第152回 管入り狐、取り憑き注意。

管狐がヒロインの作品のタイトルが決まらず『管狐のお話』とずっと呼んでいましたが色々とややこしくなってきたので『管入り娘のお狐ちゃん。』という仮題を付けました
仮題なので変わるかもしれないですが取りあえずはこの呼称を使っていきます

「箱入り娘」と「管に入る狐」をかけ合わせたので特にひねりなどはないですが覚えやすいかなとは思います

「管に入る大きさ(細さ)の狐」だから「管狐」という説が主流ですが、他の説もあったりします
ここでは・・・正確には『管入り娘のお狐ちゃん。』では素直にその説がベースの管狐です
名前は「ネイ(右)」と「アヤ(左)」です


ちなみにちゃんと“狐”でもあります
というのも「野狐(化け狐・妖怪狐)」全般に言えますが「狐」といわれていてもイタチだったりイヌやネコ、カワウソやリスなんてこともよくあります

語源や正体に“諸説ある”のは妖怪の性というか“らしさ”ですね



サブヒロインの「マメダ」の方は名前からわかるように「豆狸」・・・“狸”ですね
「豆狸」は「狸の妖怪」というまんまなイメージで大凡大丈夫です


ちなにみ狸の妖怪は狢(ムジナ)の妖怪などと混合されることが多いですね

特に関係ないですが『管入り娘のお狐ちゃん。』では
「管狐」が狸っぽいカラーリングで
「豆狸」が狐っぽいカラーリングです



「管狐」も「豆狸」も人に取り憑く妖怪と言われています
妖怪の憑依は悪影響を及ぼします
「管狐」もその例に違わず最終的に人を不幸にするのですが本作での『管狐』はそのようなことはしません(その変わり富をもたらしたりもしませんが・・・)

以前もお話したような気がしますが「管狐」は使役者に富をもたらしますが最終的に(管狐の)数が増えてもたらした以上の富や気力を喰い荒らすと言われています
この“増える”というのも「管狐」は雌雄一対で飼わなければいけない(ので繁殖して増える)や眷属を連れてくるからだの色々説はあるのですが『管入り娘のお狐ちゃん。』では「雌雄一対で飼わなければいけない」の説を源流とする「管狐」です
二匹いるのはそういう事情です

ですが伝承と異なるのはネイとアヤは「夫婦」ではなく「姉弟」での雌雄一対です
なので増えない(≒使役者の気力を喰い荒らさない)ようになっています



という感じでなんだか前語りというよりは記事内でお話してるような内容になってしまいました
マメダ・・・妖怪狸についてはまた次回にでも

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