レモネードオアシス 2022/04/14 09:22

芽生え3

中学二年生にもなって、まだ夜のおむつが外れていない……。



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芽生え(カテゴリー)

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 イリアはその袋から一枚の紙おむつを取りだす。
 最初のころは紙おむつを充てるなんて嫌だったけど、今ではすっかりイリアのお気に入りになっている。
 ピンクの花柄模様があしらわれていて可愛らしいし。

 おねしょ癖のあるイリアはいつも寝るときにはおむつを充てて寝ることにしていた。
 このことをパパもママも知っているし、メイドも知っている。
 だけど、ここにもイリアの誰にも言えない秘密があった。

「おむつ充てて寝ないと……ね」

 イリアは、ベッドの上に広げた紙おむつに座ると、ゆっくりと紙おむつを充てていく。
 ……おもらし遊びに濡れそぼったショーツを穿いたままだというのに。
 イリアの誰にも言えない秘密。
 それは。

「んんっ」

 おむつを穿くと、密閉したその内側におしっこの温もりが蘇ってくる。
 イリアは、おもらししたショーツを穿き、そのショーツを覆うようにしておむつを充てて寝ることにしているのだ。

「おしっこ、温かくなってきて気持ちいい……」

 生温かい感覚がお尻にぺったりと張り付いてきて、なんとも言えない気持ちよさがお尻を包み込んでくれる。

「あとは、寝る前に水分補給、だよね」

 イリアは机においてあったティーポットを傾けると、カップに紅茶を注ぎ込んでいく。
 それを一気に飲み干すと、イリアは部屋の明かりを落としてベッドへと身体を横たえた。
 天蓋付きのダブルベッドは、イリアの小さな身体を易々と受け止めてくれる。

「明日も学校……。おやすみなさい……」

 イリアは誰にともなく呟くと、ゆっくりと瞳を閉じた。

        ☆

「んっ……んんん……」

 イリアが苦しげに呻いたのは、うっすらと空が青白んできたころだった。
 イリアの小さな水風船は、寝る前に飲んだお茶でパンパンに膨らんでいる。
 もしもここでお腹を押されたら、たったそれだけでイリアは失禁してしまうことだろう。

「んっ、うううっ」

 イリアは苦しげに呻くと、形よくカールした眉を歪ませてみせた。
 寝ているこの瞬間にも、膀胱には一滴々々おしっこが濾過されているのだ。
 もはや、このままだと決壊するのは時間の問題だった。
 そんなイリアの顔は苦しげに歪んでいき、

「う、ううう~」

 獣のように低い声を漏らし、イリアは布団を蹴り上げてしまう。
 ワンピースのスカートがめくり上がり、露わになったのは真っ白な花柄紙おむつ。
 どうやらまだおしっこはしていないようだ。
 イリアは、はしたなく脚を開き、おむつを晒している。
 そのポーズは、まるで赤ん坊がおむつを交換されるときのように。

「んうっ、うううっ」

 イリアの膀胱の限界も、すぐそこにまできているのだろう。
 整った顔立ちが、苦しげに歪む。

 と。

「うううっ、んんっ、んうう~~! は、はふう……」

 イリアの苦しげな呻き声が、快楽の混じった吐息に変わり、頬が緩んだではないか。
 数秒後、イリアが充ててる紙おむつから、くぐもった水音が聞こえてきた。

 しょわわわわわわわわ……。

 イリアの股間からくぐもった水音が聞こえてくると、ジンワリと黄色く染まっていく。
 イリアは、おねしょを始めてしまったのだ。

「はふう……。気持ち、いいの……ぐぅ」

 しゅいいいいいいいいい……。

 イリアはうっすらとした笑みを浮かべながら、おねしょを続けていく。
 きっといい夢を見ているのだろう。
 その放尿には、なんの躊躇いもなかった。
 仰向けに寝ているから、あっという間に黄色い染みがお尻のほうへと広がっていく。

「あった、かいよぉ……。お尻も、おまたも……んふ、ふふふ」


※同人誌ではフルサイズのイラストです。

しょおおおおおお……。
  もこ、もこもこもこ。

 おしっこを吸収した紙おむつは、入道雲のようにもこもこと膨らんでいく。
 最新のショーツのように薄いおむつには吸水ポリマーが仕込まれていて、水分を吸うとモコモコと膨らむようにできているのだ。
 おしっこを吸った吸水ポリマーは、プルプルに固まると、おしっこを閉じ込めてくれる。

「あったかい……。もこもこして、きもちいーのぉー」

 じょぼぼぼぼぼぼぼ……プシュッ!

 ブルルッ!
 イリアは一際大きく身体を震わせると、おねしょは終わった。
 お尻漏れもしっかりガードしてくれる紙おむつだから、たくさんおねしょしても、イリアは安らかな寝息を立てている。

「おむつ、あったかくていいよぉ……」

 イリアは呟くと、再び深い眠りへと落ちていく。
 そんな少女の充てているおむつはプルプルに膨らんでいて、おまたにはおもらしショーツが食い込んでいて……。
 イリアは、それでも安らかな寝息を立てていた。


芽生え4につづく!


この小説は同人誌として配信しているものです。
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