レモネードオアシス 2022/06/19 15:03

しつけて委員長6

マゾスイッチが入る委員長。


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しつけて委員長(カテゴリー)

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「あっ、ああああぁぁぁ……」

 円華は気まずそうな声を漏らし、どこか陶然とした表情を浮かべている。
 どうやら、見られながら漏らしているというのに気持ちよくなってしまっているようだ。

「って、委員長。おむつ、もう限界だろ!? 横漏れしてくる!」
「あうう! でも、嬉しすぎて……出てきちゃったら止まらないんだからぁ!」
「スカート捲って、仰向けになって!」
「はっ!? 御影君、ナイスアイディア!」

 こうなったら最後の手段だった。
 円華はスカートを捲り上げると、ベッドに仰向けになる。
 レモン色に染まった花柄おむつが露わになった。
 それはまるで赤ん坊がおむつを交換してもらう時のようなポーズだった。
 横漏れしてしまうおしっこを、背中のほうに流して、まだ無事な吸水ポリマーに吸わせようというのだ。

「あ、あ、あ、あ、あ、ああ」

 しゅいいいいいいい……。

 くぐもった水音がおむつから聞こえてきて、今にも力尽きそうになっている紙おむつが少しずつ膨らんでいく。

「お尻が……ああ、背中の方まであったかいよぉ……」

 ブルル!

 円華は大きく震えると、

 プシュウ!

 最後の噴射とともにおもらしは終わったようだ。
 仰向け作戦が上手くいったのか、紙おむつは円華の失敗をすべて受け止めてくれている。
 スカートを捲り上げているから、その様子がよく分かった。
 
「って、委員長のおむつをジッと見つめてるわけにもいかないよな。よし、いま交換してやるからな」
「……こんな屈辱的なことをされるなんて……ううっ」

 口では嫌がっていても、本心では交換して欲しいと思っているのだろう。
 円華は、戸惑いながらも赤ん坊のように脚を開き続ける。

「躾けてください、ご主人様」
「えっ?」

 長政は一瞬なにを言われたの理解できなかった。
 それでも円華は、顔を、そしておむつから伸びる太ももまでも真っ赤にさせて言うのだった。

「私のエッチでイケナイ身体を、ご主人様に躾けて欲しいの……」
「お、おう」

 ご主人様。
 真面目な委員長から、まさかこんな言葉が出てくるとは思わなかった。
 だけどここで男である長政がドン引きしたら、円華に恥をかかせてしまうことになる。
 せっかく円華は恥ずかしいのを我慢して、自分の秘密を教えてくれたというのに。

「わかった。それじゃあ今から俺が委員長……いや、円華のご主人様だ。おむつを換えてやるからジッとしてるんだぞ」
「は、はいぃ……」

 どうやら円華はMのスイッチが完全に入っているようだ。
 脚を開いたまま、嬉しそうにプルプルと震えている。
 円華が持ってきたカバンから新しい紙おむつを取り出す。

「まずは円華のおむつを外してやらないとな」
「お、お願いします……」

 テープタイプの紙おむつに指をかけ……、しかしその瞬間、長政はフリーズしてしまった。

(委員長のことを助けようと思ってこんな状況になってるけど、よく考えたら俺、女の子のここ見るの、初めてじゃねえか!!)

 見るのも初めてなら、当然女性経験なんてあるはずがない。
 完全無欠な童貞なのに、いきなり同級生の女の子のおむつ交換は、レベルが高すぎるのではないか!?
 しかも相手は普段は真面目だけど、実は変態ドMで尿道ゆるゆるという、あまりにもギャップのある少女。
 その少女は、しかし不安そうに呟くのだ。

「……どうした、の……? やっぱり私みたいな変態な女の子、嫌い、なの……?」

 見放された子犬のような、哀しそうな眼差し。
 そんな目で見られたら、ここで引くわけにはいかなかった。

「おむつ、交換するから覚悟するんだぞ」
「……んっ♪」

 おむつを止めてあるテープに指をかけて剥がしていくと、バリバリバリッ! 意外と強力な粘着力があるらしい。
 ガムテープを剥がすときのような大きな音が立ってしまった。
 だが、長政にはそんなことを気にしている余裕は残されてはいない。

 むわ……っ。

 立ち昇ってきたのは、目に染みるほどに濃厚なアンモニアの湯気だった。
 おむつの裏側は、円華の恥ずかしい色に染め上げられていた。
 そして、長政が初めて見る、少女の花園――。

「えっ?」

 意外な光景に、長政は目を見張ってしまった。
 なにしろ、円華の秘部は、産毛さえも生えていないパイパンだったのだ。
 シュッと縦に深いクレヴァスが刻まれ、その狭間からサーモンピンクの肉ビラがはみ出しているのが丸見えになっていた。

「委員長、剃ってるのか?」
「ううっ、違うの……。私のここは、赤ん坊のようにつるつるなんだから……。その、あんまり見ないでよ……。変でしょう?」
「へんなものか。つるつるで真っ白で可愛いよ」
「そ、そんな……おまたが可愛いなんて……」

 ヒククンッ。
 恥ずかしがりながらも嬉しいのだろう。
 円華の縦割れからはみ出している桜のような肉ビラが、誘うように痙攣した。

「ま、まずは拭き拭きしてやらないとな。かぶれたら大変だし」
「……っ」

 ティッシュを手に取り、緊張しながらも美丘に指を食い込ませていく。
 円華の肉の丘は、見た目通りふっくらとして柔らかかった。
 どんなに柔らかい肉まんよりもふっくらとしていて、しかも火傷しそうなくらいに熱くなっている。

「凄い。円華のここ、凄い熱くなってる。それに柔らかいんだな」
「あっ、ああぁぁ……。ご主人様の指先がおまたに食い込んできて……はっ、はううっ。触られるのって、こんなに気持ちいいことだったなんて……んんっ」

 戸惑いながらも、円華は脚を広げている。
 脚を広げてはいるけど、その中心にあるクレヴァスは指を締め付けるように痙攣していた。

(女の子のここって、こういう風になってるのか……。まあ、チンコを締め付けるから、当然なんだろうけど……)

 初めての女の子の感触に戸惑いながらも拭き拭きしていると、しかし夢中になりすぎていたようだ。

「ああっ、ご主人さまっ、今はおもらししたばかりで敏感になってるから……あっ、アヒッ」
「ええっ!?」

 ビククッ!

 円華は痙攣すると、直後にはくったりと弛緩してしまう。
 秘筋に食い込ませたティッシュがジンワリと熱く濡れてくる。
 どうやら女の子のおまた……、そこにある肉のフードをかぶった米粒のような箇所は敏感にできているようだ。
 気をつけなければ。

「アッ、アヒッ、ひううぅぅっ」
「ご、ごめん、拭くのに夢中になってて、つい」
「ううっ、凄かったの……。男の子に触られるのって、こんなに凄いんだ……。指先、太いし、それになんて力強いんだろう」
「円華、怒ってないのか?」
「そ、そんなの知らないっ」

 円華は恥ずかしそうにそっぽを向いてしまう。
 だけど、官能に弛緩した両脚は、赤ん坊のように開かれたままだった。
 それは早くおむつを換えて欲しいと言わんばかりに。

「お尻もおまたも綺麗になったみたいだし、新しいおむつを充ててやるからな」
「はい。お願いします、ご主人様。私の赤ん坊のようにゆるゆるなおまたを、おむつで包み込んでください……」

 普段は凜としている真面目な委員長なのに。
 その円華が、こんなにもエッチな言葉を発するなんて。

「まずは円華のケツの下におむつを敷いて、と……。それからまたを包み込むようにしておむつを前に持ってきて、横からテープで留めればいい……んだよな」
「はい……。ああ、ご主人様におむつ充ててもらえるなんて、幸せすぎるよぉ」

 ぽんぽん、
 おむつに包まれた股間を軽くたたいてやると、

「はふう……ご主人様に充ててもらったおむつ、とってもあったかいの」
「今にも寝そうじゃないか」
「うん。でも眠たいけど……、午後も授業あるし、起きないと」
「さすが委員長。真面目なんだな」
「あ、当たり前じゃないの」

 『委員長』という言葉に真面目スイッチが入ったらしい。
 円華は身体を起こしてベッドから降りると、セーラー服のスカートの裾を整える。
 そこにはMに目覚めたメス犬ではなく、いつものように不機嫌そうにメガネをあげている、真面目な委員長がいた。

「さっきは助けてくれてありがとう。そ、それじゃあっ、私、お昼食べてくるからっ」

 不機嫌そうに円華は言い残すと、カバンを持って保健室から出ていってしまった。
 その背中が、いつも以上に小さく見えて……、

「やれやれ、女心ってのはわからないものだな」

 保健室に取り残された長政は、独り肩をすくめるのだった。

        ☆

「あああああああああああ!」

 たった一人で屋上にやってきた円華は、誰もいない屋上の真ん中にしゃがみ込むと、絶叫していた。
 晴れ渡った青空に、円華の悲鳴が響き渡る。

「なんてことしてるのよ、私!」

 まさかクラスメートの男子にぶつかって、しかも変態的な性癖をカミングアウトしてしまうだなんて。
 我ながらどうかしてると思う。
 いや、きっとどうかしていたのだろう。

「ご主人様だなんて、どんだけドMなのよ、私! 自分でもドン引きよ! しかもおむつまで交換してもらうなんて! おまた見られちゃったし!」

 恥ずかしすぎて、この世から消えてしまいたいくらいだった。
 でも、それでも思い返してみると、長政は絶対に心の底から笑ったりなんかしなかった。
 変態性癖をカミングアウトしたときだって、おむつを交換するときだって、赤ん坊のようなつるつるのおまたを見たときでさえも。

「やだ……、好きになっちゃいそう」

 その感情に気づきそうになって、円華はごまかすようにカバンを開けると焼きそばパンを取り出して、ビリビリと袋を破ると口に詰め込む。
 だけど一気に食べ過ぎたか、

「んっ、んぐぐ……っ」

 喉に詰まったパンを、持ってきた水筒のお茶で流し込む。
 だけどそんなことをしても爆発しそうな感情は消えてくれるはずがなくて。

「私があなたを好きになっても、あなたは私のことを好きなはず、ないもんね……」

 円華は焼きそばパンが入っていたビニル袋を丸めると、熱く切なげなため息をつくのだった。

        ☆

(顔なんか見れるはずない!)

 どんなに気が進まなくても、授業をサボるという発想ができないところが、円華が真面目な委員長たる所以(ゆえん)だった。
 午後の授業が始まる前に教室に戻ってきた円華だけど、同じ教室にいる長政のことを嫌でも意識してしまう。

 長政の席は、円華の斜め前。
 黒板を見ようとすれば、自然と視界に入ってしまう。
 なにも知らないクラスメートたちは席につき、いつも通りの国語の授業中。
 だけど円華はノートを取りながらも、授業の内容はまったく頭に入ってこなかった。
 無理もない。
 黒板を見るたびに、視界の隅に長政の背中が入り込んでくるのだ。

(なんでカミングアウトなんかしちゃったのよっ)

 一時の勢いとは言え、軽率な自分に腹が立ってくる。
 だけど時間というのは決して戻ってはくれないのだ。

(絶対に嫌われてる……!)

 こんな変態な女を好きになる男なんて、いるはずがない。
 円華の性癖は、絶対に誰にも言ってはならないものだったのだ。
 ……いまさら後悔しても、後の祭りだけど。
 こうして悶えながらも時間はゆっくりと過ぎていき――、
 気がつけば、放課後になっていた。

         ☆

「あ、あの……、御影君」
「んん? なんだ?」

 円華が長政を呼び止めたのは、下校中の公園。
 おもらしをしていたところを長政に見られて、カミングアウトの原因になった、その場所だった。

「あ、あの……」
「どうした、委員長。黙っててもわからないぞ」
「そ、そんなのわかってるもの」
「それじゃあ、なにか用か?」
「ほ、保健室でのことなんだけどね、忘れて欲しいの。引いたでしょう? 私があんなに変態だなんて」
「そりゃあ、ビックリはしたけど、引いてはいないぞ」
「うそ」
「ホントだって。引くどころか、むしろ、その……ギャップが可愛いというか……」
「だから女の子に可愛いなんて、気安く言わないのっ」
「そうそう、そんなに真面目なのに、今もおむつ充ててるところとか、メチャクチャ可愛いよな」
「うう~」

 まさかの可愛い連発に、円華は頬を赤く染めてしまう。
 変態なところを知られてしまったというのに、まさかのカウンター攻撃が待っていたとは。

「うそ、うそよ……。私が可愛いなんて……」
「あー、信じてもらえないなら、明日あたりにでも証拠見せてやるよ。俺が委員長を躾けてやる」
「えっ?」
「だから、俺が円華を躾けてやる。覚悟しておくんだな」
「ああ……、私、躾けられちゃうの……?」

 想像しただけで、ゾクゾクしてきて、胸が高鳴ってしまう。
 Mに染まり切った身体は、円華の自覚しないままに発情していた。

 しゅいいいいいいい……。

 スカートのなかからくぐもった水音が聞こえてくると、ジンワリと紙おむつが生温かくなって、もこもこと入道雲のように膨らんでくる。
 円華は、立ったままだというのに失禁し、切なげにプルプルと身体を震わせていた。
 そんな円華は、頬を赤く染め、呟くのだった。

「私を躾けて下さい、ご主人様」


しつけて委員長7につづく!

この小説は同人誌の『大決壊! しつけて委員長』に収録してある小説です。
フルサイズのイラスト6枚も収録されています。
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