田舎の元気娘と!10
お兄ちゃんからの初めてのプレゼントは、紙おむつ。
恥ずかしがる桜子だけど、お兄ちゃんと一緒に寝るためにはおむつを充てなければいけないぞ!
「わ、わー……い。って、お兄ちゃん、本当にあたしのためにこれを買ってくれるの……?」
「ああ、今夜一緒に寝たいんだろ? それならしっかりおねしょ対策もしておかないとな!」
「でも、赤ちゃんじゃないのに……恥ずかしいよぉ……」
桜子が真っ赤になって恥ずかしがるのも無理はない。
学校が終わって駅前まで足を伸ばしてやってきたのはこの川(かわ)神(かみ)村で一番大きなお店であるドラッグストア。
ただし道の駅も兼ねているので、地産地消の農作物とかもおいてある地域密着型のお店だ。
そしてそんなお店の一角――。
真太郎と桜子がやってきたのはおむつコーナーだった。
「おむつなんて……。そんなぁ……」
「恥ずかしがることないって。ほら、桜子くらいの年頃の女の子用の紙おむつも売ってるだろう?」
「うん、そうだけど……」
「それにほら、大人用の紙おむつも売ってるし。大人になっても紙おむつを充てることは、なんにも恥ずかしがることじゃないんだ」
「ほ、ほんとだ……。大人用の紙おむつも売ってるんだ……。大人になってもおむつ充てても、全然恥ずかしいことじゃないんだ。でも、お兄ちゃん、この漢字、なんて読むの?」
「そ、それは……大人用っていう意味が書かれているんだぞ」
……本当は介護用って書かれているんだけど。
だけど嘘はついてないし。
なによりも桜子に納得してもらうことが大切なのだ。
「でも、桜子のお小遣いじゃ足りないよ……」
「良いよ、俺が買っておいてやるから」
「でもでも、桜子が使うのに……」
「気にするなって。俺が桜子と一緒に寝たいと思ってるんだから」
「それじゃあ……、お兄ちゃんがプレゼントしてくれるの……?」
「ああ、そのためにここに来たんだからな」
「やった! ありがとう! それじゃあ……どのおむつがいいかな!?」
「うーん、悩ましいところだが……」
と、ここまで考えて、ふと思う。
これってデートとかで定番のどの水着がいい? とか、どの服が似合うと思う?
というイベントなのでは、と。
まさか、彼女いない歴=年齢の俺が、お子様相手に紙おむつを選ぶことになろうとは……。
真太郎はしみじみと心の中で呟く。
(断じて俺はロリコンでは……!)
とは思うけど、コロコロと表情が変わる桜子を見ていると、なんだかこっちまで元気をもらってるような気がするし。
それに田舎に転校してきたときはどうなることかと思ったけど、なんだかんだ退屈せずにいられるのは桜子が隣にいてくれるからなんだと思う。
もっと言えば、桜子だってあと五年もすればきっと可愛く成長していることだろう。
(だから俺は決してロリコンというわけでは……っ)
必死に心の中で言い訳をしながらも、紙おむつを見繕っていく。
桜子くらいの年頃の女の子用の紙おむつは、吸収できるおしっこの量が多いというのが特徴らしい。
赤ちゃんよりも膀胱が大きく成長しているから、それは当然のことなのだろう。
そのなかでも良さそうなのは……。
「このおむつなんかピンクの花柄模様で可愛いじゃないか?」
「うん! とっても可愛いと思う!」
「よーし、それじゃあこれにするか」
桜子は紙おむつが詰まったピンクのビニール袋を抱えると、嬉しそうにその場でくるりと一回転。
だけど抱えている荷物が大きすぎてその場でよろめいてしまったところを支えてやる。
「あ、ありがとう……。転んじゃうところだったよ」
「元気がいい桜子は好きだぞ。それじゃあ、一緒にレジに行くか」
「うん!」
☆
「お兄ちゃんに紙おむつ買ってもらっちゃった! 初めてのプレゼントだ! わーい!」
帰り道の田んぼのあぜ道。
桜子は、それはそれは嬉しそうにはしゃいでいた。
おむつは俺が持つよと言っても、桜子はよほど嬉しいのか左手でおむつの入ったビニール袋を持って、腕を振り回さんばかりだ。
ちなみに右手はしっかりと兄の手に繋がれている。
桜子の子供特有の熱い手が、いつもよりも熱く感じられるのはきっと気のせいではないのだろう。
☆
こうして今夜も一緒に寝ることになった桜子は真太郎の両親ともすっかり打ち解けて、夕飯も一緒に食べてお風呂も一緒に入った。
さすがに桜子が一緒にお風呂に入りたいと言いだしたときには真太郎は冷や汗ものだったけど、そのへんはまだまだ桜子が子供だから両親も気にしていないらしい。
それにこの前だって一緒にお風呂に入ったわけだし。
ただ、母は意味深な『うちの真太郎を末永くよろしくね』という一言を残して台所へと消えていった。
「ともあれ、特に止められることもなく一緒に寝られることになったのは良かったな」
「うん。今夜もお兄ちゃんと一緒に寝られるの、嬉しいな!」
風呂から上がった真太郎と桜子は、当然のようにぱんつ一丁だ。
縁側から吹き込んでくる夜風が火照った身体に心地いい。
あとは布団に横になるだけでバタンキューと眠れることだろう。今日は色々なことがあったし。
思い返してみれば、桜子のおねしょを浴びてショーツを洗ってあげて、それからシーツを洗濯機に入れて布団を干したりと、慌ただしい朝だった。
それに学校が終わったら駅前まで田舎道を歩いて(片道一時間!)おむつを買ったりなんかした。
と、言うわけでそろそろ眠る時間なのだが――、
「恥ずかしいけど……、お兄ちゃんと一緒に寝るためだもんね。おむつ、充てて欲しいの」
「えっ」
桜子のまさかの一言に、真太郎はフリーズしてしまう。
いや、おむつを充てたら一緒に寝ようという約束だったけど、まさかおむつを充てて欲しいだなんて。
自分で充てられないか……?
聞こうと思っていると、
「はい、お兄ちゃん! おむつ、充てて欲しいな!」
ガバァッ!
桜子はショーツを脱ぎ払って布団に仰向けになると、なんの躊躇いもなく脚を開いてみせたではないか。
ヒクッ、ヒククンッ!
無毛の縦筋からはみ出しているピンクの肉ヒダが、蠱惑的に痙攣している。
「ちょっ、桜子、尻の穴まで丸見えじゃないかっ」
「お兄ちゃんにおむつ充ててもらうためだもん。早く、早く~」
シュッと刻まれたクレヴァスは会陰につながり、やがてお尻の割れ目になっている。
プリッとした子供っぽいお尻の中心には、小さなお尻の穴がヒクヒクと痙攣していた。
(やばい、なんか凄い匂いする……。おしっこでも汗でもない……なんの匂いなんだ……?)
むわぁ……、
風呂上がりのおまたはまだかすかに火照っていて、石けんの匂いに混じってほのかな汗、そして汗とは違うすっぱい香りが漂ってくる。
それは年端がいかない少女のおまたであっても、男を狂わせる色香を放っているようにも思われた。
(いやいやいや、俺はお子様のおまたを見つめてなにを考えているんだよっ。早いところおむつを充ててやらなければっ)
なんの躊躇いもなくおまたを割って開いている桜子から目を逸らすと、近くにある紙おむつのパッケージから一つ取り出す。
ピンクの花柄模様の可愛らしいデザインで、ふかふかだけど思っているよりも薄い。
これならおむつを充ててるっていう抵抗感も薄れてくれるに違いなかった。
「よーし、おむつ充ててあげるからジッとしてるんだぞー」
「うん! お、お願いします……」
おまたを広げて見られているのは平気でも、おむつを充てられるとなるとちょっと恥ずかしいらしい。
赤らんでいたおまたが、お尻の方まで綺麗なピンク色に染まっていった。
むわっとした匂いも、心なしか強くなったように思える。
(うう、マズい……。俺は断じてロリコンではないが……! 理性が溶ける前におむつでこのおまたを包み込んでしまわなければ!)
真太郎は意を決すると、紙おむつを広げて桜子に充ててあげることにする。
「えーっと、まずは……。おむつをお尻に敷いて……」
「うん」
桜子はおむつを充てやすいようにと、仰向けになったままお尻を浮かしてくれる。そこにおむつを滑り込ませると、おまたを包み込むようにして充ててあげる。
「あぁ……おむつ、ふかふかしてて、おまたもお尻も包み込まれちゃってるみたい……」
「変な感じするか?」
「んん……。ちょっとだけするけど、お尻包まれてると、なんか安心してきちゃう、かも……」
「そうか、それは良かった」
ぽんぽん、
しっかりとテープで留めてやって、おむつのうえからおまたを軽くはたいてあげると、「はふぅ……」安心しきった吐息を漏らしてくれる。
どうやらおむつを充てられて嫌がっているということはないらしい。
「あはっ、お兄ちゃんにおむつ充ててもらっちゃった。おまたあったかくて、なんだかとっても幸せ!」
「そうか、そいつは良かった。それじゃあ一緒に寝るか」
「うん!」
電気を消すと、布団一つに枕二つ。
同じ布団に桜子と一緒に寝る。
お互いにぱんつ一丁……、いや桜子はおむつを充てているからおむつ一丁で、ギュッと抱きしめ合って、身体を密着させて体温を感じ合う。
桜子のうなじから、ふんわりとした石けんの温かい香りが漂ってくる。
「えへへ、お兄ちゃんと一緒。嬉しいな♪」
「俺も桜子と一緒で嬉しいぞ」
ごく自然と、思わず言ってしまってから、心の中で『俺は断じてロリコンでは……っ』と呟くけど、こんなに可愛い桜子を腕のなかに抱えていれば誰だって素直な気持ちになってしまうはずだ。
真太郎は桜子を抱き寄せると、腕のなかの桜子は早くも安らかな寝息を立て始めるのだった。
この小説は同人誌として配信しているものです。
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