レモネードオアシス 2022/12/02 15:20

未知の快楽1

12月になりました。
先月はコロナウルスなどでバタバタしましたが、今月は平穏でいたいところです。

金曜日ですので、シエンのオリジナル小説を更新していきたいと思います。
楽しんでもらえたら嬉しいです。


目次

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登場人物

・椎名瞳(しいな ひとみ)
 小学五年生。
 黒髪をおさげにしている大人しい女の子。
 いつも教室の隅っこの席で読書をしている。
 読めない漢字や、少しでも意味がわからない言葉があると、辞書を引きながら読み進めていく。

・服装
 白と紺色のセーラー服のような私服がお気に入り。
 お母さんに買ってもらった。

・ぱんつ
 女児ショーツ。
 飾り気のない純白の木綿のショーツ。
 ふんわりとした柔らかい肌触りが気に入っている。

・初めての便秘
 一週間うんちが出ていない。
 膀胱が圧迫されておしっこがあまり我慢できず、クロッチの裏側が黄ばんでしまっている。

未知の快楽


「うう……苦しいよ……」

 学校のトイレの個室。
 和式のトイレにしゃがみこんで、苦しげに呟いたのは一人の少女だった。

 小柄な少女だ。
 二次性徴期を迎える前の身体は少年のように痩せている。

 スカートを捲り上げて露わになっているお尻は陶器のように真っ白で、染み一つさえも無い。
 苦しげに歪んでいる相貌も病的なまでに白く、少女が身体を動かすことが苦手だと一目でわかるほどだった。

 肩ほどまで伸ばされた黒髪は小さなおさげにされていて、少女が息むとプルプルと震えて肩をくすぐっているようにも見えた。

 少女の名前を、椎名瞳(しいな ひとみ)、という。
 学年は五年生で、教室ではいつも隅っこの席で読書をしている大人しい女の子だ。
 そんな瞳には、ある大きな悩み事があった。

「うう~……。やっぱり出てきてくれないの……」

 どんなにお腹に力を入れて息んでも、うんちが出てきてくれなかったのだった。
 今日で一週間が経つ。
 初めて経験する便秘に、瞳の色白なお腹はぽっこりと膨らんでいた。
 カチカチに固まっていて、パンパンに張っていて苦しすぎる。
 それは瞳が経験したことの無いツラさだった。
 お母さんにも相談することができずに、こうして一人で溜め込むことになっていた。

「ううっ、お願いだから……休み時間が終わる前に……出て、きてよぉ……ふぅぅっ」

 しゅいいいぃぃ……。

 だけどどんなにお腹に力を入れても、出てきてくれるのはおしっこだけだった。
 産毛さえも生えていない、つるんとしたゆで玉子のようなおまたから、おしっこが虚しく漏れ出してくる。

「はぁ……、はぁ……。ダメ……。出てきて、くれない……」

 顔を真っ赤にして踏ん張ってみるけど、一週間ものあいだ沈黙を守っている肛門が開いてくれることはない。
 残念だけど、今回は時間切れだ。
 もうすぐ次の授業が始まってしまう。

「出てきてくれなかったの……」

 赤ちゃんのようにつるつるのおまたを拭いて、飾り気のない木綿のぱんつを穿くと、瞳は憂鬱な溜め息をつきながらトイレの個室から出る。

(よし、ぱんつ、大丈夫だよね)

 個室を出るときに、念のためにスカートの裾を確認。
 裾をぱんつに巻き込んだままだと、ぱんつが丸見えになってとても恥ずかしいことになってしまう。

(早く出てきてくれないかなぁ……)

 そんなことを考えながら、瞳は女子トイレをあとにする。
 小柄な身体は白と紺色を基調にしたセーラー服を着て。
 紺色のプリーツスカートが瞳のお気に入りだった。
 お母さんにおねだりして買ってもらった。

 だけど――。

 まさか人形のように可愛らしい少女のお腹に、カチカチに固まった一週間分のうんちが詰まっていようとは……誰も想像さえもしないに違いなかった。

        ☆

(ど、どうしよう……)

 瞳が気まずくなって内股を擦り合わせたのは、次の授業が始まって五分が経ったときだった。
 授業が始まったばかりだというのに、早くもおしっこがしたくなってきてしまったのだった。

(さっきおトイレに行ったばかりなのに。お腹が苦しいせい?)

 じゅもも……。

 急に切迫してきた尿意に耐えきれず、じんわりとおまたが生温かくなる感触。
 お腹が張っているせいか、あまりおしっこを我慢することができなくなっているらしい。

(どうしよう、どうしよう……)

 瞳は内股を擦り合わせながら逡巡する。
 タイミングが悪いことに、いまはテスト中。
 しかも授業が始まったばかりだ。
 トイレに行かせて欲しいだなんて、そんな恥ずかしいこと言い出せるはずがなかった。
 テスト中の教室は、シーンと静まりかえっている。

(我慢、しないと……っ)

 不幸中な幸いなことに、これは国語のテストだ。
 瞳の得意な科目だから、おしっこを我慢しながらもすいすいと問題を解いていくことができる。
 早く問題を解いて、早くトイレに行かせてもらうことにしよう。

(まだ……。まだ漏れてきちゃ、ダメ……っ)

 じゅわわっ。
 じゅもももも……。

 問題を解きながらも、クロッチの裏側がじんわりと生温かくなっていく。
 椅子に座った状態でおしっこをちびると、会陰を伝ってお尻のほうにまで広がっていってしまう。
 お尻もジトジトになって気持ち悪いけど、顔に出すわけにはいかない。

(はやく問題を解けば……っ、それだけ早く休み時間に慣れるから……ううっ、がんばらないと……っ)

 ちょろろ……じゅわぁ……。

 おまたに広がる不快感を我慢しながらも、テストの問題を解いていく。
 授業は一時限が四十分。
 だけど早く問題を解いた生徒は、三十分が経ったときに解答用紙を先生に提出すれば、それだけ早く休み時間に入ることができる。

(せめて、それまでは我慢しないと……っ)

 じゅわわぁ……。
 ちょろ、ちょろろ。

 問題を解きながらも、少しずつおもらしを重ねてしまっている。
 少しでも生温かくなるぱんつから意識を逸らそうとして、テストの問題に集中する。
 それでも一度濡れたぱんつが乾いてくれることは、決してない。
 濡れたクロッチが、おまたに食い込んでくる不快感に、ついに瞳は顔をしかめてしまう。

(やだ。ぱんつがおまたに食い込んできてる)

 気持ち悪い。
 とは思うけど、静まりかえった教室でぱんつの具合を直すわけにもいかない。
 スカートのなかに手を入れてるだなんて、そんな恥ずかしいこと。

(集中っ、集中しないと!)

 じゅももっ。
 じょわわぁ……。

 問題に集中しようと思っても、蛇口から漏れ出す水のように、少しずつおしっこが溢れ出してきていた。
 それでもなんとか集中しようと、国語の説明文を読み込んでいく。
 その甲斐があっただろうか?
 時計の針は少しずつ進んでいき――ついに三十分の時が流れる。

『それじゃあ、問題を解き終わった人は、解答用紙を提出して休み時間に入ってちょうだい』

 優しい女の担任の先生の言葉とともに、待ってましたと言わんばかりに何人かの男子たちが席を立って先生に解答用紙を預けて教室を飛び出していく。
 早く休み時間に入れば、それだけ空いているグラウンドで遊ぶことができる。それが男子たちの狙いだ。

(私もっ、この波に乗る……!)

 男子たちが教室を出ていったタイミングで瞳も席を立つ。
 いまにも膀胱が破裂しそうだったけど、教卓にいる先生のところにまで歩いていくと、解答用紙を提出する。

(よしっ、これでやっとおトイレに行ける!)

 だけどその思いが顔に出ていたとでも言うのだろうか?
 担任の先生は心配げに、

『瞳ちゃん、なんか顔色が悪いみたいだけど大丈夫?』
「えっ」

 不意に先生に呼び止められて、瞳はビクッと背筋を震わせてしまう。
 ただでさえ、あまり大人の人に声をかけられるのは得意ではない。
 しかも担任の先生に声をかけられるだなんて。
 ビックリした拍子に、

 ジョボボッ!

 びっくりしてチビッた……にしては多すぎる量を漏らしてしまう。それでもなんとか止めることができていたのは、たぶん奇跡だと思う。
 だけどこれだけは確かに言える。
 もう、二回目はない。

『瞳ちゃん、大丈夫? 体調が悪かったら保健室に行く?』
「い、いえ……。大丈夫、です」

 なんとか返事をする。
 それでも先生は心配そうにしてくれて、

『そう。だけどあんまり無理はしないようにね。気分が悪かったら無理しちゃダメよ?』
「あ、ありがとうございます……っ。お外の空気を吸ってくれば平気、だと思います、から……っ」

 本当に行きたいのは外ではなくてトイレ。
 だけど静まりかえったテスト中の教室で、しかもみんなの前で正直に言うのは恥ずかしすぎる。
 瞳はよろめきながらも、なんとか廊下に出る。

「ふぅ……。やっとおトイレに行けるの」

 ずっとおしっこを我慢し続けてきたから、もう膀胱は水風船のようにパンパンに膨らみきっていた。
 急ぎ足で女子トイレへと向かうことにする。
 走りたいけど、それは無理な話だ。
 膀胱に振動が伝わって漏らしてしまう。
 それでも限界を迎えつつある膀胱からは少しずつ漏水していて、

 ちょろ……。
 じゅわわっ。

 おまたにクロッチはじゅわじゅわと生温かくなっていった。
 トイレまであともう少し――。
 その思いに、いまにも尿道が緩みそうになっている。

「あともう少しっ。おトイレまであともう少し……っ」

 じゅももっ。
 じょわわわわっ。

 自らを奮い立たせようと、無意識のうちに呟く。
 だけどトイレに近づけば近づくほどに尿道は緩んでいくかのようだった。
 もうぱんつの裏側はぐしょ濡れになっている。
 それでもまだ諦めるわけにはいかない。
 高学年にもなって、廊下でおもらしをするわけには、絶対にいかないのだ。

「な、なんとか……っ」

 漏らしながらも、一番近くの女子トイレへと辿り着く。
 ドアを開いてなかに入ると、そこは誰もいない天国のような光景が広がっていた。
 いまならどの個室も選びたい放題だ。

「一番近くの個室っ」

 瞳はなんの躊躇いもなく一番近くの個室に駆け込んでいた。
 個室のドアを閉めて、ホッと一息。
 目の前にあるのは、ちょこんとした和式のトイレ。
 あとはぱんつを降ろしてしゃがみこめばおしっこができる。
 だけどトイレを見て気が抜けてしまったのか、

 しゅわわわわ!

 おまたからおしっこが噴き出してきて、クロッチの裏側が生温かくなる。

 たらり……。

 内股を撫で回していくのは、生温かなおしっこの感触。
 もはやクロッチという二重布ではおしっこを止められなくなっていた。

 じゅももももっ!
 しゅいいいいいいいい!

「あっ、だめっ!」

 おまたが勝手に緩んで、おしっこが噴き出してくる。
 もう一刻の猶予さえも残されていなかった。
 瞳は紺色のスカートを捲り上げると、トイレに跨がって間髪入れずにしゃがみこむ。
 腹圧に押されて、勢いよくおしっこが噴き出してきた。

「あっ! あっ! あっ! あああっ!」

 しゅわわわわわわわわわわわわ!

 勢いよく噴き出してきたおしっこは、綺麗な弧を描いて和式トイレの前の部分にまで到達すると、レモン色のスプラッシュとなって派手に散っていった。
 こんなにもおしっこが飛んでいるというのに――、

 瞳は、ぱんつを脱ぐことができていなかった。
 クロッチという二重布を突き抜けて、レモン色のおしっこが太いビームのように噴き出してきている。
 それは女の子が絶対に他人には見られたくない、恥ずかしすぎるレモネードの軌跡。
 ぱんつを脱ぐことができなかったというのにこの勢いだ。
 もしもぱんつを脱いでいたら、その勢いはもっと凄まじいものになっていたことだろう。

「はぁぁぁぁぁぁんっ! 出てる……! 出ちゃってる……!」

 しゅわわわわわわわわわわわわわわわ!

 ぱんつのなかからくぐもった水音が噴き出してきて、クロッチの裏側におしっこが弾ける。
 その感触が妙にくすぐったく感じられて、瞳の頬は桃色に染まっていた。

「あっ、あっ、あっ、あっ、あっ」

 しゅいいいいいいいいいいいいいいい!

 生温かな奔流が止まらない。
 ぱんつのなかが温かくなって、おまたをくすぐられているかのような感覚。
 ぱんつに染みこんだおしっこはお尻のほうにまで広がっていって、温かい手でお尻をなでなでされているかのようだった。

「うぁぁ……っ、おしっこ……止まらない……よぉ……ッ」

 しゃあああああああああああああああ!

 女の子の尿道は太く、短い。
 しかもふっくらとして柔らかい。
 だから一度おしっこが噴き出してくると、おまたを閉じようとおもってもおしっこが噴き出してきてしまう。
 ただでさえ、長い時間ずっとおしっこを我慢してきた。
 その開放感に、ぱんつを穿いたままだというのに瞳の頬は緩みきっていた。

「気持ち、いいよぉ……」

 瞳は無意識のうちに呟いていた。
 それは嘘偽りの無い、正直な思いだった。
 我慢していたおしっこを放って、気持ちよくなっている。
 ぱんつを脱ぐことさえもできてないというのに。

「なんで……? こんなに気持ちいいなんて……っ」

 しゅいいいいいいいいいいいい……。
 キュンッ! キュンッ!

 このとき濡れたクロッチが食い込んでいる瞳のおまたは、切なげに痙攣していた。
 なぜかおまたが熱くなっている。
 それにむずむずしているような気がしていた。

「うぅ……なんで……? おまたが……うぅ……むずむずして……あっ、ああん……っ」

 しゅわわわわわわわわわわ……。

 おしっこの勢いは少しずつ弱まっていき、それでもぱんつに染みこんだおしっこは瞳のお尻を撫で回していく。
 それは少女が初めて受ける愛撫だったのかもしれない。

「はぁ……っ、はぁ……っ、はぁぁ……っ」

 ぢゅもももももももももももも……。

 おしっこの勢いは弱まり、クロッチの裏側に弾けたおしっこは、重点的にお尻を愛撫してくるようでもある。
 生温かなおしっこに、お尻をなでなでされている感触は気持ち悪い。気持ち悪いはずなのに……っ。

「うぅ……。なんでこんなに気持ち、いいの……?」

 しゅいいいいいいいいいいいいい……。

 和式便器に向けて脚を開いて座りながら、瞳は頬を桃色に染めて当惑していた。
 おもらししたぱんつは気持ち悪いはずなのに、心のどこかで気持ちいいと思ってしまっている。

「うそ。気持ちいいなんて……うそ、なんだから……」

 しゅわわわわわわわわわわわ……。
 キュンッ! キュンッ!

 呟きながらも、瞳は知らない。
 ぱんつのなかで、おまたが熱く濡れていることを。
 その体液は、おしっことは違ってヌルリとしていることを。
 なんでこんなに気持ちいいのだろうか?
 ボーッとする頭で考えてみる。
 それはきっと……、
 我慢していたおしっこを、思い切り出せたからに違いない。
 ぱんつを汚しているのに、気持ちいいと思うはずがない。

「そんなわけ、ないのに……っ」

 じゅももももももももももも……。

 それなのに、幼い身体は正直だった。
 ぱんつを汚しながらも、おまたはむずむずしていて、なぜかわからないけどエッチな気持ちになってしまっている。
 もう、自分の感情にわけが分からなくなっていた。

「はぁ……っ、はぁぁぁぁ……んっ!」

 ぽた……ぽたた……。

 気がつけば――。
 おしっこはいつの間にか終わっていた。
 それでも、なぜか分からないけどおまたは熱いままだった。
 なんでおまたが熱くなっているのだろう?
 それは瞳が知らない身体の変化だった。


未知の快楽2につづく!

 楽しんでもらえたら嬉しいです!

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