レモネードオアシス 2022/12/16 14:18

未知の快楽2

12月も早くも半ば。年の瀬が近づいてきました。

今日は金曜日ですので、シエンのオリジナルの小説を更新したいと思います。
楽しんでもらえたら嬉しいです。


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登場人物

・椎名瞳(しいな ひとみ)
 小学五年生。
 黒髪をおさげにしている大人しい女の子。
 いつも教室の隅っこの席で読書をしている。
 読めない漢字や、少しでも意味がわからない言葉があると、辞書を引きながら読み進めていく。

・服装
 白と紺色のセーラー服のような私服がお気に入り。
 お母さんに買ってもらった。

・ぱんつ
 女児ショーツ。
 飾り気のない純白の木綿のショーツ。
 ふんわりとした柔らかい肌触りが気に入っている。

・初めての便秘
 一週間うんちが出ていない。
 膀胱が圧迫されておしっこがあまり我慢できず、クロッチの裏側が黄ばんでしまっている。


「おまた、拭かないと」

 いつまでも濡れたぱんつを穿いているわけにはいかない。
 授業が終わるまで、たぶんもう五分もない。
 そうなれば休み時間になって、女子トイレには他の生徒たちもたくさんくるに違いなかった。
 そうなる前に、ぱんつを脱いでおまたを拭かなければ。

「あぅぅ……」

 もわわぁ……。

 スカートを捲り上げてぱんつを降ろしていると――、立ち昇ってきたのは濃密なおしっこの湯気。
 飾り気のない木綿のぱんつは、見るも無惨な鮮やかなレモン色に染め上げられていた。
 ぱんつを脱ぐと、まずはおまたを綺麗に拭くことにする。

「んっ」

 トイレットペーパーを手に取って、産毛さえも生えていないふっくらとしたおまたを拭いた、そのときだった。

 チリリッ。

 指を食い込ませたおまたから発せられるのは、かすかな微弱電流。
 それでもおまたの深いところまで、しっかりと指を食い込ませて拭いていく。
 瞳が異変に気づいたのは、その数秒後のことだった。

「あれ……、なに、これ……?」

 おまたを拭ったティッシュに纏わり付いてきているのは、明らかにおしっことは違った、ヌルッとした液体だった。
 透明で、なんかネットリとしている。
 匂いを嗅いでみると……おしっこの匂いがした。おまたを拭いたのだから当然と言えば当然のことだけど。

「なんだろう……これ。汗とは違うみたいだけど」

 おまたを拭いたティッシュを見つめて首をかしげるけど、答えが見つかるはずなんて無くて。
 瞳は気のせいだと自分に言い聞かせておまたを拭いていく。
 いまは一刻も早くこの状況を切り抜けなくてはいけない。
 おまたを綺麗に拭けたら、次はぱんつを洗うことにする。

「タンクに溜まっていくお水で洗える、よね……?」

 トイレの水を流して、タンクに溜まっていく水を使ってパンをつ綺麗に洗っていく。
 もしもぱんつを捨てたりなんかしたら、お母さんに怒られてしまうかもしれない。

「あと一時間、我慢しないと……」

 今日は次の六時限目の算数の授業を乗り越えさえすれば放課後になる。
 だから濡れたぱんつも一時間の我慢だ。
 大丈夫。
 綺麗に洗って、固く絞れば体温で乾いてくれる……と思う。

「よしっ、綺麗になったの」

 ぱんつを綺麗に水洗いして、固く絞ってから広げてみる。
 木綿のぱんつは元の白さを取り戻していた。
 ただ、クロッチの裏側だけは黄ばんでいて取れなかったので気にしないことにしておく。

「……んっ」

 固く絞ったけど、それでも濡れたぱんつを穿くのは気持ち悪い。
 冷たかったし、それにお尻やおまたに貼り付いてくる。
 それでも顔に出すわけにはいかなかった。

(ちょっとくらいぱんつが汚れててもスカートだから平気だもん……っ)

 自分を鼓舞するかのようにホッと一息。

「よしっ、大丈夫っ」

 瞳はスカートの裾を正すとトイレの個室から出る。
 休み時間を知らせるチャイムが鳴ったのは、そんなときだった。

「早く教室に戻ろっと」

 トイレを出て廊下に。
 廊下には今日最後の休み時間を有効に使おうと多くの生徒たちで溢れていた。
 そんななかを、瞳は澄ました顔で歩いていく。
 こうして女の子は、少しずつぱんつを汚しても平気でいられるようになるのかもしれなかった。

        ☆

 こうして迎えた六時限目の算数の時間。
 ただ椅子に座っているだけで終わってくれると思っていたのに――。
 だけど、それは甘い考えのようだった。

(ううっ、濡れたぱんつが……、おまたに食い込んできてる)

 ただでさえ濡れたぱんつは気持ち悪いというのに、ジッと座っているとクロッチがおまたに食い込んできたのだった。
 それになぜか濡れたぱんつを穿いていると、おまたが熱くなってむらむらしてくる。

(うそ。エッチな気持ちになってきてる、の……?)

 おまたにぱんつが食い込んできてエッチな気持ちになってしまうだなんて。
 もしも誰かに知られたらどうしよう?
 それに濡れたぱんつはいくら固く絞ったとはいえ、スカートにお尻の染みができあがっているかもしれない。

(もしも誰かに気づかれたら、どうやって言い訳すればいいのだろう)

 いや、きっと言い逃れなんてできない。
 みんなにおもらしをしたことがバレてしまうに違いない――。

(どうしよう。どうしよう……っ)

 想像しただけで、瞳は人知れずに追い詰められていく。
 いつもと同じ教室。
 授業の風景なのに。
 それなのに、瞳のぱんつのなかだけ緊急事態になっていた。

(おまたがむらむらして、熱くなってるの……?)

 このとき、瞳は確かに濡れていた。
 だけど瞳がそのことに気づくことはない。
 ただ、騒がしい授業中の教室で、瞳のぱんつは瞳の意思とは無関係に熱く蒸らされていく。

(ぱんつ、固く絞ったつもりだったのに)

 それなのに、ぱんつが濡れているような感じがする。
 それも、熱く蒸れながら。
 だけど周りにクラスメートがたくさんいる授業中の教室で、ぱんつの具合を確かめるわけにもいかない。

(なんで……なんでドキドキしてるんだろう、わたしは……)

 その原因さえもわからない秘芯は熱く濡れ――。
 少しずつ時間が過ぎ去っていく。

        ☆

(やっと放課後になってくれたよ……!)

 帰りのショートホームルームが終わって放課後になったその瞬間。
 瞳は赤いカバンを背負うと、すぐに家路についていた。
 だけど瞳は気づいていない。
 その小さなお尻を包み込んでいる紺色のスカートには、お尻の形にくっきりと暗い染みができあがっていることに。
 その染みは、お尻の形に合わせて可愛いハート型になっていることに。
 瞳は気づいていない。

        ☆

「な、なんとか帰ってこれたよ……」

 玄関のドアを開けて、なんとか帰ってきた瞬間。
 瞳は背負っている赤いカバンを降ろすことも忘れて玄関にしゃがみこんでいた。
 ここまで帰ってくればもう安心だ。
 濡れて気持ち悪くなっているぱんつを脱ぐことができる。
 ちなみに今日はお母さんがパートの日だから、汚れたぱんつを見咎められることもない。

「うう~、ぱんつ、気持ち悪いの」

 まずは一刻も早くこのぱんつを脱いでしまいたかった。
 瞳は玄関にカバンを置くと、すぐ近くのトイレに行くことにした。

「ふぅ……」

 トイレのドアを閉めて、ホッと一息。
 その吐息は瞳の年とは思えないほど色っぽいものだったけど、そのことに瞳自身が気づく余裕は残されていなかった。
 目の前にあるのは、小柄な瞳にとってはちょっと大きめな洋式の便座。
 まずはスカートの両脇に手を入れて、ゆっくりとぱんつを降ろしていく。

 ぬちょぉ……。

「えっ?」

 ぱんつを降ろしたそのとき、瞳は眉をひそめてしまう。
 やっとのことで脱ぐことができた真っ白な木綿のぱんつ――そのクロッチの裏側に見慣れないものがこびり付いていたのだ。

「えっ、なに、これ……」

 クロッチに貼り付いていたもの……それは、ネバッとした液体だった。
 おしっこや汗とは明らかに違う、ハチミツのようなものがベッタリとクロッチの裏側にこびり付いている。
 かすかに黄ばんで見えるのは、ぱんつが黄ばんでいるせいなのだろうか?
 それは瞳にはわからないことだった。

「なに、これ。おまたから出てきた、の……?」

 指にとって確かめてみる。
 すると指のあいだでネットリと糸を張って、すぐに消えていく。

「納豆の糸みたい。匂いは……?」

 くんくんと鼻を鳴らして匂いを嗅いでみると……、おしっこの匂いがした。
 学校のトイレでもそうだったけど、たぶんぱんつに染みこんでいるおしっこの匂いだと思う。
 それでも丹念に匂いを嗅いでみると、かすかにヨーグルトのように酸っぱくて、それにほんの少しだけ海水のような磯臭さも感じた。

「なんだろう、このお汁は……」

 やっぱり、おまたから出てきたのだろうか?
 汗とは違うみたいだけど……。
 だけどなんでだろうか?
 匂いを嗅いでいると、なぜか頭がボーッとしてきて、おまたがむずむずと熱くなってくるようでもあった。

「ううっ、おまたがむずむずする……なんで……?」

 気がつけば、おまたは鮮やかな桃色に色づいて、熱くほころんでいた。
 ヒクンッ、ヒクンッ。
 まるでなにかを求めるかのように切なげに痙攣している。
 なんでなのかは、幼い瞳が知るよしもない。
 瞳はまだ、オナニーという行為も、言葉さえも知らないのだ。

 ――だけど。
 なんでこんなにもおまたが熱くなっているのか?
 その原因は、幼いながらもなんとなく分かっていた。

「おしっこ……ぱんつを穿いたままでしたら……気持ちよかったの」

 なんで気持ちよくなったのかはわからない。
 だけどぱんつを汚してしまったときの「イケナイのに」と言う感情と「おしっこを漏らしてスッキリしている」という感情がない交ぜになったときの感覚が、幼いお尻に染みこんでいたのかもしれなかった。
 それに生温かな手でお尻を撫で回されているかのような感覚を、もう一度味わってみたかった。

 ――大丈夫。
 お母さんが帰ってくるのは日が暮れてからだ。
 だからそれまでに濡れたぱんつを洗濯しておけば、おもらしをしたことは誰にもバレずに済む。

「こんなことしたらイケナイのに」

 頭ではわかっているけど、熱くなっているおまたを我慢できなくなっていた。
 濡れた木綿のぱんつを広げると、恐る恐る脚を通していく。


未知の快楽3につづく!

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