曖昧糢糊で乱離骨灰

人は生活圏を国境や県境と言ったように「境界」で区切っています
そして神にも「境界」の概念は当てはまります
「〇〇神話」という風に国や地域の名前を冠した神話で区切られているのがそうですね

“神様”にとって人の作った境界にどれほど関心を持っているのかわかりませんが神話は人が語り継ぐ関係で人の生活圏(境界)でまとまるのはなるべくしくなったと言えると思います

ただそれを抜きにして「独自の境界」と言えるものもあります

例えば空や海、大地(山)といったものですね
神々にとっては地図に書かれる二次元的な線引きではなく、もっと感覚的な三次元的なシンボルが境界になっていることが多いように感じます

中でもわかりやすく象徴的な境界の一つに「川(河)」があります
神話では蛇だったり竜だったり女神だったりと当たり前の様に神格が与えられ
また、川に因んだ怪異や妖怪も数多くいます

川が担う「境界」として特に代表的なものは「生と死の境界」です
これは神話に限らず民間伝承や伝説と言われるものでもよく目にします
『三途の川』がわかりやすい例でしょうか

ただそう考えると現代は河川への理解が深まり、渡る術を持ち、海を知り、世界地図の普及、科学の発展などによって川が「生と死の境界」であることも忘れられつつあります

「生と死の境界」は地図上の線引きというわけではなく人々が語り継いできた「存在するけれど存在しない」ものです
ある種口伝のそれは人の記憶に依存しています
故に人々の記憶から失われたのならそれはその「境界」が失われたことと同義です

もし人が川の「境界」を完全に忘れてしまったのなら・・・
失われた境界から生者と死者の世界が溶け合い混ざりそして生も死も一緒くたに氾濫する世界になる


・・・・・・なんてこともあるのかもしれないですね


そんな感じで相変わらず記事の内容や季節や近況となんの関係もない前語りです


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