近況11/13 すり替えておいたのサ!

 カメラのレンズは真実を見る瞳!
 曇りなき瞳のシャルロットちゃんを信じる男! スパイダーマッ!

 シャルロットちゃんの通常攻撃モーション3段目のおみ足良いよね。


 おふざけはさておき。
 支援者さん向けを粛々と進めております。
 なんか淫紋っていうか、似て非なる何かになりつつある気もするけど気にしない。

 そして私は『原神』フォンテーヌの魔神任務と、フリーナ伝説任務をやってしまったのでそれの感想を書かざるを得ないのだ。ネタバレ注意だぜ。
 というわけで興味のない方は近日更新予定の支援者さん向けを出した頃にまたお会いしましょう。








 フリーナちゃん不憫かわいい。
 チクショウああいう健気っ子大好きなんだよこの野郎。
 原神の神様たちはみんな孤独だなぁ。今回はフリーナもフォカロルスも。まぁ能動的引きこもりの雷電将軍(影)はともかく、幽閉状態だったナヒーダもフリーナも、神様なのに孤独をかこっていたの、近現代の神様の境遇って感じよね。実は一番お気楽だったのがウェンティと鍾離先生だった説あるw(もちろんこの2人もいろいろツラい別れを経験してたりしたんだけど
 神は死んだ……わけではなかったが、めっちゃ不遇になった。

 ムービーの中で踊るフォカロルスとフリーナがひたすら美しくて見入っておりました。
 あとこれまでのフリーナの境遇を語る、舞台仕立ての過去回想シーンでちょっと涙腺ゆるんだ。500年という時間をプレイヤーにも実感させるための、その見せ方が上手いよなぁ。表現の引き出しが多い。3Dモデルを使ったゲーム内の一場面であることを普通に忘れますね。スマホでもプレイ可能なゲームで、今やもうこんだけの表現ができるんだな……。すげぇ時代だよ。

 それにしても、原神のライターにとんでもなく演劇大好きな人でもいるんですかね? 演劇がモチーフになること、やけに多いよね。今年の夏イベも演劇ネタだったし、ガイアのデート任務も演劇出てきたし。遡れば申鶴がメインになる璃月の魔神任務間章も雲菫の演劇がテーマだったしな。
 さすがに今回のメインストーリーは隅々まで演劇モチーフが行き届いていて堪能しました。フリーナのPVにシェイクスピアからの引用もあったらしいっスね。周到だよなぁ。
 そもそも、ミスディレクションで観客を惑わすマジシャンから始まった章だしな。

 それにしても、フリーナがただフォンテーヌを守るために500年間、決死の思いで神を演じ続けていたとすると、そのフリーナを神じゃないと告発する主人公たちの裁判、めっちゃ残酷だったのでは……。知らなかったこととはいえ。
 原始胎海の水に手突っ込むフリーナちゃん、決死すぎるし健気すぎるんだよなぁ。
 公式のフリ虐が容赦なさすぎてヤバい。
 最初、高慢そうな感じで主人公に突っかかってきてプレイヤーに「この子わからせたい」と思わせつつ、ストーリー進んだら公式が「わからせ」オーバードライブしてプレイヤー側が「いやそこまでしろとは言ってねぇよ!」ってなるこの感じ、FGOのトリ子に通じるところがあるな……w 根は真面目で健気なところも似ているかもしれん。

 ヌヴィレットさん、重責過ぎるんだけど大丈夫なのかね、あれ。
 フォンテーヌの司法、行政を司る重要人物である上に、国家のエネルギー供給まで一手に担う感じになってしまったんだが……w 事実上の発電所だからねヌヴィレットさん。お前、旅人の冒険に助力している暇あるのか……? 螺旋攻略パーティ使用率上位にヌヴィレット単騎がランクインするとかいう椿事があったそうですが、そんなことしてる暇ある? 大丈夫?w

 モナが出てきてくれたの嬉しかった。こういう既存キャラの使い方嬉しいよねえ。
 リサさんがスメール来てくれたのもそうだけど、以前からキャラストで未実装の他国の情報が匂わせられてて、気になってたところをちゃんと回収していくマメさ、偉い。見習いたい。こんだけ登場人物も要素も多くなって全部回収するの大変だと思うけど、プレイヤーに抱かせた期待を拾っていくの大事なんだよな。よくやってるよ。なかなかこうは出来ないよね。開発力だって限られてるわけだし。
 あと、魔女Nの「姿は見えないのにティーカップだけ現われる」みたいな演出もすげぇ好きでした。ああいう小技で強キャラ感出してくるの大好き。

 スカークさんは……清々しいくらいスカサハ師匠そのまんまで笑ってしまったなw これもう実質FGOコラボでしょ……w ここまで来たらもう、実装されるときは長柄武器で来てくれw
 今回のタルタリヤさん、マジで何だったの……扱いがひど過ぎる……w まぁカッコいい見せ場もらっていたとはいえ。


 で、フリーナ伝説任務もやりました。実は執筆忙しくて、リネ、ヌヴィレット、リオセスリの伝説任務できてないんだけど。
 確定天井でフリーナ確保はしていたので、魔神任務だけだと鮮烈に加わってる理由が分からんしな。先にやっておいた方が良かろうと判断してやりました。

 これもめっちゃ素晴らしかったなぁ。神の目が下りてくる演出好きすぎた。

 大昔、テレビの企画で広末涼子と、当時ベストセラーになってた『ソフィーの世界』の著者の対談が組まれたことがあって、その中で広末さんが「演じている劇中人物の感情と自分の感情を区別できない」という話をしていたそうです。
 私は演劇には疎いから分からんけど、何かを演じる時って、やっぱり演じている自分自身と切り離していては成立しない、「なりきる」っていう部分があるんでしょうね。私も書いている時に作中人物の心情にシンクロすることはたまにある。
 フリーナは「神を演じる」という行為を無理してし続けてたわけだけど、どこかでその神を内面化していった側面もあるんだろうね。もめる劇団メンバーを仲裁して場を治める貫禄は水神を感じさせたし、だからフリーナは神そのものではなくて、水元素を使えるのは神の目のお陰だとしても、やっぱり存在としては水神なんだなぁと思ったりしてた。

 とにかくフリーナも、これからは出来るだけ報われて幸せになってほしいね……オリジナル料理の説明文でまで泣かせに来るのズルいぜ……。

 ちなみにフリーナ伝説任務の最初、あんだけ「神を演じる」苦行を続けたフリーナに演劇の話を持ち掛ける旅人たちについて「デリカシー足りなすぎる」と反応している人たちを複数見かけましたが。
 私の解釈としては、

・「パスタソースを週ごとに変えている」というフリーナの発言から、魔神任務の出来事のあと数週間は確実に経っていると思われる。500年の疲れを癒すには短い期間かも知れないが、少なくとも一息はつけたはず。
・おそらくその間、ほとんど家に引きこもりっぱなしだったろう。
・しかしどれだけ引きこもっていてもフォンテーヌの民と接触することは避けられないし、いずれ水神の無策を恨む人たちと衝突するのも時間の問題だった。
・せっかく自由になっても、引きこもりっぱなしでは意味がないのでは……と冒険者である旅人たちは考えたかもしれない。
・けれど水神としての力を持たず、また本人も認める人付き合い苦手なフリーナが他者と関わるための手段は多くない
・キャラスト1にあるように、神を演じることとは別に、フリーナは舞台に立った時の演技力に並々ならぬ才能があった(ヌヴィレットすら魅了するほどの
・フリーナが社会復帰する手段として一番有力なのは、やはり演劇に関わることなのでは
・たしかにフリーナは神を演じる中で心に傷を負ったが、自由な身で、自分から関わる演劇ならまた違う印象を持つかもしれない、とも思える。

 くらいのことを考慮して、まぁ旅人なりの気遣いでもあったのかなと解釈していました。


 ……と書くと、「ゲームやキャラ擁護のために、都合のいい解釈をし過ぎでは」と思う人ももしかしたらいるかも知れません。
 これはね……ぶっちゃけその通りよw

 私は、ゲームを「楽しむため」にやってる。
 なので、物語を読み解く時も、より楽しめる解釈を最優先で取ります。必要なら脳内補完します。わざわざ自分から興ざめするような解釈をしたってしょうがない。
 もちろん、作中で描かれていることとまったく矛盾するような解釈は出来ないけど。そこと矛盾しない範囲で、極力自分で納得できる展開を逐次補完しながら遊んでるんですよね。
 むしろ、そうして物語を自分がより楽しめるように補完するクセが、自分で物語を作ったり二次創作をしたりするのの練習になってるのかもしれない。そういう側面もあって。
 補完しきれなくなったら、その時はそのゲームからゆっくり離れていくんじゃないかな。
 そういうスタンスなんで、多分外から見たら「信者」みたいに見えてると思いますw それでええんよ。最大の目的である「ゲームを楽しむ」が達成されている限りはね。

 初代ガンダムもさ、放映時点では、ホワイトベースなんてあんな航空力学無視した形の巨大な船が地上すれすれを飛んでる理由とか特に説明されてなかったわけ。
 それでオリジナルのスタッフじゃない、外部の人たちが『ガンダムセンチュリー』って本作って、「あれはミノフスキー粒子の性質を応用した技術なのだ」って「ミノフスキー物理学」みたいなのをでっち上げて行ったんですよ。
 そこから「ミノフスキーフライト」みたいな設定ができて、公式にも取り入れられていって、そこから『閃光のハサウェイ』のクスィーガンダムとかにも繋がっていったんだよね。
 ファンが原作の欠点を積極的に補完することで、その作品が育つってこともあるわけ。そういう形の作品解釈は十分にクリエイティブな行為だと私は思うのね。作者本人でなくても、作品にクリエイティブな形で参加することって出来るはずなのよ。
 私は、そうありたいなぁと思ってやってるんだな。


 まぁそんな感じで。
 とにかく今回もすっげぇ楽しみました。現在は執筆の合間を縫って世界任務をやったり、私が一番大好きなフィールドの宝箱探しをやったりしております。
 伝説任務もやらなきゃなぁ。あぁボリュームのあるゲームで遊ぶのは大変だ……w

 そんなところで。


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