。
「どうした?」
 不信がりつつ扉を開けると、やはり相手は咲夜だった。
 気に入ったのかまたランタンを抱えてにこにこと笑みを浮かべている。
「お菓子をくれなきゃいたずらするぞ」
 淡い色の唇が開き、咲夜はハロウィンの常套句を呟く。
「お菓子なんかねぇよ」
 そう答える厚司の脇を抜け、勝手に入室する咲夜。
 厚司はその後を追ってドアを閉めた。
 咲夜は我がモノ顔で、室内を歩くと枕元にランタンを置き、くるりと振り返る。
 ランタンの光で逆光となった少年が、影の濃く落ちた顔でにやりと笑った。
「あるじゃない。こんなおいしそうなお菓子が」
 橙の光に照らされた白い手が差し伸べられる。白く、細い子どもの手に映る、揺れるろうそくの光。
 その手の意味を理解する前に、厚司の手は反射的にそれを掴んだ。
 ふっと笑いを含んだ吐息が漏れ聞こえる。
 柔らかく引かれた手に従って、厚司の身体がベッドへ、ストンと腰掛けた途端、咲夜はするりと膝の上に乗り上げてきた。
 ほの暗いランタンの灯に浮かぶ、咲夜の蠱惑的な微笑みが迫る。
 しなやかな腕が首に回され、笑んだ唇がそっと触れた。
「ん……」
 柔らかく小さな感触に慣れず、思わず身体が揺れた。
 そんな厚司の反応に、咲夜は「ふふふ♡」と笑い、そのゆるく開いた唇で喰むように口付けが深くなる。
 小さな唇がちゅ、ちゅぅ、と唇を喰み吸う。
「ん、う……あ♡」
 舌先がつぅ、と歯列をなぞる刺激に厚司の喉から甘ったるい声が漏れた。
「はっ……ふ、ぅん♡」
 咲夜の小さな唇からでろり、とはみ出る舌は、人間ではあり得ないほど長く太い。
 異形である咲夜の大きな舌に、口内がいっぱいになる。
 限界まで頬張った口内を異形の舌がぬるぬる、ぞりぞりと舐っていく。粘膜をくすぐられる感覚に厚司の背すじがぞくぞくと粟立った。
「ん゛♡ふっ……はぁ、あ゛っ♡ぅう♡」
 這い回る咲夜の舌が口内を征服している。大人の男が苦しむほど頬張ることになる舌の質量が、目の前の小ぶりな顔のどこに入っているのか不思議で、厚司は咲夜の両頬を包み弾力のある柔肉をむにゅと揉んだ。
 薄く閉じた瞼の隙間から咲夜の目がニンマリと細まるのが見えたその時――
 ブヂュッ
「あ゛がぁ゛ッ! あ゛ッ! はあ゛あ゛ッ」
 厚司は濁った悲鳴を上げる。
 ずる、じゅる、と吸い出された厚司の舌の真ん中には大きな穴が開いている。
 どぷ、どぷ、と脈拍に合わせて血が穴から盛り上がり、舌先に伝わり垂れる寸前に咲夜が食い付いた。
 じゅっ、ずる、ずるる
 体液を啜る、不快な音がろうそくの光に揺れる部屋に響く。
 反射的に身体を丸め俯く厚司の顔を、細い指が捕えて離さない。溜まった唾液と血液を舌ごと啜られ厚司が呻いた。
「うぐっ、ぉ゛お゛……ん゛、ふっ……お♡」
 苦痛に満ちていた呻き声が徐々に甘さを含んだ嬌声に変わっていく。
 吸血鬼の体液に含まれる淫毒が痛覚を鈍らせ、代わりに快感を強く感じるように獲物の感覚を作り変える。
 顔を掴んでいた咲夜の指が淫靡さを滲ませて厚司の猪首を撫でた。
 首筋を撫で降りて行った咲夜の手が服越しに尖った乳首をいじくる。
「ん、う♡ふ……あ♡はぁ、あっ♡」
「乳首、勃ってる♡」
 両胸の乳首をかりかり、すりすり、と指先で優しく愛撫され、血の垂れる舌を強く吸われると厚司の肉体にはえも言われぬほどの甘い痺れが広がっていく。
「あっ♡あぅ゛っ♡うぅ、ふ♡ぐっ、ゔぅッ♡」
 舌を吸い出し、ちゅぷ♡と音を立てて離すと、出血はすでに止まっていた。
 次の血を求め、咲夜の唇がちゅっちゅっと頬に、鼻に、瞼にと、落ちてくる。
 捕食のための品定めとわかっていても、厚司の身体は口付けの度にぞくぞくと甘く痺れ、甘美な期待に熱っぽい息を吐いた。
「ふぅ♡……あ♡」
「やっぱりここかなぁ。すごくドクドクしてる」
 咲夜の唇が顎を辿り、太い首へと下がっていくと脈打つ首筋を見つけた。形の良い唇を美しい笑みの形にして、咲夜はちゅっ♡ちゅぅ♡と厚司の首筋を吸い、長い舌で、れぇ♡、と舐めた。
「はぁ♡かわいい♡美味しそう……はぁ♡好き♡食べちゃいたい♡」
「うっ……あ゛ぁ゛ッ♡」
 熱い息を吐き、首筋に吸い付いていた咲夜の牙が、厚司の肌を噛んだ。
 ずるッ、じゅぶ、じゅる、と傷口にむしゃぶり付き、血を啜る振動が厚司の肉体に快感として認識される。
「い゛ッ♡ひぃ♡はっ、はっ♡はぅ♡ン゛ッ♡ん♡あ゛あ゛っ♡」
 咲夜の唇が更に大きく開き、がつ、がつ、と肉を齧り取る。
 生きたまま少しずつ喰われる経験など恐怖と苦痛しかない筈が、厚司のだらしなく開いたままの唇から溢れるのは低く蕩けた喜悦の声に他ならない。
 じゅる、ずる、ずるる
「あ゛あ゛うッ♡ん゛っ♡……はぁっ♡はぁ♡あ゛あ゛あ゛〜ッ」
 強く吸われる振動が、傷口を抉る舌が、肉を噛む牙が、厚司の脳を、快楽で焼き尽くす。
「はぁ〜……♡おいし♡」
 傷口から顔を上げた咲夜の口の周りが血だらけだった。
 長い舌を伸ばし、ぺろりと血まみれの唇を舐める咲夜の顔が、オレンジ色にぼんやりと浮かび上がる。
「まだこんなにたくさんあるなぁ……僕のお菓子♡」
 咲夜がにんまりと厚司を見下ろす。
 丸い腹を撫で、やわやわと胸を揉む。
「うぅ♡ふ、ぅ♡……は、ぁ♡」
 厚司は眉をひそめ、かすかに肉体をよじらせている。
 咲夜の小さな白い手が、分厚い肩を優しく押す。
 その手に従って厚司はごろりとベッドの上に寝転がった。
 咲夜は艶然と微笑みながらお気に入りのお菓子のラッピングを解く。
 裸に剥いた厚司の胸には、ツンと乳輪から尖った乳首を貫通するピアスがわずかな光を反射して瞬いている。
「かわいい乳首♡いつ見てもかわいい♡ずっと興奮できる♡」
 咲夜の唇が祝福のように優しく、尖った乳首に降り注ぐ。
 何度も何度も触れるだけの柔らかい口付け。
 厚司の胸が、口付けの度に反り、何かをねだるように卑猥にくねった。
「あっ♡咲夜……ふぅ♡うぅ♡……咲夜♡頼む、乳首♡乳首吸ってくれ♡乳首、噛まれたい♡頼む♡」
 とうとう口に出してねだる厚司の顔は剃り上げた頭まで真っ赤に染まっている。
「乳首噛んで欲しい? ここ、ガリッて噛んで赤ちゃんみたいに吸っていいの?」
 咲夜は細く小ぶりな指で両の乳首を摘むと、弾力を楽しむように潰したり、ひねったりともてあそんだ。
「あ゛っ♡うぅ♡そう、だ♡咲夜に噛まれて、乳首、吸われるの好きだ、から……頼む♡」
 厚司は太く毛深い腕で顔を隠すと、欲望を吐露した。
 鎖骨まで赤くなり、血の止まったはずの首筋からつぅ……と血が垂れる。
 垂れた血を、長い舌でべろりと舐め取って咲夜はにっこりと無垢な子どもの顔で微笑んだ。
「僕も子豚ちゃんの雄っぱい吸うの好き♡」

 
「んっ♡んん゛ッ♡ふ、ぅ……♡うっ♡」
 ちゅっちゅっ♡ちゅくっちゅくっ♡
 可愛らしい吸引音がランタンの揺れる灯りに照らされる部屋に響く。
 咲夜はうっとりと、安らかに目を閉じて厚司の胸に顔を埋めて乳を吸っている。
 片方の乳首は、手なぐさみにいじくり回している。
「ん゛ッ♡んお゛っ♡おっ♡おん゛ッ♡」
 赤く腫れあがった乳首を強く吸い、牙を立てる。
 ぶちゅっ、と肉を噛み破る感触に咲夜の唇がほころび、こぼれ落ちる血が咲夜の口内を赤黒く染めた。
 舌で乳首を転がすとコロコロ、コロコロと当たるピアスの固さが咲夜を楽しませた。
「ん゛ん゛っ♡うぅ♡おッ♡」
 ちゅっ♡ぢゅっ♡ちゅくっ♡
 短く強く吸うたびに厚司の喉から短く低い呻きが漏れる。
 その声を聞くたびに、咲夜は自身の胸に愛と欲が湧き上がるのを感じていた。
 快感に喘ぐ目の前の男を噛み締めて、肉を食い破り、甘い血を飲み干してめちゃくちゃにしたい。
 全部食べて飲み込んで自分のものにしたい。
「あッ♡さくや゛ッ♡あっ♡あぁッ♡」
 欲望のままに強く乳首を吸うと、厚司はひときわ大きく吠え、太い腕で咲夜の頭を掻き抱いた。
 ぢゅる♡ぢゅっ♡ちゅく♡
 強く吸うたび鮮血が溢れ、ぷるぷると弾力のある乳首が舌で踊る。カチカチ、とピアスを歯で噛み鳴らす。
「ひっ♡うぅ♡う……ん゛ぅ゛ッ♡」
 厚司の反応を見るたびに、尖らせた乳輪を貫くピアスを見るたびに、咲夜の脳は愛着に蕩けて顔がゆるんでしまうのだ。
 強い愛しさを感じていつも、乳首を吸って欲しいと言うようにしむけて、そして思惑通りにねだる厚司が愛おしかった。
 ちゅぷっ♡
 血の止まった乳首を唇から解放する。ぷっくりと腫れて扇状的になったそこへ軽く口付けをすると仰向けで喘ぐ厚司をころりと転がしてうつ伏せにした。
「今日は後ろからしよ? 子豚ちゃんの雄尻後ろから食べたい♡」
 淫毒と快楽に犯された厚司の唇は動く事なく、ぽっかりと開いたまま、荒い息をこぼしている。
 咲夜はじっとりと汗ばんだ広い背を見下ろした。むっちりとした尻たぶをわし掴むとむにぃと形を替えるそれに、咲夜はバラ色の頬を綻ばせる。
「ふふふ、子豚ちゃんの雄尻かわいいね♡」
 咲夜が機嫌良く呟き尻たぶを揉みしだくと、厚司の腰がびくっ♡びくっ♡と跳ねた。
「いつも僕のこと気持ちよくしてくれるかわいい穴も見たいなぁ♡」
 細い指に力を込めてぐっ、と尻たぶを広げると、ひくつく窄まりが暗いオレンジの光にかすかに見える。
「いた♡かわいい穴にキスしてあげる♡」
 にんまりと、喜色満面に微笑む咲夜が尻肉に顔を埋め、長い舌で、窄まりをれぇ♡と舐めた。
「んぉ♡おっ♡おぉ♡おぉん♡んっ♡んんっ♡」
 ずる、ずるる
 はしたない音を立てて、舌は窄まりを舐め回す。
 平たくした舌で広く舐り、尖らせた舌先で窄まりの中心を突くと、招くように口を開けて舌を飲み込んだ。
「あ゛ッ♡あぁッ♡ケツ♡ケツすごッ♡お゛ッ♡お゛ッ♡ナカ♡あ゛っ♡あ゛っ♡い゛い゛ぃ゛ッ♡」
 敏感な粘膜を、ぬめる唾液をまとった長大な舌に容赦なく舐め回され、強烈な快楽が厚司の脳を燃やしていた。
「お゛ッ♡お゛ッ♡お゛ほッ♡オ゛ォ゛ッ♡ひッぃ゛ン゛ッ♡い゛い゛ぃ゛ぃ゛ッ♡」
 厚司の脚はいつのまにか開き、はしたないガニ股になっていた。
 肉厚の尻がカク♡カク♡と卑猥に揺れて自身の弱点を咲夜にさらけ出し、擦り付けている。
 肉の快楽に正直に動く肉厚の身体を撫でながら咲夜はほくそ笑む。
「あ゛っ♡あ゛っ♡あ゛ッ♡ぁ゛ぁ゛ぁ゛〜〜ッ♡」
 枕に埋まった厚司の口から、だらしなく蕩けきった遠吠えが漏れた。
 緩んだ口元から血の混じったうす赤色の唾液が垂れる。
 ヘコッ♡ヘコッ♡と揺れる太い腰は、快感に正直にベッドへ勃起肉を擦り付け、雄膣の気持ちいいところを咲夜の舌に押し付けていた。
 それに気づいているのは咲夜だけ。
 ぢゅぷッ♡ぢゅっ♡ぐちゅッ♡
 きつく収縮する雄膣を舐りながら、咲夜はにんまりと目を細めて乱れる厚司を見つめている。
 ずる、ずるる、ぢゅっぽッ♡
 「お゛、あ゛ぁ゛ン゛ッ♡」
 ゆっくりと窮屈になった肉壺から抜けていく異形の舌。
「はぁ……♡おいし♡……美味しい子豚ちゃんのナカ、今度はおちんちんで食べさせてね♡」
 うっとりと妖艶な笑みを浮かべる咲夜が、うつ伏せの厚司の肉体に乗り上げ、じっとりと汗の滲んだ後頭部を優しく撫でながら、子どもの身体には不釣り合いの、勃起した巨根で豊満な尻肉を掻き分けた。
「あっ♡んぅ♡子豚ちゃんの雄尻のお肉、気持ちいい♡むちむちお肉でおちんちん挟むの♡好きぃ♡」
「あ゛ッ♡あぁ♡はぁ♡あっ♡」
 尻肉に擦り付けられる熱い肉塊を、厚司の尻がヘコヘコ♡と扱くように動く。
 挿入を待ち侘び、媚びる腰振りに咲夜の頬が艶笑を浮かべた。
「子豚ちゃん、おちんちんおねだり上手だねぇ♡あっ……♡ん♡はぁっ入った♡……入っちゃったぁ♡あふっ♡ふふ……雄尻、きゅう♡きゅう♡って僕のおちんちんおしゃぶりしちゃってるねぇ♡」
「ン゛ッ♡お゛お゛〜ッ♡お゛ッ♡ほ♡ぉおッん♡」
 擦り付け合っていた互いの秘所が、ぐぢゅっ♡と音を立ててひとつになった。
 亀頭を舐るように収縮する尻穴の淵を突き抜け、ずるずると濡れた体内へ張り詰めた巨根を挿入していく咲夜。
 厚司は弱々しく震えた遠吠えを上げ肉体をビクッ♡ビクッ♡くねらせている。
 ……ぱちゅ♡……ぱちゅっ♡……くちゅ♡
「お゛♡、ほぉぉ〜♡おんっ♡ん゛ッ♡ほぉ゛ぉ゛〜ッ♡」
 ゆるやかに刺突する咲夜の勃起肉。ゆっくりと引く肉棒に吸い付く雄膣はその口をはしたなく壺口に伸ばしている。
 カリ首に引っかかりめくれかけた尻の淵を、今度はゆっくりと押し戻していく。咲夜の薄い下腹が厚司の肉厚の尻肉に触れるまでゆっくりと腸壁をくすぐり続ける巨根。
「ひ……ぉ♡おぉぉ♡ンッ……ほ、ぉ゛ぉ゛〜ン゛ッ♡」
 既に前後不覚に陥り、淫獣の如く快楽に媚びた吠え声を上げている厚司を見下ろし、咲夜はあえて話しかけた。
「ねえ、ゆっくりピストン気持ちいい?」
 ……ぬぢゅっ♡……くちゅっ♡ずぷぷぷ……ぐちゅっ♡
「あ? ……え? ン゛ン゛♡……あ゛ぁ〜♡ひっ♡ふうう〜ッ♡う?」
 淫毒に侵された厚司の脳は、咲夜の問いかけに応えることが出来なかった。
 かろうじて問いかけられていることはわかったらしく、疑問符を浮かべただらしない嬌声が開きっぱなしの唇から漏れた。
「僕もゆっくりピストン好きだよ♡でも子豚ちゃんの奥におちんちんの先っぽ、くちゅくちゅするのも好き♡」
 咲夜は突っ張っていた腕を曲げて厚司の背にぴったりと身体を預けると、肉の詰まった腹に腕を巻きつけ小さな尻をぐりぐりと回すように動かした。
「あ゛ぉ゛♡お゛♡お゛ほ♡ぉ゛お゛ん゛ッ♡」
「あははっ♡ぐりぐりするたび気持ちいい声出ちゃうねぇ♡」
 パンパンに張り詰めた亀頭で結腸口を捏ねられ、バッキバキに充血した巨茎で前立腺を揺すられて、厚司の腸壁はうねうね♡ぐにぐに♡と、激しく収縮し続けている。
 射精を伴わない雌の絶頂が止むことなく厚司の肉体に降りかかっていた。
「お゛ゔッ♡ゔッ♡っ……ぅぐっ♡……ッゔゔゔッ〜〜ッ♡」
「はぁ〜♡むちむちしてて気持ちいい♡パンパンに詰まった肉袋ちゃん♡かわいい♡パンッて破裂させたい♡」
 うつ伏せの厚司の上に身体預けきって分厚い身体をきつく抱き締めると、咲夜は欲望のままに激しい抽送を繰り出した。
「あっ♡あっ♡子豚ちゃん♡かわいい♡お肉の中に出す♡あっ♡ンッ♡あったかお肉にぶっかけるの好き♡はぁっ♡アッ♡イくッ♡」
 咲夜はひときわ深くに勃起した巨根を突き刺すと、華奢な腰をくねらせ、射精した。
「あ゛ッ♡あ゛づ、い゛♡お゛ぐ♡ひぎ♡……グッ♡グる゛ッ♡……ッ、イ゛ィ゛ィ゛ッ♡♡」
 組み敷かれ、体内に種付けされた肉袋たる厚司は尻穴で咲夜の勃起肉の収縮と、最奥にじんわりと広がる熱い温度に一瞬、身体をぎゅっと緊張させ、すぐに体内の肉膜をぐにッ♡ぐにゅ♡、と蠢かせた。
 ビクッ♡ビクッ♡と痙攣する背中にはじんわりと汗が滲んでいる。濡れた背中を長い舌でれぇ♡と舐って小さな口いっぱいに肉を吸う。
「ひッ……ぐぅッ♡」
 肉を吸われたことにより、厚司の雄膣をぎゅぅ♡と狭まり、背中が跳ねる。
 その反応が可愛らしく咲夜は口いっぱいに頬張った肉に思いっきり牙を突き立て噛み締めた。



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鶯命丹 2023/06/12 23:20

チョコレートを食べるふたりの話

2023/8/26(土)pictSQUAREにて開催される「関係性自論3」に出ます。
以前ビーボーイコンテストの投稿「村人A、魔王の心臓を手に入れる」を加筆修正して、データ販売します。

加筆するにあたって、新しい話を入れたかったので、今回村人ロアと、魔族のケルエスがチョコレートを食べる話を書きました。
チョコレートって昔は媚薬だったんだって(意味深)という話です。
ちょっとあいだがあいたので、キャラクターが微妙に違うかもしれない……
前に書いた方はきちんと見直して修正して本にします……(まだ修正してない。怖くて読み返せない……)

チョコレートの話は、データ販売の本にも入れる予定ですが、せっかくできたので支援者様限定で先行公開いたします。
ビーボーイに応募した二話も期間限定で公開しますので、よろしければ合わせてご覧ください。

【前編】
https://ci-en.dlsite.com/creator/14567/article/889820
【後編】
https://ci-en.dlsite.com/creator/14567/article/889825

【攻め】ロア
 ごく一般的な農村出身の少年。ひょんなことから自分の心臓は魔王の心臓だったということを知る。元の心臓の持ち主、魔族のケルエスに心臓で生成される魔力を返すために中出しセックスをすることになる。

【受け】ケルエス
超強い魔族の長。無尽蔵の魔力に屈強な巨体を持つ強気、傲慢、単純なつよつよ魔族。角が生えてて四肢は毛むくじゃらの人外。
心臓の魔力を返してもらうためにロアに中出しされる。

本編後の話。ふたりは結婚済。
ハート喘ぎ、尻舐め、受け攻めともにフェラ描写あり、軽度の媚薬プレイ

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鶯命丹 2023/03/31 21:00

けんた食べたい

けんた食べたいってメッセージが来てしょうがねぇなぁってまんざらでもない謙太郎40代ガチムチのおっさんが年下の若い恋人のために浣腸して風呂入って尻穴ほぐしてそわそわしながら帰宅するのを待ってるとそこに歳下の恋人蒼梧くんが帰ってきてケ○タッ○ーの袋見てあっ……!ああそっちね!って動揺する話


ライトですが浣腸描写・嚙みつき描写あり
後半尻舐めあり
ハート喘ぎ・濁点喘ぎ

謙太郎――受け・40代・筋トレとアウトドアが趣味のガチムチおっさん。タチに見られるがドネコすぐにゃんにゃん鳴く。日焼けして褐色。よく笑う人懐っこいタイプだがガタイが良いので初対面いかつい印象
蒼梧――攻め・20代・ジムで出会ういかつくてかっこいい謙太郎に一目惚れしてひそかに通う時期を合わせたりしてた。今時の男の子らしく清潔感のある○流アイドルみたいなさっぱりオシャレ細マッチョボーイ。男女問わずモテる。読モとかやってた。多分今はショップ店員。インス○とかやってる。オシャンティな見かけから想像しづらいが、案外ズボラで大食い。ファッションは好きだけど映え飯には興味ないタイプ。歳とると太るぞ。
おしゃれシティボーイ×野暮ったガチムチおっさん


 
 
 金曜日の午後、一服休憩中に見た謙太郎のスマホにメッセージが表示される。
 
『けんた
 食べたい』
 
 相手は歳下の恋人、蒼梧からだ。
 付き合って数ヶ月。
 つい最近、二人は身体を重ねる関係にまで至り、今日の夜には謙太郎の家に泊まりに来る予定だった。
 ここまで条件が揃っていれば、勘違いするのも仕方ない。
 ――まったく……昼間からこんなメール寄越しやがって……
 ひとり渋面を紅潮させて、スマホをスラックスにしまい込んだ。
 
 蒼梧と出会ったのは通っているジムで声をかけられたのがきっかけだった。
 すらりとしたスマートな体格に洒落たジムウェアの若い青年が、汗だくでドリンクをあおるおっさんに「めっちゃ鍛えててかっこいいすね」などと話しかけてくるのだから一瞬面食らったが、褒められて悪い気はしない。
「ああ、いやあ……頑張りました」
 ひと回り以上若く見える青年になんと返答するのがいいかわからず、ひきつった笑みを浮かべて謙太郎は汗を拭った。
 
「あ、お久しぶりです。今からですか?」
 更衣室でジムウェアに着替えている時……まさにズボンに脚を入れようと片足立ちになっているとても不安定な体勢の時に声をかけられて、動揺した。
「え? あ! おっ、おおっと」
 顔を上げたからか、動揺したからか、謙太郎の身体はぐらりとゆれて傾いた。
「おっ! すみません……俺が急に話しかけちゃったから」
 咄嗟に浮かせていた足を着き、両足で踏ん張るも時既に遅し。
 謙太郎はよろけた身体を、声をかけて来た青年に支えられる形になった。片足だけズボンを通した間抜けな姿で。
「ああ、いや……こちらこそすまん。重かっただろ」
 支えてくれていた男から素早く離れて謝罪する。
 早くズボンを履ききってしまおうと、再び脚を上げる謙太郎を見つめて、青年は言葉を続けた。
「全然大丈夫です。そういえば、名前聞いてもいいですか?」
「え?」
 謙太郎はまたもや片足だけ上げた状態で青年を見返す。
「俺、蒼梧って言います。笠井蒼梧」
 相手に名乗られて、ああそうと終わりに出来る程、図太くないので、つられるように「西です」と答えてしまった。片足をあげたまま。
「下の名前は?」
 蒼梧はスマートな印象そのままの笑顔で更に問う。
「謙太郎」
 若いイケメンの笑顔と、いつまでもパンツ丸出しのまま、片足だけズボンを履いて、もう片方も履こうとしてる体勢をキープしつつ自己紹介をする。
 謙太郎の人生の中でも五指に入る奇妙な状況に目を白黒させている間に気が済んだのか蒼梧はニコニコと微笑んだまま「じゃあ謙太郎さん。また」と言ってさっさとシャワールームへと消えていった。
「なんだったんだ、今の」
 若い奴の考える事はよくわかんねぇなと首を傾げ、ようやく両足にウェアを通した。
 
  そこからジムで会えば二言三言会話を交わす仲になり、時間を合わせてジムで集合するようになり、ジムを口実に食事に誘われて……酔った勢いで交際を申し込まれて、一連の蒼梧の行動が自分に対するアプローチであることに謙太郎はようやく気づいた。
 
 帰宅後、ソワソワしながら食事を終えると、ちょうど蒼梧から『今帰る』とのメッセージ。
「よし……風呂、の前にトイレ行くか……」
 トイレの個室に向かい、備え付けの戸棚を開けると、ころんとまあるいフォルムの浣腸を取り出す。
「腹痛くなるからなぁこれ」
 羞恥と戸惑いを誤魔化すようにひとりごとをつぶやいて、その封を開けた。
 ようやく第一関門を突破して、風呂場へ向かう。
「なんか、ふざけたメール来てたしな……支度しといた方がいいよな」
 浣腸までしておいて、まだ誰に聞かせるわけでもない言い訳をして風呂場で身体を洗い、持ち込んだローションを手に取ってぎゅっと閉じた尻穴に塗りたくる。
「っつめて!」
 内心の緊張を誤魔化すように大袈裟に声を上げる。
 ぬるぬると滑りを借りて尻穴を擦るとゾワゾワと快感が背筋を登って心臓がドクドクと早鐘を打つ。
 滑る尻の穴にゆっくりと指先を埋める。
「う、くっ♡ぅぅぅぅ……はぁ、はぁっ」
 尻穴を広げるようにいきみつつ、ぬぷぬぷと指先を出し入れしている状況に頭が沸騰しそうだった。
 熱っぽい息が自分の口から溢れた。
 ゾクゾクする快感を求めて尻穴を、その中の粘膜を擦る。
 ストロークする指の速度が速くなり、挿入が深くなっていく。
 ちゅぷちゅぷと指先が淵をくすぐっていたのが、第二関節まで入り込み、腸壁を捏ねる。
「はっあっ……く、ぅゔ♡」
 吐息と共に蕩けた低い声が風呂場に反響した。
 一瞬手が止まる。
 羞恥に瞼を閉じて深く深呼吸をした。
 ――ちゃんとやらないとヤる時、手間だから……
 言い訳のように胸の中で呟いて、健太郎は尻穴をほぐす作業を再開した。
 入り込んだ指にローションを垂らし、さらに深く埋め込んで、ナカをくすぐり、ギリギリまで引き出す。
「んぉ♡お、ふ♡うぅ♡」
 快感が強くなり、身体がビクビクと震えるほどになると、中指一本が根元までズッポリと埋まった。
 ぬちゃぬちゃ
 ぐちゅぐち
 穴の中にある気持ちいいところを刺激すると、風呂場に卑猥な音が響いている。意識して聴かないようにと思うのに嫌に耳につく。
「うぉ♡ほ、ぉ……はっ、あ゛ぁぁっ♡」
 解すだけのつもりが止まらなくなって指を二本に増やしてこりこりと弾力のある肉を指で挟むと身体が大きく震えた。
「あっ♡あぅ♡ゔっ♡あ゛ぁっ♡」
 快感に蕩かされた脳が、指を動かしている。だらしなく開いた唇からたらり、と涎が垂れた。
「あっあっあっ♡い゛っ♡あっ♡ふぅ♡うぅっ♡」
 尻が、きゅうきゅうと蠢いて指に吸い付いているようだった。
 もっともっとと快楽に侵された脳が、すっかり勃起してだらだらと先走り汁を垂らす肉棒を扱く指示を出す。
「ん゛ぉ゛っ♡お゛っ♡おぉ゛っ♡お、ゔゔっ♡出るっ♡出る出るッ♡イ゛ッ♡ぐっ♡うぉ、ほぉッ♡」
 ぐちゅっぐちゅっ♡ぐっぢゃっ♡
 ぬぢゅっぬぢゅっ♡
 尻穴に指を突っ込んで肉棒を擦り上げると、謙太郎は間抜けな吠え声をあげながら絶頂した。
「あ゛あ゛っ♡……はっ、はぁっはぁっ……あぁ〜……」
 ここまでやらなくてよかっただろ……
 賢者タイムの自分が、ツッコミを入れる。
 しかし、気持ちよかったんだからしょうがない。と快感に弱い自分が言い訳を返しながら、シャワーを出した。
 
 謙太郎が風呂上がりに水を飲んでいると、チャイムが鳴った。
「ただいま〜。疲れた〜」
 ドアを開ければヘラヘラと笑って蒼梧が部屋に入ってくる。
「おう、おかえり。遅かったな」
「ごめんね遅くなって。今日はラストまでだったから。謙くんもう夕飯食べたよね? 実は今日、昼間どうしても食べたくなっちゃってさ〜買って来ちゃったんだよね。フライドチキン」
 蒼梧が上げた手の先には、有名フライドチキン店の袋。
 中身が大きなバケツ型の容器で、油の良い匂いが謙太郎の鼻に届いた。
「思わず無意味なメール送っちゃった。ごめんね謙くん」
 照れ笑いを浮かべる蒼梧の顔と、手に持ったチキンの袋を交互に見て、謙太郎は昼間に来たメッセージの真意を知り、顔中に熱を昇らせる。
「えっ!? ど、どうした? 具合悪い? 血圧上がってる?」
 あまりの恥ずかしさに顔を覆う謙太郎の周りを、蒼梧はあたふたしながら見回っている。
「違う……いや、血圧は、上がってるかもしれんが……そうだよなぁ。お前、俺のことけんたなんて呼ばねえもんな。そうだよなぁ」
「えっ? なに? どういうこと?」
「いや……昼間お前からけんた食べたいってメール来たから……今日泊まりに来るし、まぁそういう事かなと思って……その、準備してた、から」
「えっ? あ、誤字ってる。そっかそれで勘違いして、それに今気付いて、照れてるんだ」
 蒼梧がスマホを取り出し確認すると、どうやらやはり誤字らしい。
 本当にそのままの意味でフライドチキンが食べたいという思いの丈を、謙太郎に伝えただけの他愛ないメッセージ。
 それをおっさんのすけべな早とちりで解釈して、そわそわと準備していた事実に謙太郎は打ちのめされていた。
「まあまあ、あながち間違いじゃないし、俺は嬉しいよ。謙くんが俺のこと待って準備してくれてたなんて。俺もシャワーしてくる! 先にベッドで待ってて」
 いまだ顔を覆って羞恥に悶える謙太郎の耳にキスをして、蒼梧は風呂場へと小走りで向かっていった。

「おまたせ」
 素直にベッドに座って待つ健太郎の元に、全裸の蒼梧がやってきた。
 まだ湯気の立ち上る均整のとれた身体に、既に腹につくほど勃ちあがった陰茎も隠さず、蒼梧はベッドに乗り上げ這いながら健太郎へと寄っていく。
「お前、もう勃ってんのかよ」
 呆れたように言う健太郎の唇に、口付けながら笑って言った。
「んふふっだって、謙くん待ってると思ったら勃起止まんなくなっちゃった」
 照れたようにはにかむ蒼梧の顔は、あどけなくも雄の欲望にまみれている。
 謙太郎の身体がこれからの快楽に思いを馳せ、ぞくりと粟立った。
 柔らかい唇が食い付くように何度も何度も角度を変えて重なる。
 勘違いは恥ずかしかったが、キスの感触にそれは散り散りになる。
 謙太郎は手を伸ばし蒼梧の勃起した陰茎を撫でる。
 ぬとりとした粘液に濡れていた。
「あっ♡謙くんの大っきい手、気持ちいい……」
 蒼梧の熱っぽい吐息が唇にかかる。
 濡れた舌が、先程よりも熱を含んで謙太郎の唇を舐め、舌に絡まる。
「んっ、ふ、ぅ……はっふ♡」
 蒼梧の鼻にかかった甘え声が溢れ、細身の指先が謙太郎の陰茎をくすぐる。
「んっ♡あ、蒼梧……」
「謙くんもギンギンだね♡バッキバキのちんぽかっこいい♡」
 キスしながら互いの陰茎をしごく
 蒼梧はとろりと蕩けた瞳で「謙くん♡はぁ……謙くん好き、んっふぅ、はぁしゅき♡」と舌を絡ませながらうわ言のように繰り返している。
 早くなる手淫に、ぬるぬると絡む先走り汁。
 ぐちゅっ♡くちゅっ♡ぬちゅっ♡
 淫靡に湿った水音と、艶めいた声が部屋に響いた。
「謙くんっんあ♡あっもう♡イッ……出そ、出るっ♡イクッ♡」
 手淫に合わせて腰をへこへことヘコつかせ、蒼梧ははっ♡はっ♡と呆けた口から弾んだ息が溢している。
「んっ♡んぐ♡はぁっ蒼梧♡あっ待て、ナカ……ケツに欲しい♡」
 謙太郎は太く筋張った脚を開くとむっちりと丸く鍛えた尻たぶを広げ、奥の窄まりを曝け出す。
 引っ張られた尻肉に釣られてくにゅ♡と歪んだ窄まりは、蒼梧を誘うようにひく♡ひく♡と開閉を繰り返している。
「蒼梧の、ハメてくれ♡あっついの、ナカに欲しい♡」
「あ♡ははっ、いいよ♡謙くん準備して待ってたもんね。準備万端のゆるふわケツマンコに俺のちんぽ挿れていっぱい擦ってあげる♡」
 ぴったりと抱き合っていた身体を離し、広げられた脚の間に収まると、蒼梧は分厚く鍛え上げられた謙太郎の身体に被さった。
「んぉ♡お♡蒼梧のちんぽ♡ケツ穴に触ってる♡早くっ♡早く挿れてぐっ♡うぅ、んっ♡あ゛ぁぁっきたぁッ♡」
「んっ♡ぁん♡謙くんのナカあっつっ♡すごいうねって俺のちんぽ食べてる♡美味しい? 謙くん」
 ぱちゅ♡ぱちゅ♡ぱちゅっ♡
 肌を軽く打つような音と、濡れた粘膜が擦れ合う音が謙太郎の耳から脳を○す。
「うっ♡うぅっ♡うま♡美味いっ♡蒼梧のちんぽっ♡うまっ♡もっとっ♡もっとくれ♡蒼梧のちんぽもっと欲しっ♡」
 謙太郎は逞しい腕と、極太の脚を持ち上げ蒼梧にしがみつく。尻をヘコヘコ♡と揺らしてピストンに合わせて快感を追っている姿に、蒼梧は艶笑を浮かべ謙太郎の唇に食い付いた。

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