近況5/29 えきぞちっく・じゃぱん
新シリーズ第一話、粛々と書き進めています。
勝手知ったるルリルナと違って、いろいろとコンセプトやバランスを新しく植え込みながらなので、地味に悩みながら書いてますね。
こういうの、公表以前に正解が分かるってことが無いので、上手くいってることを祈るしかないですね。まぁ悩むのは作者の仕事なんで、せいぜい悩むとしましょう。
一応、月内に投稿できればなと思ってますが……順調にいけば、ってところです。
さて、以下、今週は特に語ることもないので、たまには趣向を変えまして。
今年になってからで、日本のアニメをはじめ、実写作品も含め、日本コンテンツが海外で受容されたり、海外で影響されたりといった関連のニュースを適当にクリップして並べてみようかと。
日本アニメ、最近けっこう明るいニュースも多く今後の展望も楽しみな感じっぽいので、気分を明るくするためにいろいろ情報漁ったりしてるんで。
気まぐれに思い出せるものだけなんで、あくまで流し見る感じで。
米配信会社クランチロール、アニメアワードの日本初開催で存在感増す
http://animationbusiness.info/archives/14186
こういう日本アニメの海外配信で勢いを増してるところがあって、代表の人もどんどん意欲的なことを口にしてたりするんで、こういう販路が整っていけばもっと日本アニメも伸びていけるのかな、世界進出できるのかなと期待してたりします。
海外企業の方がこういうの、やること派手で良いよね……日本側がもっと早くこういう盛り上げ方やれれば良かったのに……まぁ江戸時代の浮世絵をはじめ、海外で評価されないと自国文化の良さを認識できないってぇお国柄ですからなー。
「ゴジラ-1.0」日本映画初の視覚効果賞に輝く
https://natalie.mu/eiga/news/563864
「君たちはどう生きるか」アカデミー賞長編アニメーション賞に
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240311/k10014385761000.html
日本エンタメにおける今年上半期最大のニュースはやっぱこれですわなー。
特に視覚効果賞はビビる。『アバター』とかと肩を並べちゃったってことだもんな。
私世代だと特に、『ターミネーター2』の液体金属、『ジュラシック・パーク』の恐竜で、「もうこれ逆立ちしてもハリウッドにVFXで勝てるわけないやん」というインパクトを叩きつけられてきたわけで、まさか日本の、それもゴジラが視覚効果でオスカーに輝くなんて思えませんでしたからね。10年前の自分に言っても絶対信じてもらえないw
ゴジマイと君生きは、一瞬だけどアメリカの映画興行収入デイリーでワンツー独占するとかいうミラクルも起こしてましたね。ほんとビックリした。
サウジのマンガアラビアが日本法人「マンガインターナショナル」を設立
https://animebox.jp/408776/
サウジアラビアは皇太子がアニメファンで、率先して日本アニメを布教してくれてるとのこと。
「マンガアラビア」という冗談みたいな(失礼)名前で事業展開が進んでいて、その規模もけっこうデカいんですよね。
日本の漫画アニメは当然ながらイスラム圏の価値観と相容れない部分も多いので、その辺を調整するローカライズも含めて行っているとのこと。さらに、海外展開も加速していくそうです。東南アジアなんかにもイスラム圏は広いので、そちらに打って出る予定とのことで、どうあれ日本の漫画アニメ市場はますます広がる感じっぽいですね。
実写『シティーハンター』Netflix非英語グローバルTOP10初登場1位
https://news.yahoo.co.jp/articles/5a2ea2240d2c63c80b81d2b019eb74be6d04dcf8
これもビックリしたよねー。何かっていうといろいろ表現に配慮が求められるって昨今の風潮の中で、「もっこり」とか言ってる作品が快進撃してるわけだし。
私は残念ながら未見なんですが、作品としても原作リスペクトを徹底した内容だそうです。獠の自室にも原作コミックの特定回にしか出てこないような小道具が背景に忍ばされてて熱心なファンほどニヤリとできる要素が散りばめられているとか。
最近は正直、例の原作リスペクトされないアレで悲しい事件があったりして気が滅入ったりもしたけど、原作リスペクトが結局結果にも結び付くんだって空気が出来てきたらいいですなー。
ちなみにこれは去年ですけど、
呪術廻戦でも推しの子でもONE PIECEでもなく…日本史上初のNetflixグローバル1位が「範馬刃牙」だった“最強”の理由
https://bunshun.jp/articles/-/65006
ネトフリのグローバル1位を最初にとった日本作品、なぜかバキなんだよね……w
この辺、世界レベル配信の環境が整ったことで、何が起こるか分からない時代になった感はありますよな。
どれくらい「何が起こるか分からない」混沌状況かというと、これは2015年のことですが、
https://x.com/AUTOMATONJapan/status/669382388602966016
英語版『CLANNAD』がSteamの売り上げTOP10入りを果たしたことがあるw
今まで、販路の壁と言語の壁でなかなか見つけてもらえなかったけど、だから日本で生まれた作品たちは過去のものも含めて、けっこう大きな可能性持ってると思うんだよなー。
「アニメは世界に通用する」──ソニー、長期ビジョンの注力分野にアニメ 制作ソフトも開発中
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2405/23/news216.html
ソニーといえばかつてウォークマンをはじめ、電子機器で世界に名をとどろかせた企業ですが、今や業績の30%以上がゲームやアニメなどコンテンツ関係。そこに注力していくことになるそうです。
せっかく投資するなら、やっぱりアニメ制作現場で働く人たちの待遇も変えていってほしいよね。
好調テレビ東京HD 利益牽引「アニメ・配信」売上は年間440億円
http://animationbusiness.info/archives/14445
テレ東も事業区分をこの3月に見直して「アニメ・配信」という区分を設けたとのこと。
ほかにもいろいろあるだろうけど、とりあえずこんな感じで。
YouTubeでも海外ニキたちが日本アニメ見ながらリアクションしたりする動画がいろいろあったりするし、着実に存在感は増してると思うのです。
そうやって支持する層が増えて行けば、海外のエンタメ制作文法だけじゃない、オルタナティブというか、本当の意味での多様性を育んでいくきっかけにもなるんじゃないかなーと思ったりしてます。
せっかくなんだから海外にも日本の二次元文化愛好者をガンガン増やしていこうぜ。そして日本の二次元絵に慣れたアニキたちを日本の二次元エロの沼へ引き込もう!w