レモネードオアシス 2023/04/14 08:17

未知の快楽11

最近は色々なことが重なり、ご飯が喉を通らず死にそうな日々を過ごしていました。
皆様もどうか体調にはお気をつけください。

さて、今日は金曜日ですので、シエンのオリジナルの小説を更新したいと思います。
楽しんでもらえたら嬉しいです。

最終回です。

この小説は、もしかしたら同人誌としてイラストつきで発表するかもしれません。
何年先のことになるかはわかりませんし、同人誌になるかもわかりませんが。


目次

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登場人物

・椎名瞳(しいな ひとみ)
 小学五年生。
 黒髪をおさげにしている大人しい女の子。
 いつも教室の隅っこの席で読書をしている。
 読めない漢字や、少しでも意味がわからない言葉があると、辞書を引きながら読み進めていく。

・服装
 白と紺色のセーラー服のような私服がお気に入り。
 お母さんに買ってもらった。

・ぱんつ
 女児ショーツ。
 飾り気のない純白の木綿のショーツ。
 ふんわりとした柔らかい肌触りが気に入っている。

・初めての便秘
 一週間うんちが出ていない。
 膀胱が圧迫されておしっこがあまり我慢できず、クロッチの裏側が黄ばんでしまっている。


 本当なら、しっかりとお掃除をしてからこの場所を立ち去りたかった。
 だけど、水回りを使えないのだから、どうすることもできない。
 せめてトイレのドアが開いていれば、うんちを流すことくらいできたかもしれないのに。
 だけど、個室へと続くドアは、すべて閉ざされている。
 漏らしてしまったうんちを、流すことさえもできない。

「ごめん、なさい……。お掃除できないよ……」

 それならば。
 せめて、一刻も早くこの場所を離れなくてはいけない。
 いつ、誰がくるかも分からないのだ。
 うんちを漏らしたところを見つかるのは、あまりにも恥ずかしすぎる。
 もしも、同じ学校の生徒に……くらすとメートなんかに見つかったりしたら……、想像しただけで恐ろしい。

「早く、帰らないと……っ」

 瞳はよろめきながらも立ち上がる。
 モコモコに膨らみきったぱんつはずっしりと重たくなっていた。
 それでもうんちを捨てることは許されない。
 この場所に、ぱんつのなかにミッチリと詰まっている巨大な便塊を残していけば、ご近所の噂になってしまうに違いなかった。
 そうでなくても、瞳の足元には、足口から溢れ出してきたうんちがうずたかく積まれている。

「ごめんなさい」

 これから掃除をしてくれることになるであろう、清掃員の人に謝っておく。
 瞳は意を決するとトイレから出ていくことにする。
 トイレの建物から顔を出して、外の様子を伺ってみると――、
 そこは、瞳がうんちを漏らしてしまったことなど関係無しに、いつも通りの日常脳風景が広がっていた。

「ううっ、ぱんつ、重たい……」

 スカートのなかで、カボチャのように膨らんでいるぱんつに顔をしかめながらも歩きはじめる。
 できるだけ足早に。しっかり背筋を伸ばして。

(誰かに見つかったらどうしよう……!)

 そう思っただけで、心臓が早鐘のように鳴り、身体が熱くなってくる。
 だけどなぜだろうか?
 おまたも熱くなってくると、

 じゅわわぁ……。

 まただ。
 またやってしまった。
 ネットリとしたおもらし。
 無性におまたがむらむらしてくる。

(またおもらししちゃってる……。もう、全部出たと思ってたのに)

 まさか自分の股間が愛液で濡れているとは知らず、羞恥心にほっぺたから火が出そうなくらいに熱くなる。
 むらむらしたおまたからは体液が止まらなくなっていて、

 たらり――、

 内股を垂れていくのは、一筋の銀の雫。
 その雫は内股を撫で回していくと、ふくらはぎにまで達するほど濃厚なものだった。
 だけどいまはそんなことを確かめている余裕はない。

(早く、帰らないと……!)

 瞳はよろめきながらも公園を出ると、家路を急ぐ。
 まだまだ日の高い春の日差しを受けながら。

 運がいいことに、途中で誰かとすれ違うということはなかった。
 瞳がうんちをおもらししたということは、誰にも知られていない……はずだ。

        ☆

 だけどぱんつは綺麗に洗濯することができても、公衆トイレに残してきたうんちまでは消えてはくれなかったみたいで……。
 翌日、瞳が登校してくると教室では、

『きのう、凄えでっけーうんこが落ちてたんだぜ!』
『それも公園の女子トイレで! デカすぎて、茶色いボーリング玉みたいで、超くせーの!』
『今日もあるか、帰りに見に行こうぜ!』

 教室の男子は、嬉々としてうんちの話で盛り上がっていた。
 まさか、そのうんちの主が、すぐ近くの席に座っていることも知らずに。

(うそ。よりによって男子たちにバレるなんて……っ)

 でも、なぜだろう?
 漏らしたのは女子トイレのはずなのに。
 その答えは、すぐに男子たちからもたらされることになる。

『トイレの外まで臭くなってたからな! きのうは大騒ぎになってたんだぜ!』

 その言葉に、瞳の頬は火がつきそうなくらいに熱くなる。
 と、いうことは近所の人にも知られてしまったに違いない。
 そしてこうして朝の教室で噂になっているということは……恐らく、学年、いや、学校中の生徒に知られているに違いなかった。

(最悪だよ……)

 席について平静を装おうとしても、どうしてもほっぺたが熱くなってしまう。
 まさか学校で噂になっているだなんて。
 だけどうんちを漏らしたのが瞳だということは、なんとかバレずに済んでいるらしい。
 だけど恥ずかしいものは恥ずかしい。

(あぁ、早くみんな忘れてくれないかなぁ)

 と言っても、今日も放課後になれば男子たちはこぞって公園に行くに違いない。
 そしてまだ掃除されていなければ、そこにあるのは……。
 いや、もしかしたらこうしている瞬間にも、公衆トイレに入った誰かが、瞳の漏らした証拠を見つけてビックリしているかもしれない。

(うう、最悪すぎる……)

 じゅわわっ。

 その瞬間。
 瞳の秘芯は熱く疼き、ネットリとしたヨダレを垂らしている。
 だけど瞳がそのことに気づくことはない。
 恥ずかしさのあまり、頬を赤く染めて俯いていたのだから。

 瞳がその快楽に気づくまで、あと数年の月日が必要になる。
 それまでに瞳は何度も自らの意志でおしっこだけではなくうんちを漏らすようになり……、それは誰にも言えない秘密となった。

 まだ、少女のツボミは芽吹いていない――。

おしまい。


ここまで読んでくれてありがとうございました!

ただいまカクヨムの方では主人公が女児にTSしてしまった小説を連載中です。
色々なヒロインがおもらしするシーンを書いていきたいので、そちらのほうも応援してもらえると嬉しいです!

♥・★をくれると、もしかしたらアニメ化するかもしれません。

目が覚めたら○女にTSしていた俺が元に戻るために異能バトルに巻き込まれる話

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