雨の日のバス停で1
いつもあたたかいご支援ありがとうございます。
今日は金曜日ということで小説を更新したいと思います!
●登場人物
・主人公
近藤政俊
片道三時間かけて大学に通っている。
午後の授業が休講になったので、早めに帰宅できると思っていたら、大雨が降ってしまったのでバス停で雨宿りしている。
・ヒロイン
楠木友美
小学6年生。12歳。
黒髪。二つ結び。
鍵っ子。
内気な性格。
身長145センチ。
小柄な体格。
成長期はまだ。
おっぱいも膨らんできていない。
ブラジャーもまだ。
お尻はプリッとしている。
Tシャツに、三分丈のスパッツ。
ショーツは日曜日の朝にやっている変身少女がフロントプリントされたものを愛用している。
#田舎のバス停。雨の日に。
「あー、降ってきちゃったかー」
田舎のバス停に降り立った大学生の青年……近藤政俊は恨めしげに空を仰ぎ見る。
分厚い灰色の雲から大粒の雨が降ってきている。
ケータイの天気予報によれば、この雨は深夜まで降り続くらしい。
「夏とは言え、濡れて帰ると風邪引きそうだしなぁ……」
政俊が住んでいる賃貸アパートは、このバス停から歩いて三十分ほどの距離にあるのだ。
アパートに着くころには、身体は冷え切っていることだろう。
「大人しく小雨になるまで待つか」
近くにコンビニでもあれば傘を買って帰るところだけど、残念ながらこのバス停は田舎道のド真ん中にある。
コンビニどころか、自動販売機さえも見当たらない。
視界に入るのは、大雨に煙る田んぼとあぜ道くらいだ。
聞こえてくるのは、ゲコゲコと泣き続けているカエルの大合唱。
「待つことには慣れてるし、な」
政俊はバス停のオンボロのベンチに腰掛ける。
不幸中の幸いか、この田舎のバス停には大きめの庇があるから、大雨であっても濡れる心配は無さそうだ。
政俊が通っている大学は、バスと電車を乗り継いでアパートから三時間ほどの距離にある。
だから待つことには慣れっこだ。
「いまの時間は……十五時、か」
今日は午後の授業が休講になったので、いつもよりもかなり早い帰宅になるはずだったが……、この雨だ。
気長に、せめて小雨になるまで待つことにしよう。
そう思ってベンチに座って教科書を開き、今日の講義の復習をして時間を潰すことにする。
「蚊に食われそうだな」
季節は七月。
ベンチに座ってジッとしていると、早くもどこからか人間の気配を嗅ぎつけたのか、何匹もの蚊が寄ってくる。
その蚊を振り払いながらも、教科書に意識を落としていこうとしていると。
「はぁ……っ、はぁ……っ、はぁ……っ」
この田舎のバス停に、一人のお客さんが飛び込んできた。
それは小学生高学年くらいの女の子だった。
もしかしたら三、四年生かもしれないけど、それは小柄で痩せ細った体型だったから。
ランドセルを背負っているから、きっと近所の小学校に通っている生徒なのだろう。
Tシャツに三分丈のスパッツという、都内では絶滅したと思われるてるてる坊主スタイルだった。
「はぁ……濡れちゃったよ……」
女の子は濡れた服を手で押さえながら呟く。
二つ結びにしている黒髪は雨に濡れ、Tシャツはぐしょ濡れになって素肌にペッタリと貼り付いていた。
……ブラジャーは、まだなようだ。
それでも三分丈のスパッツに覆われているお尻は、少しずつ大きく成長してきているようでもあった。
(……って、俺はこんな子供になに考えてるんだっ)
政俊は、邪念を振り払うと、再び教科書へと意識を沈めていくことにする。
だけど政俊のそんなことを考えていることも知らず、少女は無防備にも、政俊が座っているベンチのすぐ隣にちょこんと座った。
こうしてどれくらいの時間が経っただろうか?
たぶん、五分くらいだろう。
それでもまだ雨は降り続いている。
(まだまだ、止みそうにないなぁ……)
少女と二人きりのバス停で、何度か蚊を振り払う。
だけど雨は弱まるどころか強まるばかりだった。
(あー……。傘持ってくるんだったなー)
そんなことを考えながら、分厚い雨雲を見上げていると。
「あっ、ううっ」
ベンチの隣に座っていた女の子が、小さい呻き声を漏らしてみせる。
少女の顔は青ざめていて、Tシャツとスパッツから伸びる手足も青白くなっている。
どうやら身体を冷やしてしまったようだが……。
「うっ、ううっ」
少女は身体を小動物のように丸め、おなかに手をあてて、苦しげな呻き声を漏らし続けている。
これは、もしかして……?
「お、おい、大丈夫か?」
と、声をかけようと思ったけど、寸でのところで堪える。
こういうときに声をかけたら、不審者として事案になってしまいかねない。
政俊ができることといえば、少女を見守ることくらいだけだ。
「おなか、ううっ、痛い……よぉ……っ」
大雨の音に消え入りそうな、少女の声。
どうやらおなかを壊してピンチらしい。
下校中におなかを壊す恐怖は、政俊もよく理解しているつもりだ。
特に、小学生のころは学校でうんこをすることが恥ずかしくて、家に帰るまで我慢したものだ。
きっと、この少女も同じような経験をしている真っ最中なのだろう。
(がんばれ、少女よ。誰しもが通る道だ)
心のなかで応援していると――、
「あっ、あううっ」
少女はよほど腹痛がツラいのか、ギュッとおなかを押さえている。
顔面蒼白になっていて、濡れたTシャツに透けた素肌も真っ青になっていた。
どうやら、かなりお腹が痛いらしい。
だけどここは田舎のバス停。
周りには田んぼしかないし、コンビニなんて地平線の彼方まで目を凝らしても見つからない。
その地平線も、大雨に煙ってみることができなかった。
少女の家も、近所……とはいえ、このバス停からかなりあるかなければ辿り着けないところにあるのだろう。
(おいおい、大丈夫か……!?)
ここはせめて声をかけて、そのへんの田んぼでするとか提案しようと思っていた、その時だった。
「うううっ、あっ、ああっ」
少女は、ベンチから立ち上がると、一歩、二歩……歩いたところで、立ち止まってしまう。
田んぼにも辿り着けていないし、更にいえば、バス停の庇からも出ることができていない。
そこが……少女の、限界らしかった。
「あっ、あああ!」
少女は、その場にしゃがみこんでしまう。
それはまるで和式便器でするときのように脚を開いて。
スパッツを穿いているから、小さなお尻の輪郭がしっかりと浮き上がっていた。
きっとプリッとした、柔らかいお尻なのだろう。
その、スパッツに包まれた双丘のラインの真ん中が――、
もこりっ。
固いもので、音もなく盛り上がる。
どうやら、これは……。
「おいおい、大丈夫か!?」
政俊は堪らずに声をかけていた。
だがその声は少女に届いていたかはわからない。
しゃがみこんだままの少女は、トイレで『する』ときのようなポーズでしゃがみこんだままで、苦しげに唸っているばかりだった。
こうしているあいだにも、
もこっもこもこもこっ。
少女のお尻の輪郭は歪に膨らみつつあった。
スパッツを穿いているから、その膨らみが気の毒なほどにわかってしまう。
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