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芽生えの記事 (14)

レモネードオアシス 2022/04/16 10:57

芽生え4

おむつにおねしょをしてしまったイリアの目覚め。

おむつのなかに穿いていたぱんつはベッドの下に隠しておく。



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「んん……。もう、朝、なんだ」

 イリアは寝ぼけ眼を擦りながら目を覚ました。
 だがすぐにハッとなると、右手でお尻を撫で回す。

「あぁ……。こんなに出ちゃったんだ」

 イリアが充てている紙おむつは、寝ているあいだに何度もおもらしをしてしまったのだろう。
 モコモコに膨らんでいて、スライムのようなプルプルとした手触りになっていた。
 時間が経ったおしっこはやや茶色く変色しておむつの外側にまで浮き上がってきている。

 だけど、シーツには一滴のおしっこも漏れ出してきていないようだ。
 身体を起こしてシーツを撫でてみても、サラッとしている。
 もしもショーツで寝ていたら、イリアのお尻を中心として大きな世界地図ができあがっていたことだろう。
 紙おむつは、イリアの失敗のすべてを受け止めてくれたのだ。

「おむつのなか、蒸れ蒸れだよ……」

 本来ならばおしっこをしてもサラッとしているはずの紙おむつだが……、しかしおむつの中におもらしショーツを穿いているから、おまたもお尻もジトジトの梅雨模様だった。

「ぱんつ、どうなってるんだろ」

 興味本位のままに、おむつのテープを剥がして開いてみると、

 むわぁ……っ。

 一晩中蒸らされていたアンモニア臭が立ち昇って、イリアの頬を生温かい湯気が撫で回していった。
 濃縮されたアンモニア臭はツーンとした刺激的な香りになっていて、涙が出てきそうなほどだ。

「ううっ、凄い……。私のおしっこ、こんな臭いになるなんて。それに色もこんなになってる……」

 一晩中おしっこで蒸らされていたショーツは、イリアの体温に発酵が進み、濃厚なレモン色を通り越し、茶色く変色している。
 クロッチの外側にまで茶色い染みが浮き上がり、白かったはずのネコさんショーツは茶色いまだら模様ができあがっている。
 そんな濡れそぼったショーツが、イリアのおまたやお尻にペッタリと貼りつき、ヒクヒクとおまたの痙攣を浮き上がられていた。

「ずっと穿いてたいけど……。学校に穿いていくわけにもいかないし、ね……」

 イリアは名残惜しそうにショーツを降ろして行くと、やや赤らんだパイパンが露わになった。
 ヒクヒクと痙攣し、割れ目からはショッキングピンクの花びらが顔を覗かせている。

「あれ、なんだろ、これ」

 異変に気づいたのは、ショーツを降ろしきった時のことだった。
 茶色く染まっているクロッチの裏側……、そこにヌルッとした粘液が貼りついていたのだ。

「ヌルッとしてる……。なぁに? これは」

 匂いを嗅いでみると、おしっこ臭い。当たり前のことだけど。
 そのヌルッとした粘液は、お尻のほうにまで広がっているみたいだった。

「おしっこ、じゃないよね……。次の日はまだ先だし……」

 そもそも、この粘液がおまたから出たのか?
 それともお尻から出たのか?
 それさえもイリアには分からないことだった。

 なにしろ、まだオナニーという行為も言葉もイリアは知らないのだ。
 こうしておもらし遊びをして、そのショーツを一晩中穿いているのも、ただいけないことをしているというドキドキ感を味わっているだけだったりする。
 それに濡れたショーツの感触も嫌いじゃなかったし。

「ここで悩んでてもしょうがない、か。帰ってきたら考えればいいよね」

 おむつはゴミ箱に捨てておく。
 こうしておけば、メイドがゴミとして出してくれるはずだ。

「おぱんつは、どうしよう?」

 このまま穿いていくわけにもいかないし、それに洗濯に出したら母やメイドの目に止まって怒られてしまうに違いなかった。
 白かったネコさんショーツは、今や茶色いまだら模様なのだ。こんなところを誰かに見られるわけにはいかない。

「ベッドの下に隠しとこ。えいっ」

 ベッドの手に届かないところに放り込む。
 これならちょっとやそっと、ほうきを伸ばしても見つからないはずだ。

「帰ってきてからじっくり考えるんだから。それまでどうか見つかりませんように……っ」

 ベッドの下にお祈りすると、イリアは朝の身支度に取りかかる。
 まずはタンスの一番上の段を開ける。
 そこにはくしゅくしゅに丸められたふかふかのショーツが綺麗に詰め込まれていた。
 どのショーツも、イリアが愛用しているネコさんショーツだ。
 だけど、元々白かったけど、何度もおもらし遊びをしているうちに、クロッチの裏側が微かに黄ばんできてしまっている。

「よく見ないとわからないから大丈夫だしっ」

 タンスの中から一枚のショーツを取り出して広げてみる。
 ふかふかのコットンショーツの内側は微かに黄ばんでいたけど、クロッチの外側にまでは染み出してきていないようだ。
 これなら体育の着替えのときもごまかせるだろう。

「ショーツを穿いて、よいしょっと。ブラもつけないとおっぱい痛いもんね」

 白人系の血を受け継いでいるイリアは同じ年頃の女の子よりもおっぱいの発育がよかった。
 それでも膨らみ始めたおっぱいはやや硬くて張りがある。
 それにピンクの乳首はレーズンみたいに固くなって、触ったり押したりすると痛かった。
 だから最近はブラを充てることにしていた。
 母親からそろそろブラを充てなさいと言われたときは恥ずかしかったし、それに煩わしいと思ったものだ。

 それでもイリアがブラを充てているのは、デザインが可愛らしかったからだ。
 シンプルな白に小さなひらひらが付いていて、右のおっぱいの部分にネコの刺繍のワンポイントが入っている。

「今日もネコさんショーツとブラのおそろいっと。元気に行かないと、ねっ」

 下着をつけたイリアは制服を着ていく。
 白のブラウスに、シックな紺のブレザー。
 そしてスカートはワインレッドのヒダスカート。
 それに最近は秋めいてきたので黒タイツも穿くことにしている。
 落ち着きすぎてる雰囲気だけど、胸元に赤のリボンをつけるとちょうどいいバランスになってくれる。

「あとはツインテールでいつものイリアちゃんの完成~」

 ブロンドをツインテールに結い上げて、大きな鏡の前でくるりと一回転のスカート回し。
 スカートが広がり、ツインテールが流れ星のように尾を引いた。

「今日も一日頑張っていこう!」

 イリアは呟くと、部屋を出て行く。
 身支度してメイドたちと挨拶して朝ご飯を食べて……、朝の時間は慌ただしく流れていき、イリアはいつものように登校していくのだった。

 それでもイリアの秘筋はまだ知らぬ官能の炎に燻っていて――。
 自慰という行為も、言葉さえも知らぬ少女は、無自覚のうちに性へと目覚めようとしていた。

        ☆

イリアはいつものように登校する。
 だが白人系の血を色濃く受け継いでいるイリアは、日本人とは肌の色も、髪の色も、そして瞳の色も違う。
 教室ではあまりにも浮いた存在だった。

 虐げられているわけではないけど、イリアはどこか近づきがたい雰囲気というか、ミステリアスというか、高嶺の花といった存在になっていた。

(ついこの前は一緒に遊んでた男の子も、急によそよそしくなるし……。別にいいけど)

 一時期はなんでなのか不思議に思っていたけど、それが大人の階段を一段ずつ登っているんだということでイリアは納得するようにしていた。
 イリアの席は、教室の窓側の、一番後ろの席だった。
 春に生まれたから、出席番号順で席を決めると大体この位置になる。
 教室の端っこが、イリアのいつものお約束の席だった。

(目立たなくて好きな席だけど、最近急に寒くなってきたから隙間風でお腹冷えちゃいそう)

 そんなことを考えながら席について、今日使う教科書を机に詰めてから文庫本を開く。
 こうしてぼんやりと朝の慌ただしい時間を読書して過ごす……、これがイリアの日常だった。

        ☆

(やだ、寒い……。おトイレ、おしっこしたいかも)
 黒タイツに包まれている両脚をもじもじと擦り合わせると、

 ジュワリ……、

 クロッチの裏側が微かに生温かくなる。
 時は三時限目の授業を終えた休み時間。
 イリアは尿意を催し、更には一時間ほど我慢していた。

 いくら黒タイツを穿いているとはいえ、秋の隙間風は少女の腰を冷やしていく。
 尿意を催してしまうのは当然のことだった。
 ただでさえ、女の子の膀胱は子宮に押されるようになっていて小さいのだ。
 それだけトイレに行く回数も増えてしまう。

(おトイレ、行っておいたほうがいいよね)

 イリアは文庫本をパタリと閉じると席を立つ。
 廊下に出ると、ひんやりとした秋風が内股を撫でていった。

(タイツ穿いてるのにこんなに寒いなんて。そろそろブルマの時期、かなぁ)

 学校では体育の授業で穿くことになっているけど、タイツの下にブルマを穿くとお尻が温かくなって好きだった。
 たぶん、みんなやってることだと思うけど。
 冷たい秋風にツンとした不機嫌そうな表情を浮かべて、イリアは女子トイレへに立った。

 女子トイレには誰もいないようだ。個室へと続くドアは、全部開け放たれている。
 ピンクのタイルに包まれた女の園は、ツンとしたアンモニア臭と、少女の匂いが絡み合った複雑な香りに満たされている。
 イリアは、女子トイレの一番奥の個室へと入ると、ドアを閉めた。

 目の前には、ちょこんとある和式のトイレ。
 その光景を目にして無意識のうちに安心してしまったのか、

 ジョッ――。

(あっ、ちょっと、まだダメ……っ)
 慌てておまたに力を入れるも、

 じゅわわ……。

 ショーツの裏側が、ほんの少しだけ生温かくなった。
 イリアはいつものようにちびってしまったのだ。

(やだ……。おまた、痒くなっちゃう)

 ぼんやりとそんなことを考えながら、イリアは和式のトイレに跨がった。

「はぁ……。誰もいないし、思い切りだしても大丈夫、だよね」

 女性器というのは、排泄するときに鋭い音が立ってしまうし、それに尿道が短いから力を入れたら遠くに飛んで、更には飛び散ってしまう。
 だから女子トイレには音姫があるのだが……、残念ながら、イリアが通っている学校には音姫はなかった。
 なので、おしっこをするときにはケータイを持ち込んでする女子もいる。

 だけどイリアは、誰もいないときは思いっきりおしっこをすることにしていた。
 そのほうが早く終わるし、なによりも我慢していた尿意を一気に放ったほうが気持ちいいからだ。

「ぱんつとタイツを下ろしてっと」

 スカートのなかに手を入れて、ショーツとタイツの両側に指をかける。
 ショーツをタイツごと降ろすと、

 もわ……っ。

 露わになったのは赤ん坊のようにおしっこ臭い、つるつるのおまただった。


芽生え5につづく!


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レモネードオアシス 2022/04/14 09:22

芽生え3

中学二年生にもなって、まだ夜のおむつが外れていない……。



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 イリアはその袋から一枚の紙おむつを取りだす。
 最初のころは紙おむつを充てるなんて嫌だったけど、今ではすっかりイリアのお気に入りになっている。
 ピンクの花柄模様があしらわれていて可愛らしいし。

 おねしょ癖のあるイリアはいつも寝るときにはおむつを充てて寝ることにしていた。
 このことをパパもママも知っているし、メイドも知っている。
 だけど、ここにもイリアの誰にも言えない秘密があった。

「おむつ充てて寝ないと……ね」

 イリアは、ベッドの上に広げた紙おむつに座ると、ゆっくりと紙おむつを充てていく。
 ……おもらし遊びに濡れそぼったショーツを穿いたままだというのに。
 イリアの誰にも言えない秘密。
 それは。

「んんっ」

 おむつを穿くと、密閉したその内側におしっこの温もりが蘇ってくる。
 イリアは、おもらししたショーツを穿き、そのショーツを覆うようにしておむつを充てて寝ることにしているのだ。

「おしっこ、温かくなってきて気持ちいい……」

 生温かい感覚がお尻にぺったりと張り付いてきて、なんとも言えない気持ちよさがお尻を包み込んでくれる。

「あとは、寝る前に水分補給、だよね」

 イリアは机においてあったティーポットを傾けると、カップに紅茶を注ぎ込んでいく。
 それを一気に飲み干すと、イリアは部屋の明かりを落としてベッドへと身体を横たえた。
 天蓋付きのダブルベッドは、イリアの小さな身体を易々と受け止めてくれる。

「明日も学校……。おやすみなさい……」

 イリアは誰にともなく呟くと、ゆっくりと瞳を閉じた。

        ☆

「んっ……んんん……」

 イリアが苦しげに呻いたのは、うっすらと空が青白んできたころだった。
 イリアの小さな水風船は、寝る前に飲んだお茶でパンパンに膨らんでいる。
 もしもここでお腹を押されたら、たったそれだけでイリアは失禁してしまうことだろう。

「んっ、うううっ」

 イリアは苦しげに呻くと、形よくカールした眉を歪ませてみせた。
 寝ているこの瞬間にも、膀胱には一滴々々おしっこが濾過されているのだ。
 もはや、このままだと決壊するのは時間の問題だった。
 そんなイリアの顔は苦しげに歪んでいき、

「う、ううう~」

 獣のように低い声を漏らし、イリアは布団を蹴り上げてしまう。
 ワンピースのスカートがめくり上がり、露わになったのは真っ白な花柄紙おむつ。
 どうやらまだおしっこはしていないようだ。
 イリアは、はしたなく脚を開き、おむつを晒している。
 そのポーズは、まるで赤ん坊がおむつを交換されるときのように。

「んうっ、うううっ」

 イリアの膀胱の限界も、すぐそこにまできているのだろう。
 整った顔立ちが、苦しげに歪む。

 と。

「うううっ、んんっ、んうう~~! は、はふう……」

 イリアの苦しげな呻き声が、快楽の混じった吐息に変わり、頬が緩んだではないか。
 数秒後、イリアが充ててる紙おむつから、くぐもった水音が聞こえてきた。

 しょわわわわわわわわ……。

 イリアの股間からくぐもった水音が聞こえてくると、ジンワリと黄色く染まっていく。
 イリアは、おねしょを始めてしまったのだ。

「はふう……。気持ち、いいの……ぐぅ」

 しゅいいいいいいいいい……。

 イリアはうっすらとした笑みを浮かべながら、おねしょを続けていく。
 きっといい夢を見ているのだろう。
 その放尿には、なんの躊躇いもなかった。
 仰向けに寝ているから、あっという間に黄色い染みがお尻のほうへと広がっていく。

「あった、かいよぉ……。お尻も、おまたも……んふ、ふふふ」


※同人誌ではフルサイズのイラストです。

しょおおおおおお……。
  もこ、もこもこもこ。

 おしっこを吸収した紙おむつは、入道雲のようにもこもこと膨らんでいく。
 最新のショーツのように薄いおむつには吸水ポリマーが仕込まれていて、水分を吸うとモコモコと膨らむようにできているのだ。
 おしっこを吸った吸水ポリマーは、プルプルに固まると、おしっこを閉じ込めてくれる。

「あったかい……。もこもこして、きもちいーのぉー」

 じょぼぼぼぼぼぼぼ……プシュッ!

 ブルルッ!
 イリアは一際大きく身体を震わせると、おねしょは終わった。
 お尻漏れもしっかりガードしてくれる紙おむつだから、たくさんおねしょしても、イリアは安らかな寝息を立てている。

「おむつ、あったかくていいよぉ……」

 イリアは呟くと、再び深い眠りへと落ちていく。
 そんな少女の充てているおむつはプルプルに膨らんでいて、おまたにはおもらしショーツが食い込んでいて……。
 イリアは、それでも安らかな寝息を立てていた。


芽生え4につづく!


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レモネードオアシス 2022/04/12 11:07

芽生え2

中学2年生の少女、イリア。

深夜、こっそりとおもらし遊びに耽る。



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「あっ、あああぁぁ……あっ、あっ、あっ。出ちゃってる……。パンツ穿いてるのに、おしっこしちゃってるんだ……」

 クロッチの裏側におしっこが弾けると、おまたをくすぐっていく。その感触におまたが蕩けて熱くなっていく。
 緊張が解けてきたからか、おしっこは少しずつ勢いを増していった。

 ジョボボッ、
    じょぼぼぼぼぼぼぼぼ……。

「はふう……おもらし、気持ちいいよぉ……」

 おまたを撫でられる感触に、イリアの頬は紅潮し、とろんと緩んでいた。
 今にも涙が溢れ出してきそうになっている瞳も、うっとりとまなじりを下げていた。
 その吐息は、官能に熱くなっていて……、

「あああ…………んっ、ふうう……」

 イリアは、その歳では考えられないほどに色っぽい吐息をつく。
 こうしている瞬間にも、イリアのおまたからはおしっこが溢れ出してきていて、お尻にまで大きな染みが広がっていた。

 しゅいいいいいいいい……。
  ぽた、ぽたた、ぽたたた……。

 お尻へと広がったおしっこは、ショーツでは吸収しきれずに洋式トイレの水面へと落ちていく。
 イリアの小さなお尻を、生温かい手が愛撫していった。

「あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、あった、かぁい……」

 背徳的なぬくもりにおしりを包まれながら、イリアは更におまたをほどいていく。

 しょわわわわわわわわわ……。

 勢いよく尿道からおしっこが噴き出していくと、クロッチという二重布を破らんばかりに出てきた。
 もしもショーツを穿かずに尿道を前に向ければ、トイレの外にまでおしっこが飛んでいたことだろう。
 それでもイリアはお行儀よく洋式のトイレに腰掛け、はしたない行為に耽っている。
「おまた、温かいよぉ……。あはっ、お尻、なでなでされてるみたい……はふぅ……」

 だがどんなにおしっこを我慢していたとはいえ、おもらし遊びにも終わりはやってくる。
 少女の太い尿道では、尚更おしっこが終わる時間も早くなる。

 シュイイイイイイイイ……。
   ――プシャア!!

「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……はぁぁぁ~!」

 ブルルッ!
 大きく痙攣すると、イリアのおもらしは唐突に終わった。
 レモン色に濡れそぼったショーツにはイリアの縦筋が食い込んでいて、ヒクヒクと痙攣しているパイパンを浮き上がらせていた。
 イリアはこの年になっても、未だ産毛さえも生えていないパイパンだったのだ。

「はぁ、はぁ……。終わっちゃった……。おしっこ、もう全部出ちゃった……」

 イリアはキュッとおまたに力を入れてみるも、しかし一滴のおしっこも出てこなかった。
 イリアの快楽に緩みきったおまたは、無意識のうちに最後の一滴まで出し切ってしまったのだ。

「はふぅ……。気持ちよかったぁ……。耳鳴り、凄いの……」

 気がつけば、夏虫の大合唱のように甲高い耳鳴りが、頭の中で響き渡っている。
 それほどまでに、イリアはおもらし遊びで興奮していたのだ。
 ……だが。

「くしゅんっ」

 洋式トイレに腰掛けたままのイリアは、可愛らしいくしゃみをしてしまう。
 おしっこの温もりを宿したショーツは早くも秋の空気に冷えてきて、ぺったりとイリアのお尻に貼りついてきていた。

「気持ちよかったのに……。ぱんつ、冷たくて気持ち悪い……」

 ペッタリと貼りついてきてるショーツは、イケナイ遊びをしたイリアを責め立ててきているようでもある。
 だが、最近ではその感触さえもイリアは気持ちよく感じるようになっていた。

「ぱんつ、冷たくて風邪ひいちゃうよ……」

 呟くイリアだけど、ショーツは脱がなかった。
 濡れそぼったショーツを穿いたまま立ちあがると、ワンピースの裾を正す。
 そしてティッシュでおまたを拭くことなく、水洗トイレの水を流してしまった。
 トイレに溜まっていたレモン色のおしっこが勢いよく流されていく。我慢していたから、濃いレモン色をしていた。
 これでイリアのおもらし遊びをした証拠の一つは消える。

 あとは、お尻にまとわり付いてきてるショーツ――。
 だがイリアは最初からこのショーツを脱ぐつもりなんてなかった。
 トイレから出ると、イリアは再び自室へと戻る。
 そして天蓋付きのダブルベッドの下に手を伸ばすと、取りだしたのはピンクのビニル袋だった。
 その袋はもこもこしていて、可愛い女の子の写真がプリントされていた。

 ――紙おむつ、である。


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レモネードオアシス 2022/04/12 10:54

芽生え1

中学2年生の少女、イリア。
金髪碧眼の少女には、人には言えない秘密があった――。



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芽生え





「ああ、もうこんな時間になってたんだ」

 時は夜の十時過ぎ。
 開け放たれた窓からは秋風が吹き込んできてレースのカーテンを揺らし、ふと顔を上げた少女の、ブロンドのツインテールもイタズラっぽく揺らしていく。

 まだまだ子供っぽい顔つきだが、少しずつ大人へと成長しようとしている顔。
 それでもまだ子供っぽく華奢で痩せ細っていて、薄手のスズランのようなワンピースには肩甲骨が浮き上がっていた。

 机に向かって読書している少女――。
 名前を、イリアという。

 日系アメリカ人の父と、日本人の母のあいだに生まれたハーフだ。
 幼少のころは貿易商をしている父に連れられるようにして海外を転々とし、最近では日本に落ち着くことができている。

 しかしイリアのブロンドは日本ではあまりにも浮きすぎている。
 だからイリアはなかなかクラスに馴染むことができずに、いつも読書することにしていた。

 母の影響もあって、日本語は不自由なく読み書きすることができるし、こんなにも表現豊かな言葉は他にはないとイリアは思っていた。

 そんなイリアは読んでいた本を閉じ、椅子から立ちあがる。
 そして忍び足でドアを開けると、自室から忍び足で廊下を歩いて行く。

「もうみんな寝ちゃってる、よね……」

 イリアが住んでいるのは、広々とした洋館だった。
 明かりの落ちた長々とした廊下には、誰もいない。
 父は今日は出張だし、母は明日が早いからといってもう寝ているはずだ。
 メイドたちはもう帰ってしまって、明日の朝にならないとやってこないだろう。
 つまり、いまこの洋館で起きているのは、イリアだけと言うことになる。

「おトイレ、行こ……」

 暗闇に呟くと、イリアはこっそりとトイレへ立つと、音が立たないようにドアを閉める。
 そこは狭い一人だけの空間だった。
 ちょこん、
 と目の前にあるのは、洋式のトイレ。
 イリアはそのふたを開くと、

「あっ」
 ちょっと気が抜けてしまったのか、

プシュ――ッ!
    ジョボボッ!

 チビッた……、にしては多すぎる量のおしっこを放ってしまう。
 クロッチの裏側に、なんとも言えない温もりが染みこんでいく。

「やだ。ずっと我慢してたから、ちょっとだけ出ちゃった」

 裾の短いワンピース型のパジャマの上から下腹部をさすってみると、そこは水風船のようにプックリと膨らんでいた。
 今日の夕方あたりから、ずっとおしっこを我慢していたのだから仕方のないことだろう。

「やっとおしっこできるんだ」

 そう考えただけで、なぜかイリアの頬は微かに赤く染まる。
 イリアには、誰にも言えない秘密があったのだ。

 ――おしっこを我慢してから出すと、凄く気持ちいい。

 イリアは、いつのころからかその気持ちよさの虜になり、いつも人知れずにおしっこを我慢する癖があった。
 だが、それだけなら誰にだって経験があることだろう。
 イリアが誰にも言えない、本当の秘密。
 それは。

「ずっと我慢して、ちょっとだけ漏らしちゃったから、黄ばんじゃってる……」

 イリアはトイレを前にして、スズランワンピースをめくり上げる。
 ショーツはシンプルな白地で、小さなネコの顔がたくさん描いてある。イリアが愛用しているショーツだった。
 そんなコットンショーツの、おまたに当たる二重布……クロッチは、外側まで黄色い染みが滲み出してきている。
 女の子の恥ずかしい染みを隠すためのクロッチは、洗濯してもとれないほどにイリアのおしっこが染みついていた。

「でも、我慢ももうお終い……はふぅ……」

 深くため息をつくと、イリアは洋式のトイレに腰掛ける。
 ……ショーツを穿いたままで。

 そう。
 イリアの誰にも言えない秘密……、それは、ショーツを穿いたまま自らの意思でおもらしすることだった。
 我慢している尿意を放つと凄く気持ちいいし、それにショーツを穿いたまますると、お尻をなでなでされてる感じが心地いい。
 イリアがおもらし遊びの魔力に取り憑かれたのは、まだ思春期を迎える何年も前のことだった。

「はぁ……やっとおしっこできるんだ……」

 うっとりとため息をつき、イリアは少しずつピッチリと閉じられたおまたの緊張をほどいていく。
 もう膀胱がパンパンになっているというのに、いざショーツを穿いたままおしっこをしようとすると緊張してなかなか出てきてくれなかった。
 だけど、そこは何度も自分でおもらしをしてきたイリアだ。

 ジュワ……。

 クロッチの裏側に広がる、ほんのりとした温もり。
 イリアの黄ばんだクロッチに、暗い染みが浮き上がり、無毛の縦筋の痙攣が浮き上がった。

「あっ、出ちゃう」

 ブルルッ。
 イリアは小さく身体を震わせる。
 少女の太く短い尿道をおしっこが走り抜けていき、ゾクゾクとした寒気を覚え……、その直後。

 しゅいいいいいいいいいい……。

 コットンショーツの中からくぐもった水音が鳴り響き、クロッチの暗い染みが大きさを増していった。
 イリアは、自らの意思でおもらしを始めたのだ。


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