レモネードオアシス 2021/01/08 11:59

集団食中毒!8~大決壊!~

いつもご支援ありがとうございます!

今日は金曜日ですので、小説を更新したいと思います!

※この小説は順調にいけば今年の3月の頭に発表する予定の小説です。

また、今年の温かくなってきたころか、暑くなってきたころ、僕が面倒臭く感じないときにブログのほうで無料公開していく予定ですので、バックナンバーを購入するときはご一考頂けたらと思います。
なお、あしぶさんに描いてもらったラフは、無料ブログには載せる予定はありません。

去年は身内でバタバタしたイベントなどが起こってしまい、毎日ブログを更新するのが難しくなってきたのでCi-enにて更新していきたいと思います。
そして手術後3ヵ月後のタイミングで再発or転移しているらしいので、今年もちょっとバタバタしたことになりそうです。

小説は楽しんでもらえたら嬉しいです!
健康は大事だぞ☆


目次

集団食中毒!(カテゴリー)

この小説を最初から読む!


無口なお嬢様の香澄にはまだ症状は出ていない。
精力的にみんなのために動き回る香澄だけど、その身体の中では着々と茶色いシェイクが攪拌されていた。




💧 水泳部 女子たち

~大決壊!~




香澄「思ったよりも時間がかかってしまった。みんな、大丈夫かな。それともよくなってるかな」

 マニュアルの車を器用に運転しながら呟いたのは香澄だ。
 ダッシュボードに備え付けられているデジタル時計によれば、もうすでに15時を過ぎている。
 コテージはただでさえ街からは離れた別荘地ある。さらには慣れない街を回っているうちに時間がかかってしまったのだ。
 その代わり、後部座席にはたっぷりと救援物資を積んでいる。

香澄「みんな、よくなっててくれたら良いけど……」

 何度も呟きながらも海岸線に沿って車を走らせ、別荘地へと帰ってくる。
 キャンプ場の横に併設されている車庫に車を止めると、後部座席からぱんぱんに中身が詰まった買い物袋を両手に提げて、コテージの玄関ドアを開くと――。

香澄「みんな、だいじょう……」

 ブリブリブリブリ!
 ビチチ! ブボボッ! ブバッ!

 香澄の声を遮るように、茶色い爆音がリビングに響き渡る。

流花「くっ、ううううう!」
千夏「お腹痛い、痛い、痛い~っ」

 ドアを開けっぱなしになっているトイレには流花と千夏がお尻を分け合うように突き出して、土石流を放っている。
 ただし流花はスクール水着を脱げずに漏らし続け、千夏もビキニのヒップラインを醜く盛り上がらせている。

ココア「ううっ、水っぽいのが……ううっ、止まらないな……!」
美汐「わ、わたしも……はぁぁぁぁぁぁぁ!」

 ビチチチチチチ!
 ブバッ! ビチビチビチ!

 ココアと美汐は1つの洗面器に跨がって、代わる代わるに下痢を放っていた。
 噴射されているのは、お湯のような水分だ。
 一糸まとわぬ裸体で、お尻を下痢に汚しながらの排泄は、少女として決して誰にも見られてはいけない姿。

広海「あっ! あっ! ああう! まだ……出る……! 出ちゃう……ふっ、ふぅぅっ!」
穂波「止まらない……ですぅ……!」

 にゅるるるるるる!
 ブボッ! ブボボボボボ!

 広海と穂波も、まさに垂れ流しだった。
 広海は豊満なボディを無様に晒し、女性らしく膨らんだお尻を茶色く穢し。
 穂波はデニムのスカートを捲り上げて洗面器に跨がっている。
 なんとかショーツを脱ぐことはできたみたいだけど、穂波のすぐ脇には下痢塗れになった野暮ったいグンパンが脱ぎ捨てられていた。

香澄「こ、これは……。みんな、平気か?」

 あまりの惨状に、香澄は頬を引き攣らせてしまった。もっとも、その表情の変化に気づくのは広海くらいしかしないのだけど。
 その広海は洗面器に跨がったままで顔を上げる。
 前髪に隠れた視線は、あまりにも弱々しかった。

広海「か、香澄……。香澄はお腹の調子、大丈夫、なの……?」
香澄「うん。自分はなんともないみたい」
広海「そう……。それはなにより……。あっ、うう!」

 ビチビチビチ!
 にゅるるるるるる!

 広海は整った眉目を歪ませると、大量のマグマを洗面器へと放つ。たくさん食べるだけ、たくさんのものを出さなければ腹痛が治まってくれないらしい。

香澄「とにかく。いろいろ買ってきたから。脱水症状が怖いからスポーツドリンクと、お腹が減ったときに菓子パン」
広海「あ、ありがとう……」
香澄「カレーはやめておいたほうがいいなと思って。たぶん、みんながお腹を壊したのはカレーだし」
ココア「こんな状況じゃ、カレーはちょっとぉ……っ」
香澄「うん。だからカレーパンはやめといた。ジャムパンにしておいたから」
ココア「さすが姐御」
香澄「あと、これも必要かなって思って」

 香澄は、一際大きな買い物袋から、大きく膨らんだビニルのパッケージを取り出す。
 だが、それを見た瞬間、

ココア「えっ」
美汐「ちょっ!?」
流花「えぇ……」
千夏「げ」
広海「さ、さすがに……」
穂波「この年にもなって……っ」

 その場にいる全員が頬を引き攣らせてフリーズしてしまう。
 それでも緩みきった肛門を止めることができず、

 ブババッ!
 ビチチ! ブリュリュッ!

 静まりかえったリビングに、茶色い炸裂音が垂れ流される。
 それも無理のないことかもしれない。
 なにしろ、香澄が買い物袋から取り出したのは――。

香澄「紙おむつ、買ってきた。トイレと洗面器だけだとツラいかと思って」

 無表情の香澄は、黙々とビニールのパッケージを破っていく。
 そこには『介護用』と大きく書かれていた。

香澄「ほら。テープタイプで、大人用だからお尻をしっかり包み込んでくれる作りになってる」

 表情に乏しい香澄は、なんの躊躇いもなくみんなの前で紙おむつを広げてみせる。
 たしかにこれをあてればトイレの問題は解決するし、ベッドで横になれるということは、体力を回復できるということでもある。

広海「だけど、おむつだなんて……」

 広海の言葉が、すべてを物語っていた。
 この年にもなっておむつをあてるだなんて。
 赤ん坊や、まだまだ年もとっていない現役JKなのに。
 だけど、背に腹は代えられないのも事実だった。

千夏「ア、アタシは……あてるよ!」

 最初に手を挙げたのは千夏だった。
 積極的な性格だし、いつもなにかあると一番乗りなのが千夏なのだ。

千夏「流花、あててちょうだい。アタシも流花にあててあげるから」
流花「で、でも……ボクは、おむつなんて……」
千夏「恥ずかしがってられる状況じゃないの、分かるでしょ。ほら、そうと決まったらおむつあててあげるからジッとしてるのよっ」
流花「えっ、あっちょっ」

 逡巡している流花は、しかし和式のトイレに跨がったままでは逃げることはできなかった。

千夏「ほーら、まずは水着を脱がしてあげてっと。お尻も綺麗に拭いてあげる♪」
流花「あっ、ひっ、ひああっ」
千夏「変な声出さないの。えーっと、おまたとお尻を包み込むようにあてて、それで前のところでテープで留めれば……、一丁上がりっと!」
流花「あううっ」

 和式便器に跨がったままで紙おむつを充てられた流花は、よろめきながら立ち上がると顔を真っ赤にさせてみせる。
 普段クールな流花だから、かなり貴重な表情と言えるが……、だけど、すぐに涙目で千夏を睨み付けると、

流花「千夏! 水着、脱ぐ! ボク、お尻拭く! おむつあててあげるから!」
千夏「うん。お願いしまーす」
流花「もうちょっと恥ずかしがるんだっ。でないとボクが恥ずかしがってるのがバカみたいじゃないか!」
千夏「怒ってる流花も可愛いぞ♪」
流花「むうぅ~」

 流花は顔を赤らめながらも千夏のお尻を拭いていき、それから慣れない手つきで紙おむつを充ててみせる。
 千夏のサポートもあって、なんとかあてることができたようだ。

千夏「これからアタシでたくさん練習して、いいお嫁さんになれるようにがんばるんだぜ!」
流花「だ、誰がお嫁さんだっ。ほら、おむつ充てたんだから、早く休むぞ!」
千夏「うん。流花とは相部屋だしね。それじゃあ、みんな、おやすみなさーい」

 千夏と流花は、おむつ一丁で寝室へと姿を消す。
 リビングに残された少女たちは、千夏と流花の思い切りのよさに言葉を失っていたけど――、

広海「はっ。ぼんやりしてる場合じゃないわよねっ。お姉ちゃんがおむつをあててあげるから、みんなはお尻とおまたをキレイキレイしましょうねー」
香澄「自分も手伝う。隅々まで綺麗にしてやるから覚悟しろ」

 赤ちゃんのお尻拭きを手に取った香澄は、手始めにお腹が落ち着いている様子のココアのお尻を綺麗に拭き取ってみせる。
 そこに間髪を入れずに広海が紙おむつをあてていった。

広海「はい、できあがりっと♪」
ココア「あーれー」

香澄「よし、拭けた」
広海「次ぎいってみよう♪」
美汐「あーれー」

香澄「拭き拭き完了っ」
広海「おむつは任せて!」
穂波「ああっ、お姉様におむつをあててもらうだなんて……!
 あーれー」

 最後にあてた穂波は、おしっこ以外の体液でヌルヌルになっていたような気がしなくもないけど、広海には気にしている余裕は残されていなかった。

香澄「広海、隙あり」
広海「あーれー」

 赤ちゃんのお尻拭きを手に取った香澄によって、広海までも容赦無く紙おむつをあてられていたのだ。
 これで香澄以外、お腹を壊した女子は全員おむつをあてられたことになる。

広海「うう、せっかくの合宿が、みんなでお腹を壊しちゃうなんて……」
香澄「今朝のカレーが原因だと思うから、食べないほうがいい。それと今日は日曜の夕方だから、明日もこの調子だったら救急車呼ぶことも考えておいたほうがいい」
広海「そうね……。ううっ、あ……、ちょっ、せっかくおむつあててもらったのに……」

 ぎゅるるるるるるるる。

 おむつ一丁になった広海のくびれたウエストから、茶色い異音が鳴り響く。
 その直後だった。

広海「あっ、ううっ、はぁぁぁぁぁ……っ」

 ビチビチビチ! ブババババ!

 その場にしゃがみこんでしまった広海のおむつからくぐもった爆音が鳴り響くと、モリモリモリッ、歪に膨らんでいく。
 食いしん坊の広海は、まだまだたくさんの毒素を身体に溜め込んでいるらしい。
 その音に釣られるようにして、

ココア「うあああ! お尻が……!」

 にゅるるるるるるる!
 ココアが軟便を排泄し、

美汐「おっ、んぉぉぉぉぉっ、おほ……っ」

 メリメリメリ、メリメリメリ!
 美汐が音もなくおむつを盛り上がらせ、

穂波(お姉様のおむつ姿……はぁはぁ)

 ビチチチチッ! ブボボッ!
 穂波が熱く緩みきった括約筋から、ネバッとした爆音を炸裂させた。

香澄「みんな、平気? 新しいおむつあてるか?」

広海「はぁ……、はぁ……、はぁ……。い、いえ……私は大丈夫、かな……」
ココア「アタシも……」 
美汐「新しいのに換えてもらっても、すぐに……」
穂波「危なくなった人から交換してもらうというのはどうでしょう……はぁうっ」

香澄「そうだな。それじゃあ、おむつが気持ち悪くなったらいつでも声をかけてくれ。交換するから」

「「「はーい」」」

 力なく返事をするおむつ女子たち。
 せめて疲れ切った身体を横たえようと、それぞれに割り付けられた部屋へと、力なく姿を消していくのだった。

        ☆

香澄「さて、自分はなにをすればいい……?」

 リビングに一人残されたのは、ひとりだけ症状が出ていない香澄だった。
 とりあえずは街で買ってきたパンをテーブルの上に積んでおくことにする。
 飲み物は書き置きをして冷蔵庫に。
 紙おむつは見えるところに置いておくことにする。

香澄「これでできることは全部、かな」

 あとは呼ばれたときにいつでも動けるようにしておけばいいだろうか。
 そうと決まれば。

香澄「……ちょっと、休んでおこうかな」

 今日は朝から慣れない車を運転して、街を駆け回ってきた。
 さすがに夕暮れ時のこの時間になると、疲れが睡魔とともに押しよせてくる。

香澄「部屋で休も……ふぁ……」

 人前では絶対にしない大きなあくびをしながら、香澄も部屋で休むことにする。
 リビングに隣接するドアを1つ隔てた香澄に割り当てられた部屋は、10畳ほどの和室だった。
 爽やかな畳の香りが鼻腔を刺激する。

香澄「布団敷いて、寝る……」

 押し入れから布団を引っ張り出して、適当に敷いていく。
 畳の上だと安眠できるような気がするから、香澄は普段から和室で過ごすことにこだわっていた。
 このコテージのトイレが和式なのも、ひとえに香澄のこだわりがあったからに他ならない。

香澄(シャツも換えよ……。ぱんつは……まだいいか)

 車を運転したあとだと汗をたくさんかいてしまったから、シャツは換えておくことにする。
 ホットパンツも脱いで、畳にぱさり。普段脱ぎ捨てるなんて、家の屋敷にいるときはできないからこの機会に。

香澄「ふう……。みんな、大丈夫、かな……」

 黒のTシャツとショーツという、無防備な姿になると、香澄は布団に身体を横たえる。
 瞳を閉じると、香澄は真っ暗になった世界で、身体を海にゆらゆらと浮かべるところを想像する。
 こうするとすぐに眠ることができる、香澄のおまじないだ。
 ほどなくして香澄の安らかな寝息が、潮騒の狭間に聞こえてきた。


大決壊!9につづく!

緊急事態宣言が発令されて、再び大変な毎日がはじまりましたけど、せめて小説では楽しんでもらえたら嬉しいです!

この小説は、同人誌としてフルカラーのイラスト6枚とともに配信している作品です。
完全版のフルカラーのイラストとともに楽しみたいという方は、同人誌を購入してもらえると創作活動の励みになります。

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