陰キャラでなにが悪い!7
トイレに駆け込むも、ブルマを降ろす暇さえも便意は与えてくれない。
ブリブリブリ!
ブボッ! ブボボッ!
ベチョッ、ベチョッベチョチョ!
ブルマでは受け止めきれないうんちがはみ出してタイルへと落ちていく。
それでも容赦無くブルマに覆われた小さなお尻はモリモリと膨らんでいき――、
千影は、茶色い足跡を残しながら、なんとか和式の便座に跨がることができた。
なんとか個室のドアの鍵を閉め、便器に跨がって肩幅に脚を開き……、あとはブルマを降ろすことさえできれば……!
頭では分かっているけど、
「あっ、アッー!」
にゅるるるるる!
ぶぼっ、ぶぼぼぼ!
肩幅に脚を開いたぶんだけ肛門が緩み、一瞬にしてブルマがパンパンに膨らんでいく。
股間までもモリモリと大きく膨らんでい、やがて収まりきらなくなった軟便はブルマの足口からはみ出してくると、
ベチョッ、ベチョチョッ!
千影はしゃがむこともできないまま、便塊が和式の便器へと落ちていく。
だが決壊はまだ始まったばかりなのだ。
「ひっ、ひいいっ! おまた、ううっ、食い込んできて……っ」
にゅるるるる!
少女の敏感なクレヴァスに、マグマのような軟便が食い込んできて、蹂躙してくる。
赤ん坊のようなツルツルのおまたは、その刺激に耐えられるはずがなかった。
しゅいいいいいいいい……。
「はぁぁぁぁ~~~」
ブルマからくぐもった水音が聞こえてくると、おしっこまで漏らしてしまう。
ただでさえおまたというのはうんちを出したら開いてしまうのだ。そのうえうんちが食い込んできたら、あっけなく漏らしてしまうに決まっている。
「ああぁ……おしっこ、ひっ! ひっ! ひうう!」
しゅわわわわわわ……。
ぶふぉっぶふぉ!
ブルマからおしっこが滲み出してくる。
うんちによってパンパンに膨らんでいるブルマに濾過されたおしっこは、茶色く穢れていた。
しかもおしっこを漏らしながらも、千影はうんちを漏らし続けてしまっている。
ほとんど日焼けしていないインドア派の太ももを、大決壊した土石流が落ちていった。
べちょっ、べちょべちょ!
「あっ! あ! くぅん……っ」
しゃがんでしまえばお腹に圧力がかかってしまって取り返しがつかないことになってしまう――。
この期に及んで千影はそんなことを考えていた。パニックになってしまっていたのだ。
もう、ブルマもショーツも、そして靴下も取り返しがつかないほどに汚辱されてしまっているというのに。
ブボボッ!!
ブッふぉ!!
ブボボボボボボボ!
小さな身体のどこにこんなにうんちが詰まっていたのか……、千影でさえも驚くほどの量だった。
だけど、その失便も永遠には続かない。
ぶぼぼっ、ぶほぉっ!
くぐもった放屁とともに、千影の失便は終わった。
あとに残ったもの――、
一言でいってしまえば、大惨事だった。
「ブルマ、パンパンだよぉ」
ブルマに包まれた小さなお尻は、もっこりと歪に膨らんでいる。 前のほうまでもこもこに膨らんでいるから、まるでチンチンがあるみたいだ。射精はできないのに。
「綺麗にしないと……ううっ、あううっ」
本当は見たくはないけど――
ゆっくりとブルマを下ろしていく。
すると、
ねっちょぉぉぉぉお……。
むわっ。
ブルマに詰まっていたのはやや形が残された軟便だった。
ぷりっとした小さなお尻にも、ペースト状に貼り付いている。
それにしても醜悪な香り――。
「ううっ、臭いよぉ……」
どんな生ゴミでさえも、ここまでの悪臭は放たないだろう。
こんなにも臭いものが、小さな身体の中に詰まっていたのだ。
狭い個室は千影の排泄物の香りに満たされていて、千影自身でさえもあまりの臭気に涙が出てきてしまうほどだった。
「ブルマ、脱がないと……。ううっ、脚にうんち、ついちゃう……。もうドロドロだけど……」
ブルマをゆっくりと慎重に降ろしていく。
ただでさえうんち塗れの脚が、更に茶色く穢されていく。
「うんち、落ちてくれる……?」
ブルマを脱ぎきり、ひっくり返すと……、
べちょっ。
もっさりとした便塊が便器に落ちると無様に潰れる。
いつもは意識したことがなかったけど、ブルマのなかで一つの塊になると、異様に大きく見えてきてしまう。
千影は和式便座に跨がってしゃがみこむが――、
「で、出ない……」
どんなにお腹に力を入れても、うんちも、そしておしっこも出てきてはくれなかった。
それはブルマを穿いたまま出し切ってしまったことを意味する。
「もうグチャグチャになってるし……。どうしよ」
こっとん製のネコさんショーツは、白かった場所を探すのが難しいくらいに茶色く陵○されていた。
これはここで手洗いしても、穿くことはできないだろう。
ブルマももうドロドロだ。靴下さえも穿くのは難しいほどに汚れてしまっていた。
「どうしよう……これじゃトイレから出れないし」
どうしようか逡巡していると――、
コンコンッ。
誰かがトイレの個室をノックしてきたではないか。
こんな旧校舎のトイレに、いったい誰?
というよりも、千影の他には誰も使っていないのだから、他の個室に入ればいいのに。
なぜノックなんてしてきたんだろう?
疑問に思っていると、
「千影ちゃん……、千影ちゃん、だよね……?」
名前を呼ばれて、千影は反射的に身を縮こまらせてしまう。
長年染みついたコミュ障ゆえの習性なのだ。これくらいは見逃して欲しい。
だけどいないふりを決め込もうかと迷っていると、再びノックされる。
「千影ちゃん、トイレに入っていくの見てたから。お腹、壊しちゃったの? 大丈夫?」
「だ、誰……?」
「えっ、私……? 私は中井だけど」
「な、中井……? え、えーっと……」
「もうっ、クラスメートの中井優子、だよっ」
「あー……、もしかして昨日、保健室に、連れて行ってくれた」
「そう。なんか体調悪そうだったから心配で様子見に来たんだけど……大丈夫?」
「大丈夫かどうかと言われると……、ダメ、かなぁ……」
ただでさえ学校でも久しぶりの会話。
しかもこの状況をありのままに伝えるのはレベルが高すぎる。
どうしようか、どもっていると、
「もしかして……、制服、持ってきたほうがいい感じ?」
「う、うん……」
どうやら大惨事になっていることがバレてしまったらしい。
きっとトイレの個室の外にまで醜悪な臭いが漂ってしまっているのだろう。
「それじゃあ、制服持ってくるから」
「あ、ありが……」
お礼を言い終える前に保健係の女子……優子は出ていってしまった。
うんちを二日連続で漏らしてしまったのは恥ずかしいけど……、だけど、この状況で助けてくれるなんて天使みたいな存在だ。
「……綺麗にしておかないと」
お尻やおまたにはべったりとペーストのようなうんちがこびりついている。
赤ん坊のようなツルツルのおまたには、うんちが食い込んでしまっていた。
「……んっ、んんっ」
ぐにゅううう……。
トイレットペーパーをまとった指先で、おまたの割れ目を拭き取っていく。
すると敏感な部分から信じられないほどの量の不浄が纏わり付いてくる。
それでも何回か拭っていると、チリリッ。
「んっ!」
こんな状況だというのに、固く勃起しているクリトリスから痺れるような電流が走る。
ジュワッと少女の秘蜜が溢れ出してくると、トイレットペーパーに虚しく染みこんでいった。
「お尻も拭かないと……」
おまたと同じようにお尻を拭き取っていく。
何度も、何度もお尻を拭き取っていくと、やがてトイレットペーパーに纏わり付いてくる茶色いペーストも無くなってくる。
どうやら綺麗にできたようだ。
ブルマとショーツは軽く水洗いしてみるけど、なかなか汚れは落ちてくれない。
洗濯機に入れないと綺麗にはならないだろう。
もちろん、このまま穿くことはできそうにない。
「どうしよう……」
迷っていると、廊下へと続く扉が開いて誰かが入ってくる気配。
優子である保証はない。
息を潜めていると、コンコンッ、さっきと同じようにドアがノックされる音。
「千影ちゃん。着替えとカバン持ってきたから。扉の上から入れるからね」
「う、うん」
桃色のブレザーと、ブラウスが扉に掛けられる。それに続いて赤のスカート。
それからビニール袋も。
やっぱり漏らしてしまったことがバレてしまっているらしかった。それだけ凄い臭いだったのだろう。
個室の外にまで漂っているに違いない。
渡された制服に手早く着替えて、汚してしまったショーツとブルマを袋に入れる。
やっとのことで、千影はトイレの個室から出ることができた。
「……大丈夫?」
「……う、うん……」
「はい、カバン」
個室の外では、カバンを持った優子が待っていてくれていた。
カバンを受け取ると、下着と靴下が入ったビニル袋を詰め込む。
(そうだ、お礼、言わないと……っ)
そう思って口を開こうと思うけど、なかなか言葉になって出てきてくれない。
「あっ、あっ、ああぁ……」
「? ……どうしたの?」
優子は首をかしげてみせる。
それでもなんとか声を搾りだそうとして、
「あ、ありが、とう……」
なんとか言葉にすることができた。
たったそれだけのことなのに、だらだらと冷や汗が出てきてしまう。
(やっぱ! 久々に会話したから声、超震えてるし! 背中の汗、ヤバ!)
たった一言であっても千影にとっては会話なのだ。
いつも学校ではほとんど声を出すことが無いほどのコミュ障なのだから勘弁して欲しい。
だけど、ちゃんと伝わっただろうか……?
不安に思っていると、
「困ったときはお互い様、だよ」
「でも、昨日も助けてくれたし……」
「あれは私が保健係だったから……って言うのもあったけど、前から千影ちゃんと話してみたいなって思ってたの。だからこうしてお話しできて嬉しいな」
「う、うん……あたしも、中井さんと話せて、嬉しい、かも……」
「それじゃ、私はこれから部活があるから。また明日ね」
千影が頷き、顔を上げる前に優子はトイレから出ていってしまった。
後に残された千影は――、
(おまた、スースーする)
ノーパンのおまたが心許なくなって、短めのスカートの裾を抑えてみる。
もしも、赤ん坊のようなツルツルのパイパンを誰かに見られたら……そのことを想像しただけで、なぜか背徳的な興奮に鼓動が早くなってしまう。
(あっ、濡れてきちゃってる……)
おまたが熱くなると、ジュワッと蜜が溢れ出してくる感触。
早くも太ももをナメクジのように愛液が伝い落ちてきているところだった。
(ぱんつ穿いてないと、垂れてきちゃうよ)
多汁体質な千影は、足早にトイレをあとにすると帰路につくことにする。
病的なまでに真っ白なふくらはぎには、早くも透明な粘液が伝い落ちている――。
この小説は同人誌の『大決壊! 陰キャラでなにが悪い!』に収録してある小説です。
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