レモネードオアシス 2020/12/11 12:20

集団食中毒!5~海に混じり合う二人~

いつもご支援ありがとうございます!

今日は金曜日ですので、小説を更新したいと思います!

※この小説は順調にいけば来年の2月の頭に発表する予定の小説です。

今年は身内でバタバタしたイベントなどが起こってしまい、毎日ブログを更新するのが難しくなってきたのでCi-enにて更新していきたいと思います。
楽しんでもらえたら嬉しいです。
健康は大事だぞ☆


目次

集団食中毒!(カテゴリー)

この小説を最初から読む!


クールな流花と、ギャルな千夏。
二人正反対の性格だけど、不思議ときがあった。
今日もおもらしした水着を交換こして泳ぎはじめるけど、二人のお腹からは不協和音が発せられて――!!




💧氷と炎 水瀬流花&日向千夏

~海に混じり合う二人~





 9時15分。
 コテージではココアと美汐、更には広海がお腹を壊して大変なことになっているころだけど、プライベートビーチではそんなことを感じさせないほどに気持ちよく晴れ渡っていた。

流花「ふう……。やっぱり陸に上がると、身体が重たく感じるな」

 イルカのような見事なバタフライで一泳ぎしてきた流花は、気怠げな重力を感じながら砂浜へと上がってきた。
 水泳部特有な引き締まった四肢。
 それでも女性的に膨らんだ乳房とお尻を、大胆な花柄ビキニで包み込んでいる。
 少女の名前は、水瀬流花。
 水泳部の2年生で、エースの一人だ。

流花「ちょっと休も」

 流花の行く先……、プライベートビーチには、リクライニングできるビーチチェアが3つ並んでいる。
 そのうちの1つに流花のよく知っている少女が寝転がっていた。
 派手な金髪をポニーテールにした、碧眼の少女。
 名前を日向千夏、という。
 日本風の名前だけど、祖母が英国系のクォーターだ。
 流花とは同学年で、水泳部ではエースとして活躍している。

 色白で抜群のスタイルは、ちょっと……というか、かなり大人しめの紺色のスクール水着に包まれていた。

千夏「ぐー、ぐー」

 そんな千夏は、ビーチパラソルの影で呑気に寝息を立てている。
 これから練習だからエネルギーを溜めておかないといけないのはよく分かるけど、それにしても。

流花(千夏ったら、無防備すぎるんだから)

 流花は、常々そう思っていた。
 千夏は奔放というか、無防備すぎるところがあった。
 いくらプライベートビーチで人がいないからといって、無防備な寝顔を晒すだなんて。

流花(間抜けな……、いや、ちょっと可愛い……けど)

 そんなことを考えながらも、流花もビーチチェアに身体を横たえる。
 あともう一つの椅子には、さっきまで年長者の香澄が読書していたけど、そろそろ集合時間ということでココアを呼びに行っている。
 だから、この静まりかえったビーチには流花と千夏の二人きりということになる。

流花(千夏の寝顔、ボクが独り占めできてるんだ)

 そんなことを考えながら、メガネをかけ直す。
 裸眼からクリアになった視界には、ビーチチェアに無防備に身体を横たえている千夏の姿。
 しばらくこの寝顔を独り占めできる。
 そう思っていた矢先。

千夏「流花ってさー」
流花「ひゃっ!?」

 てっきり寝ていると思っていた千夏が出し抜けに口を開いたものだから、流花は変な声を上げてしまった。
 だけど千夏には驚かせてきたという自覚は無いらしい。
 身体を起こすと、不思議そうに首をかしげてみせる。
 その碧眼が、夏の珊瑚礁のように綺麗で、見入りそうになったところでとっさに視線を逸らす。

流花「な、なに? 寝てるんなら寝てるって言ってよ」
千夏「……流花ってさー、たまに難しいこと言うよね」

 千夏はチャラくてギャルっぽい見た目をしているけど、たまに的を射ることを言ってくるから言葉に詰まってしまう。
 それでいて、よく人のことを見ているのだ。

千夏「流花ってさ、ホントにイルカみたいに泳ぐよねー。久しぶりの海だからって張り切りすぎだし」
流花「ぼ、ボクは……、別に張り切ってないし」

 口では否定するけど、実際のところはいつもよりも調子は良いかもしれない。

流花(千夏ったら、しっかりボクのこと見てくれてたんだ)

 そのことが嬉しくて、ほんの少しだけ頬が緩んだような気がする。
 ――とはいっても、ボクはあんまり表情が変化しないみたいだから、千夏にしか分からないだろうけど。
 だけど、それで十分だ。
 千夏にさえ伝わっていれば。

流花(それにしても)

 じー。
 流花はメガネ越しのやや冷たく、鋭い眼光である一点を見つめてしまう。
 それはなにを隠そう、ビーチチェアに仰向けになっている、千夏の身体……、もっとありのままに言ってしまえば、スクール水着から零れだしそうになっているおっぱいに。

流花(千夏、また大きくなってる……?

 スクール水着を着ていても分かる、圧倒的な質量。
 それでいて、くびれているところはしっかりとキュッとくびれている。
 そのへんにいるグラビアアイドルなんかが素足で逃げ出しそうなプロポーションと言える。

流花(ボクが着てるビキニ、正に千夏のためにあるようなもの、かな……? きっとよく似合うだろうなー)

 自分の着ているビキニは、まさに千夏のためにあると言える大胆なデザインをしている。
 お尻を覆う面積も少なくて、腰ゴムからお尻の割れ目がはみ出しているほどだ。

流花(まぁ、千夏のために着てきたんだけど、ね)

 そんなことを考えながら、ジットリとした視線で千夏のプロポーションを観察していると。

千夏「むむむっ、流花、もしかして……!?」
流花「な、なに?」

 なにかに気づいたのか、ビーチチェアに寝転がっていた千夏は、身体を起こすと急に距離を詰めてくる。
 そしてなめらかな動きで背後に回ってきたと思ったら、

千夏「流花のおっぱい、また大きくなったでしょ」
流花「うわぁ!」

 むにゅっ。
 千夏に胸を鷲掴みにされて、流花は色気の無い悲鳴を上げてしまう。
 ビキニに覆われた乳房が、千夏の手によって大きく形を変える。

千夏「わっほう! やっぱりアタシの目に狂いはなかった! 大きくなってる! それに柔らかいし!」
流花「そ、そんなこと……んああっ、ああっ、ちょっ、急になにするんだよっ。や、やめるんだ……っ」
千夏「ふふふ。口調はボーイッシュなのに、身体は女……イイねぇ、実にそそるねぇ」
流花「あっ、ふっ、ふぁぁ……っ」

 ふにふに、ふにふに。
 優しくおっぱいを慰められ、変な気持ちになってきてしまう。
 ヤバい……、
 思ったときには、手遅れだった。
 じゅわり、おまたがムズムズしてきて、海水とは違った体液で濡れてきて――。

流花「って、こら! やめなさいっ」
千夏「ごふっ」

 流花は背後の千夏にひじ鉄をかますと、おっぱいを揉んでくる魔手から逃れる。
 みぞおちへのクリティカルヒットをしたらしい千夏は、しばらく苦しそうに咳き込んだりしていたけど、やがて何事もなかったかのように顔を上げてみせた。

千夏「減るもんじゃないのに、流花のケチー」
流花「減る! 羞恥心が減るの!」
千夏「恥ずかしがってる流花も可愛いぞ♪」
流花「むぅぅ~」
千夏「あっ、流花、本気で怒っちゃった、かな……?」
流花「むぅ~」
千夏「そんなに怒らないでよ。そうだ、アタシのおっぱいも揉ませてあげるからさ! ほーら!」

 むにゅうっ。
 千夏は乳房を寄せて悩殺ポーズをとってみせる。
 スクール水着だというのに、胸の谷間がしっかり分かるほどに寄っていた。

流花(千夏のおっぱいを揉ませてもらえるのか。それはてとも魅力的な申し出。だけどボクたち2人の他に誰もいない砂浜とはいえ、もしも誰かに見つかったら恥ずかしいし。しかし千夏のおっぱいは揉んでみたい……)

 メガネの奥に、鋭い眼光を秘めてそんなことを考えていると、しかし身体は正直だった。
 ブルリッ、流花は大きな身震いをしてしまう。

流花(どうしよう。こんなときなのに、おしっこ、したくなってきちゃった)

 軽く泳いできて身体が冷えているし、それにおっぱいを揉まれておまたが緩んでしまったのだろうか?
 だけどそのことを千夏に見破られるのも、なんか悔しいし。

流花(次に海に入ったときにしちゃおうかな)

 密かに心のなかで決意する。
 ちょっと汚いかもしれないけど、みんなしてるし。
 魚だって、イルカだって。

流花「ボクは……、千夏のおっぱいになんて興味ないし」

 本当はもの凄く興味があって、揉んでみたいところだけど、ここは引くべきところだ。
 流花はつれなく呟くと、ぺったりと砂浜にお尻をついて座る。
 おしっこを我慢していることを悟られないように、できるだけ早く海に行けるように。不自然にならないように。

千夏「本当にアタシのおっぱいに興味がないのかな? それにしては、返事するのにずいぶん間があったよーな気がするけどなー」
流花「そんなの、千夏の自意識過剰だし」
千夏「そっか、それじゃ、そういうことにしといてあげる!」

 あまり深入りしてこないのは、千夏がサッパリした性格なのか、それとも傷つくことを怖がっているのかは分からない。
 だけど、人を戸惑わせることに関しては天才的だというのが、流花の持論だった。
 なにしろ、隣にぺたんとお尻をついて座った千夏は、

千夏「もしかして流花、おしっこしたくなってきちゃったのかな?」
流花「……どうかな」

 図星を疲れてちょっと悔しいので、クールに応えてみる。
 だけど千夏はそんなことお構いなしに、宣言するかのように言うのだった。

千夏「あーあ。アタシもおしっこしたくなってきちゃった!」

 無視。

千夏「誰もいないし、ここでおしっこしちゃおうかなー」

 無視無視。

千夏「でも、もしも誰かに見つかったら恥ずかしいから、水着は着たままでさー」

 無視、無視無視。

千夏「流花に恥ずかしいところ、見られちゃうかも?」
流花「ボクは……、見たりなんかしないもん」
千夏「そんなこと言って、流花ったら横目でアタシのおまた、凝視してきてるし」
流花「し、してない……っ」

 指摘されて気づく。
 思いっきり千夏の股間を凝視していた。
 スクール水着が食い込んだ、縦筋がヒクヒクと痙攣している様子は、流花のことを誘っているように見えたのだから仕方がない。
 慌てて目を逸らして取り繕う。

千夏「そんなに目を逸らしちゃっていいのかな? アタシの決定的瞬間を見逃しちゃうけど」
流花「べ、別に。千夏のおしっこしてるところなんて見たくない」
千夏「ふーん。そうなんだ。それじゃあ、遠慮無く……」

 背後に回った千夏が、改めてしゃがみ直した気配。
 きっと和式トイレに跨がったときのように、脚を開いて座っているに違いなかった。
 それはとても魅力的な光景だったけど、ここで凝視すると、なんだか負けたような気になってしまうから我慢だ。
 そんな流花の気持ちを見透かしているのか千夏は、

千夏「あっ、出ちゃう……。漏らしちゃう……」

 だなんて誘惑してくる。

流花(見たくない、千夏のおしっこなんか見たくない)

 本当はとても見たいところだけど、ここは我慢、我慢。

千夏「はぁぁぁぁぁぁぁぁ……」
流花(気にしない、気にしない……)
千夏「はぁぁ……。いっぱい出てる……。砂浜に、くっきりあと残って……は、はふぅ……」

 ――そ、そんなにたくさん出てるの?
 気にしないようにしていたけど、つい気になってチラッと一瞥してしまう。
 だけどそこにあったのは、してやったりと顔に書いてある千夏の満面の笑みだけだった。
 砂浜に広がるおしっこのあとなんて、どこにもない。

千夏「なーんちゃって! 引っかかったでしょ! 実はまだおしっこなんてしてませんでした!」
流花「…………」
千夏「ねぇねぇ、残念!? アタシのおしっこ見たかった?」
流花「別に、見たくなんかないし」

 千夏にしてやられたような気がしてちょっと悔しい。
 ――ボクは表情に乏しいとよく言われるけど、きっといまは仏頂面をしているに違いなかった。
 実際に不機嫌だし。
 だけどそんな流花の気持ちを手玉にとるかのように、千夏は言うのだった。

千夏「そっか。アタシのおしっこ、見たくないかー。それじゃあ海でしてきちゃおうかな」
流花「…………」
千夏「そ、そんな目で睨まないの! 冷たすぎて風邪引いちゃうし!」
流花「……ボクが千夏のおしっこ好きなの知ってるくせに。意地悪」

 このまま千夏のいたずらに付き合っていてもよかったけど、そうしているとココアと香澄が来てしまう。
 そうなれば、2人きりの秘め事ができなくなってしまう。
 その秘め事とは――。

千夏「真っ白な砂浜でおしっこしたらバレちゃうから、もうちょっと波打ち際でしよっか」
流花「うん」

 千夏に手を引かれるがままに、寄せては返す波打ち際にまでやってくる。
 濡れた暗い砂浜が、足の裏に心地いい。
 さっそく千夏は、なにもない砂浜にお行儀悪くしゃがんでみせる。その格好は、まるで和式便器に跨がるときのように。
 流花はその正面にしゃがむ。

千夏「それじゃあ、アタシのおしっこ……よーく見ててね♪」
流花「うん……」
千夏「んっ、んんん……っ」

 ヒクンッ、ヒクンッ!
 スクール水着に食い込んだ縦筋が切なげに痙攣している。
 潮風に、ムッとした女の肉の匂いが混じる。
 それは千夏のうなじ、腋の下、そして股間から匂い立つ、脳に染みる香りだ。

千夏「そ、そんなに凝視しないのっ。恥ずかしくて出てこないじゃん!」
流花「ずっと……見ていたいの」
千夏「流花のエッチ。しょうがないんだから」

 顔を真っ赤にさせて、千夏はさらにおまたに力を入れていく。
 やがて水着が食い込んでいる恥丘から、ふんわりと甘い香りが立ち昇ってくる。

流花「千夏のおまた、水着の上からでもヒクヒク痙攣してるのが分かる」
千夏「実況しない! あっ、力んだら……ッ! ッ! ッ!」

 じゅわり。
 縦筋が食い込む紺色の股布が、紺よりも濃い紺色へと染まっていく。
 ついに千夏はおもらしをはじめてしまったのだ。

千夏「あっ、ああぁ……! おっ、おまたが……あったかくなって……はぁぁぁ~~~」

 しゅいいいいいいいいいい……。

 スク水から滲み出してきたおしっこは、千夏のお尻を撫で回すかのように伝い落ちていくと、雫となって砂浜へと落ちていく。
 潮風に尿臭が混じり合って、なんとも言えないアクの強い香りが漂う。
 だけど流花はなんの躊躇いもなく深く息を吸い込んでいた。

流花「千夏の匂い、ボクにの肺に染みこんでいってる。肺に染みこんで、血管を回って細胞にまで染みこんできてる」
千夏「さすが流花。大人しい顔していつも変なこと考えてるんだから」
流花「変じゃないし。ああっ、千夏のおしっこ、砂浜に染みこんでいってる。……ボクも、したくなってきちゃった」
千夏「そんなこと言って、最初からずっと我慢してたんでしょ」
流花「そ、そんなことないの」

 口ではいいながらも、もうおしっこのスイッチは入っていた。
 千夏の正面に、和式トイレに跨がるときのようにしゃがみ直すと、その直後だった。

 ぷしゅっ。
 しゅいいいいいいいいいい。

 ショーツのようなビキニタイプの股布から、勢いよくおしっこが噴き出してくる。
 女の子の尿道は太く短いのだ。
 お腹が太ももに圧迫されれば、おしっこが噴き出すようにできている。
 ただでさえ流花の膀胱には、おしっこがたっぷりと溜まっていた。

流花「んんっ、おまた、あったかいの……。お尻のほうまであったかくなって……ああっ」
千夏「ふふ。たくさん我慢してたんだね。いっぱい出てる」
流花「ううっ、千夏のために選んだ水着なのに……っ」

 しゅいいいいいいいいい……。

 そう。
 流花がいま着ているビキニは、千夏に着てもらうために買ってきた水着なのだ。
 それなのに、着てもらう前におもらししてしまうだなんて。
 普通だったら、おもらしした水着なんて着たくないだろうけど。
 だけど、流花と千夏は違った。

 しゅわわわわわわわわ……。
 しゅいいいいいいいい……。

流花「千夏とボクが混じり合って……砂に染みこんでるの」
千夏「うん。でも、なんか流花のおまた、なんかトロッとしてきてない?」
流花「そ、そんなことないのっ」
千夏「そう? アタシはもうドキドキして、ムラムラしてきてるんだけどなー」
流花「むぅ……。ボクも……、ちょっとだけなら」

 しゅいいいいいいいい……。
 しょわわわわわわわわわ……。

 おしっこを見て、見られながらしているのだ。
 ドキドキしないはずがなかった。
 しかもこれから水着を交換こする気でいる。
 流花のビキニの股布は、ヌルッとした体液で熱く濡れていた。

流花「ああ……全部、出ちゃう……」
千夏「アタシも。……んっ、ふぅっ」
流花「ふぅぅっ」

 ぶるるっ! ブルルッ!
 2人して大きく身震いして、おしっこの最後の一飛沫を出し切る。
 おしっこに生温かくなっている股間は、心臓がトクンッ、鼓動するたびに熱く、ネットリと濡れていくようだった。

千夏「それじゃあ流花。いつもみたいに水着交換こ、しよう」
流花「えっ? ここでするの? もしも誰かに見られたら……」
千夏「今更そんな細かいこと気にしないの。早く流花の水着、着たいな。アタシのためにそんなに大胆なビキニを着てくれてるんでしょう?」
流花「千夏だって、ボクが好きなスクール水着だし」
千夏「で、アタシの水着、着たくないのかな? 流花は」
流花「そ、それは……」

 流花は言葉に詰まってしまう。
 だけど答えは最初から決まっているのだ。

流花(千夏のおもらししたての水着……、着たいに決まってる!)

 と、心のなかで叫んでみるものの、決して口から出ることはない。そんなの恥ずかしすぎるし。
 クールキャラだと思われている流花だけど、実は極度の恥ずかしがり屋なだけだったりする。
 だけどここで黙っていると、いつ香澄がココアを連れてくるか分からない。
 そうなれば今日はずっと水着を交換するチャンスはなくなってしまう。
 だから恥ずかしいけど、

流花「うぅ~、き、着たい……っ。千夏の水着……、着たい。千夏も……、ボクの水着、着たい……?」

 つっかえながら、なんとか言葉にする。
 潮騒にかき消されそうな、小さな声だったけど、千夏は、

千夏「うん! もちろん流花の水着、着たいな!」

 勢いよく頷いてくれた。
 そこまで満面の笑みで応えられると、もっと恥ずかしくなってしまう。
 それはいつものことだけど、たぶん流花は一生慣れることはないだろう。

 ――ボクと千夏は、いつも水着を交換こして泳いでいる。
 それは2人だけの秘密だ。
 学校では、指定のスクール水着だから、もうお互いどっちの水着か分からないほどだった。
 大切な試合のまえとかは、いまみたいにおもらしをしてから交換こしたりしてきた。
 こうすると、千夏にお尻をなでなでされているみたいな、励まされている感じがして、不思議と好タイムが出てくれるのだ。
 千夏も同じように好タイムを連発しているから、きっと同じ感覚になってくれているのだと思う。

千夏「ささ、そうと決まれば水着、交換しちゃおう!」
流花「えっ、でもさすがにここでは……っ」

 スクール水着を脱ぎはじめる千夏に、流花は戸惑ってしまう。
 いつも水着交換するときは、更衣室やトイレの個室とか、誰もいないところでしている。
 周囲を一瞥して誰もいないとはいえ、まさか砂浜で水着を脱いで交換こするだなんて。
 しかもおもらしをしたばかりでおまたがムラムラしている。

流花(千夏に流されて、おもらししちゃったボクもボクだけどっ)

 躊躇っているうちに、千夏は一気にスクール水着を脱いで一糸まとわぬ裸体になっている。
 真夏の日差しに、白人系の血を受け継いだ陶器のような柔肌が露わになる。
 ぷるんと豊満なバストが揺れ、しかし千夏の少女の部分は産毛さえも生えていない赤ん坊のような佇まいをしていた。
 ふんわりとしたおしっこの香りを漂わせている。

千夏「ほら、アタシが裸になったんだから、流花も早く♪」
流花「むぅ……って、こら、外すなぁっ」
千夏「隙ありっ」

 背後に回ってきた全裸千夏。
 目にも止まらぬ早さで、ビキニのトップの紐を解き、ショーツのような股布を降ろしてくる。
 露わになったのは、千夏と比べるとややスレンダーなバストライン。
 そして、ヒククンッ――。

流花「あ、あんまり見ないで……」

 流花は頬を赤らめて、少女のクレヴァスを手で隠す。
 そこは、千夏と同じようにつるんとしたパイパンだった。
 ただやや土手高で、桜色の肉びらがはみ出している。

千夏「ふふ、流花のおっぱい、プルプルだー。また大きくなったでしょ。それに、流花のおまた、つるんとして可愛い!」
流花「あっ、あん!」

 敏感な部分を手で隠そうとするも、背後に回ってきている千夏はその手よりも早く敏感な部分を制圧してくる。

流花「うう~、ボクのおまた、つるつるでビラビラで……、おかしいしっ」
千夏「そんなことないって。クールな流花のショーツのなかに、こんなにも大胆な部分が隠されてるだなんて、おじさんそそるねぇ」
流花「あっ、ああ! ダメ……! って、それ以上はホントに!」

 真っ白になって弾けそうになったその瞬間、千夏の愛撫は唐突に終わってしまう。
 ――本当は、もうちょっと踏み込んでほしかったのに。
 心のなかで思うけど、そんなこと言えるはずがない。

千夏「これ以上やると止まらなくなっちゃうし。流花、お汁多いしね!」
流花「それは、千夏が上手だから。……千夏以外の人、誰も知らないけど」
千夏「嬉しいこと言ってくれるんだから。ほら、アタシが着てたスク水、早く着て着て♪」
流花「う、うん……」

 濡れたスクール水着はなかなか上手く着ることができなかったけど、千夏が手伝ってくれたおかげでなんとか着ることができる。

流花「……んっ、ボクのおまたに……、千夏が染みこんできてる」
千夏「さすが流花。嬉しいこと言ってくれるんだから。さてさて、アタシも流花の水着、着てみますか!」
流花「後ろの紐、しっかり結んであげる」
千夏「ちょっと緩くてもいいよ? 泳いでるときにハプニングがある感じにさ」
流花「余計なこと言ってないで。ほら、ジッとしてるの」
千夏「うん」

 千夏が大人しくしてくれているうちにビキニの胸の部分をつけてあげる。
 つけてあげたと思ったら、もう我慢できないのか千夏は早くのショーツのような水着を穿いてみせる――キュッ、縦筋が浮き上がるくらいに。

千夏「ンッ、流花のおしっこ、染みこんでくる~っ」
流花「はいはい。変なこと言ってないで、さっさと泳ぐよ。副部長たちがくる前にもう一泳ぎしておきたいの」
千夏「あっ、ちょっと待って。せっかく流花の体温が残ってる水着なのに~っ」
流花「ボクについてこれる?」
千夏「アタシだって負けないんだから!」

 恥ずかしさを紛らわすために、そのまま海へとダッシュして泳ぎはじめる。
 肩まで水が浸かったときにメガネをかけたままだということに気づいたけど、軽く泳ぐだけなら大丈夫だろう。
 ひんやりとした海水が身体を撫で回していき、流花はイルカのように腰を大きくグラインドさせると波に乗った。

        ☆

流花(ボクについてこられるのは千夏だけ……!)

 流花は腰を大きくグラインドさせるバタフライで大海を掻き分けていく。
 広々とした海を泳いでいると、本当にイルカになれるような感覚して、流花は大好きだった。

流花(千夏はついてきてる……!?)

 メガネを気にしながら後方をチラリと一瞥すると、千夏が綺麗なフォームのクロールで追いかけてきている。
 千夏のフォームは水を乱暴に掻き分けるのではなく、水の中をくぐるといったほうが近い。
 ほとんど波を水飛沫を立てることがないのに、それでいてしっかりと水の流れを捉えている。

流花(千夏ったら、いつもボクの後ろをついてきてばかり。そんなにボクのお尻が魅力的?)

 どこまでついてこれるかな!?
 心のなかで挑発し、もう一つギアを上げてスピードを上げようとした、そのときだった。

 ぷりゅっ!

流花「!!」

 それは突然起きた。
 お尻の狭間から熱いものが溢れだしてきたのだ。

流花「ごぼっ、ごば……っ」

 突然のことに水を飲みそうになってしまう。
 バタフライのフォームが崩れるも、とっさに立ち泳ぎで持ち直す。
 だけど、急な腹痛はごまかしようがなかった。

 ビチビチビチ!

流花「あっ、あううっ」
千夏「どうしたの。急に止まって。どこか痛めた!?」
流花「ち、違うの……っ。だい、じょうぶ、だけど……っ」
千夏「でも苦しそうだし」
流花「お、お腹……、冷やしちゃった、みたい」
千夏「痛いの?」

 ビチッ! ぶぼぼっ!

 返事の代わりに、大量のものを漏らしてしまう。
 スクール水着のなかに、熱くネバッとしたものが広がっていった。
 さっきまで千夏が着ていた、大切な水着なのに。
 流花の心は、深い泥沼へと沈んでいく。

千夏「ちょっ、とりあえず岸まで泳ご。せめて足がつくところまでさ」
流花「うん……ぅぅっ」

 ぶぼぼっ、ぼこっ、ぼこっ。

 下痢と一緒に気体も溢れだしてくると、海面に弾けて腐敗臭を漂わせる。
 それでも千夏はなんの躊躇いもなく肩を貸してくれた。

流花「だめ、ボクは汚いから……っ」
千夏「なに言ってるのよ今更。ほら、素直に頼られろ」
流花「うう~」

 ビチビチビチ!
  ビチッ! ブババッ!

 下痢を漏らしているというのに千夏は身体を密着させて支えてくれる。
 その体温を感じていると、妙な安心感に包まれてしまって、

 にゅるるるるるる!

 スクール水着のなかに、さらに熱いものを漏らしてしまう。
 もはや紺色の水着のお尻の部分はごまかしようがないくらいに膨らんでいて、足口からは茶色いものが溢れだしてきている。
 それでも千夏はなんの躊躇いもなく肩を貸してくれて、流花を足がつくところにまで連れて行ってくれた。
 だけどそれでうんちが止まってくれるわけではない。

 ぶっふぉっ! ぶぼぼっ!

 大量の気泡とともに、流花は下痢を漏らしてしまう。
 このままでは海から上がったとしても砂浜を汚泥によって穢してしまうに違いなかった。
 それならば――。

流花「ごめん、千夏。いまは……、上がれない……っ」

 たったその一言で、千夏は察してくれたらしい。
 だけど千夏が離れていくということはなかった。
 むしろいたずらっぽい笑みを浮かべて抱きついてくると、

千夏「あー、アタシもお腹の具合、悪くなってきちゃったかなー」

 だなんて、脳天気に言い出したではないか。
 一瞬、千夏がなにを言っているのか分からずに混乱していると、

千夏「ふっ、ふぅ……っ」

 抱きついてきてる千夏は、いきなり息み出したではないか。
 しかもプルプルと震えている。
 ばっちり日焼け止めを塗っている顔も、見る間に赤くなってくる。
 これは、もしや。

流花「ちょっ、千夏、なにしてるのっ」
千夏「だからぁ、アタシもお腹痛くなってきちゃったから、ここでしちゃおうかなーって思ってさ」
流花「なに考えてるのよっ。そんなのダメに決まってるっ」
千夏「流花だけズルいし」
流花「なに訳分からないこと言ってるのっ」
千夏「手、繋いでくれてたら嬉しいな」
流花「あっ」

 海中で千夏に手を取られる。
 冷たかった手は、すぐに溶け合いそうなほどに熱くなる。

千夏「んっ、ふぅぅっ」
流花「だめっ、こんなところで……っ」

 口ではいいながらも、流花の鼓動はトクンッ、トクンッ、千夏を近くに感じたときからアップテンポになっている。
 それでも下してしまっているお腹からは、

 ブリュリュ! ビチビチビチ!

 下品な泡とともに汚泥が漏れ出してきていた。
 柔らかかった下痢汁は、やや形のあるうんちに形状を変えていくと、足口からニュルニュルとはみ出してくる。

千夏「………………アッ」

 千夏が短い吐息を漏らした、その直後だった。
 セクシーに膨らんだ、ビキニに包まれたお尻から、

 ぼこっ、ぼここっ。

 下品な気泡が上がったかと思ったら、

千夏「んっ、うううっ」
流花「わかったから、もういいから……っ」
千夏「流花だけ恥ずかしい目に遭ってるのに、アタシも、同じ感覚になってみたい……んだもん……ふっ、んんんんっ」

 ビチビチビチ!

 ついに千夏のヒップラインがうっすらと膨らんでしまう。
 だがそれははじまりに過ぎない。
 千夏の身体の中には、ゆうべから食べ続けているカレーがドロドロになって蠢いているのだ。

千夏「あっ、出る……! 出ちゃう……!」

 ビチ! にゅるるるるるる!

 一度出てきてしまえば、あとはもう一気に溢れだしてくる。
 ただでさえ海で身体が冷えている。
 まだ食中毒の予兆が見えていない千夏は、自らの意思で漏らしはじめ、自ら泥沼にはまり込んでいった。

流花「ううっ、止まらない……! ボクは……、ボクはこの年になって、うんちを漏らしてしまうなんて……!」
千夏「アタシも……、もう止まらなくなってる……!」

 ブババババ!
 ビチビチビチビチ!

 下品な音が水中で炸裂し、茶色い汚泥が海水に漂う。
 二人分の下痢が混じり合っていき、流花と千夏を穢していく。
 それでも二人の噴出は止まらない。




※完成版では流花はスクール水着を着用。

流花「ううっ、お腹痛い、痛い、痛い……っ」
千夏「熱いのが……っ、お尻から溢れだしてきて……ううっ」

 ぶぼぼぼぼぼ!
 ビチ! ビチチ!

 スクール水着に包まれた流花のお尻が、背中のほうにまで下痢が広がっていき盛り上がっていく。
 ビキニに包まれたセクシーなお尻は、モリモリと醜悪に膨らんでいき、極小の股布から溢れだしていく。

流花「もう……、もう……全部でちゃ……あああっ」
千夏「前のほうまで広がってきて、お、またに……、く、いこんで、きて……アヒッ」

 二つの女体が溶け合うほどに熱くなり、汚泥が混じり合って二人を包み込んでいく。
 それでも穢らわしい爆音が止まることはなく……、いつまでも二人は漏らし続けるのだった。


集団食中毒!6~ショーツから溢れ出す想い1~につづく!

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